木曜日, 12月 25, 2008

得した気分

昨日、まとまった仕事が終わっちゃったので、
既に年末モード。

気持ち的には今日から11連休。

----------
先日、誘われて友人(ていうか先輩っていうか上司っていうか)
の忘年ライブに行ってきました。

とある焼物工房の一角でやるアコースティックなライブで、
誘われた人の、前のバンドのメンバーだそうです。

オリジナル中心の10数曲で、とってもメッセージ性の強い歌詞を
書く人なので、薄暗いスペースのそこここに飾ってある(置いてある?)
焼物とあいまって、なんとも味のあるライブでした。

話はずれますが、昨日は、ボーカルの先生の知り合い繋がりで
60代前後の人が中心の別のバンドのライブも見たんだけど、

なんていうか・・・・こういうのっていいね。

人が「音楽」を通じて仲間になって、
その関係は会社の立場とか、性格的なものを超えて
つながりになっていくし、音楽は死ぬまでできるし。

私は、音楽は、ジャンルの好みはあっても、
基本的に聴いてて「ヤダナ」と思う音楽っていうのはなくて、
何を聴いてもその人の人間性が垣間見えるから好きです。
(それは歌詞からであったり、旋律からであったり)

私も楽器やりたいな。
年を重ねても、ああいうふうでありたいな。


・・・で、閑話休題。
その友人のライブの後は打ち上げに誘っていただいて飲んだんだけど、
とにかく変わった人が多くて、とっても面白かった。

社会的には、まぁあんまし普通の人とは言えないんだけど(笑)、
人間的に深みのある人達ばかりで、話を聞いてると
どんどん引きこまれてくんだよね。

別にバカ話してるだけなんだけど、
話の随所に「ああ、色々経験した人なんだな」
って事がよく分かるシーンがあったりして。

ちょっと前に、ココで「好きな作家の“あとがき”を読んで、
その“あとがき”を書いた作家を好きになる」みたいな話を
書いた時に、

「いいなと思う人の友達は、やっぱりいい感じだし
 ヤな感じの人の友達は、やっぱりナな感じ」

っていうような話をしてた、りりか氏の話を体感した気分です。

楽しい時間を過ごすと
とっても得した気分だわ。

*こちらの写真は、私の先生の知り合いのJAZZバンド。
 世代的に完全に「お父さん」なので、
 なんというか、「やるなー」という感じです(笑)。

水曜日, 12月 24, 2008

日本一のダイヤモンド

酒の席で適当にあいづち打ってた件が、
思いのほか面倒なことになって、
自分でケツを拭く・・・。

そんな事をやってしまった先週末(苦笑)。

まだまだ青いな。私も。要修行です。

--------
2008年の登り納めって事で、
シツコク高尾に行ってまいりました。

今回のお目当ては、富士山の真ん中に夕日が落ちる
「ダイヤモンド冨士」です。
(なんか音が オールナイトフジ みたい)

冬至近辺の1週間前後しか見られないイベントで、
私にとってははじめてのナイトウォーク(日没後の登山)
でもありました。

山っていうのは、日が落ちると本当に真っ暗だね。
高尾は登山者が多いから、それでもかなり賑やかだけど、
普通の山であんな暗闇に取り残されたら、さぞ恐ろしいと思う。


さすがにもう高尾でヘばる事はないけど、
中腹の薬王院より上にはなんと残雪があったりして、
既にかなり冬モード。高尾山、東京都なのにあなどりがたし。


去年辺りから凝りだした登山ですが、
今年は通年とおして、本当に色々なところに登りました。

こんなに登っていても、実は登山というのは
「むくわれないし、何が面白いんだか・・・」と思ってる部分が
未だに私の中にあって、それでも何故か辞められないんだよね・・。
addict(中毒)なのかも。

だから、私と同じように思っていて、
「登山なんてどこが面白いの??」って言って、
登山に手をつけない人の気持ちが
よお~く分かるっていうか(笑)。

なんとも不思議なスポーツですな。

都市部からの距離や登りやすさで、
ついつい近郊の低山にばかり登ってしまうけど、
来年は、そろそろワンランク上の山に登ってみたいな。

なんでも、少しでも成長が見えると
嬉しいもんです。

もちろん、薬王院ではしっかり手を合わせて
色々な願をかけてきました。

お願いの有効期限は2008年末までなのかもしれんけど、
ホラ、年末年始はカミサマも多忙だからさ(笑)。


*天気に左右されるダイヤモンド冨士ですが、
 私達は最高の晴天で観ることができました。
 ただ、私のヘッポコカメラでは全然上手に撮れなかったので、
 ここでは別の方のを拝借。
 私達の時も、何十台ものカメラが三脚でスタンバッていて、
 その前にいる私は、まるで撮影会のアイドル気分でございました。

月曜日, 12月 22, 2008

安っぽい“泣かせ”はもういらない。

「ブッシュ大統領靴投げゲーム」が
さっそく世界中で作られ、リリースされてるらしい。
さすがネット。吸収はやっ!

でも制作者の中に日本人はほとんどいないとか。
ユーモアセンスの違いよね。悲しすぎダワ。

-------
ここに落語の話を書くと、「ぜってーみんなに
ツマラナイと思われてるんだろうなー」と思うんですが、
そんな事はおかまいなしです。

12/20(土)
ビクター落語会 ~蓄音機の犬~
http://blog.jvcmusic.co.jp/blog/rakugo/

このところ定期的に一緒に落語を観る仲間が
何人かいまして、今回もその恒例企画兼忘年会でした。

私が観る落語の中では、かなり正統派というか、
実直に古典をやる会。

落語というと笑い一辺倒かと思いきやそんな事はなくて、
「人情噺」という、ジーンと泣けるジャンルの噺も結構あります
(そこは漫才との大きな違いかも)。

年末の風物詩として必ずどこかで聴く「芝浜」は、
人情話の代表格でもあり、とても難しい噺です。

今回はテレビなどにはほとんど出ませんが、
寄席では権太郎と並んで2大人気者といわれる 柳家さん喬の
「芝浜」を聴くことができました。

 酒に溺れ仕事をしなくなった魚屋の旦那が、
 芝の浜で、50両が入った財布を拾う。
 一旦は、せっかく更生して仕事をしようと思った旦那が、
 財布を拾ったことで再び「これで遊んで暮らせる」と
 元の木阿弥になる事を憂いた女房が、ある嘘をついて
 旦那を再び更生させ・・・・。

という噺。

見せ場は終盤、女房の嘘のおかげで
再び真面目に仕事を始めた旦那が、3年目の大晦日に
その嘘を初めて女房から告白される・・・というシーン。

この噺は、人によってかなり登場人物の描き方が違うのですが、
今回のさん喬版では、悪ぶった感じのない、スマートな性格の
旦那として描かれていました。

当然ですが、落語って何度も何度も同じ噺を聴くわけで、
私ももちろん、「芝浜」は何度も聴いた事のある話。

それでも、旦那と女房の夫婦愛にあふれたシーンに
思わず涙腺が緩みました(会場内でもすすり泣きが・・・)。

私は結婚してないけど、例えばテレビのCMなんかで
手をつないだカップルを見ても全然いいなと思わないんだけど、
ああいう噺を聴くと、「夫婦っていいな~」と思ったりします。

人情話は、ある程度落語を聴きこんでからでないと
楽しめないという部分もあるんだけど、
興味のある方はゼヒ(というか一緒に見にいこう 笑)。


もちろんその後は、みんなでダラダラと
飲み明かしてリラックス。勧められて行った
代々木のおでん屋が、隠れ家っぽくて最高でした!

しかし17時から飲んでんのに、終電逃すなよ と・・・(苦笑)。


来年も映画や舞台をたくさん
観れるといいなー。

*ビクター落語会は定期イベントなので、
 ここで収録したDVDもたくさん出ています。
 さん喬は、本人はもちろん兄弟弟子やお弟子さんも
 人気者がある実力派です。

木曜日, 12月 18, 2008

繋がってるのだ!(ってこんなタイトル、前もつけたな)

忘年会のたぐいは今週がピーク。
休みなしの飲み会に
さすがにボチボチちょっと肝臓が・・・。
(じゃー飲むなって話ですが。それは無理。)

-----
大好きなバンドを観るため
下北のバーに行ってきました。

ハッチハッチェルバンド
http://officebarbecue.com/

予約の事が書いてなかったのでそのまま出かけたら、
狭いバーの中が混んでキューキューで大変なことになってました
(誘った2人、ホントにごめんね・・・・)
でもすっかりクリスマスモードだったし、今回も面白かった。

主役(?)のハッチさんがとても多彩な才能の
持ち主で、元のバンドではドラムス、その後は
ピアノからバイオリン、ボーカルまで、ひとで
何役もこなしております。しかも絵も上手い。

あえてカテゴライズするなら「コミックバンド」
なんですが(笑)、その適当な歌詞の中にすごく
パーソナリティーが出てて、すごく共感できます。
ああいう大人になりたい(もう大人だけど)。

「酒飲めなくなりてーな」って曲があるんだけど、
それなんかは二日酔いの辛さが延々歌われてて、
もう完全にシンクロ(笑)。分かるよー。その気持ち。


元々2~3年前に、とあるコラボイベントで
「落語家×ハッチさん」みたいな企画が吉祥寺であって、
前職の後輩がハッチさん目当て、私が落語家目当てで
観に行ったのが始まり。

今じゃどっちもファンなので、それぞれの
ワンマンライブ(独演会)にも足を運びます。


本読んでる時もたまにこういう事があるけど、
例えば、好きな作家の本の「あとがき」を読んだら
ちょっと面白そうだったので、その作家の本を読む。

「あとがき」書いたりするのって、
その作家とも親交がある場合が多いから、
傾向というか本質的な人間性が似ていて
あとがきの作家のファンにもなっちゃうという・・・。

友達とかでもそういうのあるよね。
気持ちよく付き合える友達の友達は、やっぱり気持ちいい人だったり。


そういうのって「ナンチャラベスト10」とかTVとか、
パブリックなメディアばかりに目を向けていると
決して集まらない情報だったりするし、そうやって「好きな事」
をどんどん発掘していく行為って本当にエキサイティング。

「色んな事に首を突っ込んでおいたほうが、
絶対トクだ」という事を実感する瞬間です。

来年も、こういう出会いがたくさんあるといいなあ~。


*「クダラナの友」11月号
 お買い上げ~。

月曜日, 12月 15, 2008

ありがとう。0系

羽毛布団を買いました。
羽は安いやつですが、ゴアテックスに
やられました。ぬくいね。

------
久々にボーカルの先生のステージを
目黒のJAZZバーに観に行きました。

FJ's
http://fjs.fukamachi-jun.com/

歌を習ってはいるものの、先生のステージを
観る事って実はあまりないので(先生の本業はピアノと歌のプロ)。

今回は、ドラムを抜いたトリオ(P&B)とVo.。

私はJAZZを習っていても、別にJAZZに詳しいわけではないので、
ああいうところでプロの人のステージを観るのは、
楽しいとともに大いに勉強になります。

特に、お店のオーナーがJAZZ界では割と著名な
ピアニストだそうなんですが(坂本龍一系のモダンなおじさん)、
1曲だけ弾いてくださったピアノの上手さにビックリした!

私のような素人でも、あれだけ上手いと分かるって事は、
相当なんだと思う。弾いてる時に、全然力入ってる感じ
じゃないのも、逆に上手さが際立つなあ。


落語でもそうだけど、舞台モノっていうのは、
やっぱりそこに“今”の季節感や世相、が反映されているからこそ
ライブの面白さがあるわけで、今回もクリスマスソング満載の選曲でした。
ギャラリーのリクエストに気軽にこたえてくれるのも、
距離感のないステージならではですな。

や~、改めて「今年も終わりねーぇ感」を実感(笑)。
すっかり「(今年の)締めムード」になって、
しみじみしちゃいました。

2009年は良い年になるのかしら・・・?

そういや、むかし紙モノの仕事してた頃は
年末進行だったから、10月半ばには「クリスマスクリスマス」って
騒いでたんだよね・・・。ネットの世界にも「年末進行」ってあるけど、
それは本当の年末休みとリアルタイムにリンクしてるから、
案外ズレがないんだよね。

スピードが速い今の世の中だからこそ、
JAZZバーのようなのんびりした
空気感があるところが必要なのかも。

新幹線も0系が卒業しちゃったしさ。


*バーの割に、意外とちゃんと食事もできます。
 中目と祐天寺のちょうど間くらい。
 ビールはデフォルトでレーベンブロイです。
 ワンダホー!

水曜日, 12月 10, 2008

クー。

午前中にささいなミスを
立て続けにやってヘコむ。

まだまだ人間なってないな。。

------
最近SFづいている友達のレコメンドで、
「不思議惑星キン・ザ・ザ」を観た。

私はその友人から聞くまで知らなかったけど、
マニアの間ではそれなりに(B級モノとして)名の知れた作品らしい。

で。内容ですが。

・・・・まったく分からんっ!

