火曜日, 6月 12, 2012

真っ暗、ドロドロ、そして光・・@丹沢・源次郎沢ほか

『渋谷にモテ系女子必見のカフェがオープン!
 近くには荘厳な雰囲気で人気の○○チャペルもあり、
 週末には先輩カップルのウエディングシーンが目撃できちゃうかも♪
 プロポーズ待ち女子は、ぜひデート気分で彼と足を運んでみて☆』

・・・・ってな具合の文章を、最近は日夜書いているわけですが。

私のキャラを知っている友人には、ことごとく
「・・なわけねー」 と、言われています。

そりゃーねえ~ ・・・仕事ってそういうモンですよw

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シーズン到来。いざ、沢登り!

いーやー。楽しかった!
沢登りって、もしかしたらいろんな山行スタイルの中で一番好きかも。
よく山登りは「人生」にたとえられるけど、
沢登りは、ドロドロになりながら薄暗い沢筋を抜けてツメ上げた時の
「着いた~!」って感じが一番「人生」っぽくていいw。

というわけで、丹沢に行ってきました。

今回は人数が多かったので、3パーティに分かれての遡行。

P1 源次郎沢 班
P2 水無川本谷 班
P3 セドの沢 班

基本的にすべて水無川の本流&支流で、最後は塔ノ岳周辺にツメ上げます。
まあ塔ノ岳なんで、山頂には行かなかったんですけど。
私は、源次郎沢班です。
※【注】源次郎沢は、最近の遡行図と実際の滝の番号が合ってません。
    なので今回は現場のF番号で記載しました。

8:00頃 大倉バス停着
     戸川林道~書策新道
09:30  入渓
12:30 ツメ
15:00  大倉バス停着


大倉から林道を1時間ほど歩いて、
入渓点で準備。


入渓後、10分ほどで他のチームとお別れし、
源次郎沢に入ります。初級者向けの沢で
しかも指示板がかなりシッカリしているので安心。

F1~F4までは、ロープなしで登れる楽しげな滝が続きます。
前日の雨のおかげか、水量もほどよくあってGOO。
F5の後には、やや分かりずらい出合いに到着。
ここは右側に行くのが正しい。ここで初めてロープを出します。
今回は、基本的に高巻きせずにほぼすべて滝を登攀できるのが嬉しい。




F7を過ぎたあたりで水は枯れるので、
ここでちょっとお昼ゴハン。
梅雨入り直後ということで雨が心配だったんですが
(沢登中の急な雨の怖さは昨年経験済みなので・・)、
なんとか天気も持ちました。ザ・日ごろの行い!w

その後、Fって書いてあるけど「そうか~??」って
感じのガレが続いた後、お楽しみのF10・8m。


登攀自体は難しいわけではないけど
事故があったこともあるらしいので、本日2回目のロープを
出して慎重に登ります。沢の残置は、水にさらされているという
その性質上、サビたり緩んだりしていることも多く、
いい感じの緊張感を持つことができます。


最後は背の低いササヤブを、踏み後をたどりながら30分ほど進み、
赤茶げた岩場を越えたらゴール!

お天気イマイチだというのに、大倉尾根は
カラフルな山ガールでいっぱい!

そんな中に、腰までぬれて泥だらけ、ヒルのおまけ付きの人が3名ほど合流・・。
これぞ、沢登りの醍醐味!
ここで「塔ノ岳に、こんなに苦労して登ってきたんだぜ~」っていう
優越感を感じられない人は、沢登りは絶対向いてませんw

花立小屋でしばし休憩ののち、
1時間半ほど超速の下山で15時前には大倉バス停へ。

私達のパーティが一番だったので、のんびり片付けして
お先に乾杯! 1本目のビールが終わろうかという時に
2番目のパーティが、2本目が半分ほど・・ってところで
残りのパーティが下山し、ようやく全員で乾杯。

それぞれの遡行の報告をしつつ、ホロ酔い気分で
大倉を後にしたのでした。

丹沢や奥多摩は、一般登山道を登っていた頃は
「初心者向けの山」という十把一からげなイメージを
持ってたんですが、も~~~とんでもない!

遡行の困難な沢や難しい岩場も満載で、
まだまだたくさんの魅力を秘めた山域だと思いました。

いや~ また早く沢やりたい。

つーか全然時間が足りないんですけど、
どうしたらいいんですか?

火曜日, 6月 05, 2012

屈辱と宿題@小川山

ノエル、キターーーーー!
金曜にBEADY EYE、土曜にノエル(しかもヘッドライナー)。

・・・・だったらOASISのままで一緒に来てくれりゃーいいのに。
と、思うのは私だけ?

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かなり不安な天気の中、会社のボル仲間と小川山へ。

今回は、メンバー的にも「エンクラ>トレーニング」だったので、
途中、若干事故渋滞にハマったりしつつ、テン場に着いたのは昼過ぎ。


夕方以降は雨の予報もあったので、
早々にお昼を済ませて、土曜はボルダDay。
私は小川山でボルダをやったことがないので、
仲間の案内を受けつつ、クジラ岩へ。

クジラ岩はなかなかの盛況で、しかも3~1級課題がメインなので
もちろん私は特に用はなくw、その周辺の課題で遊ぶ。



同行の仲間は、「穴社員3級」なぞをサクっと一撃しておりました。

・・・・・ふーん。そうかいそうかい。

夕方頃、予報通り雨がパラついて来たので撤収したものの、
テン場に戻る頃には雨があがったので、テン場に面した
「きたない大岩」もちょっとおさわり。
個人的に信じられない(黒本で)8級の課題に取りつくものの、
むしろ核心を越えた後半に恐怖心が勝り敗退。土曜は屈辱のシメとなりました。。


スパイヤー 7級 ○
プーシェ  7級 ○
プーシェ  6級 ○
きたない大岩 スラブ6級 ○
きたない大岩 8級 ×
 その他、やれもしない5級4級もいくつかおさわり・・・

夜のメニューは、トマト鍋&つまみ各種!
さすがアーバン系ボルダー、アウトドアグッズが充実で、
ささみ梅しそ焼き、焼きウインナー、サラダ等、
かなり充実したラインナップを楽しませていただきました。

当たり前のように小川山にいる(笑)他の知り合いも
遊びに来てくれつつ、夜はふけてゆくのでした・・・・


そして日曜は、天気予報を完全に裏切ってなんと晴れ間が!
すーばーらーしい~

今回は、日曜は外ルート未経験(でもボルダは3級以上)の2人が
ヒモをやると言っていて、別パーティに知り合いが多数いたこともあって、
そのあたりを頼って左岸スラブへ。


時間差で到着したものの、知り合いが見当たらないので、
思い切って昨年宿題になっていたルートに取り付く。

トムと一緒 5.10a RP

お母さーん! やったよ!
娘はやりましたよ!



先シーズンからほぼ1年たって、ようやく宿題をRP。
亀の歩みながら少しだけ成長を実感できた瞬間でした。

自分が、3級だー 1級だー の人に、Trをはってあげることになるなんてw。
2人もなんだかんだでルートを満喫した模様。
やっぱり恐怖心を感じるポイントとかが、
ボルダメインの人は全然違うんだね~。

ちょうど全員が登り終わったところで本格的に雨が降ってきたため、
残念ながら午前中で撤収。
帰りがけに「ビクター」を触ったものの、
すでに上部はビショビショで諦める。

早々にテントを撤収し、ほったらかしでマッターリした後、
まあソコソコの渋滞で21時前には自宅に着いたのでした。


一緒のメンツも楽しかったし(車中のトークとか、も~アホ!)、
ごぶさたのクライマーにも会えたし、
小川山のボルダは、それはそれで楽しかったー。

小川山はトポ見てるだけでワクワクするよね。
今シーズンは、たくさんたくさん行けるとイイナ~。

木曜日, 5月 31, 2012

死ぬ時に残す言葉@「新編・風雪のビヴァーク」

知り合いのサイトに寄稿している記事。よろしければ。
「通勤の音楽2」
http://epstein-s.net/archives/7437

完全に「通勤」はどうでも良くなってきてるw
日付が2009年になっているのは、キヨシローが亡くなった年だからです。
運営者のこだわりなもんで。

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異動後に、扱う商材と仕事がかなり変わったので、
このところビジネス本(業界知識とか分析系のHow toとか)を
読まざるを得ない日々が続いてちょっとストレスだったんですが、
あんまりそればっかでも寂しいので、ちょっと浮気。

「新編・風雪のビヴァーク」
著/松濤 明



山の人には「え!読んでなかったの!?」と、
言われそうですが。結構ヤマ関係の本は読んでるつもり
だったんですが、見逃してました。


基本的には「山行記録」なので、ある程度
知っているルートや山域のほうが読んでて楽しい。

読者としては、松濤さんが北鎌で遭難したことは既に分かっているわけで、
その「最期の登攀」に向かって、どんな山行をしていったのかが興味あるところでした。

先鋭的な登山をする団体が、学生から社会人山岳会に移行する過程の中で、
また戦前戦後の混乱の中で、彼の「自分はなんのために登るのか」という価値観が
だんだん変わっていく様子がとても興味深いんだけど、やっぱりなんといっても
緊張感があるのは、ラストの北鎌の登攀。

今のように高性能な山道具がない中、
体が濡れ、コンロが壊れ、仲間(有元さん)が滑落し死を決意する。

そして、有名なこの遺書。

 全身硬ッテ力ナシ
 何トカ湯俣迄ト思フモ
 有元ヲ捨テルニシノビズ、死ヲ決ス
 オカアサン
 アナタノヤサシサニ タダカンシャ
 一アシ先ニオトウサンノ所ヘ行キマス。
 何ノコーコウモ出来ズ 死ヌツミヲオユルシ下サイ
 ツヨク生キテ下サイ

 我々ガ死ンデ 死ガイハ水ニトケ、ヤガテ海二入リ、
 魚ヲ肥ヤシ、又人ノ身体ヲ作ル
 個人ハカリノ姿 グルグルマワル



・・・・人間て、自分が「死ぬ」と分かった時に
こんな文章を書けるもんなの? と、素直に驚きました。

ラストの三行なんて、ちょっとオソロシイ。
「自分の死を(自分に)納得させたい」っていう解釈もできるけど、
それよりもたぶん、本当に“そう思ってるんだろうな”っていうのが
すごく感じられます。

個人的には、山で死ぬ人はそれがどんな理由であれ「遭難・失敗」なわけで、
決して賞賛するものではないと思ってはいるけど、
自分の命が尽きるときにこういう形でメッセージを残せるっていうのは
本当にすごい。それだけ、強い意志があって、ある意味での「完ぺき主義者」
な人だったんだろうな と。

私も「山で亡くなった人」の話は何度か聞いたし、
たまたまここ数年、身近に不幸が続いたので
なんとなくリアルに「死」に向き合うことは多いんだけど、
こんなふうに「だんだん死んで行く」という状況になったら、
私っていったい何を考えるだろう。。