まーなんていうか、本当に分からないんですよ。奥さん(笑)。

冷戦真っ只中のロシア(旧ソ連)の映画で、
一応ストーリー的には、

 地球にやってきた、高い知能を持った(でも変な格好)キン・ザ・ザ星人。
 彼が持っていた瞬間移動装置で、瞬時にしてキン・ザ・ザに送
 られてしまった地球の男性二人が、文化も言語も全く違う惑星で
 翻弄されながら地球に戻ってくる物語

・・・なんだけど、まーこのストーリーはあってないようなモンかも。

キン・ザ・ザ星には言語はなくて、あるのは「キュー(罵声語)」と
「クー(罵声以外のすべて)」の2語のみ。
貧しい砂漠の惑星なんだけど、知能が高いので、
やってきた2人の話すロシア語もすぐにマスターしたり・・・。

もちろんハリウッド映画のような大金系の演出や
分かりやすいハッピーエンドはまったくなく、
かと言って特に強いメッセージ性もない。


でも、なんだか印象に残るんだよね・・・?
宇宙船とか超チープなんだけど、逆にそれが
妙な味になってるし。

こういう映画って、テレ東の深夜とかに時々ある。
「ナンジャコリャ?」と思うんだけど、
なぜか記憶にいつまでも残ってる映画。

不思議だ~。本当に不思議だ。さすが「不思議惑星」。

観ないと説明のしようがないオカシミ。

同じ時代のアメリカの代表的なSF映画が
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」である事を考えると、
ソ連のコムニズムっぷりとシニカルなモノ作りの姿勢に感動です(笑)。

デロリアンより、キンザザの宇宙船の
フィギアのが100倍欲しいもん。

面白い、というより、
「思わず最後まで観てしまう映画」です。

この映画を観た人同士は、100%間違いなく
この星の挨拶のポーズをするはず
(もちろん私も、観た翌日に教えてくれた友人とやった(笑))。


心の琴線に触れる映画 とかいうわけではないので、
ごくごく暇な時に観る事をオススメします。


*キン・ザ・ザの挨拶のポーズ。
 …それにしても、社会主義(元・含む)の文化って
 本当に興味深い。エナジーがなくて薄暗いようで、
 実は案外トボけてるっつーか。

月曜日, 12月 08, 2008

裏の裏は、表・・・だとは思うんだけどさ~。

何故か肌がカピカピ。
刺激が少なくて、保湿効果の高い
スキンケアがあればレコメンドして~

-----
今シーズン最後の試合が終わりました(野球の話)。
悪くない内容だったんだけど、打線が繋がらず
後半打ち込まれて負けちゃいましたよ。

もうさすがに寒いね。
私は主にベンチにいるから、足元の風が寒くって
ジッと座ってられません。。

なんだかんだ言って、チームの何人かは10代からの
付き合いなんだけど、まー改めてみんな
「オッサンになったなー」と思います。

走塁とか劇的に遅くなってるからね(笑)。

でもその分、頭で考えたプレーをするとか、
試合の後にムチャ飲みしないとか、
人間としての思慮深さは出てきてると思うけど
(まー多くの人は嫁子供がいるので、思慮深く
 なってくんなきゃ困るんだけどさ)。

ちなみに、そもそも平均年齢が35歳位の中で
私と同じ年のヤツが2人いるんだけど、
まだ未婚なのが、私も含めてその3人だけ
(私以外みんな男で、だけど)。
年下もみんな片付いております。

うむむむ~・・・・呪われてんのか? 197X年生まれ。


なんだか今週末は、あんまりあちこち行かずに
映画や本に多くの時間を費やしたせいか
なんとなくのんびりしちゃったんだけど、
“頭に余白”がある時っていうのは、それはそれで
あれやこれや考えちゃって疲れるんだよね。。(苦笑)。

どーも、頭をリラックスさせるのが
あんまり上手じゃないんだよな。


人生、悩んで迷ってナンボだとは思いますが、
ココロの休息を取るっていうのは、
体の休息を取るよりも難しいですな。


*「頭のリラックスでググったらこんなのが出た。
 いやいや・・・・ そういう意味ではなく。

水曜日, 12月 03, 2008

「腹で考える」日本

【2008年の目標】
 今年の忘年会では、絶対酒量を控えよう。

--------
ビジネスセミナーというか、落語というか、
なんだかよく分からない会(笑)に行ってきました。

「まぜるな危険」
 ~笑いと学びの起承転結@青山:草月ホール

落語家2人、会計士と外資系コンサルティング2人のトーク会。
それぞれ演目は独立していて、セッションというより「4人会」だね。

もちろん目当ては、志の吉君と喬太郎さんの落語だったんですが、
そのほかのトークもなかなか面白かった。

一応全員に共通するテーマみたいなものはあって、

 まあ昨今の世界的な経済不安の中で、みんなアワアワしてるけど、
 長いトレンドで見れば大した事なくて、もっと腹決めていこうぜ!

ていう感じかな。

中で、今回のイベントの主催者でもある
破天荒(?)な会計士の方が印象深い話をしてました。

 その方が外資の企業に勤めていた30代の頃、海外駐在が決まり、
 駐在先の上司にプロフィールの書類を提出するよう言われたんだって。
 そこで彼は正直に、「英語が苦手なのでちょっと心配です」という一文を
 サラっと添えたと。

 そしたら当時彼の上司だったJewishの米国人が呆れたように彼を叱り、
 赤字でこう修正したそうです。

  「英語が苦手なので心配です」 ⇒⇒ 「日本語は完璧です」

 これを見て彼は、

 「ああ……。どちらが良いとか悪いとかではなく、アメリカ人と日本人は、
 なんて根本の構造が全く違うんだ!」

 と、改めて実感したのだとか。


彼曰く、「欧米社会は“頭で考える”社会だけど、日本は“腹で考える文化”。
時には諦めて「腹決める」事も必要。それに日本は、景気が悪い悪いという声に
影響受けまくって、すぐ表情まで暗くしたり、悲しげな雰囲気になる人が多すぎ。
何かが悪い状態の時こそ、腹にたまったものを“笑い”で吐き出せるのが、
真のビジネスパーソンたる姿。だと。


もうね。思いっきり共感してしまいました!

業績が悪いために、いつも遅くまで残っている営業への
真摯な態度として、「(仕事がなくても)デスクワーク部署も残業せよ」
と私にいった、ウチのアホ上司に聞かせてやりたい。

忙しけりゃもちろん責任持って残る。やる事ないならとっとと帰る。
これ、当たり前の事じゃないの??

いつも「暗そうに、大変そうに、頑張ってるっぽく」振舞うその上司に、
本当の意味での「がんばり」を感じた事が私はありません。

仕事に限らず、「なんか私ばっかり不幸で~」とか、
「私ぐらい不幸な人はいない!」とか公言する人に限って
結局は責任転嫁してるような気がする。

結局すごいと思わせる人は、なんだかノンビリしてように見えるけど、
いつも笑顔で、余裕を感じて、でも実は頑張っててサクっといい仕事する人。

私もそうありたいな~。。。


あ。落語のほうは、もちろんバッチリ楽しませていただきましたよ。
落語って本当にすごい芸能だと改めて思う。

月曜日, 12月 01, 2008

社会の縮図

トイレットペーパーが自分で終わってしまった時。
コピー用紙が自分の分で終わってしまった時。

「次の人のために補充しておくかどうか」で、
その人の人間的な本質が分かるような気がする。
------

月イチ企画で高尾。

私は月に1回は行けてないけど、それでも
今年は高尾に5~6回は確実に登ってるんじゃないかと。

紅葉の見納めシーズンでお天気も良かった事から、
それはもー 「・・・・渋谷かいっっ!!」 と思わず
突っ込みを入れたくなるような混雑っぷり。
ハイシーズンの高尾は避けたいかも。

まあ、登山をする人よりはケーブルを使う人が
圧倒的に多いので、それが登山組には救いといえば救いでしたが。

もうそろそろ高尾レベルでも、日が傾いてからの寒さが
身に染みるようになりました。 もう冬なんだな~・・・。


これだけ登っていて、山の中腹にあるサル園には
行った事がありませんでした。なので今回は寄り道。

やー 面白いね。サル。個性爆発。
人間とまるっきり一緒。

活発なの、臆病なの、芸達者なの、ひねくれたの。
人間のキャラクターで、ないのはナイんじゃないかってくらいに
バラエティーに富んだ個性。

これまでのボスの変遷が掲示してあったんだけどこれがまた面白くて、

長期政権で引退後もリスペクトされたヤツ、
仕切り上手でボスになった女傑のメス、
飼育員から推薦(てなんだ?)されながらも、面倒臭がりで
人望(猿望?)がないため、ボスになりそこねたヤツなどなど。。。

「お。どっかで聞いた事あるぞ?」ってな話の
オンパレードでした。


要はですよ。

人間なんて、一皮剥けばしょせんモンキー って事ですよ。

小難しく考えたり、変に斜にかまえたりするのは辞めて、
シンプルに生きればいいって事ですな。きっと。

差別社会や、人間のエゴがなくなる事はたぶんないけど、
人間がサルと分岐して以来、人間がちょっとだけかしこくなったところを
発揮して、いい社会にしなくちゃいけないね。

じゃなきゃ、サルと同じじゃん。
個人的には、今のとこ人間とサルはドロー だと思う。

どっちもたいしておりこうじゃない。


いい事教えてくれるじゃん。サル。


* 飼育員さんのお話タイムが、大変
 面白うございました。

木曜日, 11月 20, 2008

イチャモンさん

発売の1分後に電話したのにチケット取れず。。

最初からオークションに出品することを目的に
チケットを買うのは「犯罪」という事にして欲しいっ!


最近外飲みがほぼ週1回ペースに戻った。
夏から秋にかけて、回数がかなり多かったので
年末の忘年会シーズンに向けて、ナイス休肝。

------
ゼロから何かを思いついたり作ったりするよりも、
人が思いついた意見にいちゃもんつけるほうが断然簡単だ。

だから、例えばテレビなんかで一見博学で聡明な感じの
コメントをする人でも、それがいつも
「人のアイデアや意見、行動に対してケチをつけるコメント」
だけだった場合は、私は原則として
その人を尊敬もしないし、信用もしない。


実は社会には、「できている“モノ”や“考え”にイチャモン
をつけて、自分をデキル人・発想力豊かだと思っている」人が大変多いと思う。

そして社会では、案外そういう人を「あの人は分かってる人だ。すごい」
と評価する傾向もあったりする。
でも、注意深く見ていると、そういう人はイチャモン専門で
ゼロから何かを発議することはまずない。

「意見」ではなく「イチャモン」だってところがポイントで、
何かを議論してより良い状態にしようとするのはイイ事だけど、
「イチャモン」の場合は、かなりの部分“自分勝手・自己満足”
だったりする。大抵の「イチャモンさん」は、イチャモンを
つけた事で、論破した気分になってすっきりしたりするからね。

自分は何も意見がなく、さらに人の意見にも何も言えない人が
一番ダメなのは当然だとして、
この「イチャモンさん」は、自分では「明晰」だと
思ってるから案外手強い。

なんで急にそんな事を言い出すかっていうと。

マ、そういう人が会社にいるからなんですけどね・・・
(毎度の事ですが)。


「他人は自分を写す鏡」だとはよくいったもので、
その人を見ると、私も無意識にイチャモンさんに
なっている時がないか?と心配になったりする。

人を不愉快にさせたり、人を傷つけたりする行為は
案外無意識・無自覚だったりするからね。


気をつけなくっちゃ。


*先日、またお約束の立川志の吉さんの独演会へ。
 マクラの、談春との賭けの噺が大爆笑でした。
最後は「火焔太鼓」で締め。大作かけたなー。
でもすごく良かったです。

月曜日, 11月 10, 2008

相手に預けない。

やー なんか最近
ようやく「恋したい気分」になってきました。

-------
週末はまたしても山登りですわよ。
丹沢の大山なんですわよ。

「大山詣り」なんていうくらいで、
結構ご年配の方もお参りに行ったりするので
気軽な気分で出かけたら、意外にも計5時間近い
ハードなコース。
大山詣りの人たちは、きっとケーブルで登ったところ
までなのね。普通は。

しかも登りの標高差の割に、距離が短い。
それはつまり、登りにほとんどフラットな道がなくて、
ただただひたすら上り坂、という・・・・。

しかも昨日はお天気がイマイチで、
頂上に着いた時にはポツリポツリと冷たい雨が。。。

今シーズン初めて「痛くなるほど指先が冷える」
という体験をしました。マジ寒かった!

すごく眺めのいいコースなので、
今度はお天気のいい(そして暖かい)日に登りたいな~

でも自然には勝てませんからね。
これもまた登山。


【今回の登山で分かった事】

久々に鎖場のある急坂を登ったんだけど、
今回ご一緒した登山歴の長いKさんによると、

「ああいう鎖のようなものに全体重を預けるのは危険なので、
 捕まるところがある場合も、できるだけ使わないほうがいい」。

・・・ほほ~う。人生と一緒ですな。

頼れる人がいても、できるだけ依存せず
自分の力で頑張ってみるべきだもんね。
深いな。やま。

でも、その頼っちゃいけない理由は、
山の鎖場の場合も、人生の場合も

「相手がボロイから」

かもしれないけどね(笑)。


*かなりなピンボケですが、参道の
 階段にあるカエル。「無事かえる」。

金曜日, 11月 07, 2008

戦わなくっちゃ!

友達が、ウチの会社の近所の図書館が
平日22時までやってる事を教えてくれたので
登録に行ってきました。

公共運営の施設が22時まで! スバラシスギです。

-------
最近の若いモンは・・・
 とか
いい男がいない・・・

とか、あんまり言いたくないんですが、
最近どーも男の人に元気がない気がする。

なんかみんな、やけに保身に走ってる気がする。


自分の利益、自分の地位、自分の評価・・・・
そんなクソみたいな事、守らなくてもいいじゃん。
守るものがないならないで、「どーせ俺なんて」ってモードだし。

どーせ地位とかそういう物って「会社」とか、
ごく狭い範囲でしか通用しないモンだし。

私の部署は、はっきり言って変人の集まりなので
(他部署にもそう言われるので間違いないでしょう)
私が普段見ている人たちがおかしいだけなのか、
それとも全体的に少しづつおかしくなってるのかが
よく分からないけど。。。

あとね。これは蛇足なんだけど、
若い人に下戸の人がとにかく増えた。
それは逆に言えば、下戸の人が無理して飲まされなく
なったって事で、イイ事ではあるんだけどね。

うちの部署、4:6で女性が多いんだけど、
女性は下戸がひとりもいない。
なのに男性は、「酒好きです」っていうのがわずか一人。
「たしなみ程度」って人を入れても、男性陣の2割にも満たない少なさ。

こないだ入ってきた24歳の男の子にいたっては、
見た目も中性的なら、酒も煙草も一切やらないそうで。

私はどーすんじゃい。

今、「水滸伝」(中国の宋の時代の話)を読んでるんだけど、
今も昔も、権力におもねる人とか、波風立たない事を良しと
する人っていうのはたくさんいて、でもそこには必ず
それに対抗するハードボイルドな志を持った異分子というのが
出てくるわけです。

でも今の日本で、そういう人たちがいるのかと言われると・・・、
「いない」とは言わないけど、絶対数はかなり少ないのでは
ないかと思う。


・・・まー今日はオチのない
「だからなんだ」っつー話なんですが、
 週末って事でね。


*全19巻なので相当時間はかかるけど、
絶対損はしません!
特にこれまで、歴史小説やハードボイルドを
避けて通ってきた人にお勧めです。

火曜日, 11月 04, 2008

「平等」なんて、ないですから。

久々に「結婚式らしい結婚式」に参列。
これで何回目かしらねえ・・・・

賛美歌、もう空で歌えるので式次第いりませんから(笑)。

幹事をまかされた二次会も
滞りなく済んでなにより。

-----
世界のコムロ、逮捕ですか。
ビックリですね。

「一旦上がった暮らしは下げられない」とは
よく言いますが、まー「アメリカに豪邸とスタジオを購入」
とか、「ファーストクラス貸切」とか言われちゃうと、
下げたとしても、「ハワイに3LDK購入」とか、
「普通にファーストクラス」とかレベルでしょう?

なんだか混沌とした世界ですな。

私はコムロにも、彼の作った歌にも興味がない
(というかむしろ嫌い)けど、
単純に「もったいないなー」とは思う。

ホリエモンとかもそうだけど、あれだけ一時代を
築いた人なんだから、ただの「運がいい人」じゃないでしょ?
個人の好き嫌いは別として、ちゃんと能力はある人だと思うよ?

なのに、今回みたいな事が起こった途端に
下々の庶民に豪遊っぷりが糾弾されちゃうわけだし。

いいんだよ。金持ってる人は豪遊したって。
それが社会的「勝ち組」の権利なんだから。
まあ借金抱えるほど使うのはマズイにしたってさ。

金持ちは堂々と、「金持ってるぜ!」と言っていい。
「いやいや私なんてまだまだ・・・」とかいいながら、
低姿勢でファミレスとか使っちゃう金持ちのが腹立つよ。

ちょっと前に、麻生首相が一流ホテルのバーで
飲んでだって事がニュースになったけど、
そんなの全然いいじゃんね。
別に公費で飲んだ訳でもあるまいし。
逆に、麻生さんが「和民」とかで飲んでたら、
私はこの国の行く末を大いに憂うっつーの(笑)。

 能力のある人は金を持てる。
 奢れば転落する。

どんなに世間から後ろ指さされる事になろうとも、
「30年ローンでマイホーム。終身雇用で
 30代から退職金の試算」なんて人より、
そのほうがよっぽど 「生きてる!」 って感じするけどねえ。私は。

唯一残念なのは、日本にはドネーションの文化がないって事かな。
確かに、本当の意味で「救済が必要な人」っていうのは世界中にいて、
諸外国の金持ちは、自分の資産がある程度になると
そういう人たちに気前よく寄付するからねえ。


「世の中不公平だ」「政治家やアーティストも
庶民と同じ暮らしをしろ」とか言ってる人は、
どうぞ社会主義の国へ行ってください。

ま、それだって頂点は莫大な富を持ってるだろうけどサ。


・・・・結局、所詮「みんな平等」なんて世界はありえないのです。
その前提があって初めて、「幸せな社会」を築こうとするのが、
あるべき姿なんじゃないの? 

なんて、私は今回のニュースを聞いて
思うワケですよ。

*伊豆の小室山。
 いいとこだよねー ・・って、関係ないけど。

水曜日, 10月 29, 2008

同じでも、違う。

国際結婚した友人が帰国中。

ご不幸での急な帰国だったんだけど、
久々に友達に会えるのはやっぱ超嬉しい。

-------
知り合いのお誘いで
阿佐ヶ谷のJAZZフェスに行ってきました。

狭いエリアの複数の会場で同時多発的に
JAZZのステージが行われるイベントで、
阿佐ヶ谷以外でもちょうどこの時期、
新宿とかいろんなエリアで開催されてますよね。

都市部版プチ・フジロックというか(笑)。

こういう小さいステージを自分で
チョイスできるようなイベント大好き!
自分で「好きなバンド」とかくくらないから、
思いがけないものに出会えたりするしね。

今回は期せずして、

・フリージャズ
・女性ボーカルトリオ
・ビッグバンド

の、趣向の違う3つのステージを見ることができました。
特に女性ボーカルは、やっぱり勉強になります。

こうやって同日で色合いの違うステージを見ると、
同じJAZZでもこんなにも違うものか!と感心します。

そしてさすがJAZZというか、
どの会場でもお客さんの年齢層が高い高い(笑)。

私は大人になってJAZZの面白さに目覚めたクチだけど、
若いウチにもっと聴いとけばよかったなーとも思う。

でも私はJAZZの「正解もない。勝ち負けもない。」ところが好きなので、
これからも、ノンビリマイペースでJAZZに関わっていこうかと思います。

私にも“オトナの余裕”っつーやつが
出てきたってことか?


*会場は、小学校の校庭やら体育館やら、
 教会やら様々。どこも手作り感
 あふれる看板です(笑)。

木曜日, 10月 23, 2008

明日死んでもいい

延々会議をしたあげく、なーんにも決まらず

「・・・・じゃーそんな感じで。」

って締めて、仕事した気になってるヤツの
首を絞めたいのですが。

-------
こないだ観たNHKスペシャル、
思わず感動してちょっと涙ぐんでしまった。

夫婦で挑んだ 白夜の大岩壁
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080107.html

 登山家夫婦で、5年前雪崩にまきこまれ
 2人そろってほぼ全ての手足の指を凍傷で失う
 事故に遭ったにも関わらず、その後リハビリを続けて
 グリ-ンランドの大岸壁に挑む

というお話。

結構壮絶な話なんだけど、
本人たちはユルいんだ。これがまた。

指を無くした事を、まるで他人事のように淡々と語る2人。
奥さんが「登山の事以外は、本当にどうでもいいんです」
と話していたその言葉通り、まったく“かまわない”暮らしぶり。

もーね。服とか化粧とか家の中とか、
本当に どーでもいい って感じだった(笑)。

多摩のボロ家を借りて、野菜なんかは自給自足。
現金収入もギリギリっぽい。

その後、グリーンランドのほぼ90度の絶壁を登って頂上に立った時も、
わざとらしい演出もなく、ただポソリと「・・・来たね」とつぶやくのみ。
本人たちの心の中には大きな充実感があるんだと思うけど。

世間の中に入ったら、確実に「変人」扱いされる部類ですな(笑)。


私はあんな風には絶対なれないけど、
ひとつハッキリ思ったのは、
あの夫婦は、きっと 明日死んでも後悔はしないのだろうな と。

お子さんはいないみたいだったけど、
あれももしかすると、自分たちの「死と向き合っている」生活を
考えると、子供は持てないと考えた結果なのかもしれない。


「明日死んでも後悔しない暮らし」
をするのって相当大変だと思う。

本当に明日死ぬならいいけど、実際死ぬのは明日かもしれないし、
30年後かもしれないわけだし。
                        
でも、少なくとも
                ・・・
「明日死んでも後悔しない生き方を目指す」

ことだけは、私もしておこうと思いました。

今は・・・・できてないな~と思う。
正直言って。
(特に仕事に関して(苦笑))

火曜日, 10月 21, 2008

ようこそNIPPON

焼き鳥屋で、カワイイ鶏が「おいしいよ!」
って言ってる絵。
ラーメン屋で「チャーシューたっぷり!」
って言ってる豚の看板。

「美味いよ!(僕の肉が)」って言われもなあ~。

------
飽きずに山に登っております。

先週は宿泊企画で、箱根明星ガ岳から尾根沿いを縦走。
ちょうど箱根登山鉄道の強羅駅から箱根湯本駅までの上のほうを
歩く感じのコースです。

健脚だと4時間強のコースらしいですが(ホンマかいな?)、
私達は6時間近くかけております。

人気のないコースらしく(笑)整備がされていない林道も
結構ありましたが、個人的には「山登りらしい気分」になれて
嫌いではないコースでした。
さすがにグッタリしたけど、そのぶん下山後の
温泉とビールが心地よいからオッケー。


それにしても・・・
箱根も高尾山も、紅葉にはまだちと早いというこの時期でも
観光客でいっぱい(本格的な登山装備の人はほとんどいませんが(笑))。

そして昔と大きく違うのは、外国人観光客の多さ。
電車の中でも、英語はもちろん「英語ではないどこかの言語」が飛び交っていました。

外国人観光客が増えれば、その人たちが快適に過ごすための色々が必要で、
日本人がそれをまかないきれなければ、外国人の雇用でまかなう事になる。
事実、観光インフォメーションには流暢に英語を話す
中国の方がいたし(私は最初中国人て分からなかったけど)。

いい事だよね。

とあるアナリストの算出では、2015年には
日本のあらゆる産業(特にサービス業界)で、
合計400万人弱の人材不足が生まれるそうです。

たとえ今いきなり「産めよ増やせよ」と言ったって
生まれた子達が戦力になるのは20年以上先なわけで、
足りないなら外国籍の人の雇用を積極的にするしかない。

もっともっとグローバル化すればいいよ。と私は思う。
国境なんて、今は随分ハードルが下がってきてるわけだし、
国と関係なく優秀な人材が「その能力を活かせる場所」で
働けるのがいいと思う。

もちろん犯罪とか、文化的衝突とか副作用も絶対出てくるだろうけど、
それで、ウチの上司みたいな性根の腐ったダメサラリーマンが、
優秀な外国人に負けて排他されていくならそれもまた良し。

・・・・って、結局ソコかよ(苦笑)。




*「・・・・・・これ?」 って感じの
あっけなさだった明星ガ岳の山頂。
 明星も平凡も、今や懐しの雑誌だしね って関係ないけど。

金曜日, 10月 17, 2008

たまには「打ちのめされ」よう

あるきっかけで、社内の若手女性陣の間に流れる、
人間事情(要は噂話)を耳にした。

個人的にはコトの真偽はどーでもよくて、
そういう複雑な噂が横行している事にゾっとした。
だって、「Aさんがあっちでは○○って言ってて、
それをBさんが△△さんに聞いて気にしていて、
私は××さんからは、別の話も聞いていて・・・」みたいな、
複数の情報ソースがいないと絶対に成立しない話になってるんだもん。

会社ってみんなそうなの? コエー・・・・。
絶対その輪に入りたくないんですけど。

-------
友達のお誘いで、English cafeなるものに
初めて行ってきました。

その友達のお父さんがオーナーさんと知り合いで、
開店時に色々財務関係のケアをした繋がりがあるそうです。

その名前から、「外国人がたくさん集まる、例えば
モータウンの喫茶店バージョンみたいなもの」かと
思っていたのですが、そうではなくどちらかというと
システムはネットカフェや漫画喫茶に近い。

お店にいる外国人はすべてスタッフで、
30分いくらで、ドリンクなどは飲み放題。という料金体系。

あくまでも「勉強主体」ではなく、「外国人と英語で
気軽にコミュニケーションする」事を趣旨にしているそうなので、
時間が決まっているわけでもなければ、特定のプログラムがある
わけでもない。日本語は話さないけど、限りなくエクスチェンジに近いかも。

私の日本在住の外国人の友達はみんな日本語を
結構流暢に話すので、会話は日本語が中心。
「友達」になってしまうと、彼らを先生にするのは憚られるので
(=日本在住の外国人は、大抵日本人と「英語を教えてくれる人」と
 いう視点で仲良しになる事を嫌うので)、このcafeみたいに
明確な役割分担があったうえで英語を話せたほうが双方にとっていいと思う。


個人的には、非常に楽しい(というかタメになる)時間でした。
私たちに付いてくれたお兄さんが、会話の話題作りが上手
だったしね。ゲイらしいので、すごく感覚もソフトだし。

何より、「打ちのめされた」(笑)。

NZから戻って早2年半。英語力が完全に衰退した訳ではないけれど、
少なくとも「話す」ほうの能力は激減してると思う。
「話さなくっちゃ」という気持ちばかり焦って、
言いたい事がなかなか出てこないんだよね。。。

ボキャブラリーも、鼻で笑っちゃうほど貧相なので、
「感情」とかニュアンスの話になると、
とたんに雑な説明しかできなくなるし。

やー。やっぱり語学は「ツール」ですね。
使わないと、どんどん錆付いていきます。


・・・・でも、英語に限らずこうやって「打ちのめされる」機会って、
最近とみに減っていると思う。

世の中がどんどん便利になって、便利になるという事は
「イヤな事、面倒な事を避けやすくなる」という事とイコールで、
もちろん便利でラクなのは悪い事ではないけど、
最近は「体験したほうがいい不便」まで削られているように思います。

よく海外旅行の後に「やっぱり英語勉強したい!」という
気持ちになるけど、あれと同じ感覚が体験できます。

難しいのは、「勉強しに行く」訳ではなく、
あくまで「会話をしにいく」わけなので、体系的なお勉強が好きな
日本人のカルチャーで、ああいったサービスがどこまで通用するのか
という所なんだよね。。。あそこに行って、「英語が学べる」かというと、
そういうモノではないからね。
細々でも続いて欲しいな。


私も、定期的に「打ちのめされに」行こうかと思います。

みなさんも興味ありましたらぜひ。
神田駅徒歩数分です。

Speak easy cafe
*写真はイメージですよ。
http://p-sete.com/

火曜日, 10月 14, 2008

おかしいのはどっち?

昨日なんだか腰が痛くて
ヒーヒー言ってたら、峰岸徹が亡くなった
ニュースで、「腰痛からガンが発覚して・・・」。

ががが、ガンなのか!?