まずは家族にメッセージ、それは書くだろうなー。

あとは、整理的なことを書くかも。
「引き出しのアレは処分してくれ」とかw

んー。あとは~・・・・

案外、ノートの隅に書くような
ショーモナイ落書きとかを書いてしまうかもしんない。
なんか私って、そういうことしそうな気がするw

でも、残された遺書を読むのは私ではなくて、「生きてる人」だから、
そういう人たちに残すものは「決死の遺言」ではなくて、
「ユル~いメッセージ」くらいのほうが、残されたほうは読んでて
気楽かもしれないね。「幸せに死ねたのかもしれないな」って思ってもらえるから。


まー間違いなく言えるのは、松濤明のような立派な遺書は
私には絶対書けないってことですなw 

よい本でした。

月曜日, 5月 28, 2012

生涯勉強@河又改め、河又登山

週末、ばーちゃんの49日。
これで祖父母はひとりもいなくなってしまった。。
30~40代の孫が8人もいて、曾孫はたった二人(1家族)だけ。
親不孝だけでなく、祖父母不幸もしたな・・・・。

おばーちゃん、ごめん。

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快晴の土曜日、初めて河又に行ってきました。


・・・・「行ってきました」、

はい。ここポイント。

行ってきただけで、「登って」ないんですよ。これが。

とても恥ずかしいお話なのですが、
恥をしのんで、そして自身への戒めを込めて備忘録(苦笑)。

*****

山岳会の仲間と、6時半に都内を出発。
今回向かったのは、河又でも比較的やさしいルートが多い小泉エリア。
渋滞やら道を間違えたりしながらも、
なんとか10時台にはアプローチの峠に車を止める。他の車はない。

取り付きまでは20分ほどってことなので、
まあ11時半には登れるかな~ なんて思っていました。

入口が分かりずらいものの、なんとなく踏み跡があるところが
あったのでアタリをつけ入山。かなり荒れているが、テープもあるし、
まあ方向は間違っていないだろうと急坂を上ったり下ったり。

しかし、30分歩いても一向にそれらしき岩場がない。。
周辺はどんどん荒れてくるうえ、沢筋に降りてしまったあたりで
「これは間違ってないか・・・?」と思い始める。

このまま歩いてもラチがあかない気がして、協議の結果
いったん車に戻る。 ここでお昼すぎ。
岩場で食べるつもりだったお昼ゴハンを車の前でいただくw


13時頃、コンパス的には「もしかしてまったく逆を歩いてた?」って
ことになって、今度は道路の反対側の急坂を登る。

明瞭な踏み跡をたどるとそれらしき尾根筋に出て、
トポにある「見晴台」らしき場所に出たので、
方角を確かめつつ支尾根を下る。



しかし・・・やっぱり岩場は見えない。
トポには「岩場が見える」って書いてあるのに!

ない・・・・ない・・・・なぁーーい!

それらしいテープやケルンに翻弄されまくりながら、
もはや現在地もあやふやになり・・・・。

結局、心が折れて再度車まで戻る。ここで14時過ぎ。

仮に岩場まで行けても、もう登る時間もない。。

完全な敗退です! しかも取り付きまでも行かずしてっ!


もちろん、こんなの初めての体験。
死んでも会長に言えない(苦笑)。

収穫はゼロ。でも、学んだことは・・・

・初めての岩場はもっとちゃんと調べてくるべし。
・テープや踏み跡を「自分都合でいいように」解釈しすぎ。
 山の道迷いの典型を痛感しました。。
・山のつもりで行ってないので、地図なし、コンパスなし、雨具なし。
・トポのザックリすぎる地図だけで行こうなんて甘すぎ。
・天気のよい週末だったし、ほかのパーティがいるに決まってると思いこんでました。


泣けますね。

すっかり意気消沈して「ベーキャンでも行く?」なんて言ってたんだけど、
結局帰り道に、なぜか外にある人工壁を発見して(一応ジム)、
そのなんとも不安なボルトの外壁で3本ほど登らせていただいて終了。。




※↑ま、実はそれなりに楽しんでいるw


しかし、こんなことってあるんですねえ~。。。
まさか河又で、「読図をやらなきゃ!」って
改めて心に誓うとは思ってもいませんでした(苦笑

竹内さんが日本人初の14座達成の偉業を成し遂げた同じ日、
ある意味我々も「偉業」を達成・・・(って、この比較最低w)。

・・・ま、負け犬の遠吠えを承知でいうなら、歩荷トレにはなったし、
それはそれで、色々不思議な経験で楽しかったんですけどね。

なんか、人工壁のオジサンも面白い人だったしw

結局、最後は筑前屋で反省会をしましてぇー、
何もしてないのにたくさん飲み食いしましてぇー、
いい心持ちになりましてぇー、
のんびり歩いて、23時前には家路に着いたのでありましたw。


小泉エリア~雷岩~蛇岩に、峠側からアプローチしたことのある方、
どうか、情報ください! 後で地形図見たけど、岩場の気配を感じません。。
来月、同メンバーでリベンジ誓っておりますので(切実)。

しかし。

何事も「経験」しなくちゃわからないもんです。

人生、「生涯勉強」ってヤツですよw

月曜日, 5月 21, 2012

お天気万歳!@柴崎ロック~つづら岩

「金環日食が昔の人に気味悪がられていた」ということは、
昔の人の中には、太陽を直接見て目を傷めてる人がいたんだろうなあ。
カワイソウだ。

・・・それはともかく、フジの土曜日のヘッドライナー、
いい加減決まってもいいんじゃないのか? どーなってるんだ?


------

お天気に恵まれた週末、久々の外岩転戦をしてきました。
岩場が違うと雰囲気も違うから楽しい。

まずは、山仲間(飲み仲間?)からのお誘いで
初めての「柴崎ロック」。(Thanks! for P-san)
看板ルートは「ジャックポイズン5.13a」みたい。

曲がり角がちょっと分かりづらいものの、
駐車スペースから岩場までは5分足らずと絶好のアプローチ。
小さくコンパクトにまとまった岩場で、
「石灰岩」というだけで正直ビビってたんですが、
意外にも5.8、5.9クラスも数があって私は大満足の一日でした。

うまいぞギンナン(5.8) OS
エントツ(5.9) OS
初心者マーク(5.9) TO(1テン)
ウォーミングフック (5.10a) TO(2テン)
宮崎ホイホイ (5.10b) ×




「エントツ」は溝をステミングで直登する綺麗なルートで、
とても相性のいい、好きなルートでした。
ホラ、私ってまっすぐな人間だから(プッ)。

「初心者マーク」の1テンは単なるオブザベのミスなので、
分かっていれば・・・という残念な感じ。

最後の「宮崎ホイホイ」は、最後の斜上していくフェースが怖くて、
あと1~2m上の終了点に届かず無念の敗退・・・。もっと早くやりゃ~よかった。

一緒に来た人たちは、5.11cのルートに繰り返し取り付いていましたが、
私のような下手くそでも核心部は見てて分かるので、
見ていると思わず自分の時以上に緊張して手に汗にぎります。

今回初対面だった温厚なYさんは、地上では
「いやー 僕なんかクライマーじゃないですよ~」なんて謙遜してましたが、
あの11cの核心で落ちた時の、駄々っ子みたいな悔しがりっぷり・・・・
イヤイヤ、あれはどこから見てもクライマー以外の何者でもありませんのでw




その日は温泉からの公園泊(翌日転戦だったので、帰るのが面倒でw)。
あったかくなって結構快適~。
クライマーって、「いかに職質されずに夜を過ごすか」も
大切な要素だと思うw

人って本当は、わずかな道具で暮らせちゃうんだよね。
普段ももっと物を整理してシンプルに暮らしたい。


*********

翌日は会山行でつづら岩。
今回は10数人でわりと大所帯。

毎度シンドイ1.5時間のアプローチは、
先月来た時よりも気温が上がっている分シンドさを増してる気がw

取り付きに着後はさっそく全部で5パーティに分かれてスタート。
私は、初めてHさんと組んでこんな感じ↓で。


一般ルート(4級/2P) ※全リード 間違って2Pになっちゃいまして・・
右クラック(4級/2P) ※1P目リード
東面の小さな岩場でお遊び1本(グレードなし/5.8てとこかな?)




基本的に自分が上手くならない理由のひとつに
「登ったルートを覚えない」というがあるんですが、
今回は先月登ったばっかりなんで、さすがに記憶があったw

この日も絶好のお天気で、終了点に吹き抜ける風は
緑の匂いがいっぱい。



たった1ヶ月前に来た時と比べても緑色が濃くなっているのは明確で、
「夏がやってくるな~」という空気を実感できました。

パーティごとに終わり時間に差があったので、
バスの時間に間に合うかヒヤッとしましたが、
なんとか全員予定通りのバスに乗車。

帰りは定番のバス停で乾杯、かーらーの、中央線で2本目w

車中では、夏に向けて本チャン系の大きな山行計画の話が
そろそろ具体的になってきていました。

個人的には、去年は剣のバリエーション1回だけだったので、
今夏はせめて2回は大きな山行がこなせればと思っています。
そのためには・・・・・トレーニングあるのみ ですねw

金曜日, 5月 18, 2012

たまにはのんびり野球なぞ@交流戦「巨人VSオリックス」

こないだ朝会社に来てマグカップに
コーヒーを入れようと思ったら、中に「象」が入ってた。

・・・・。

異動前からボルダ仲間だったヤツの
ただのイタズラだったんだけどw(入ってたのはフィギュアね)

・・・・異動して1.5ヶ月、まだまだ部署の空気感は探り中だけど、
こういうアホな仲間が近くになったのはありがたいw

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さて。ここ数年お約束になっている、
Hさんとの年に1度の野球観戦へ。

Hさんは目が見えないので、球場までの移動とか
そういうサポートは確かに必要だけど(ドームのあの急な階段て、
そういう目線で見ると本当に危ないと思う)、
場内に入ってからは私より全然知識があるので、
昨今のプロ野球事情は教えもらってばっかりでした。

私の野球知識はかなり昔で止まってるからな~。。w

ナイター中継や甲子園を見ながら、
熱心にスコアブックを付けていた時代も今は昔w
(でもあのときに、プロの試合というのはスコアがとても綺麗で
(エラーとかほとんどないから)、こういうトコも“プロ”って
 すごいな~という発見はあった気がする)。

交流戦が始まったばかりなので
、 ファンサービスなのか、こんなんもらいました。



わーい☆

おかげで・・・という事でもないんですが、
いつにもまして観客席の「オレンジ率」が半端なくて、
1塁側とか3塁側とか、そんなんどーでもいい感じ。




おおげさではなく、観客の93%くらいはオレンジ。

まあ、野球が好きか嫌いかに関わらず、
「巨人戦」というのは行きやすいのかもね~。

試合のほうはというと、18:00プレイボールで
1回裏に高橋由のいきなりの満塁ホームラン。
私達が球場に入った19:00頃には既に5対0。

そのままオリックスが活躍するような見せ場は
ほとんどなく、6対0で試合終了。。

や、いいよ。

ジャイアンツファンだし。いいんだけどさ。
なんかモノ足りないんだよね・・。人ってワガママよねw

でもご贔屓の慎之助が2安打だったし、まあいっか。

試合を見ているより、ビールを飲んでいる時間のほうが
長かった気がしないでもないんですが・・(笑)、
こういう時間も、たまにはいいですネ。

火曜日, 5月 15, 2012

ハーレムはいかが?@川苔山

「コンプガチャ」なんて言葉、今回の報道が
出るまで聞いたこともなかった。

「ビックリマンチョコ」とか
収集家の心をくすぐる、むか~しからあるビジネスモデルだけど、
みんなそんなに「コンプリート」したいのかなー?