いえ。たぶん、金土日と飲み
続けたからだと思われます・・・・。

-----
「閉鎖病棟」というゲームソフトが
精神病院団体の抗議にあっているらしい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081005/crm0810052235018-n1.htm

そういう過激ソフトが、教育・倫理面で
叩かれる話はまぁよくある話として、
驚くのはこの記事の最後↓

>■閉鎖病棟は隔離が必要と判断された精神疾患の患者を入院させる施設。
>原則として患者の自由な出入りは禁止される。
>厚生労働省によると、全国に6624棟あり、32万4335人
>(いずれも平成17年6月末)が入院している。


32万人もいるの!? そういう患者が!?
それって日本の人口の約「3/1000」だよね??

・・・・・サラっと書いてるけど、それってオソロシすぎなんですけど。

「ウチの国、病んでますから」って言ってるようなもんじゃん。


もちろん精神疾患って様々な要因があるし、
先天的な心の病で入院している人もたくさんいるんだと思う。

でも、その中の相当な人数が「後天性」なんじゃないの?
・・・・つまり、入院患者の多くは家族・社会などの環境や
他者との関係の中で心を壊してしまった人なんじゃ・・・。

そりゃ、いろんな症状の人がいるんでしょう。
軽い鬱の人程度の人もいるだろうし(それでも本人は必死だよ。分かってるよ)、
もう完全に自分で自分をコントロールできなくなってるような人もいるでしょう。

でも、いずれにしても「閉鎖病棟」への入院が
必要だと診断されたという意味では同じだよね。

これは差別で言ってるんじゃなくて、
そういう病院に入らなくちゃならない人が日本という国に
32万人もいるという事実・・・そしてそれは、たぶん
氷山の一角で、いわば予備軍はその何倍もいるだろうという想像。。

「かもしれない」話にあれこれ言う事はできないけど、
それってもう

 「何かが終わってる」

って感じがする。

もしかしたら心がおかしいのは、
閉鎖病棟に入院している人じゃなくて、
“普通にその辺を歩いてる”私達のほうなんじゃ・・・

という気さえしてきます。

私が想像している以上に、
もう世の中は驚くほど
ゆがんでいるんじゃないかと。

そんな気がする話です。


*週末に知り合いと末廣亭に行ったんだけど、
 深夜寄席に大勢の人が並んでてビックリ。
 でも・・・・、落語デビューは、そこそこのお金払って
 ちゃんとした人を観たほうが絶対いいと思う!

水曜日, 10月 08, 2008

「運のいい人」になる

北方謙三の「水滸伝」を読んでるんだけど、
これがまた面白くて辞められない。

まだ5巻まで。全19巻。
や~ 続きが気になる。

-----
代官山のライブハウスで「キンシノ Vol.2」。
落語家立川志の吉君と、イラストレーターの
キンシオタニさんのコラボライブ。
志の吉君の高座は、もはや私の月イチの定番企画です。

前回同様、「落語と絵描きで何やるの?」って事なんですが、
今回も、キンさんのイラストレーターとは思えない(?)
ステキトークを中心に、即興のドローイングと志の吉君の高座を
聴きながらの飽きさせない2時間半。

志の吉君の落語をちゃんと聴くにはもちろん独演会が
一番なんですが、ああいう「アウェイ」な感じの時もなかなか好きです

たぶん彼はとても誠実というか真面目というかなので、
「型から飛び出す」事に苦労する人なんだと思うんですよ。勝手な想像ですが。
たぶんそれは、より自由な噺が許される10年、20年、30年後には
もっと苦悩するような気もするんです。

だから逆に、いろんな・・・・ある意味落語とはなんの関係もない場所で
噺をする事は、なんか彼的にはとてもいい事のような気がします。
サラリーマンは、「型にはまる」事で快適に暮らしていける人もいますが、
落語家は、そんな「型」に生きる庶民に、夢を与える仕事ですからねえ。。


ところで今回、ゲストになんと野末陳平さんが来ていて、
トークのテーマは「運」。

いわく、人生は「3・3・4の法則」だそうで、
「3=努力、3=才能、4=運」なんだとか。

「おいおい。運が一番大きいのかよ」と、思ってしまいますが、
確かに現実問題、案外そんなもんのような気がします。

でも、昨日の話にもあったんだけど、
例えば鳥のフンが落ちてきてそれを踏んでしまった時、
 「わっ 鳥のフン踏んじゃったよ~!」と思う人か、
 「や~、フンが頭に当たらなくてラッキー!」と思う人かで、
その「運=4」の解釈は全然違うわけで、
「運のいい人」というのは、結局“そういう人の事”なんだと思います。


私は自分が運がいいかは分からないけど、
まー悪くもないと思う。特に人間運は比較的いいかな。

細かい事にクサクサ、ウジウジしている人って、
どんなにきちんと生活してようが、どんなにいい服着てようが、
なんだかしみったれてて、見るからに「運がなさそう」に見えるよね。

私も、せめて心意気だけは
「運のいい人」になるようにしよーっと。

だってそれってつまり、「こうありたいと思う自分になる事」
とニアリーイコールって感じだと思うからサ。



* こちらは「キンシノ Vol,1」の時に、その場で
 描いてくれた誕生日お祝いイラスト(左は今回のフライヤー)。
 もちろん額装して飾ってあります。
 当日会場の3名だけが描いてもらえた、名誉ある1枚なのさ。
 いいでしょ~。すっげー嬉しかった。

 ・・・・・おおお? つまり私も「運がある」って事じゃん!!!

月曜日, 10月 06, 2008

いい時代・・・・・なのかなあ~ ?

昨日は野球の試合。
久々に結構悔しい負け方をしました。

前半押してたのに
一瞬のミスが命取りに。野球って怖いなー。

-------
先日観た「つぐない」が良かったので、
同じ監督の作品をDVDで借りてきました。

「プライドと偏見」

英国では何度も映像化されている有名な古典なんだとか。

 貧しいが自分にプライドを持って快活に生きている女性エリザベスと、
 賢く聡明だけど、表情がなく無口、しかも資産家の貴族ゆえ
 「高慢でお高くとまっている」と思われがちな男性ダーシーの恋物語。


もちろん最初は、エリザベスもダーシーに良い印象は持たない。
おまけに、ある事件がきっかけでさらにその印象は悪化。

でも少しづつ彼の純真さや、
自分を想う気持ちに嘘がない事を知り惹かれあっていく・・・・


ん~ なつかしの少女漫画の設定よね。
「リボン」とかにありそうな。

女の子が一度は夢見るお話なのかも。

時代設定はたぶん18~19世紀?
でも、人間描写が細かいから
あんまり「古典的ストーリー」って感じはしませんでした。

しかし・・・この時代は女性にとって「結婚」がすべての時代。
より高い地位の男性と結婚することが女性の人生のすべてで、
原則として親の勧める縁談にNOは言えない。

映画でも、母親はとにかく
強引に娘の結婚に介入してくるわけです
(エリザベスは、そこを跳ね除ける訳だけど)。

女性には悲しい時代です。

ただ今に比べると、男女の出会い方は圧倒的にシンプルで、
若い二人が話せる場は、社交界(舞踏会)と相場が決まっていて、
「○○をしたら、“お付き合いしたい”のサイン」
みたいなしきたりがハッキリあった。

それはそれで、ある意味ラクだよねー。


・・・おっと。

でも、今以上に「見た目」と「お金」が
大切だから、そのどちらもない女性は、
結局オールドミス(って古い)なんだけどサ(苦笑)。


*エリザベスは5人姉妹で、
 母親と下の妹二人は世間知らずで
 リッチなイケメンの尻ばっか追いかけてる。
 今の時代にもいるわー。そういう母子。

金曜日, 10月 03, 2008

精神の自殺行為

こないだから、過去ログにタグを
付けて整理を始めました(右カラム参照)。
でも、色んな話が混じってて
カテゴライズできないものですね・・・・。

今、作ろうか迷ってるカテゴリーは「酒」。
でもコレ作ったら、ある意味ほとんど「酒席」の話だしなー。

------
日曜の夜から危ない危ないと思っていたんですが、
案の定風邪を引いちまいました。

そんな訳でせっかくの歌のレッスンも
若干しおれ気味。。喉が痛いって致命的だわ。

最近のレッスンは、かなり予習復習が必要なピアノは
ギブアップしているので、もっぱら歌のみ。


私、NZで生活してよかったなーって思う事が
いっぱいあるけど、歌のレッスンしている時も
それを感じるひとつかも。

「歌」って、ある程度の感情移入が必要だと思うんだけど、
単に単語を追いかけるだけじゃなくて、
英語を感覚的・情緒的に理解できる事で、
その歌を自分のモノにできる可能性がグッと高まるから。

ブラック社会特有の貧困社会への思いとか、
そういうのはハッキリ言って歌詞の意味が分かろうが
分かりまいがどうしよーもないけど、
「他者を想う気持ち」とか、「虚しい愛」みたいな感覚は
別に 世代も、国も、時代も関係のない普遍的なものだもんね。

どんどん寒くなってきてますが、
歌を歌ってる時は、結構な量の汗をかきます。
「歌を歌う」って、とてもパワーのいる行為なんだなーと思う。

そういうパワーが出ている時って、
たとえそれが瞬間的であれ、精神状態もすごくいいのが自分でも分かる。


・・・ここんとこ、「嫌だなー。違うなー。」と思いながら
今の仕事をしているっていうのは、「精神の自殺行為」なんじゃないかと
思う事があるんだけど(=実は私は仕事でここまでイヤだと思った事が
この10数年の社会人生活で一度もナイ)、肉体の自殺と違って、
心の自殺は何度も復活ができるから、つい「まだ大丈夫だろ」と軽視しがち。

でも、これってかなりオソロシイ事だと思う。

自分の心を知っているのは自分だけ。

心のケアは、肉体の傷以上に
絶対におろそかにしてはいけませんな。


*課題曲はThe man I love
 邦題は「私の彼氏」(まんまじゃん)。
 「運命の人と出会うのは・・・ああ、きっと月曜、
  いや、火曜・・・とにかくもうすぐよ!」という
 なかなか刹那的な歌詞です(笑)。
 いっぱい歌ってる人がいますが、私はSarah Vaughan
 バージョンが好き。

火曜日, 9月 30, 2008

「生きる」という拷問。

週末の山で、初めて道に迷う
(というか道を間違える)。

陣馬から、(予定では)5山を越える
7時間弱のハードな行程。
人間疲労が出ると、「まーいいだろ」と
適当な選択になる事を実感。・・・・心の疲労も同じだな。

------
映画「つぐない」を観ました。

 小さな嫉妬からついた少女の嘘が、
 姉とその恋人の人生を絶望に追い込む
 悲哀の物語。


・・・・これは重いっ。重すぎる!

相当すくいどころのない話です。

元々は、先日「ペネロピ」でその可愛さに
すっかりやられたジェームス・マガヴォイの
作品として観たのですが、そんな悠長な事
言ってらんない重さがある作品でした。

(※以下、是非観て欲しいのでストーリーに
  触れるところは書きませんね)

シーンの多くを、姉とその恋人に費やしていますが、
この映画の主役は完全に妹であるブライオニー。

もはや「謝って済む問題」ではなくなってしまった
幼い頃の嘘を抱え続ける妹。

 つまりそれは、「生き続ける」という拷問。


映画のテーマとしては比較的見るものですが、
映像にものすごい繊細なところが多いので、
とにかく観ている人の芯の部分に伝わってきます。

ここまで根深いものではないにしても、
人間誰しも、他人の心に与えた傷で
自らを責め続ける・・・という事はあると思います。

ここにもよく書きますが、
「自分さえよければいい」とか「○○が悪い。○○のせいだ」
という感情だけで生きている人がものすごく多くなっている昨今、
こういう映画ができる、という事自体がある意味とても救いです。

前に「漫画など別のジャンルで成功した作品の
映画化の難しさ」の事を書きましたが、
逆にこれは“これぞ映画”な1本でした(原作は小説ですが)。

なんで日本てこういう映画がヒットしないんだろう。。
不思議でなりません。


ぜひ、観てください。
ただし、比較的ココロの健康状態がよい時に。

DVDが出たばかりみたいですよ。

木曜日, 9月 25, 2008

サブキャラ頼みだと・・・

昨晩今シーズン初のゴキを目撃。
ショーーック!!
新品のゴキジェットを半分近く使って撃退したら、
私も大量に吸い込んで、本日かなり具合悪し。。

おまえが撃退されてどーする。


-------
・・・・てなわけで、また映画を観ました。

「パコと魔法の絵本」。

作品のチョイスは、「帰りがけに通る
“満席にならない事で有名な”木場シネマでやってたから」

これに尽きますね(笑)。

普段なら絶対「後でテレビで見よう」
ってな映画ですが、なんとなく気分で。

で、感想。


・・・・・・ううううう~~ん。

前のDMCの時にも書いたけど、こういう映画って
本当になんて説明していいか分からないんだよね。。

別にいいとか悪いとかじゃなくて。
だから、「ツマラナカッタ」訳ではなんですよ。面白よ。


ただ、こういう映画を見ると、「映画とはなんぞや」という
そもそも論を考えてしまうわけです。

映画を、テレビや漫画と同じだと考えればソレもあり。
でも、なんか映画って違うじゃない? 別に映画のが高尚だって
言ってるわけじゃなくて、何かを表現する時に、
映画・テレビ・本・舞台・WEBサイト・・・・それぞれの表現手法って、
微妙に違うと思うんだよね。言葉で説明できないんだけどさ。

そういう意味で、今回の映画はかなりテレビ的だった。
監督がテレビCMのCAだって知ってたから、ってだけの理由ではなく。

「泣き所」「笑い所」は随所にあるんだけど、
そのどれもが、どーも「説明しすぎ」。それってテレビ的手法じゃない?
そういうディテールの部分を、観ている側の想像力に委ねてこその
「映画」って気がするんだよね。

だから泣いたり笑ったりしたんだけど、
結局余韻もへったくれもなくて、
観終わって30秒後には
「あー お腹減った。夕飯なににしようかな」
って気分になる、みたいな。


私は評論家ではないので、あくまで個人の好みの問題で言うと、

 「勧めはしませんが、テレビでやる頃になったら
  観るとがいいよ!」

というのが素直な感想。
キャストはいいので、やっぱり監督か脚本に
ひっかかったんだろうな。私は。

演じる側は分からないけど、こと監督や演出家に関しては、
メディアを超えて活動するのって、
すごく難しいんだな~と思ったりします。

三谷幸喜、大好きだけど、
やっぱり本質は「舞台」だから、
狙ってやってるとは言え、テレビドラマも映画も
「舞台臭」がするしさ。それはそれで故意だからいいんだけど。

私はそんなにたくさんの映画を観ているわけじゃないけど、
そういうメディアを横断した演出で突出してるのは、
伊丹十三とかそのくらいかね。


今回も、阿部サダヲ完璧!