カードとか集めたこともなく、アイドルを追っかけたこともなく、
漫画で1巻だけ欠けてても全然気にしない私には、
このテの流行が全然分からなくてねぇ~w

ま、あらゆることにあんま執着がないのよね。困ったことに(苦笑)。


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先週は半ばに3年振りくらいに熱を出して(知恵熱?)
のたうち回ってたんですが、週末に向けて回復していくからアラ不思議♪


そんなわけで、週末は原点回帰で
久々に奥多摩・川苔山に登ってまいりました。

この山に登るのは4回目ですが、
1回目以外は、すべて「山に行く」ということだけ決まってて、
結果として川苔になったってパターンで、そういう意味では
なぜかこの山には縁があります。

ハイキング登山には最適な天気だっただけに、
奥多摩駅から日原方面に出るバスの混雑は大変なモノ。
当然臨時便が出ると思ってたんですが、
車両がないとかで2台に寿司詰め。。

どんどん押し込まれてイライラをぶつけてたオッサンもいたけど、
こんなところまで来てラッシュでイラついてたら、なんのために山に
来てるのか分からないじゃんね~。

私達は車両の一番前で、運転手さんのローカルな雰囲気に
ナゴまされつつ、無事登山口に着。で、さっそく登山開始。


0930 川乗橋
1230 川苔山山頂 ※お昼
1530 鳩ノ巣駅
   ~ふろ&ビール


個人的には、川苔山は奥多摩入門編の山としては最適だと思います。
適度に負荷があって、山頂の眺めもよく、登山道がよく整備されてる。

滝の周りは涼しげで気持ちよかったけど、
稜線に出てからの風がかなり冷たく、
まだまだ「夏山」は遠い感じですね~。
※久々に「山ガール」カラーな仲間との山登りw↓


今回は6名のメンバー中、リーダーDさんのみが男子。

山頂で、10~20代とおぼしき5~6人の男子グループにシャッターを
お願いしたのですが、
リーダーはその男子達に「ハーレムですね~」なんて言われましたわよ☆

・・・ま、囲んでる女子は結構~イイ年な感じですけどもw


代わりに彼らのシャッターも押してあげましたが、
我々女子は、
「むしろそっちの男子グループに入って逆ハーレムしたい!」
「でも、誰か一人しか入れないじゃん」
「それでDさんが選ばれちゃったりして」
「やーー! それ超ショックなんですけどっ!」

・・・と、マア~ かしましい女子トークw

そしてその女子トークを聞いてる後ろの中高年グループが爆笑。
・・・みたいな構図w

ああ~ そういう女子(アラフォー?)トークが
なんともナゴむわ(笑)。平和だなー。

帰りは奥多摩帰りの御用達温泉でひとっ風呂&当然の乾杯で〆。



のんびり、快適な山行でした。


お天気が良かっただけに、外岩行けなくてちょっぴり残念
なんて朝は思ってたんだけど、やっぱり山はどこに行ってもいいな~。

同じ山でも毎回違う発見があるから、
登山はやっぱり面白いなー。

金曜日, 5月 11, 2012

「バカばかしいね~」と言える健全さ@志の吉@八重洲33

ここ数年目立ってきた、会議にPCを一人一台持ち込むの、
あれに未だに慣れない。。。
ネットの世界の人との仕事が圧倒的なので仕方ないんだけどさ。

や、便利だよ。確かに。

でもさー。PCがあると、相手の目を見なくなるんだよね。
話してるその人が目の前にいるってーのに。会議の意味がない気がして。
人前で携帯をいじったりいじられたりするのが昔から嫌いだったけど、
あの不快感に似てる気がするなー。

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落語を聴いている時にお腹が鳴ると恥ずかしいw
・・・なんてことがありながら、今月も志の吉君を定点観測。

「立川志の吉独演会@八重洲<その33>」

二人ぐせ(前座:志のポン)
義眼
 -- 仲入 --
崇徳院


TVや雑誌などの露出が増えたこともあって、
1席も空いてない正真正銘の「満員御礼」。すごいな~。

今回のネタは2本とも、志の吉君で聴いたのは初めて。
ネタ下ろしだったのかな??

どちらも一所懸命さは伝わったけど、
「崇徳院」のほうは、大げさな演出がちょっと鼻についたんだよな~。。
私がこの噺を好きじゃないせいもあるんだけど
(なにせ高座で聴いてこの噺を「いいな」と思ったことがない)。


そんなわけで、今回は「義眼」をピックアップ。


# 目を煩い、義眼(ガラス製の目玉)を入れている男。
# 新しい義眼を誂え吉原のなじみの女のところに行くと
# 「前よりいい男になった」とモテまくり。
# それを隣の席で聞いていたのは、女に振られて面白くない別の男。
# 
# ふてくされて酒に酔った男は、水が飲みたいと隣室へ。
# そのとき、隣室の義眼の男が就寝前に
# 外して水を張った湯飲みに入れた義眼を、
# そのまま飲み込んでしまう。
# 
# その後、お通じがなくなり苦しむ男。
# 原因不明の病に医者も困り果て、
# 外国製の遠眼鏡でお尻の穴をのぞく治療を始める。
# 医者がお尻をのぞくと、なんとお尻の向こうから目玉が覗いていた。


正直、こんなバカバカしい噺はないんですよねw
「お尻をのぞいたら、穴の向こうから目玉が覗いてた」
なんて、なんともショーモナイ終わり方。

でも、きっと江戸の時代はこういう下品でビロウなお話(笑)が
笑って済まされてた時代なんだと思う。
そういうシモの話を「品がない」「教育に悪い」と過剰に排除したり、
きれいな言い方に変えたりする現代のほうがよっぽど不健全だなーと思う。

現実に“ある”のにも関わらず、そういうことを「なかったことにする」
文化のほうが、返って犯罪を誘発したり、屈折した価値観を生み出すのではと。

と。まあそれはイイトシテw。


この噺は亡くなられた2代目枝雀師匠のものが
最高にデキがよくて、他で聴いてもなーんかかすんじゃうんだよね~。

噺家さんには、それぞれ「持ちネタ」と言われるような
得意な噺、ス~っとなじむ噺があるけど、そういう意味では
今回の義眼は、そんなに志の吉君向きではないかな~。

もちろん、あらゆる噺にチャレンジしてこその二つ目なので、
まったく問題ないんだけども。


確か5回か6回の時からほぼ皆勤賞で聴きに行ってる会なので、
最近は受付のおねーさんに完全に顔を覚えられてて、
名前を言う前から「いつもありがとうございます~」って
チケット渡されるw

こういうこじんまりした会場で、
いつまでやってくれるのかな~。
成長が、うれしくもあり、寂しくもある。ハハの気分ですw


※やっぱり枝雀師匠は偉大だなー

火曜日, 5月 08, 2012

GWの喧騒を離れて@西上州・諏訪山

少し前の記事ですが、マムートのスカート内蔵型ハーネス。
http://yukiyama.co.jp/mountain/2012/03/mammut-new-harness.php#more
同じページの下にある「男性版パンツ内蔵型」の写真が意味不明すぎて、
このページの本題を忘れるw

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ああ・・GW終わっちゃいましたね。。

GW後半、北アは遭難が相次ぎかなりの悪天候。
この時期はまだ雪山だからね。。
結局私たちのパーティも北アを断念し、
【西上州・諏訪山】に登ってきました。

前日夕方出発し、下仁田の道の駅でテン泊。
屋根スペースあり、休憩室深夜開放(もちろんここで宴会)の
ステ~キなところで、私は結構快適に寝られました。たぶんまた使うなw

翌日早朝に出発し、一路山頂へ。
私はそもそもこの山を知りませんでしたが、
標高1,600程度の、秩父最奥の静かな山でした。

0630 登山開始
0930 三笠山
1000 諏訪山 ※山頂の標識オオスギw
1015 三笠山(大休止)
1045 下山開始
1315 駐車場着


アクセスが悪いこともあって、
入山者も少なく結局出会った登山者も10人弱。
GWだってことを考えると、かなり少ないね。
難しい山ではないけど、すれ違った登山者も
装備なんかがベテラン臭プンプンの人ばっかり。シブイ山だ~w

とは言え、“あの”御巣鷹山の登山道への
アクセスに使う道と重なるため、慰霊登山のために
日航が整備した道路があり、以前に比べるとかなり
便利になったんだとか(皮肉なことではありますが)。

私はあの日航の事故に色々と思い入れがあって、
以前から御巣鷹山に登りたいと思っていたので、
こんな感じでアクセスできるなら今度ぜひ登ってみたい
(・・・とはいえ、御巣鷹山の山頂へはルートがないので、
登山道で行けるのは事故のあった尾根までなんだけど)。

前日の雨で沢の水量がわりと多く、
前半渡渉が連続するところはやや神経を使いましたが
(なんせ私、ポチャ癖があるんでw)、あとは特に危ないところはなし。

渡渉あり、尾根歩きあり、はしご場あり、岩場ありと
適度に変化に富んだ道がコンパクトに収まっていて楽しかった。




ちょうどヤマツツジの季節で、
山の植物らしい「ひそやかな感じ」で咲いててキレイ。
あの花の「ひそやかさ」を学びたいw



往復6.5時間。ほぼCT通りだったので、
適度な運動量で心地よい疲れを感じることができました。

最後はすぐ近くの温泉でマッタリ~。

もちろん帰りはGW渋滞にはまったわけですが、
山や温泉は大型連休らしからぬ静かな環境で、
個人的にはモノすごーく満足度の高い山行でした。


有名じゃないけど、ひそやかでイイ山って本当にたくさんあるなー。
そういう山って、山に登れるシアワセをシミジミ感じさせてくれます。

これからもジンワリ登っていきたい。

火曜日, 5月 01, 2012

富士山はミナナロー@三つ峠岩トレ

たまに原稿を頼まれる友人運営のサイトに久々に寄稿しました。
よろしければ。

EPSTEINS「通勤の音楽(2)」 by:弥生
http://epstein-s.net/archives/7157
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ああ・・・・GWの前半が終わってしまった。。
休みって、どうしてこうも時間が経つのが早いのかしら。

とまあそんなわけで、好天に恵まれた前半は
6名で三つ峠へ。富士山くっきり!



河口湖から乗った、運手手さん自慢の
6人乗り別注タクシーのナンバーが「富士山37-76」。
ん~ なんかイイコトありそう☆



とにかく富士山の眺めが最高の山ですが、
岩が目的なので、歩き中は富士山に足を止めることもなく黙々とw

久々のテン泊装備にやや足腰やられつつ・・・・
2日間で以下のような戦績。今回はすべてマルチ。懸垂下降です。

・巨人ルート(4P:4+/4+/5+/3+) ※2Pリード
・地蔵ルート~草溝ルート経由(3P:5/4/3+) ※2Pリード
・中央カンテ(4P:3/4+/4/3+) ※1・3Pリード
・一般ルート~クーロワール経由(3P:4+/5/3+) ※1・3Pリード

【備忘録メモ】

・「巨人ルート」、2P目の黒っぽい壁が核心。でも右のカチがわりといい。
  3P目、無理ならスリングに足をかけても。
・「草溝ルート」、左のクラックから早めに右に出るべし。
・「中央カンテ」、3Pの抜け出しのマントルは左にガバあり。
  4P目は2つのカンテの左側を左上。
・「クーロワール」、最後のチムニーっぽい乗越はキョンぽく。
 右壁に尻を滑らす感じがラク。



以前「亀ルート」を登っているので、
これで三つ峠の代表的なマルチはコンプリート!…って、
全部リードしたわけじゃないけどさw

しかも最初の「巨人ルート」に至っては、3P目がエライ難しくて
スーパーA0しまくりなんすけどね(苦笑)。
でも自分で言うのもなんだけど、ずいぶん「こなれた感」は出てきた。
なにより、初めて三つ峠に来た時はTRだけだったのが、
マルチで、しかも一部リードで登ることができるようになったのは素直にうれしい。

特に今回は2日間とも会長と組んだので、非常にスピーディな登攀
ができたことは大きな収穫。本チャンに「スピード」は欠かせませんから。
「中央カンテ」と「一般ルート」は完全にツルベで登れたので、
いつもの倍のスピードで登ることができました。

ただ、精神的な余裕が出てくると、それだけ課題も明確になるんだよね。。

大きい意味での「ルートファインディング」、
ハーケンの位置や数を見極めたり、ルートの先の難易度を瞬時に
判断したり、下降点を考えながら登ったり・・・、そういう技術は、
安全面ではとても重要だけどそれがなかなか身に付かない。

あと、苦手だったのは「クーロワール」。
チムニーのように体全体を突っ張る動きとか、
マントル系で乗越していく系って、
インドアでは練習できないのでどうしても苦手になりがち。。
そういうムーブってどこで練習すればいいんだろ??


久々に外岩でガッツリ登って疲労しましたが、
その分、頭をカラッポ&フル回転させて登ったので
かなり充実感のあった2日間でした。

ちなみにこちら↓は、2日目に「中央カンテ」下降後に
ちょいと“やらかした”新婚約2名w



本人談によると、ロープの回収に失敗して停滞(ちゃんと事情があるんだけど)。
他パーティのヘルプを待つ間、岩場を通るハイカーから何度も質問され、
その都度クライミングの仕組みを説明するガイド役に徹していた と。

クライミングの普及に尽力しておるねー。ご苦労サマでしたw


で。今回も例のごとく帰りの車中でプチ宴会。
周辺の乗客にスゲーやな顔されましたw

でも、山ヤだから別にいいや。


ヒールの高い靴、フレアなスカート、
手入れされた爪、白いワンピ。。。
明らかに富士急ハイランド目的のシャレオツカップル。

そんな観光客に混じって、15kg近い荷物を背負って、
フロに入ってないドロだらけの体で電車に乗る自分。

「何故“こっち側”に来ちゃったんだろ」・・・・

と、女子としてほんのちょっとだけ悩みました。7秒くらい。


ま、でも好きで来たんだし。人生そんなモンすw

富士急行の車両にあった「のれん」が
とってもカワイかったので、まーヨシとしましょう(何が?)。

あー。また早く岩場に行きたい~

月曜日, 4月 23, 2012

東京湾に泳ぐカマボコ@よってたかって春らくご'12


異動して扱う商材が「結婚」になって(戻って?)以来、
自分の中に澱のように溜まり続ける違和感。。。
本当に世の中のカップルって、こんなに
“ピンク色で、お花いっぱいで、リボンひらひらな”
結婚イメージを持ってる人ばっかなんだろうか・・・?
(仕事だからやるけどさ)。

豪華なチャペルやカラフルなガーデンパーティの写真を
原稿に貼り付けるたびに、反比例するように冷めていく私の情熱。。。w

だってー。なんか、ハリボテのお遊戯会みたいなんだもの。

せっかくまたブライダルの仕事なんだから、
個人的にはなんとかこの業界のステレオタイプな
イメージを変えたいんだけどなぁ~。。
異動直後の「新参者」としては、まだ吼えられなくてね(小心)・・・・w

------

さて。
早くも4年目。季刊となりつつある落語部イベントへw
いつものメンバーと、いつもの感じでユルユルと。


21世紀スペシャル寄席ONEDAY
「よってたかって春らくご'12」

開口一番  手紙無筆
柳家三三  雛鍔
瀧川鯉昇  権助魚
  -- 仲入り --
三遊亭兼好 長屋の花見
柳家喬太郎 竹の水仙


このシリーズには同じ仲間と何度か通っていて、
今回、4回目にしてとうとう白鳥が夜席のみになり、
高座にあがる4人全員が楽しみ、というステキな会にw
今回は笑い系の噺でまとめて、最後の「竹の水仙」で
ジンと来る・・・みたいな構成にしたかったんでしょうけど、
最後が喬太郎ですからね~。終始笑いっぱなしの2時間半でしたw

今回個人的に良かったのは鯉昇の「権助魚」。


 # ある大店の女将。最近旦那の様子がおかしい、
 # どこかに妾でも囲っているのではないかと疑う。
 # そこで女将は、雇い人の権助に旦那の外出時のお供をさせ、
 # 探りを入れるように申し付ける。
 # しかしこれが旦那にバレ、女将より高い小遣いをもらって
 # 家に帰された権助は、旦那に言われたとおり、女将に
 # 「バッタリ知り合いにあって、その後舟遊びで魚を釣り、
 # その後芸者を上げてドンチャン騒ぎ。盛り上がり過ぎて湯河原まで
 # 繰り出すことになったので今夜は旦那は帰れない」と説明する。
 # 
 # 当然まったく信じていない女将。
 # 「では舟遊びをした証拠を見せろ」と詰め寄る女将に、
 # 権助は、あらかじめ魚屋で買い求めた魚を見せる。
 # しかしその魚は、にしんにすけそう、めざしに、果ては蒲鉾と、
 # 江戸では捕れない魚ばかりで・・・・


落語には、浮気や間男、嫉妬に関する噺がたくさんあるけど、
この噺の趣旨は、どっちかっていうと「庶民が金持ちの
“体裁を気にする性質”を鼻で笑う」という部分なんだよね。

この時代、ある程度の旦那なら妾がいるのは公然の事実だし、
女将にもそれは分かってる。

だけどいわゆる「体面」もあるし、心情的にも面白くない。
だからお互い事実を「なかったこと」として扱って、
そのじつ裏では、雇い人に小遣いを握らせて探りを入れる と。

う~ん。メンドウw

むしろ今の時代のほうが、
そういうところはシンプルなのかもしれないなー。

鯉昇の周りに漂うのんびーりとした空気感は、
田舎モノで皮肉屋の権助がピッタリハマってました。

ちなみに瀧川鯉昇は、過去70回を超えるお見合いを
したことで有名(といっても、世話人に仲介されて断れなくて
って事らしいけど)。

それでも最後は、自分の高座を聴きにきていた女性と
42歳で恋愛結婚したんだから・・・・世の中って、何が起こるかわからないねw


高座の後は、お約束の一杯へ。
これまでより終演時間が早まっていて、ガード下で
16時から23時まで中身のない話(笑)を中心に
たっぷり、ダラダラと飲み続けておりましたw

このところ、そういうダラダラ飲むのってなんとなく
できなくなってたんだけど、そういうのもメンバー次第なんだな~ と。


・・・生きてりゃ~毎日色々あるけれど、考えても考えても考えても
答えが出ないと分かったなら、「流れに身を任せる」とか、
「問題を笑い飛ばしちゃう」という方法が一番なのかもしれないね。
私はそこまで「器のデッカイ」人間になりきれてませんけどw

ま、江戸の時代から、人はそうやって生きてきたからこそ、
「落語」がたくさんの人に愛されているんだろうしねー。

じんわり、心地よい一夜でした。


火曜日, 4月 17, 2012

反復こそ記憶の蓄積@奥多摩つづら岩

国際結婚でチェコに住む友人ファミリーが帰国中なので、
友人宅でホームパーティ。
この3年位、周辺がベビーブームで本当にたくさんの
赤ちゃんを見ましたが・・・・、ヤヴァい!やっぱハーフの子って
掛け値なしにカワイイわ! 近くで見るとお人形さんみたいだ!!
そりゃタレントにもなるっつーのw

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公私とも色々あって
精神的に落ち着かない気持ちだった一週間。

異動&新卒シーズンで飲み会が多かったものの、
今の部署は20代半ばの女子勢力が多く、彼女達の
「メッチャカーワイイ~~☆」のノリにすっかり気圧されて、
飲み会とは言えストレス解消にならず。
若い娘がいるとそわそわするオッサンみたいだw
(そもそも私がいるのは女性向け媒体の部署なので、扱ってる商材自体が
“キラっ!ヒラっ♪フワっ☆” てな感じなんですわw)


・・・・そんなときは、やっぱ岩っす!