サブキャラが際立つ映画って、
そういう意味では「映画的に正しい」とは
言えないのかもね~。


月曜日, 9月 22, 2008

偏るとアホになる。

また母親が子供を殺める事件が(@福岡)。

もう、はっきり言って日本はおかしい。
どこか他の国にでも合併されちゃえばいいのに。

--------
ナベアツみたいなタイトルですが、
そういうお笑いネタの話ではありません。


 “あるジャンルにだけ特化した読書
  を続けるのは危険なんじゃないか?”

と、いう話題。


何故そんな話をするかと言うと・・・

先日会社で、派遣社員の友人(仲良し)が、
ぷりぷり怒っていた。「どうしたの?」と聞くと、

 上司が打ち合わせ中に、私があまりに
 広告(マーケティング)の事を知らないので
 レクチャーしてくれたんだけど、いちいち
 「え?そんな事も知らないの?」と言うのでヤな感じだった。

というのです。

その上司、いわゆる「ビジネス書」が大好きな人で、
私にもそのテの本をいっぱい薦めてくる。

私はそういう本が嫌いではないので、特にマーケティングに
関する本はよく読むほうだと思うが、それは「日々の仕事の中で
実践している事を、本を使って論理的になぞる」作業であって、
本から実践スキルやマーケの専門用語を学ぼうとはあまり思っていない。
ある意味「復習」として読んでいるといえると思う。

その点上司は元々営業畑の人で、統括長である一方
今でも自分で担当するクライアントがいるが、
そういった本の知識を「実践して」上手く
やっているようにはあまり見えない。


だいたい私の目から見て、その上司より
派遣の彼女のほうが、よっぽど「実践的なマーケスキル」は
あると思う。彼女は年齢は私より上でキャリアも人生経験もあるし、
クリエイターなので、「どんな広告がいいか」
を肌で知っている。専門用語や、それを人に説明する言語がないだけで。

上司のスキルは耳学問で、人に説明する時に専門用語を多用するので
とても「それっぽく」聞こえるが、
中味はなんにも言ってない・・・という事がよくある。何より心に響かない。

それでもその上司から見て派遣の彼女は、

  「え?そんな事も知らないの?」

な、人なわけだ。


・・・これって、欧州の文化が急速に発展した18~19世紀に、
アジアやアフリカなどの(当時でいう)後進国を、
「文化的に遅れた国」と、欧州人が馬鹿にしたのにちょっと似ている。


 科学的な発展だけが「進んだ文化」なのか。
 物が豊富にある事が「豊かな社会」なのか。


今、その答えは多くの人が知っているけれど、
これと似たような事が、結構日常的にあるような気がする。

世の中は、「正」か「否」かが比較的はっきりしている事より、
「これは○○だけど、別の側面から見ると△△だ。
 さらに別の側面から見れば◇◇だ。」という事柄のほうが圧倒的に多い。

どんなことでも、そういう多面的な捉え方を
するよう、ひとりひとりが日々心がけていないと、
世の中はどんどん偏っていくのだと思う。

バランスのいい社会というのは、
結局、社会の最小単位である「個人」が
バランスのよい人生を心がける事なんだと思います、


 【お知らせ ~私が遊びに行くブログをお持ちの皆様へ】
  いくつかのブログへのコメント書き込みが、
  会社のPCからできなくなってしまいました。
  嗚呼ー。言論の自由が~~~!


*これぞ究極のバランス

木曜日, 9月 18, 2008

威勢がいいねえ!

リーマンブラザーズの経営破綻を受けて、

 「え?リーマン破綻? それってリストラって事?」

などと、「リーマン」がサラリーマンの略だと
思っているバカ者・・・じゃなくて、若者急増中。

-------
最近、隔月参加がお約束になっている(というか会が隔月なんですが)、
立川志の吉さんの「東京駅前独演会~Vol.12」。

基本奇数月の開催って事で
今月も行ってきました。

私はこれで5回目なんですが
もちろんもっと前から常連のお客さんもいて、
100人強でいっぱいの会場は、
最初に行った時からなんというか・・・・
「知り合い」感が漂っていました。

まー落語ブームとは言え、彼はまだ二つ目ですしね。

でもここ2回位は急に新顔のお客さんが増えた感じで、
枕での話だと、ギリギリの予約でお断りした方もいるとか。

きっと本人も嬉しいんでしょうねー。
だって独演会って、確実に「自分のファンが増えてる」
事を実感できる場所だもの。芸人って大変だけど、
フィードバックが分かりやすいので羨ましい。

確かに。
志の吉さんの落語は、本当に分かりやすいんですよ。

他の落語も観ている人からすると、
若干「やりすぎ」って程に(笑)分かりやすいんですが、
それは逆に、彼のこれまでの経験(=立川流は寄席に出られないので、
落語を全く知らないお客さんの前でやることがかなり多いのでは)が
見え隠れしていて面白い。

噺のチョイスも上手いのかな。

今回も、

・元犬
・茶の湯     ※興味ある人はどんな噺が調べてね。

という、笑どころの多い噺だったので、
私の後ろに座っていたたぶん初・落語と思われるオニーチャンが、
一緒に来た先輩(と思われる人)に、

「や~ 笑った笑った。落語、ヤベーっすね!!」

って言ってた。
「ヤベー」って・・・・落語の感想にしては不思議な表現だけどさ(笑)。



私は志の吉さんとほぼ年が同じなので、
同じような感じで年を取っていくわけです。

落語は年に関係なく楽しめる趣味だし、
噺家も、年を取れば取るほど磨かれていくという芸能。

現段階で「名人」と呼ばれる人は、大抵私の祖父のチョイ下世代で、
あと10年もすれば、バンバン亡くなっちゃうでしょう?

その点同世代だと、同じレベルで年を取るわけで、
ゆっくり芸の変化を満喫できるわけです。
「今日見とかないと、あの人死んじゃうかも!」っていうのもないし(笑)。


彼が「大名跡」と呼ばれる日が楽しみだなー。

マ、その頃には私もヨボヨボなわけなんですけども。



火曜日, 9月 16, 2008

外には7人の敵

こないだ友達と話してたら久々に聞きたくなって、
電気の昔のCDを引っ張り出してきました。

*「New orderをコミックバンド化したら電気グルーブになる」
 と言った友達がいて、それに私が猛烈に反発したという話が
 きっかけで(笑)。

シャングリラ、私の頭の中でヘビロテ中。

-----
連休はかなりのんびり過ごす。

20代の頃との決定的な違いは、
あの頃は週末のんびりしてても、頭のどこかに
「何かやらなくちゃ!」という思いがあったのだけど、
今はそんな事もないね。

ひたすら、それはもう脳ミソ溶けそうなほど
ノンビリできました。素晴らしいー。


でも人間、一歩外に出ると何かとやっかいな事も多い。。

月曜日はバイクで移動中、若者の車とちょっとしたトラブル。
軽く言い合いになってしまい、何を損したわけでもないが
すげー嫌な気分で家路につきました。もちろんビールで解消したけど。

そしたら休み明け早々、今度は会社でクレーマーで有名な
クライアントの電話につかまり、午前中のほとんどを
電話口での謝罪に費やす。
(まー言ってる事は、7:3であっちが悪いので、PCで仕事
 しながらの“ながら”対応でしたけども)

その後、大嫌いな横の席の人に(たぶん私のこれまでの人生で一番理解不能な人)、
責任転嫁もいいトコな言い訳をされ、思わず「え? ・・・・は?」と言ってしまい
なんか倍返しされる(エベレストのごときプライドが高い人なので)。


はああ~~あ。


「男は一歩外に出ると7人の敵がいる」

という言葉が確か昔あったような気がしますが、
昨今は男に限った事じゃーないでしょ。

上司や同僚、取引先から赤の他人まで・・・・
「敵」はココソコに潜んでいます。

もーね。 人生ドラクエ状態。

自分が丸っきり悪くないなんて言うつもりもないし、
自分にもそういう一面がある事は承知しつつ・・・

やっぱり最近、みんな病んでいると思う。

「自分が良ければいい」
「相手がどう思うかなんて知らーん」

という発想で生活してる人が多すぎ。

ひとりの時間をノンビリと楽しんだ後だけに、
こういうダメージが身に染みます。。。

リーマンも破綻しちゃうしさ。

木曜日, 9月 11, 2008

映倫もあるしねー

会社の研修合宿で
日~月は信州の某所へ。

会社の行事で週末が潰れることほど
悲しい事はないのではないか?

--------
観ちゃいました。「DMC(デトロイトメタルシティ)」

レディースデーだから当然なんだけど、
館内は女性でいっぱい。
女性に好まれる映画だと思ってなかったので意外。

三谷さんのマジックアワーの時は、
監督本人がこれでもかと各番組に出ての番宣だったけど、
DMCの場合は、企業ADとのタイアップって形で
よくプロモーションをやってたのが、なんか目新しい気がした。

で。鑑賞後の感想ですが。


いや~~ コレは分かれるね。意見が。

観に行く前にいくつかのレビューをサラっと見てて、
そこも賛否両論だったので、そうかなとは思ったんだけど。

実際私も4人で観たんだけど(もちろん全員原作愛読者)、
意見は完全まっぷつだった。

細かい笑いのところは、私も十分楽しめたんだけど、
「1本の映画」という観点で観ると、かなり厳しいのでは・・・と。


原作が超過激で、全国ロードショーでできるような
映画にできるわけがないと元々思ってはいたんだけど、
そこは「原作は原作。映画は映画」という姿勢で楽しんだつもり。

でも。にしても。 結局あの漫画って、
漫画にしかできないところに「面白さ」
が凝縮しちゃってるので、そこを外すと、なんてゆーか・・・
「肉のないハンバーグ」みたいになっちゃうんだよな。
玉ネギやパン粉のないハンバーグなら、
まあ「ちょっと物足りない」って程度で済むんだけど。

何しろ、原作は事実上「1話完結型」なので、
物事の経緯とか、時間軸で矛盾するところが結構あるんだけど、
それはギャク漫画って事で読者もスルーしちゃうじゃん?

でも映画じゃそうもいかないから、どうしても1.5時間の
「ストーリ-」を、もちろん原作を知らない人にも
伝える必要があって、それがものすごーく「無理」になってた。

結局「母子関係」とか、「ほのかな恋心」みたいな
ありがちなエッセンスを使って綺麗にまとめちゃったというか。

本当はあの漫画にオチなんかいらなくて、
「な、なんだったんだ!?」って終わり方で全然いいと思うんだけど。


今度やる「20世紀少年」もたぶんそうだろうけど、
「漫画ならでは」の世界観のものを映像(特に実写)にするのは
原作によってはかなり難しいんじゃないかなと、改めて思った次第です。


でも、頭を全く使わずに楽しめることは事実なので、
原作を知る人は、「このギャップ」を実感する意味でも
観てもいいと思います。あ、あと松山ケンイチ好きの人も。

デスレコーズの社長、松雪さんとか、
ファン代表の大倉考ニがかなりいい味出してるので、
そういうサブキャラを観るのも面白いよ。


*と、いうわけで、画像はあえて
 漫画のほうを。

金曜日, 9月 05, 2008

失敗したら、どうするの?

「常に強気な男」ってカッコ悪い。

それって単に「間違いを認められない奴」
ってだけじゃん?

-------
先日某テレビで、「日本は失敗を許さない国だ」と
いう話をしていて、「おー その通りだよ!」と
思わず深~くうなずいてしまった。

もちろん例えば医者とか、「ミスが許されない」
人たちもいるので、まあそういう議論はまた別の話で、
ここでいうのはごく日常の出来事とか
仕事における「失敗」ね。

私はただやみくもに、
「失敗を許せ!」と言ってるんじゃないんです。

失敗した人は、もちろんそれを払拭するための努力とか、
失敗からじゃあ何を学ぶか、とか色々やらなくちゃいけない
事はあると思う。

でも、そういう努力や学習があった後は・・・・・
もうそれはいーじゃないスか。
だって本人には、とても重要な意味のある「失敗」
だったんだから。

なのに、それをネチネチネチネチ言い続ける
社会人のなんと多いことかっ!
(しかも自分の事を棚にあげまくって)

そしてこと仕事において、そういう風に他人を攻める人は、
ほぼ100%と断言できるくらい、

 「相手のミスを攻める裏に、
  自分のミスを隠す、または認めない姿勢」

が隠れている。と思う。

みっともないったらありゃしない。


そのくせ、(ここが私の最大の怒りポイントですが)
本当に責任を取らなくちゃいけない人や、
失敗しないけど何もしない(=要は、運転しないから
免許がゴールドっていうのとおんなじ)人は、
会社でヌルヌルのお湯に浸かって、給料をもらってるわけだ。

どーゆーこっちゃ!?


「愛を持って叱られる事のない社会」
「人の揚げ足取りで株上げする人が増える社会」

って、
かなり不幸だよね・・・・。


* アルピニストの野口健さんによると、難関の高山
 アタックで命を落とすのは、決まって中国や韓国、ロシア
 そして日本なのだそうです。国の重圧、スポンサーへの忠義
 など、数々のプレッシャーで「悪天候なので辞めました」
 とはとても言えないというのがその理由。

 一方、イタリアやスペインの登山隊は、アタックが不可能
 だと見るや、ベースキャンプで酒盛りをして笑顔で
 「また来年!」と帰っていくのだそうです。

 私は…… 目指せイタリアンだけど、やっぱり
 死ぬほうなのかもな~。悲しいかな、日本人(笑)。

水曜日, 9月 03, 2008

自分が好きですか?