会のメンバーと奥多摩・つづら岩へ。

久々だー。マルチ。
システム覚えてるかな・・・と、そういう初歩の初歩で
心配しているダメクライマーw

朝はやや曇天で肌寒かったものの、
つづらはアプローチが急坂で1.5時間程あるので、
結果として暑くないのはよかったのかも。
このアプローチで結構バテて、ここ数ヶ月の
トレーニングサボリを激しく反省した(苦笑)。

前日の雨が響くかなと心配しましたが、
斜面の向きの良さもあって、染み出しもほぼナシ。

以下、結果を備忘録で。


・一般ルート(Ⅳ)3P ○※3P目トップ
・左ルート(Ⅳ) 2P ○※2P目トップ
・左ルートの1P目のみ+アルファ ○※TRの回収便


【メモ】
・一般ルート、出だしはレリーフの右側から。
・一般ルートの3P目は左に大きくトラバース。木の上のクラックを使う
・左ルート、1P後半は左に大きいガバあり。足は左に出す。
・左ルート、1P目は木の残置は使わない(切るならその左で)

【反省メモ】 ※Tさんの動画より(ThanKs!>Tさん)
・足置きの際に、お尻を突き出す動きでバランスを崩す傾向あり。
・足場所が定まらず何度も踏み直して消耗する癖がある。
・次の手が怖いと安易なほうに逃げて結局ルートミス。数手先まで見てない。






つづらは本チャンの練習ゲレンデなので、
基本的にRPという発想はなく、OSか敗退か、という基準。

人数の関係で3人パーティになり、
ツルベしか頭になかった私達は思いっきりシステムが
思い出せず、隣にいた中年のペアチームに心配される始末。

・・・まあでもグレードがグレードなので、
どのルートも「適度な緊張感で、楽しく」純粋に登れました。

このグレードだと核心めいたところもないので、
ムーブ云々より、ルートとハーケンの場所を間違えないことが一番大事。
最初に登った一般ルートは、3P目の出だしで大きく左にそれるんだけど、
そこを間違えるとグレードがいっきにあがってしまう。
当然トップがミスれば、後続も同じルートを登らざるを得なくなる。。
そのあたりの見極めが、まだまだまったく足りないなと思います。






ようやく・・・本当にようやく、このグレードなら
なんとか楽しめるようになったことや、
トップを取れたり回収便を出せるようになったことは
素直に嬉しいんだけど、逆にあまりの先の長さにクラクラしてもきます。。

クライマーの道のりは険しすぎる。。。

マアだから、取り組み甲斐があるとも言えるけどね。


帰りは、相も変わらずのバス&電車宴会w

いい心持ちで電車に揺られながら、
19時台には無事帰宅できたのでした。

・・・外岩って間が空いちゃうとダメなんだけど、
一旦行きだすと、また「すぐ行きたい!」って
ヤミツキになるよね。

ああああああ~ 早くまた行きたい!
もっと練習したい! 皇居の石垣が登れたらいいのにーw

火曜日, 4月 10, 2012

わたし的「ジム・ヒストリー」

子供の頃のお年玉なんかを保管していた
太陽神戸銀行時代の休眠口座をようやく処理。

口座はいつのまにか「錦糸町支店」に。
知らないうちに旅をしていた私の口座。

-------

異動直後から一気に業務量が増え、
しかも、週末の外岩を自らのバカミスで逃し、
テンションだだ下がりの一週間でございました。やっと落ち着いた。

そこで、クライミングをちゃんと始めて1年数ヶ月が経ったいま、
このあたりで、行ったジムの印象をまとめておこうかな と。
ま、個人的な備忘録。感想はしょせん5級6級の人間の印象なので
かなり偏ってるし、触った課題によって印象は全然違うと思います。
(★印は好み。5が最大)


****

◆VONLY@吉祥寺(★不明)
http://climbingcaffe.jugem.jp/
私のボルダ初体験ジム。
できたばかりの頃友達に連れて行ってもらったので2008年の頭くらいかな・・・・。

印象はまったくなくて、実はたいして面白いとも思わなかった。。
なんていうか・・・これまでずっと、「汗をかくこと」がスポーツだと
思っていた自分にとって、なんか「ヌルい感じ」がしたのよね。全然汗かかかないし。
場所が遠かった事もあって、これはコレっきりになりました。
今思えばなんと浅はかなことかw

◆ロックランズ@葛西(★★★★★)
http://www.rock-lands.com/
2009年に北岳の山頂でバットレスから登ってきたクライマーを見て以来、
ずっとクライミングに興味は持ってたんだけど、「先鋭的な山岳会に入ること
でしか実現できない」のが登攀技術だと思ってたわけですよ
(新田次郎って罪w)。
そんな時に、山登り仲間から「ウチの近くにジムがあること」を聞いて、
1年半位前に通ってみたのがそもそもの始まり。
その後、リードの技術を教えてくれる人にも出会え、ジム仲間も増え・・・・
今じゃすっかりホームジム。
ここの常連さん、スタッフさんには非常に感謝してます。

◆エナジー@高田馬場(★★★☆☆)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~energy/gym/takadanobaba.html
常連率が高い印象。ボルダ専門で、課題は全体として「妥当」って気がします。
入ってすぐのところにあるスラブ壁がわりとあなどれなくて、
「スラブな気分」の時はココに行きます。

◆グラヴィティ@高田馬場(★★☆☆☆)
http://www.gravity-sp.com/system.html
前職のオフィスの隣の隣にあるので、もし転職してなかったら
確実にここがホームになってたw
壁が低くて、わりと初~中級向けだと思ってたけど、
常連に聞くとそうでもないらしい。

◆T-WALL@錦糸町(★★★★☆)
http://twall.jp/contents/gym/kinshi/
都内でリードができるジムはさほど多くないので、
リードで気分転換したい時は、一番通いやすいココで。
ボルダはわりと難易度がザックリ設定されてるので、
触ってみたらエラい難しかった・・ってことがたまにあります。
「アウェイのジムって、本当に難しいんだな」て最初に思ったのがココでした。

◆B-PUMP@荻窪(★★★★☆)
http://www.pump-climbing.com/gym/bpump/index.html
「すごい難しい!」というのが最初の感想。
来ている人も強い人が多くて、「やるぜ!」って気持ちの時は
ここをホームにしている友人と連れ立って行ったりします。

◆B-PUMP@秋葉原(★★★☆☆)
http://www.pump-climbing.com/gym/akiba/
ここで初めてボルダを経験すると、きっとボルダリングの
印象って全然違うんじゃないか・・・と、思うくらいシャレオツですよねw
課題は誰に聞いても「甘い」。うん、私もそう思う。
初心者の割合が高いので、「人の登り見て勉強したい」時は不向きだなー。

◆T-WALL@江戸川橋(★★★★☆)
http://twall.jp/contents/gym/kinshi/
スラブ壁を完登すると上には秘密の人形が!
季節ごとに変わるらしい。・・見たい!
ルートの難易度とか、施設の使い込みっぷりとか老舗臭プンプン。

◆ベースキャンプ@入間(★★★★☆)
http://www.b-camp.jp/index.html
平山ユージプロデュースだけあって、リード壁は超充実。
何より広くて本当に登りやすい。
個人的にはココのグレードが一番適切、というか納得がいきます。
正直ボルダの5~6級辺りはは若干甘め・・と思うのは私だけ?

◆NOSE@三郷(★★★★☆)
http://www.nose2.org/2-2misato.html
小規模ながら雰囲気がよくてわりと好きです。
個人的に入口すぐ横のスラブが面白い!
「足のみ限定(手なし)」という課題を、
ムキになって1時間位やってたことがあります。

◆ストーンマジック@淵野辺(★★★★☆)
http://www.dynawall.com/stonemagic/
これまでで一番難しく感じたジムでした。
ボルダは・・・逆にちょっと甘かった。
フロアは広いんだけど、トップロープ専用の壁も多くてちょっと残念。

◆BIG ROCK@川崎(★★★★☆)
http://www.big-rock.jp/
会員制度が変わってて、初期費用がかからないのが行きやすい。
グレードはストマジの次に難しかった。
私が行った時は大岩・奥様がいて、すごい登りを見せてたんだけど、
地上に降りたらドテラ着たフツーのオバチャンになってましたw

◆ライノ&バード@日暮里(★★☆☆☆)
http://www.rhino-bird.com/
会社の同僚と一緒に一度だけ行きました。まだ7級とか登ってる頃に
行ったのでなんとも言えないけど、課題は可もなく不可もなく・・。
ボルダ専門てこともあるけど、私が行った時は
わりと年齢層が低いイメージ。

◆ESCALADE@新宿(★★★★☆)
http://www.escalade-climbing.com/
今年の2月にできたばっか。ドッカブリの壁がないので
初~中級向きですが、狭い分トラバース系で手数を稼ぐ
課題が多くて、「横移動」が苦手な私にはかなり練習になります。



******

・・・・・・こうやって思い返すと、
まだまだ登ったことないジムっていっぱいあるんだな~。

別にジムの会員券を集めるのが趣味なわけじゃないけど、
ジムも、外岩も、新しい壁に取り付くと
そこに必ず新しい発見があるので結構好きです。

本当は「ひとつの課題にじっくり取り組む」ってやつを
やりたいんだけど、私レベルだとそうもいかず。


クラは一向に上手くはなりませんが、
下手なら下手なりの楽しみ方がだんだん分かってきました。

引き続き、どうぞよろしくお願いしますw

金曜日, 3月 30, 2012

落ち着かないな。

以前奥多摩のほうに行った時、電車の中で登山客とおぼしきオバチャンが
クラッシュパッドを持ったオニーチャンに
「それ、自転車が入ってんでしょ?」って自信げに聞いてた。

・・・うん。入ってたら面白いね。

身近にクライマーがいっぱいいると勘違いしちゃうんだけど、
ボルダリングの認知度なんてそんなモンよね、という事を肝に銘じた瞬間。

------

来月から異動なんだけど、色々引き継ぎしちゃったら
逆に業務がスカスカしてきて手持ちぶさた。

送別会もしちゃったし、
今日は完全に「開店休業」状態。


・・・・今の会社は、転職してきて約5年。

異動は今回が初めてで、
今の部署は事業の立ち上げから配属されたので、
サービス自体には愛着あるんだけど、
コミュニケーションですごく苦労したし(勉強になりました・・)、
前職(新卒で入ったトコ)の記憶や思い入れが強すぎて、
今の会社でいろんなことがあっても、なんだかなー。と、ドライな感じ。

や。
嫌いなわけではないのだが。

好きかというと、そうでもなく。



・・・なんだろ? なんかここ数日やけに気分がアンニュイなのは、
異動前だから? それとも春だから?


でも最近、前に数回やってダメなまんま
ほっぽってたジムの10c~dクラスのルートで
立て続けにRPできたのは純粋にうれしかった。ジワジワと。



春は「心機一転」の季節。

私もいろんなものを整理しよう。

自分に素直に、フラットな気持ちを心がけよう。

桜が咲いたら、11台も触ってみよう。


小さな1歩だけどw

火曜日, 3月 27, 2012

「普通」が安心? @演劇集団MODE「満ちる」

こないだ、朝の電車にダッシュで乗り込もうとした
オジサンが見事なまでにぴっちりドアに挟まれてた。

Oh! チムニーやんけ!w

------

せっかくちょっと山へ・・・なんて思ってたのに、
もうここ最近の土曜の雨は、何かに呪われているとしか
思えません。

だからというわけではないですが、
知り合いの役者さんが出ているお芝居に、ちょいと友達と。

「満ちる」 @座・高円寺
http://za-koenji.jp/home/index.php
作 :竹内銃一郎 
演出:松本修 
主演:すまけい


 # 奇才の映画監督、吉田健一(すまけい)は、
 # 10数年ぶりにある離島で新作の撮影に入っていた。
 # 酒・女・博打・・・あらゆる点で豪傑な監督の今回の作品は、
 # 何番目かの妻が産んだ娘、みちるの脚本。
 # 
 # 当然、娘は父である監督を憎んでいる。
 # 老い先短いながらも、大きな存在感のある監督。
 # そんな監督父娘と、それを取り巻くスタッフ達の間で起こる、
 # 島の小さな民宿での問題の数々・・・


60年代、「アングラの帝王」と呼ばれたすまけい。
脳梗塞、癌といった大きな病を乗り越えての舞台復帰作。
そしてもしかしたら最後かもしれない?舞台。

もちろん、私は「帝王」時代は知らないわけですが、
満席の観客の年齢層の高さと、舞台にかもし出される
存在感みたいなものは、やはり「ベテランの役者」の凄みだなと。
麿さんと同じ時代を生きた人だからね。そりゃ大御所だわw

舞台そのものは、私が観るお芝居の中では
かなり「オーソドックス」というか、分かりやすかったです。

たぶん物語の本質的なテーマは「顔で笑って、心で泣いて」的な。

言葉の持つ意味とは裏腹の、台詞の裏に隠れた本質的な「想い」を
伝えたい、感じてほしいというのが、メッセージなんじゃないかなー。

扱う題材も、「父娘の確執」「過去の恋愛」「親の死」「妻の裏切り」
などなど・・・、わりと俗っぽいし、役者の台詞も説明的で構成が
はっきりしてるので、難解な戯曲にありがちな「????」という
突き放された感じはなかった。
それが逆に、物足りなさを感じたのも事実だけど。。。

ある意味では安心して観ることができた2時間でした。


実は今回、なんと言っても面白かったのが、
舞台後のアフタートークと飲み会!

今回誘ってくれた友人の仕事関係の方が、
出演のベテラン役者さんのご主人。
このご主人も、かつては演劇界で多数の脚本を書いている人。

舞台の後、このご夫婦と、友人がもうひとり連れて来た仲間
(この方も、かつては某大劇団の劇団員だった人で今は脚本家)と私、
計5人で飲む機会を得ました。

ご夫婦とはこれまでも舞台後に幾度か飲んでるんだけど、
今回はその元劇団員の友人も含め、演劇の世界にリアルタイムで身を置く
人たちばかりなので、今回の作品に関する考えから演劇論にいたるまで、
とにかく話が最っ高に面白い!!

みんな発言が正直! 言いたい放題!!
この私が、ほぼ9割聞き役w

「それぞれの意見をぶつけ合って議論を戦わせる」
のは、演劇人の基本中の基本なので、みんなイヤな気分にならないんだよね~。

何より、お芝居をやる人っていうのは当然かなり個性的で、
その人個人の生き方が半端なく面白い。

事実婚とか、突然何年も仲間の前から姿を消して放浪するとか、
20歳以上年の離れた夫婦・・・・なんていうのも仲間内にたくさんいて、
いわゆる「社会的な“普通”」を生きてない人が多いので、
それが故の常識に囚われない、斬新な発想が出てくるんだよね。

そのご夫婦も50代後半で、過去にお互いに伴侶を病で亡くして再婚。
時代的にも、「社会でまっとうに生きる」ことを強制された時代に、
ワケの分からない(笑)演劇を続けて、アウトローな人生を選ぶことは
今以上に大変だったと思うんだ。

それだけに、発言のひとつひとつがチョー魅力的!


・・・・かつて私がお芝居を熱心に観てた頃、
新宿の「陶玄房」に何度か寄ったことがあるんだけど、
あそこは文芸人、演劇人の端くれの溜まり場みたいなところで、
まるで団塊世代の学生よろしく、酒を飲みながら口角泡を飛ばして
議論を戦わせていた隣の席の若者グループを思い出しました。

ああいう若者が、いまは立派な役者として
舞台に立ったりしているんだな~。きっと。

本当に時間のたつのがあっという間で、
話の内容も濃い、素敵なオトナの時間を過ごさせていただきました。


・・・・私がいろんなところへ行ったり、いろんなことを体験したいのは、
「そこへ行きたいから。それをやりたいから。」っていう事だけでなく、
「魅力的な人達に出会いたいから」っていうのが多分にあると思う。


そういう人に出会えた時は、本当にその出会いに感謝するし、
「ああーー 人生って時間が足りない!!」って思う。

いまくらいの経験と体力を維持して、あと300年位生きたい。
じゃなきゃ時間が全然足りないw


木曜日, 3月 22, 2012

失ったものを数えない。 ~視覚障害のフリークライマーが見つけた明日への希望

最近、いろんなサイトに
「これまでの閲覧履歴からおすすめ商品を表示する」
楽天のバナーが出るけど、会社のPCが、
どーかと思うくらいクライミンググッズばっかり表示します。

チョーク、カラビナ、シューズ・・・。

私は画面のキャプチャを取って資料を作ることも多いので、
業務上メーワクなんすよねー(じゃー会社で見るなって話ですねw)。

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さて。
週末の天気が良くないので、全然山にいけません。
計画が潰れてばっかりです。まあおかげでたまった本を読めたけど。

そんなわけで、山の記録とか書くことがないのが
アリアリなんですがw、それならば と久々に本の話なぞ。
(定期的に文章書くトレーニングしとかないと「文章力」って衰えるもんで)


『見えないチカラ
  ~ 視覚障害のフリークライマーが見つけた明日への希望 ~』
小林 幸一郎 著



視覚障害があるクライマーの登攀にかける想いや人生を綴った1冊。

小林さんは後天性の視覚障害であり、目が見えていた頃から
クライミングに入れ込んでいた人・・・とは言え、徐々に視覚を失いながらも
クライミングを続けようと思ったその意思がすごいし、現在は
主に視覚障害の方のためのクライミングスクール「モンキーマジック」の
代表としてもご活躍されています。

私は知り合いに視覚障害の方がいるんですが、
そういう人たちがあらゆることを積極的に・・・というより
ごく普通にこなしていくことに毎回驚かされます。

ただクライミングって、本当に目が見えなくても
できるのかしら・・・と、最初は半信半疑でした。

クライミングは「オブザベーション」という
これから登ろうとする岩場を入念に観察して
「あそこに手をかけて・・・あの出っ張りに足を置いて・・・」と考える作業があります。

目で岩場を見ることができないということは、つまり
「オブザベできない」ということなわけで。

ところがですよ。

彼はごく普通のクライマーとして、
あらゆる岩場に取り付くわけです。
しかもトップロープじゃないよ。リードで。
国内の岩場はもとより、ヨセミテのショートルートもこなしちゃう。

小林さんが大きな影響を受けた全盲のクライマー
エリック・ヴァイエンマイヤーにいたっては、
なんとセブンサミッター(7大陸の最高峰登山達成者)!


・・・不思議なことなんですが、この本、読み進めるウチに、
「目が見えないのにクライミングやるなんてすごいな~」とかではなく、
単なる「魅力的なクライマーの自伝」として読むようになるんですよ。

目が見えるとか見えないとか、そういう事をあまり意識せずに・・・
というか“忘れてしまう”。

だって普通にクライマーとして、人間として魅力ある人ですから。


私は冒頭に、「徐々に視覚を失いながらもクライミングを続けようと
思ったその意思がすごい」と書いたけど、
それってなんだか 変な感想 だったんですね。

視力があろうがなかろうが、手足があろうがなかろうが、
クライミングに限らず、人生の中で趣味というのは「やりたいことをやる」
のが基本なわけで、別に「すごい」とかそういう問題じゃないわけだ。

だからこの本を読んでても、特に視覚障害とはなんの関係もない、

 「自然の中で感じる疲労は、都会で溜め込んだ私の疲れを取り払ってくれる」

なんて感じの一文に、「分かる~。」と
「共感」してしまったりするんですよ。


感動 ではなくて、共感。

小林さんは江戸っ子で、とにかく新しい経験や出会いに「ワクワク」してしまう
という点で、私自身が大いに共感できるということもあり。

偉大なクライマーの本はたくさんあるけど、
この本も「目が見えないクライマーの話」としてではなく、
「ある立派なクライマーの自伝」のひとつとして面白い。


 視力が徐々に失われていく中で、「できなくなる事」を
 数えて絶望してばかりいた。
 いまは、「視力がなくてもできること」を数えて、いつも
 ワクワクしている。


私も、「何かを選択したことによって、何かを失う」
という経験はたくさんしてきたけど、失ったことやできなく
なったことの数って、本当に数えても仕方ないんだよね。


・・・・ついこないだ妊娠した友人や、離婚した友人がいる。
私も4月から異動で環境が変わる。自由な時間は減りそう。だけど、

 あれも、それも、これも、できなくなっちゃうなー。

ではなくて、

 いまある資産(時間、お金、体力、環境・・そういったものすべて)で
 できることはなんだろう?

という思考で、いつもいたいな~ と思います。
言うほど簡単なことじゃないけどね(笑)。

木曜日, 3月 15, 2012

【先生しつもーん!】こんな時、どう振舞うべきですか?

献血した。ちょっと意識が遠のいたw
家族が大病を患って以来、機会があれば献血するようにしてるんだけど、
いつも不思議なのはこれだけ医療技術が進んでも、人工的に
「血液のようなもの」を作り出すことはできないんだなー、と。

ありそうなモンじゃない? 人工血液。

------

珍しく仕事の話。
私、仕事もしてんのよ、仕事もw


私のいる会社は4月と9月に大きな人事異動があるんだけど、
今回は自分の部署にかなり大きな動きがあって、
初めて自分自身も異動になった。

オフィスは変わらないけど仕事の内容がかなり変わるので、
引継ぎと、新たな仕事の仕込みの両方で、じょじょに忙しい今日この頃。

・・・ま、新しい事を始めるのは好きだし、
その事で忙しくなるのはさほどストレスじゃない。
それに異動先の部署には、既にボルダ仲間がいたりして気持ち的にもラクw

なんだけど・・・。

実は、今いる部署での引き継ぎに関して、
ちょっと戸惑いがありまして。


元々私がいる部署は社内でもかなり小さな組織で、所属の課は私を含め3名。
そして私がやっている業務は、事実上2人で交代でまわしている現状。
課員のあとひとりである課長代行(といっても年下)は、大変な曲者で、
とにかくまともなコミュニケーションが取れない。
話し出したらキリがないけど、・・・マアとにかく曲者なんすよ(苦笑

その課長はわりと社内で部署を転々としていて、過去にいた部署の誰に聞いても、
「扱いづらい人」という評価があるので、まあやはり何か
問題アリな人なんでしょう。

とは言え。

仕事で、しかもその人が上司である以上、まったく話さないわけにも
いかず、これまでは仕事の中で嫌な思いをした時は、
私と交代で仕事を回している女性と愚痴を吐き合うことで、
ある種のカタルシスを得ていたわけです。
(まあ仕事では、そういう事でストレスを発散するのも重要ってことでw)


ただ、今回私の異動が決まり、「お互い同じ辛さを負っている」
という均衡が崩れたことで、私と彼女との関係が微妙になってまして・・・

言ってみれば、「同じ学校を受けた2人が一緒に合格発表を見に行ったら、
ひとりが受かってて、ひとりが落ちた」みたいな。
(本当は全然違うと思うんだけど、彼女はそんなふうに捉えているようだ)


彼女(30代前半)とは、性格的にもタイプが違うので
これまでもどちらかというとあくまで仕事仲間として
適度な距離を保ってきたつもり。
彼女自身も、たぶんそうだったと思う。

なので、なんていうか・・・「友達と喧嘩した」みたいな
悲壮感は別にないんだけど、今一番困っているのが引き継ぎ。

私の異動は今の部署にとっては「純減」で、交代要員は来ない。
つまり、私は実質彼女にすべてを引き継ぐことになります。

ただ、彼女が前述のような精神状態なもんで、
引継ぎをしてても、とにかく不機嫌丸出しで対応される。
何か言っても、「はあ」とか「えー」とかって感じで
まともな返事が返って来ない、と。


・・・・彼女の気持ちもよく分かるんですよ。

交代要員が来ない中で、彼女の負担が一気に増えるのは事実だし、
その曲者上司と、今度はマンツーで仕事をしていくことがいかに大変かは、
誰よりも私は分かっているわけで。。。

ただ、私は、彼女側から見ると「苦境からイチ抜けた人」の立場なので、
私が謙虚に出ようが、逆に叱りつけようが、
彼女の中では「結局は、あなたはいなくなるからいいけどさー」
みたいな状態になっちゃってるっぽくて ね。


さて。
こういう時って、どう振舞うべきなんでしょーね?