会社の子がドリアン飴をお土産にくれました。

マズすぎ。

ジンギスカンキャラメルといい、
流行ってんのか?「マズミヤ(=不味い土産)」が。

--------
一旦ハマるとしばらくシツコく同じものを食べる私は、
最近はちょっとだけ「映画モード」です。

てな訳で、今週は「ペネロピ」。
http://www.penelope-movie.com/

主演はクリスティーナ・リッチですわ。

『アダムス・ファミリー』の時は、使われ方的に
「絶対この子は日本の間下このみ(=要は子役で終わる)になってしまう!」
と思っていたのですが、いやいやどーして、「バッファロー66」では
ムチムチ(というかデブ?)のエロ系ボディの演技が、
ギャロの変っぷりに相当ハマってました。

で、今回の作品。

こちらは結構ファンタジックです。


 裕福な家に生まれながらも、ご先祖の怨恨から豚の鼻と耳を持って
 生まれてしまった女の子が、呪いを解く唯一の鍵であるといわれる
 「男性に本気で愛される」事を目指して、周囲が自分を見る時の反応に
 傷付きながらも、自分らしい生き方を見つけていく。

というお話。

もうね。最後はお約束通りの
ベッタンベッタンのおとぎ話なんです。

でも。
実は不覚にも(?)感動してしまいました(笑)。


この映画のメッセージはただひとつ、

 「自分を好きになる事が、幸せの最短距離」。

このたった1行のメッセージを、
1時間半以上かけて訴えてるって感じです。


ここんとこどーも精神的なブレがあって、
無意識にいろんな事を“誰か(何か)のせいにしてる”
ヤな感じの自分がいたりしたので、まーある意味
「よくある」このメッセージが、いたく身に染みたのでした。

 「自分を好きになる」

・・・・簡単なようで、エラく難しい課題ですね。


封切りじゃないのでもう映画観ではやってませんが、
既にDVDがあるのでよろしければ。




*男性の主演、ジェームズ・マカヴォイが私的にツボ。
軽いスコティッシュ訛りがとってもcute~。

「あと1歩でイケメン系」とか、「なんだか後ろに影あり系」
メンズに弱い姫たちはきっと好きですわよっ!
映画では、ちょっと堺雅人に似てるの。全然似てないのに。ナゼだ?

火曜日, 9月 02, 2008

「繋がった後」のこと。

タイトルだけ見て、
「お、エロネタ?」と思って読みにきたひとー。

残念でした~(笑)。

-------
仕事柄、ネットマーケティングに関する情報に
触れる機会が多いのだけれど、
先日ちょっと個人レベルで面白いなと思った記事があった。


日本で伸び悩む海外発SNSの苦悩~
FacebookとMySpaceが日本に浸透しない理由
http://markezine.jp/article/detail/4995


FacebookやMySpaceは、日本で言えば「mixi」。
要はコミュニティサイト(SNS)というカテゴリーで、
海外で成功後、日本に進出したサイトとしては
他にtwitterなんかも似たような感じかな。

FacebookやMySpaceは、そもそも日本に参入することが
決まった時点で難しいだろうという見解を出す人が多かったので、
記事の主旨自体は珍しくもないんだけど、この記事の
「海外発のサイトが何故ダメなのか」という解釈がすごく共感できた。


  記事曰く、は「ミクシイ」をはじめ、日本産のコミュニティーサイトは、
  そもそも「内なる繋がり作り」を目指すもので、海外産のサイトは、
  「外への情報発信や関係構築」をしやすくする作りになっている・・・
  という決定的な違いがあると。


日本人は、mixiを通じて知らない人と知り合いになるけれど、
その後の繋がりは結構強固で、この記事風に言えば「ある特定の枠内」での
関係性を強くできるような構造になっている。

一方海外のSNSは、例えばgeek(=日本でいうオタク)の人たちでも、
とてもニッチな趣味で一旦は繋がったとしても、「もっと情報はないか」
「もっと他の人はいないか」と、常に外に向けた情報発信・自分アピールが
しやすいような構造になっていて、コミュニティーサイトといえど、あくまで
「個人主体」で作られている・・・と、いうわけです。

 他者とつながりたい という願いは万国共通だけれど、
 「繋がった後」の行動や考え方は、日本と諸外国ではかなり考え方が違くて、
 それがそのまま、海外発SNSが日本で苦戦する理由になっている、と。


すげー 説得力ある。


コミュニティサイトって、ズバリ「人間の心理」を扱うサイトであって、
物販サイトなんかに比べて、よりその国の「国民性」「文化的地盤」
なんかが分かっていないと運営は厳しいものがある。

そう考えると、確かに米国発のFacebookやMySpaceは、
とても日本じゃやってけないだろーなー・・・・。

ま、そもそもSNSというジャンル自体が、
そろそろユーザーに飽きられていて、先行参入のミクシイも
最近苦戦という話をよく聞くんだけども。


別にどっちかいいかとか、そういうのは
個人の問題なのでアレなんですけど、
私はそういう「日本ぽさ」は嫌い。
なんか常に「よっかかれる人はいないか」って探してるみたいで。


*日本語版のFacebookができてから、日本からのアクセスは
 強制的に日本語版に飛ばされるようになってしまった。
 かつてはYoutubeなんかもそうだった。
 これも「ザ・日本流余計なお世話式サービス」。

金曜日, 8月 29, 2008

愛は遺伝子だ!

雨すごかったねー。

・・・て、寝てたけど。

------
私の会社に、すごーーーーーく不思議ちゃん(不思議さん?)の
40代のシステム部の部長がいて、その人はT大卒で超キレ者
なんだけど、とにかく性格が変・・・というか、凡人には理解できない。
彼を仮にGさんとします。

で、そのGさん、こないだ結婚しまして
まあ周りもビックリしたわけです。
その相手との出会いも、「某アニメ(私は聞いた事もない)の
声優のファンの集い」で知り合ったという強烈エピソードなんだけど。

私なんかはGさんと話をしてると、あまりのヘンぶりに
「この人と一緒に暮らすなんて、2時間でも無理っ!」とか
思っちゃうんですけど、まー結婚はめでたいことなので
「やっぱり縁とか組み合わせってあるのねー」
なんて思ってたわけですよ。

そしたらなんと、先日別の部署のGさんと同期の部長と飲んだ時に
Gさんの話になって、その部長いわく「Gはねー 再婚だから」と。


 ひょえ~! あの人が2度も結婚できるんだ!
 (なのに私はナゼ・・・!? Σ( ̄□ ̄;))

と思ってしまったのですが、さらに笑ったのが、

「Gは、前の奥さんとの間に子供が2人いてさー。
 新しい嫁さんとも出来ちゃった婚なんだよね。
 ・・・なんていうの? 「T大の遺伝子」を残そうとする気迫を感じるよね」

だって。

もー、大ウケしちゃいました。


・・・そうかー。東大卒の人は、
概して絶倫て事だったんだ。 (* ̄m ̄) ププッ


よく人生相談なんかで、

 「自分に自信がないんです。異性にもモテません」

なんて人がいるけど、それはつまり
「遺伝子を残そうとする気迫が足りない」
って事なのかもしれんな。

や~ 勉強になりますわ。
私も見習わなくちゃ。
実際に遺伝子を残すかどうかは別として。


すごいぞ!遺伝子

木曜日, 8月 28, 2008

エロネタだけじゃないですから。

ウチの母親がグーグルのストビューに夢中。
お年寄りもビックリのインフラなんですな。

-----
友達と「SEX AND THE CITY」を観てきた。

 「わざわざ映画館で見る映画じゃないよねー」

という意見。
ごもっともでございます(笑)。

でもね。なんか純粋に面白かったよ。
1000円は払ってもいい(レディースデーだったので)。

昨日はなんとなく精神的に落ち気味だったこともあって、
映画を観に行くのが少々おっくうではあったんだけど、
「ザ・娯楽!」って感じの映画なんで、
なんだかすごく元気をもらいました。
そういう気分の時はパッと明るい映画に限る。観てよかった。

とにかく衣装がカラフルでゴージャス。
普段あまり装飾品に頓着がない人(私のような)が、
「ん~ 女はやっぱ たまには飾らなくちゃいかん!」
という風に思えるので、ブランド大好きな人より、
むしろ“戒められたい”人にお勧めです。

ストーリーは説明する必要がないと思う。

TVシリーズ観てた人にしてみれば、
「ご想像通り」だし、特に中味はないので(笑)。


考えてみればあの話って、マンハッタンの女友達は、
ライターと セレブ主婦と 弁護士と 実業家(燕アリ)。

全然感情移入できる設定じゃないし、
メディアに取り上げられるときはどうしても
セックス周りの過激な部分がメインになっちゃうけど、
本当にあの話がウケるのは、ちょっとした心の描写が、
世界中のどの女性が見ても「あ~ あるある」と思えるからよね。

そういう「同じ目線」感て、
何をやるときも(特に女の人は)大事だったりしますね。

ああいう映画もたまには必要だわ。


・・・まー 男性が観たら「全く!面白くないだろうなー」と、
ここまで思わせる映画も珍しいけど(笑)。



*作中、サマンサの50歳の誕生日を祝う
シーンがあるんだけど、実際キム・キャトラルも50過ぎ。
素直に「頑張ってるな!」と思うぞ。

水曜日, 8月 27, 2008

ごみ

チョイ悪でおなじみ、雑誌LEONの吊り広告を見てビックリ。

 「必要なのはお金じゃなくて、センスです」

だってさ。
・・・・今更レオンにそれ言われてもさあー。

-----
週末は先月会社を辞めた友達の「送別的家宴席」(=ホームパーティ)
だったり、
知り合い数人との「笑席鑑賞的宴」(=寄席見学)
だったり。

いやー やっぱり楽しい時間は
あっという間に過ぎていくわけですよ、コレが。
どちらも予定外に長居しちゃいました。

ここんとこ週末は全く家におらず
嬉しい悲鳴ではあったんですが、
涼しくなってきて、野外系の夏イベントもひと段落。
体のほうも疲れが蓄積されてきてました。

来週辺り、ようやくノンビリできる時間が
少し取れそうです。掃除もせねば。


----
ところで全然話は変わるが、
仕事で、「全体像を説明できない人」というのがたまにいる。

言うなれば、「木を見て森を見ズ」系。

例えば、あるシステムがあったとして、
そのシステムの使い方、「最初にここを押して、
ランプが点いたらココを押して・・・」みたいな事は詳細にしゃべれるんだけど、
そもそもそのシステムが「どういう目的で」作られて、
「どういう考え方に基づいて」組まれているかを話さないので、
聞いてる側はイマイチ「分かったようなワカラナイような・・」
気分になる。

上司が部下に出す指示とかもそうで、
「これをやって欲しい」という事だけでなく、
指示された側が「何故それが必要で」「どこに配布されるものなのか」
とかが分かれば、その仕事をしながら、色々な事に気が付くことができる。

この「木を見て森を見ズ系」の人が上司だと最悪で、
だいたい当人は、普通の説明なら普通にしゃべれてるから、
自分の「説明能力」「指示能力」に問題はないと思ってしまう。

それって野球のルールを知らない人にバットとグローブを渡して、
それぞれの使い方を説明するのと同じ事だと思うけど、
その事の重大さを、たいてい本人は気付いて
ないんだよね。。。


はっきり言って今の世の中、目先の2つ3つの仕事が少々おかしかろうと、
仕事なんて大抵上手く回っていく。
致命的な事なんて、そう多いものでもないし。

そんな事より、“全体の傾向として”どうなのかとか、
大局的なものの見方ができるかどうかが、
仕事の局面において一番の決め手になると思うし、
その能力がない人は、「上司」というものになってはいけないと思う。


・・・・と、ここまで読んでお分かりいただけたかと思いますが、
要は 我が上司への不満 なんですわ。毎度のことですが。

典型的な「木を見て森を見ズ」系のウチの上司。

誰か引き取ってくれませんでしょうか・・・。


企業の「粗大ゴミの日」は一体いつなんだ?

金曜日, 8月 22, 2008

休みが嫌い

ソフトボール感動! 上野さんすごい!
個人的には今回のオリンピックで一番嬉しいかも。
誰かこの試合のスコアブックが見られるところ、知りません?

------
私は仕事で、いわゆる「悩み相談」的なコンテンツを持っていて、
前職ではどちらかというと男女に関する悩みで、
今のは仕事に関する悩みを扱っている。

なもんで、今は「仕事がキツイ」とか「上司が腹立つ」とか
そんなメールを受け取る事が多いのだけど、昨日来たのはすごかった。

タイトルを付けるなら、

 週末が苦痛です。


・・・・要はこの人、普通に土日休みの仕事らしいんだけど、
友人も彼女もいないので、土日にやることもなく、
昨今はテレビもオリンピック一色でつまらないし、
週末が苦痛だ・・・・っつー事なんですわ。

もーね。驚きっ!!

誰かがイタズラで投稿したのかと思っちゃった。

私、週末の休みがなくなったら
死んじゃうんですけどぉ・・・。

だいたい、「週末に楽しむ何か」なんて自分で開拓するもんだし、
「彼女や友人がいないからやることがない」とか言ってる時点で、
他力本願まる出し。

これが男だっていうのも驚きだよ。
「彼氏がいないと週末が寂しくて」とか言うのは
女の専売特許だと思ってた。

20代までは違うかもしれないけど、
30を過ぎると、「楽しみ」の発見の仕方は
男より女のが100倍上手いね。

もしお金で買えるものなら、
この人の土日を買ってあげたい。

そして私はドーンと休むのだ!

ん~ 優雅だ~


優雅なセレブの休日

木曜日, 8月 21, 2008

触りたい。

近所の小さなスーパーが、どうも最近
経営の厳しい雰囲気を感じる。
頑張ってくれ!君が潰れると困るわ~。

-----
ついこないだ、あぶらとり紙がなくなったので
新しいのを買った。

前のヤツがすごく吸収してよかったので
同じのが欲しかったんだけどあいにく売り切れ。

で、仕方なく別のを買ったんだけど、
値段的にはさほど変わらないのに、
全然吸収率が違う、ような気がする。

実際のところは分からないけど、
とにかく「油を吸った後の紙の感じ」が全然違うので、
使った後の満足感が違うというか。
次はまた前のものを買おうと思う。

で、思ったのは。

「近くにあって、目に見えて、手にとって触れるもの」って
絶対だなーと。

結局いろんな商品は、そういう「実際の感触」で
リピートを決めたりするものだもんね。

極端な話、人間関係だって「遠くの親戚より近くの知人」
じゃーないけど、ある程度距離が近いというのは、
よくも悪くも相手を知る手立てになるよね。

私も、相手の温度や息遣いが分かる距離で
ものが売れる仕事がしたいなー。

あ、人間関係もね。


あぶら。

水曜日, 8月 20, 2008

向かってけ!

男の人って「店の常連になる」の好きだよね。
複数オーナーになったり、一元さんには頼めない
「裏メニュー」を頼めたりってのが優越感みたい。

私はその価値観てよく分からん。

-----
今週に入ってどーも疲れが取れない。
食事もついついアッサリテイストになっちゃう。

これがいわゆる夏バテか!?

今まで「これぞ夏バテ」っていう症状に
なった事がないんだけど、よる年波って事ですかねえ~。

そんな体調だからって事もあるんだけど、
なんと言うか、最近自分が酸素の薄い水槽の中で
口をパクパクさせる死にかけの魚みたいだと思うことがある。

エサを豊富にもらっていても、
「環境」が魚を殺す。

比喩ではなく、まさに「死んだ魚」のように、
ただそこに居るだけの存在になってるような気が・・・。

原因は大体分かっていて、
仕事のうえで、自分の立ち位置が今けっこう微妙だからだと思う。

私は「一生懸命になるもの」には、愛情を注いだりリスペクトしたり
しないとダメなんだけど、今の会社とその会社の人達に、
どうしても情熱を傾けたり、リスペクトしたりできないんだよね。。

仲良くできる友達(理解者)も
もちろんいるわけだけれども。


「目標を失うこと」って本当に恐ろしい。と思う。

「一生目標を探し続けること」が目標でもいいから、
とにかく「どこかへ向かい続け」ないと、
人間てダメになっちゃう気がする。

う~ん・・・・ スパイラルモード入った。
引き時って気がするな。


死んだ魚

火曜日, 8月 19, 2008

買わない。

友達が本日出産!男の子でした。
や~ これでまた人類存亡の望みが増えた。
メデタイね!

------
「1ヶ月は毎日ブログを書く」と言い始めて昨日で1ヶ月。
有言実行。エライ 自分!

というわけで、せっかく習慣ついたので
引き続きできるだけ書いてはいきますが、
今後は「あったりなかったりもOK」というユルさで。

---
ところで先日ブレーキワイヤーを切られた私の自転車ですが、
自転車は構造が簡単なので自分で直してみた。

最初ちょっと手間取ったけど、1回やれば10分くらいで
できる作業だという事が分かった。なるほどー。
また切られても、もう大丈夫。かかってきやがれ!
ワイヤーも1本200円ちょっと。100円ショップにもあったりするらしい。

そもそもドンキで買った粗悪品なので、新しいの買っても
全然いいんだけど、使えるものはちゃんと手をかけて使ってあげたい。

前にNZに住んでた時に、仲良くしてたイスラエル人のプーリーに、

「日本人はなんでも人にやってもらおうとするからバカだ。
 全部自分で直せば、なんでも長く使えるし金もかからないのに」

といって叱られた?事があるのを思い出した。

もー本当にその通り。

ケチとか節約とは別の次元で、
ひとつひとつの物を、
メンテナンスしながらできるだけ長く使いたいと思う。

「物を買わない」という自分の美学を貫こう。


シンプルプラン というバンド。
特に好きって事じゃなく。

月曜日, 8月 18, 2008

バランス

なんだかレピッシュの1件以来、
youtubeで80年代の動画をいっぱい見てます。
見るたびその当時の光景が思い出されてなつかしー。

-----
というわけで(どういうわけで?)、
土曜日は友人が舞監をつとめる和太鼓のステージを観に、
日曜は友人の実家が千葉のマリンショップの娘なので、
そこに遊びに行ってきました。

どちらもかれこれ10年近い付き合いになる友達です。

このところ、夏って事で週末はイベント続きで家には全くいない。
ボチボチ疲れも溜まり気味なんですが、
でも遊んでる時はやっぱ楽しい!
これも気のおけない友達あっての充実感。謝謝!

でも最後にちゃんとオチがあって、
日曜に乗せてもらったバナナボートで、落下の時に胸を強打。
一夜明けてくしゃみの時とかかなり肺がイタイっす・・・。
こりゃ肋骨やったかな。

でも神様は見ているねー。

今週は仕事もさほど忙しくなく、
平日の夜の予定もほとんどない。

やる事やったらとっとと帰って、
夜はのんびり過ごそうと思います。
(計画倒れにならないようにガンバります)。



土曜のライブ会場だった江古田のハコ。
江古田なんて初めて降りたかも。

金曜日, 8月 15, 2008

あれも欲しい これも欲しい

ウチのベランダの向かいにある木に巣を作った
山鳩みたいな鳥が最近顔を見せない(まだヒナはいないけど)。

どっかで死んじゃったのかな・・・。心配。

-------
ウチの会社は決まった夏休み期間はないですが、
まーこの時期に休む人は多い。

だから基本的に静かなんですが、
外にやたら右翼が多い。

そういや今日は終戦の日でしたね。


戦後間もない頃は「物を持っている」事が豊かさの象徴。
でも今や、欲しいものなんて「別にない」ってな人が
たくさんいるんだもんね(私も含めて)。

私の世代ってきっと、

「あれも欲しい」「これも欲しい」と言えた時代と、
「結局あれもこれも手に入れてみたら、本当に幸せなものを失った」時代

との狭間の世代なのよね。

貪欲に何かが「欲しい!」といえる情熱は、
なくしたら人間お終いなのかもなー。
それが物質的なものであっても、そうでなくてもいいけど。

気をつけなくっちゃな。


♪もっと欲しい もっともっと欲しい~

木曜日, 8月 14, 2008

想像するチカラ

なんとなく去年の今頃の自分のブログを見てみたら、
「フジロックに行ったり山に登ったり、
会社の愚痴を言ったり」していた。

・・・・・。
進化してねー。
-------

仕事つながりの友人と新宿で飲み。
話の後半は、

 銀河系を含む「宇宙」のサイズは全体の2%である

という話。デカイな(笑)。


人はもちろん千差万別だけど、
「大体の方向性が似ている人」と飲むのはとても楽しい。
生活スタイルや、家族構成や、仕事や、趣味や・・・、
そんなモノはどーでもよいけど、

・何が幸せか。
・何が快適か。
・何が面白いか。
・何が嫌いか。
・何が許せないか。
・何がいけない事なのか。
・何が「相手を不快にさせる」のか。

こういう本質的なところって、
結局相手とある程度突っ込んで話をしないと
見えてこないから、それが前提として分かってるうえで
話ができる友人が周囲にいるのは、とても有難い。

今はネットや携帯で、「会った事もない人」と
友達になれる時代。

実は私はそれ自体には否定的ではないんだけど
(まー昔のお見合いも「会った事のない人と結婚する」行為で
あったわけだし・・・)、それですぐ「友達になった」と
思っちゃう事が危険だなとは思う。

友達って、そんなにお手軽なモノじゃないでしょ。


・・・・なんて事を考えつつ昨晩は岐路に着いたのですが、
帰りに自転車に乗ったら、なんとブレーキのワイヤーを切られてました・・・。

前後両方。鋭利なモノでスパッと。


確かに、自転車を止めてはいけないところ(公園の横)に
止めた私も悪い。だからそんなに腹は立たなかった。

でも、両側のブレーキがいきなり利かなくなる事の危険性を
たぶん犯人は「想像できていない」。
タイヤをパンクさせたり、サドルを切ったりのほうがまだマシ。
だって乗る前に気が付くもん。

実際私は、交差点に突入する寸前に初めてその事に
気が付いて、慌てて自転車から飛び降りたので、
自転車だけが車道に飛び出してしまった。

昨日は帰りが深夜だったのでよかったものの、
もっと時間が早くて、もっとスピードが出ていたら
最悪死んだっておかしくない。

なんで世の中には、こんな悲しい事をする人がいるんだろう・・・。

 他者の存在があって初めて、「自分」があるんだ

という事を、私自分も含めて
みんながもう一度見つめなおす必要があるんじゃないかな。

・何がいけない事なのか。

が、“想像できない”人が多くなる社会は
とても危険です。


と、やや大げさながら
思うわたくしなのでしたー (←今日のワンコ風)



*昨日の店はアントニオ猪木プロデュース。ボンバイェ~
 店中猪木、メニュー名も最高。GOODチョイス、Sさん!
 さすが猪木。「日本のサラリーマンの飲み屋のツボ」を知っている。
 ヤリ手実業家。

 こちら↓は店のオリジナルコースター。
 ・・・・・猪木、コワイって。

水曜日, 8月 13, 2008

ちまちましたい。

高校時代のクラスメイトと
ほぼ20年振りに会食。縁て不思議~。

------
Yahoo!がここ数年やってる、
上半期の検索ワードランキングが発表された。

中でも「急上昇ワードランキング」。
http://searchranking.yahoo.co.jp/ranking2008firsthalf/monthly.html

話題の商品や事件など、瞬間風速で検索数のあがった
「赤マルワード」を月ごとにランキングにしてるわけなんだけども。

これで分かったこと。

1)私の知らない言葉(人)がいっぱいある。
2)でも今となってすっかり風化してるし、特に知りたくもない。
3)8~9割のネタ元はテレビ(日本の文化はテレビ発しかないのか!)
4)翌月までそのワードがブレイクしたものは1コもない。
5)なぜか鼠先輩は生理的に受け付けない。


・・・・・ん~ 全然楽しくない。

ネットを生業にしてはや10年以上。

なんだかこういうのを見ると、
猛烈に空しくなってくるのは何故なのかな?


ネットと携帯がなかっただけで、どんなに文明が進んでも
今という時代は別のものになっていた気がします。

「自分だけなら嫌だけど、全員が“いっせーのーせっ”で
 携帯を捨てるなら、携帯なんて必要ない」

と思ってる人が、きっとたくさんいるんでしょう。


私だって携帯とネットがなけりゃ、
今頃、相変わらず紙媒体でチマチマと
文章でも書いてたかも。


・・・・・あ、それって シアワセ じゃんね。



「レピッシュ」も3月の急上昇ワード。
「パヤパヤ」、20年前だってよ!嘘みたい。
実は当時のミュージックビデオを全巻持ってるのだが(実家に)、
デッキがなくて見られません。
今度デッキのある友達のウチに強制的に遊びに行きますので、
ビデオデッキ(VHS)をお持ちの方は挙手願います。イケメン尚可(笑)。

これ、いい写真だなー。一番好きだった頃だ。

火曜日, 8月 12, 2008

脳が喜ぶコントラスト

下町の肉屋のせがれが金メダル&世界一!
北島スゴイね。

------
乗鞍岳(の主峰、剣が峰)に登りました。
初の3,000m級登山です。天気最高!

といってもかなりの高所までバスで行けるので、
日本の3,000m級の山にしてはかなり初心者向きなのですが、
それでも空気の薄さとか、朝の寒さとか、「高所らしさ」を
実感することができたのはいい経験。

サマースキーのメッカなので、この時期でも
雪渓でスキーをしているオバカさん達が
多数いらっしゃいました。


今回は中腹の山小屋に泊まって、
4時起きで初めてご来光を拝見。

あれって、言葉とか写真で説明できるものじゃないね。
みんながご来光を見たがる気持ちが分かった。

なんていうか、

「ああ~・・・・人間なんて ちっぽけすぎ」

って、思ってしまうっていうか。


夜があるから昼が嬉しい。
寒さがあるから、日が昇った時の暖かさに感動する。

脳科学者の茂木先生が、「人間の脳は“コントラスト”が
好きなようにインプットされてる」って今週のブルータスに
書いてたけど、それを直球で実感させていただきました。

ご来光は理屈じゃなくて、
「脳が喜ぶ」行為なんだね。

日の出の時間を「ザックリ」でしか読んでなかったので、
頂上に着く前に日が昇ってしまったのは、私たちらしいご愛嬌だけどさ。


登山の翌日は、乗鞍高原でトレッキング中に道を間違え
夏の草深いスキー場でクマザサをかき分け右往左往。
こんな事も自然とのおたわむれでいい経験。

アルプスの高山は(私の実力では)夏しか登れないので、
今シーズン中にもうイッコくらい登りたい・・・けど、無理かな。

充実のお休みでした。

しばらく長休がないと思うと、
思わず発狂しそうです。



(1)遠くには、槍ヶ岳、焼岳、そして野口五郎岳など。
 あの野口五郎は後付けらしい(美濃出身の彼が、この山の
 名前を頂いて芸名にしたんだそうだ)。へ~。

(2)同行の友達から頂いた1枚。
 登頂後、至福の(死服の)一服。
 酸素が薄くて点かないんですわ。火が。





木曜日, 8月 07, 2008

フェアな関係

LA-PPISCHの上田現氏が今年亡くなっていたのを、
先日初めて知りました。なんてこった・・・・。
私が夢中になった数少ない邦楽バンド。
あんなに好きだったのに、今はそんな情報も「今さら」なんて。

ご冥福をお祈りします。

----
「アンフェアな関係」っていうのがある。

クライアントと業者。
上司と部下。
先輩と後輩。
販売員と客。

・・・こういう関係性では、何か利害が絡む話をするとき
本当に気を使わなくてはならないのは、実は立ち位置が
上の人だと思う。

原則として下の立ち位置の人は、そこに「NO」を言えないケースが多い。
立場がフェアじゃない時は、上側の人が真摯な態度をとらない限り
下の人は「屈する」場合がほとんどだ。

私は特に仕事においては、自分が上の立場に立った時に
その辺り細心の注意を払っているつもりだけど、
男の人って、むしろそういう時、自分の力を鼓舞したがる人が多い。
それが例え肩書きだけの虚構であっても。

「笑いながら言ってるけど、実は超酷い内容だよね」とか、

「お金払ってるからってそこまで要求していいわけ?」とか、

「議論するのはいいけど、あんたのはあー言えばこー言うで、
 屁理屈で相手を困らせたいだけで、
 結局自分にはなんの考えもないじゃん」とか、

「相手がさえぎらないからって、武勇伝とか自慢話に
 貴重な打ち合わせの時間を割くなよ」とか。


10ウン年も“カイシャジン”をやってると、
思わずそう言いたくなるようなシチュエーションを
死ぬほど見てきた。

・・・・結局男って、「マウントしたい生き物」なんだなと改めて思う。

バカみたい。

もちろん、男にもそうじゃない人はいるし、
女にもそういうタイプの人がいるのは百も承知です。

が。

そういう時、やっぱりまだ社会は「男の価値観」でできている、
と思うのです。「男社会」という意味ではなく。


♪おーとーこーのーこーって~

水曜日, 8月 06, 2008

ユートピア

西武新宿線の「変な人遭遇率」って
どうしてあんなに高いのかしら?