この年になって、こんなことで戸惑うのも情けない話なんですが、
これまで転職も含め何度か仕事を引き継いだ経験の中で、
こういうケースって初めてなもんで・・・。

自分では、これまで人との出会いには恵まれてると思っていて
本当に有難いなと思うんだけど、それゆえに、
「(自力では修復できない)人との亀裂」という状況に弱いな と。

なんかいい知恵、ないですかね。

できる限り「立つ鳥後を濁さず」と、いきたいんだけど。
「B型とO型は仲がいい」、みたいに、そんな簡単にはいかないっす。

・・・仕事とか恋愛とか人間関係が密な場所って、
関係が濃いだけに「綺麗に終わる」って難しいよなー(´。` )


*日本人の一番多い血液型はA型ですが、
 医療現場で一番最初に不足する血液はO型、というトリビア
 (O型は他の血液に混ぜても使えるから)。O型のみなさん、Let's献血~

火曜日, 3月 13, 2012

「バージン」いただき!@かぐらBC

2週間前スキーに行った時、だましだまし履いていた
スキーブーツがついに崩壊。
まあ10年履いてたので諦めはつくんだけど、さぁここでハタと悩んだ。

今シーズン、バックカントリースキーに行く予定が数回あり、
ただBCの道具は高価なので気軽に買うわけにもいかず
今シーズンは「我慢」と思っていた。

ただ、いま普通のゲレンデ用ブーツを買うと絶対後悔しそう。
シーズン終盤に入り、スキー用具はかなり値が下がっていることは確か。
買うべきか、買わざるべきか・・・・

う うううううううう~~~ん。。。


結局、丸2日、知恵熱が出そうなくらい悩んだ末に
ゲレンデと兼用で板以外の道具をそろえちゃいました。。。

「今シーズンはこれで買い物終わり!」と、カモシカのセール初日に
買い物した直後の出来事。シーズン終盤に痛すぎる出費(涙)。パトロン募集中w

------

とマアそんなわけで、これはカミサマの思し召しなので、
BCやらなきゃ駄目だ!と、使命感にかられた・・・わけではないですが、
初心者向けコース、神楽が峰でBCをしてきました。


今回のメンバーには、私を含め初心者&ほぼ初心者が
4名いたので、初日は先輩にご指導いただきながら
まずはゲレンデでハイクアップ(登り)とシールを貼る練習。

・・・・いや~~ ナメてました!

私はスキーを延べ15年以上やっているので、
「まあスキーの技術と、あとは登りの体力でしょ」
くらいに考えていたんですけど、全然違います。

そもそも、滑るための道具であるスキーの板で「登る」という事は、
道具も、歩き方も様々なコツがあるわけです。
しかも、今回はたまたまおだやかな天気でしたが、
雪山の気象条件は実に様々。強風や吹雪の中で手際よく準備を
しなくてはならない時もたくさんあるわけで。

ん~ このままじゃ死ぬね。わたしw

運動量としてはさほどではなかったんだけど、
手際の悪さと、新しいブーツに若干痛みがあったことも
相まって、この日はヘロヘロで終了。。。


そして翌日。

窓からの景色はドンヨリガスの気配。
もともと天気予報もさほど良くなかったので
テンション下がりめで朝食をとっていると、
窓の外がみるみるウチに明るく・・・!

準備を終えて飛び出すと・・・・

おおおー! 文句のつけようがないピーカン!!


宿泊先の和田小屋は、かぐらスキー場のコース中腹にあるので、
そもそもリフト運転前は下から人が上がってこられない。

だから窓から見える朝のゲレンデには誰もおらず、
圧雪車の付けた筋だけが、ただキラキラと・・・。





この日の朝。
思いっきり飛ばして滑った1本目を、
なんて例えればいいんですかね。。。

正直、「これで私のスキー人生、終わりでいいよ」
と思ってしまうほどの天にも昇る充実感でした。

「エクスタシー」 ってヤツですかw

もーなんか、満足しきって思わず帰り支度をしてしまおうかと思ったんですが・・・
待て待て。今回の本題はBCでした。


というわけで、リフトの運転開始とともに、
まずはリフトで行けるところまで進み、その後は非圧雪の道をハイクアップ。

青空に向かって1本だけ付いたラッセルの跡を、ゆっくりたどります。
雪に埋まる静かな山の中を歩いているだけで・・・・・あ~ なんだろ。シヤワセ。この感じ。





条件もよく、1時間かからず山頂に到着。
といっても、山頂の標識はどうやら雪に埋まっているらしく
何もないんですけどネ。





目の前には、穏やかな山容の苗場山がクッキリ。





さて、そしていよいよ新雪を滑降!


よく、ふっかふかのパウダースノーを滑降している
スキーやボードの写真がポスターなんかに出ていますが、
パウダーの滑降ってあんな優雅なモノじゃないよね。

雪の反動を上手く利用して滑らないと、
ただただ足が疲れるばかり・・・。かなりコツが必要です。

でも。
確かに「パウダーマニア」というか、パウダーばかりを
追いかけて滑る人の気持ちは分かるな~。

誰も傷付けていない一面の新雪に、たった1本、自分シュプールだけを
付けていく快感は、ちょっと他のスポーツでは味わえないかも。。。


登りの1/4以下の早さで降りてきた後は、
ランチ&ゲレンデで残り時間を軽く滑って終了。


・・BCというと、雪崩の危険とか遭難とか、
そういう危険なことばっかり考えてたけど、
私のレベルじゃ「それ以前」の問題。

まずは、どんな条件下においてもつつがなく準備して、
手際よく工程を進められるようにするところからだな。

かなり勉強になった・・・けど、勉強だけじゃなくて、
素直に充実した楽しい2日間でした!

せっかく道具買ったんだし、こりゃバリバリ行かなきゃね~

月曜日, 3月 05, 2012

可愛いええカッコしぃ @喬太郎/三三/白酒

こないだテレビで箭内さんが、
「猪苗代湖ズの歌が必要なくなった時、本当に復興は始まるんだ」
みたいな話してて、かなり共感。

昔、月刊の会員誌的な仕事やってた時、
「しょせん翌月には捨てられる運命のモノ」を作る空しさ
みたいな事を感じてたんだけど、
やっぱり「捨てられても、その時に“こそ”必要な情報の価値もある」
と考え直して吹っ切れたことが。

歌い継がれる歌、読まれ続ける小説だけが
「価値あるもの」じゃないよね(と、思いたいw)

-------

よっこいしょっと。
えー。落語です。

お気に入りの噺家さんが出ると、
なんとなーく勢いでネットでチケット買っちゃいます。
ネットって罪ね。

でも、ひとりで観に行くつもりだったのに、
落語仲間のつぶやきで、同じのに行くことが判明して
聴いた噺を肴に帰りに一杯・・なんてことになったりもします。
ネットって繋ぐねw。


【渋谷に福来るスペシャル -ファイナル-】

開口一番 真田小僧
三三   明烏
白酒   花見の仇討ち
 --- 仲入 ---
喬太郎  節と徳三郎


やー 落語の世界はスッカリ春。

真田小僧や明烏は初午の時期の話だし、
残りの2つもお花見が話のキーとして登場してきます。

最後の喬太郎は、なんとマクラ無しでいきなり本編。
喬太郎のマクラを楽しみにしてる人は多いと思うので、
かなり残念だったけど、会場の都合で延長はご法度らしく、
ノってくるとマクラが長くなりがちな喬太郎としては
仕方なかったのかなw

「節と徳三郎」という話は初めて聴いた。
大店の一人娘と奉公の男が道ならぬ恋に落ちるという、
いわば「ロミオとジュリエット」的な話です。
こういう話がハッピーエンドで終わるわきゃ・・・ないよねw

しんみりした情緒ある噺でしたが、
私はああいう「恋煩い」的な噺に思い入れないからさー。。(苦笑

大好きな明烏も良かったけど(三三版の時次郎は、
本当にウブさがよく出てて最高!)、今回は、私自身が「笑いたい気分」
だったので、「花見の仇討ち」がフィットしたかなー。


 # 長屋の仲間で花見の相談。ただの花見じゃつまらないから、
 # 何か余興でもやろうという話になる。
 # そこで、「ある兄弟が、花見の席で親を殺した敵の男に会い、
 # “ここで会ったが100年目!”と、斬り合いが始まる。野次馬が
 # ワラワラと集まってきたところで、仲裁が入り一見落着」という
 # 寸劇をすることに決め、キャスティングを考えるが、
 # ずっこけキャラばかりの長屋の面々、当然スムーズに芝居ができる
 # わけもなく・・・・


この噺はサゲがイマイチ分かりずらいんだけど、
噺の面白さは中盤に集中してるので、サゲがサラっとしてても
物足りない感じはないかな。

白酒は私の最近のお気に入り。
白酒って、オニギリ顔で朴訥な田舎の青年、みたいな顔してるんだけど、
なんていうか、いつも「うすら笑顔」というか、何考えてるか
分からないようなところがあるんだよねw

あの雰囲気で、何をやってもしまらない「熊さん八っつあん」みたいな
キャラをやると、な~んとも言えない可笑しさが出てきます。
チャンバラの場面なんかは爆笑だった!


・・・今回、たまたまこの会を観に来ていた落語仲間がいたので
帰りに飲んで帰ったんだけど、その人は出身が関西。

今は西と東の文化って極端な違いはないと思うけど、
その人を含め、西側出身の落語仲間と話をすると、
今でも東西の違いは歴然とあるんだなー って感じさせられる事が多いです。

今回も、

「明烏」の、最終的には遊女に振られる事もあるのに、
金を払って吉原に通う江戸の男達 や、

「花見の仇討ち」の、金を取れる
わけでもないのに、野次馬を集めて面白がる男達

のエピソードには、同調できないものがあったようでw

まーねー。
確かに落語の世界の男達は、総じて「カッコ付け(失敗することも多いが)」
だし、表より裏のカッコ良さにこだわるというか、やせ我慢の美学というか、
要は

「武士喰わねど高楊枝」

的なところはある。

私は父親がかなり分かりやすい江戸っ子体質なので
わりとそういうのに慣れてるけど、
確かに、見る人が見ればただの「えーカッコしい」だよねw

まあでも、失敗したり、あっけらかんとしたりしてて、
それが鼻に付かないから可愛いな~ と、私は思うんだけど。


・・・・アレ?