------
昨日ちょっとだけ気持ちがパーっとなる出来事があった。
世の中捨てたモンじゃないな。


・・・・なんて思ってたら、今日は会社で
午前中から私のストレス源が大暴走。

定期的に、私をイラつかせるその輩は、
まるで自然災害のように、忘れた頃に「・・・は?」と
思わず言いたくなるようなエピソードを持ってくる。

でもその人には何も言えないの。
なぜなら10倍返しされるから。

理系だし、仕事ができる人ではあるから、
理論(屁理屈)では到底勝てないし。

どんなときでも、絶対に「自分が間違ってた」と
言わない人なので、その人にはリバウンドを恐れて
誰も何も言わない。
そんな状態が続けば、

間違いを指摘される ⇒ 自分は間違ってない! ⇒ 相手を攻撃
 ⇒ 相手が面倒になって降参 ⇒ 「やっぱり自分が正しかった!」
   ⇒ 以降間違ってても誰も何も言わない ⇒ ますます「俺俺モードになる」 


と、負のスパイラルに入るわけだ。
もう31歳。変わらんだろーなー、あの人・・・。

仕事でストレスが全くない人っているんだろうか?
私にとって、もし「シャングリラ」とか「ユートピア」のような
夢の国があるとすれば、それは「ストレスのない会社がある国」
なんじゃないかと思うよ。ホントに。


ユートピア  の物まねをしている大吉華丸。
「やめなさいって!」

火曜日, 8月 05, 2008

OL の時代

友達から「離婚のご挨拶」ハガキが。
今はそういうのもアリなのかー。

-----
ちょっとしたきっかけがあって、
東電OLの本を読んだ。

「東電OL殺人事件」

事件そのものは10年も前の話。
でも覚えている人も多いかも。

逮捕されたのはネパール人の男性だけど、
2008年の今も獄中から冤罪を訴えている。

そして何よりこの事件は、被害者となった東電のOLが、
日中は総合職エリート社員として働きながら、夜は円山町を中心に
客を選ばない場末の売春行為をしていたという事で、まだ今ほどプライバシーの侵害が
叫ばれていなかったこともあって、写真週刊誌などがこぞって過激に報道した。

被害者のOL(ていうか、今となってはこのOLという言葉も微妙・・・)は当時39歳。
彼女の奇行は確かに異常ではあるけれど、同時に男社会で必死に自分を鼓舞しながらも、
満たされず、評価もされない気持ちを埋める「何か」を求める同世代のエリート職の女性達が
「東電OLは、私だ」と、多くの共感のメッセージを発信したという。

10年前。

私は20代前半で、仕事も遊びもあらゆる事が
目新しく感じられた時期だったので、
もちろんこの事件を見聞きはしたものの、自分の中では
流れてゆく事件報道のひとつに過ぎなかった。

そんな私も今や30代も半ば。

改めてこの事件に関する本を読んで、
私は、彼女の心情が驚くほど理解できるようになっていた。

OL、という言葉に象徴されるように、
今よりはずっとずっと、女性が第一線で働くことが
難しい時代だったと思うけど。

彼女は、親もエリートで非常に家柄がよく、
社会的には非常に恵まれた立場にあった。
そういう意味では私とは全く違うけれど、
心のどこかにある「闇」みたいなものは、自力で人生を走りぬけようとする
この世代の女性共通の感覚じゃないかと思う。

・・・・「時」っていうのはもの凄いパワーがあるなと改めて思った。

この事件は、細かい部分を詰めれば詰めるほど
警察の初動調査にはおかしな部分が多くて、
事実関係だけを読むと、素人の私でもいま獄中にある
ネパール人の男性を容疑者とするのには相当無理があるように思う。

売春、夜の街、不法就労外国人・・・・、
社会の“ねずみ色”の部分で起こった事件だけに、
何か国レベルの大きな力が働いて、そのぬれぎぬを被っているのが
彼なんじゃないか、と疑わざるを得ない。


実はこの本自体のデキは決して良いとは思えず、
最終的にはとても消化不良で終わっている。
しかも、(時代背景もあるが)「被害者のプライバシー」
に関してあまりに無配慮な点も気になる。

ただ、この本を読んで早くこの事件が
本当の意味で「解決」することだけは、
願わずにはいられません。

月曜日, 8月 04, 2008

楽しい想ひ出もいっぺんに。

電車の中もなんとなくユルイ。
夏休みモードなのかな?

-------
暑い週末でしたねー。
クーラーのない私には、家から出ないと
気が済まない季節です。

だからという訳でもないんですが、
今週末も土曜は逗子、日曜は藤野と、
神奈川県三昧の2日間でした。

友達主催のビーチパーティやら、
山の廃校を使ったレイブやら。

日曜の朝にバイクで神奈川をほぼ縦走移動したので
かなり疲れたのですが、どちらもとっても満喫。
外遊びばかりだったので美白を逆行する黒っぷりです。


・・・・なんですが!

最後の最後で、なんとまた駐禁切られたんスよ!バイクで。

もー楽しい想い出がいっぺんに
イラつきモードに変換。

しかも!今回のはかなり「仕方ない」ケース。
週末のべ5時間以上バイクに乗ってたので、
日曜の帰り道はかなり疲れていたんですが、
ある場所でどーにも気分が悪くなってバイクを止めたんですわ。
このまま運転するのは危険だと思って。

で、その時はもう日は落ちてたけど、
これは熱中症っぽい症状だと思って、手近な涼しい場所を
探したわけ。でもその時は既に都内に入っていて、
駐車場付きの喫茶店なんかも見当たらない。
でも、近くにまだ開いてる本屋があったので、
そこなら涼しいだろうと駆け込んだわけです。

20分位してやっと落ち着いたので、
あとひと頑張りと思って外に出たら、

例の黄色い紙がハンドルに!!!

もーね。マジであの民間の駐禁屋を根絶したい。
そもそもバイクの駐輪場なんて、本当ーに!少ないんだから。
取り締まる前に、まず止める場所を作れっていいたい。
それともバイクは乗るなと? よりCO2を排出する自動車に乗れと?

一応、罰金の支払い書には「弁明書」っていう
言い訳が書ける書類がついてるんだけど、
あれは「病院の診断結果と領収書」とか、その駐車が仕方なかったことを
確実に証明する資料がないと、100%通らないらしい。

しかも、その弁明書を出した時点で、
はからずも「車の持ち主=駐車した人」という事実を
告白したことになって、入金だけならお金で済むのに、
点数も引かれるらしいし。

どーなってんの!?日本の警察。

もう本当に悲しい。

フジロックで在来線に乗ったり、
今回の移動も下のみにしたりして、
「本当に使いたいところ」でお金を使おうと
日々努力しているのが、ぜーーーーんぶ踏みにじられたよ。。

一刻も早く駐輪場作ってくれ!!


これが諸悪の根源

金曜日, 8月 01, 2008

子供の頃「落ち着きがない」とよく言われた。

お隣が飼ってる猫が超カワユス。
ベランダ越しについちょっかい出してしまいます。

-----
超個人的な話ですが、最近自分の気になる俳優が
二極化しているとすごく思う。

私的な右派が、大泉洋とか大倉孝二で、
左派は、堺雅人とか大森南朋。オダジョーもこっちだな。

前者は完全に「キャラ寄り」で、実際に飲んだりしたら
実は絶対面白くないんだろうって感じ(そこがイイ!)で、
後者は、広い一般的な意味での「カッコイイ」から惜しくも外れて、
でもその外れた感じが、ある種の後ろ暗さとか何考えてんだか
分からない感じに繋がっていて、そこが魅力ってタイプ。

もちろん実際にどうかは知らない訳なんだけれども。

昔は上川隆也みたいな、サワヤカ系というか、
「彼氏として実家に連れてったら親が喜びそう系」も
意外と好きだったんだけど。


や、別に男の趣味の話がしたかったっていうより、
人って年と共にいろんな事が変わるな~ って事を、
昨日シミジミ思ったってだけなんだけどね(そういう出来事があった)。

まー当たり前っちゃー当たり前なんだけど、
世の中には案外このロジックが当てはまらない人もいて、
20代の前半くらいの思考や価値観が、30代40代になっても
一貫して続いている人っていうのがいるんだよね。

そういうと「一本筋が通ってる」みたいな、良いニュアンスにも
取れるけど、果たしてそうなんだろうか・・・。

やっぱさー、人間て時とともに変わらないとダメなんじゃないの?
じゃなきゃ、70年も80年も生きる意味ないじゃん。

「昨日言った事が今日変わる」とか
「キャリアが一貫してない」とか。

それって悪い事なのか?

悪いのは、考えが一貫してない事じゃなくて、
そこに「自分の想い」が込められてない事なんじゃないかなー。

「周囲の目」や、「世代的常識」に流されて、
「多数派=良い」という感性で生きるほうが
よっぽど悪だと私は思うのだけれど。


タイガー&ドラゴンのボスも
大森さんだったのね。
こないだ初めて知りました。

木曜日, 7月 31, 2008

ワープしない。

毎日 馬を見ています。
ナゴミます。

-------
久々に歌のレッスン。
先週風邪引いちゃったもんで。

今の課題曲が2曲とも結構難しい。

これまでは、比較的メロディーラインをなぞると
「それなり」に聞こえる歌だったんだけども、
今回のは原曲が非常~に単純。リズムも4分音符の
繰り返しで、譜面がかなりシンプル。

でも、実はそういう歌こそJAZZの本領発揮で、
とにかく崩して崩して崩しまくって歌われる歌なので、
これまでのビッグネームの歌をいくつか聴いても、
「本当にコレとコレは同じ曲なのか!」思えるほど
全く原型をとどめていない。

だからこそ、歌い甲斐があって、
だからこそ、聴く物の心を揺さぶり、
だからこそ、とても難しい。

今はまず、譜面をしっかりなぞって
この後徐々に自分色のスウィングをつけていこうかと思っています。


でもそんな風に歌いながらフと思ったのは、
なんでも「そういうモン」なんじゃないかなー と。

本当の意味で素敵なもの、かけがえのないものは
大抵「長い道のりのその先に」あるんじゃないかと。

本当に何かを極めようと思ったら、
一見苦労や無駄と思えることを
飛び越えちゃダメなんじゃないかと。

世の中が合理的になればなるほど、
そういう「無駄をスルーする」ためのツールが増えてくるわけで、
極論ではあるけれど、昨今の街中で他人を刺しちゃうようなコたちって、

 携帯で繋がる事で、他者とのコミュニケーションでの
 葛藤を省き、

 テクニカルな教育で、本当の意味での「学び」を省き、

 できあいの惣菜で、食べるという行為の本当の意味を省き、

 幼少から与えられた個室にこもる事で、面倒な親子の対話を省

いているうちに、そういう風に
なっちゃったんじゃないかと思えて仕方ない。

ピカソだって初期の作品はとても写実的だし、
どんな大名跡の落語家も、前座時代は「お手本通り」
の噺をしたはずだもん。

何事にも、「ワープはない」という事を
肝に銘じておかないといけないですね。


*JAZZの定番ですが、ジャニスも歌う「Summertime」。
 カッコよすぎ。

水曜日, 7月 30, 2008

種の継続。

え、夏休み? まだとってませんよ。
フジロック? 行ってませんよ、そんなもの。

8/8からお休みしますので。そこんとこ4649。

-----
同じ部署の人が
今月いっぱいで辞めるので、送別会をしてきた。

つっても、オンオフィシャルな仲の良い人たち
数人での飲み会だけど。

部署が一緒と言っても、普段は違うサイトの仕事をしていて、
仕事上の接点はあまりないので、飲んでる席で聞く話も、
「えー!マジデ~!?」ってな新鮮な事ばっかり。

まー会社の面子で飲むと、大抵は新橋のオヤジよろしく
会社の愚痴やこぼれ話が出るわけだが、ニュースだったのは
昨年入社の2年目新人の女の子が来月付けで退職すること。

理由は 妊娠 だそうで。
相手は別部署の同期入社の男だとか。

その子は元々 不本意ながら営業に配属された クチで、
日ごろから会社を辞めたがってはいたそうだ。

いわゆる できちゃった系 らしいので、
それが原因なのか どうなのかはなんともいえませんが。

・・・・そうかー。そうなのかー。

入社2年目で妊娠か。 ・・・年齢的には24か5ってトコだから、
別に超早いって訳でもないけど。

なんか感慨深いものがあるな。

この気持ちはなんなのか。

「もっと人生色々経験したほうがいいのに」という気持ちなのか、
「世の中にはそういう幸せもあるのね」というジェラシーなのか、

はたまた
「人類という種の保存に貢献していない自分」への悔恨なのか。

最近は、同じ境遇にいる友達と、
「子供がいるのはエコじゃない」などとホザいて
自分の存在を肯定しているのでした(笑)。


やっぱエコですよ。エコ。