これって要はだめんズ?

ウチのとーちゃんはだめんズなのか?
だから私もだめんズなのか?


いや! 違う!! 違うはずだーっ!

違うということにしておきたい!w


・・・ともあれ、早春にピッタリの
楽しい落語会&飲みでした。


水曜日, 2月 22, 2012

人間の「本性」が出る時 @立川志の吉・八重洲独演会Vol.32

最近自分の写真をほとんど撮ってないなー。
いま死んだら、遺影は若い頃の写真になるから
いいかもしれんな(あ、死にたいわけじゃないんですよ)。

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さて、恒例のやつです。

「立川志の吉 八重洲独演会@その32」

「新聞記事」 前座:志のポン
「禁酒番屋」
----- 仲入 ----
「厩火事」


このところ、この独演会ではネタ下ろしをするのが
恒例になっていたけど、今回は既に一度聴いた噺のみ。
そりゃー そんなにいっぺんにたくさん覚えられないよねw

今回は、私が勝手に「だメんずのバイブル(笑)」だと思っている
「厩火事」にフォーカス。

 # 稼ぎのある髪結いの女房と、昼間から酒を飲んで遊んでいる亭主。
 # 二人は3日と空かず夫婦喧嘩。女房は仲人でもある大家に
 # 喧嘩のたびに「別れたい」と愚痴をこぼすが、やっぱり惚れている。
 # そんな女房に大家は、
 # 「厩が火事になった時に、愛馬よりも弟子に怪我がないかを心配した孔子の話」
 # と
 # 「宝物の皿を持った女房が階段から落ちた時に、女房より皿を心配した侍の話」
 # をして、
 # 「お前の旦那の大事な皿を割って、旦那がお前と皿のどちらを心配するかで
 # 離縁するかを決めればいい」と、指南する.....


「髪結い」というのは、この時代に女性が稼げる数少ない仕事。
当然、そういう女には「ヒモ」が付くわけなんですね。。

この女房は、今で言うダメンズを絵に描いたような女性で、
夫婦喧嘩のたびに、人には「もう限界!」「あんな男愛想が尽きた!」「別れる!」
とさんざん悪態をつくんだけど、いざ周囲の人が
「そうだそうだ。別れりゃいいんだ」「あの男は最低だ」と同意すると、

「......そんな。ひどいわ。彼もそこまで悪い人じゃないのよー」

と、一転男をかばう立場にまわるという、周りから見れば
「どっちやねん!!」と、突っ込みたくなるような人なわけですw。

今は女性が社会進出をして強くなったって言うけど、
今も昔も、強い女は強いし、弱い女は弱いんじゃないかと。

その割合はたぶん変わってなくて、ただ「そういう情報が
表に出る機会が飛躍的に増えた」だけなんじゃないかなーって
個人的には思ったりします。


…人間て不思議だよね。

飲んだくれ亭主なんて、一般論で言えば
サイテー男だけど、惚れた女にしてみたら、
「憎くても離れられない人」。

世間から普段「人格者」と呼ばてれる人だって、
いざ本性が出るような事態が起これば、
件の「女房より皿を心配した侍」のように
その人の信用がガタ落ちになるようなこともある。

※実際、会社とかで上司に愛想を尽かす時って
 こういうシチュエーションがある気がするw
 私だって、普段分かったような事を言ってたって、
 いざ自分がその立場に立てば、つい保身に走ることもあるし・・。
 普段から、しっかり「自分の志」を持って、
 振る舞いに気をつけなくちゃいけないよね。


「夫婦ならではの組合せ」の面白さ、
「いざという時に出る人間の本性」などなど…

「厩火事」は本当に

 「生きる教科書」

だなってシミジミ思えるイイ噺です。

志の吉君は、こういう「落語らしい気の強い女房」が
とても上手なので、彼の厩火事を聴くのはたぶん3回目
くらいだけど、初見のように楽しく聴くことができました。

私が独演会のお客である以上、
「芝浜」とか「3年目」とか、彼がチャレンジで
人情噺をするときも、きちんと聴いてあげなくちゃ
いけないわけなんだけど…
やっぱり、上手い噺・得意な噺を聴いた時は
「得した~」って思いますw

「厩火事」はサゲもとても落語らしいです。
興味のある方で聴いたことない方は・・・
ぜひ「厩火事」がかかるまで落語に通ってください(笑


次回の独演会は4月。次はどんな噺が聴けるのかな~


*今年も手ぬぐい購入させていただきました。

火曜日, 2月 21, 2012

ゴンドラで退屈しない@磐梯山

神保町の「LALAさかいや」があの高条件の
立地に移ったことで、「山ガール」の影響力の強さを
改めて実感している昨今。

やっぱ山ガールってF1層なんだな~。
グルメに旅行にコスメに恋愛。消費意欲旺盛。

同じ「登山する女子」でも、私達とは根本的に違うんだな・・
(この私達の“達”の中に、自分が入っていると思う女子は挙手するよーにw)

--------

ここ数年、恒例になっている仲間での女子会スキー。
今年も行ってまいりました。

今年は「東北にお金を落とそう」をコンセプトに
磐梯山ふもとのスキー場へ。
(苗場もそうだけど、「磐梯山のスキー場」といっても、
 そのスキー場が磐梯山にあるわけじゃないんだよね。なんでだろう?)

スキーに熱中してた20代前半は、それこそ4ヶ月間
週末は山に行きっぱなしということもあったけど、
この10年くらいは、年に3回行けば多いほう。

道具もウエアも当時のままで、正直ちょっと恥ずかしいんですが、
まあスキー用具って高いしね。

ご存知の通り今年は各地で積雪がとても多いので、
雪に困ることはもちろんなく、お天気もやや吹雪いたものの
まあまあだったんではないかと。

若い頃(こーいう言い方したくないけどサw)と比べると
体力の減退は否めませんが、その分朝発、ゲレンデ0分の宿に
することでカバー。資金力で体力をカバーする・・・
大人になったなー。私(遠い目)。

でも、夜&朝ゴハンがビュッフェで、とにかく限界まで
食べてしまうあたりは、まったくもって成長してない・・とは思いますが。


私がスキーを始めた頃はまだボーダーが珍しくて
ボードが禁止のスキー場があったくらいだけど、
今やゲレンデのスキーとボードの比率は逆転。時代だねー。
ボードというと「若者」ってイメージもあったけど、今やそんなこともなく
ナント子供を抱っこしてボードやってるお父さんを見かけました!

スキーではたまにいるけどね。
スキーって、その性質上「前に転ぶ」ことがあまりないけど、
ボードで抱っこ・・・大丈夫なんだろうか。

一方若者の割合ももちろん多くて、
笑っちゃったのはゴンドラで同乗したたぶん10代のカップル。

その訛りから明らかに地元の子なんだけど、
ゴンドラの中でマジ喧嘩w しかもその喧嘩の内容が、
女の子(どうも時間が不規則な仕事らしい)が「寝てない。眠い。疲れた」言ってて、
男の子が「俺も疲れた」って合いの手打ったら、
女の子が「あんたは昨日仕事休みだったじゃん!」ってマジ切れ。
それに対し男の子が、独特の東北訛りでひとこと、

「だって…。俺も疲れるよぉー。楽しみで眠れなかったし」

だって! まあカワイイったら!w
初デートだったのかしら。

でも、それに対して女の子はむしろイラっと来たらしく、
「なんだそりゃ!ガキかっっ!!」」と、さらに炎上。

あああああ~~。。。許しておやりよー。

いろんな人間関係があるのね。

…まあでも、そうやって喧嘩したり笑いあったり、
出会ったり別れたりしながら人は成長していくものだから、
その喧嘩も無駄ではないぞ!

と、あの男の子にゆーてやりたいw


そんな平和をかみしめる
のんびり満喫の週末でした。

こういうカタルシスもたまには必要だ。

水曜日, 2月 15, 2012

【Break time】脳から鍛えるクライミング

営業に頼まれたある書類をクライアントに提出する期限がせまり、
作成した資料を担当営業にメール&口頭で確認依頼するも、2度に渡りスルー。
私の独断でFIXできないので、最終の返事を待っているうちに
私もすっかり忘れてしまい、
そのまま期限が過ぎてクライアントからクレーム。。。

・・・・これって、私も悪いけど営業にも問題ないか?

 私は「資料を作る」のは仕事だけど、「催促する」のは
 仕事じゃないよー。お母さんじゃないんだから!

・・・・と、いうモヤモヤした気持ちを抱えながら、
グっと抑えて営業に「すみません」と謝る私、
「気にしないでください」と私をなぐさめる営業。

・・・・・んー。なーんつーかこう、モヤっとするんですけどぉ。
大人になるってこういうコトなのかしら・・・・・(苦笑)


-------

こないだ読んだ脳化学の本で、「脳は物事を全体で捉える」
という話が面白かった。

脳の研究は、「海馬の××の部位が記憶を司る」など、パーツ単位
での研究が進んでいる。だから、研究者間でも「シナプスがどうだ」とか
「脳細胞がどうだ」という議論になりやすい。そもそも研究というのは、
そういう方法で行ったほうが具体的な成果が出やすいし、周囲にも理解されやすい。

ただ、脳というのは他の部位以上に「全体」で動いている臓器。

たとえ、海馬がまったく働かなくなっても、ある種の記憶は
海馬以外の場所によって担われる。これは、そのほかの臓器には絶対に
あり得ないことで、「心臓の動脈に問題が出たら、静脈がその役割を果たした」
なんてないでしょ?

それに、脳には除去しても日常には一見なんの影響もない
ように見える部位もあるけど、長年人間が生きていく中で、
その部分が「無い」ことによる影響は確実に出てきたりするんだそうだ。

こんな実験がある。

ねずみに「ラ」の音ばっかり聴かせ続けると、
「ラ」の音に対する反応が非常に鋭敏になる。

言ってみれば、そのネズミは「ラ」のエキスパートになるわけです。

まあそれは分かるとして、じゃあそのネズミが
「ラ」の音とそのほかの音の違いを認識する力も付くかというと・・・
どうもそれはつかないらしい。

この実験が言いたいのは、「ひとつのことに特化した能力」
というのはわりと危険で、他を受け入れる余地がなくなる。
いずれにせよ、脳というのは「バランス力をとても重視する」
ということなんでしょうね。


で。
クライミング。
(なんでもクライミングに結びつけるな、という議論はこの際おいといてw)

私はこれまで、わりといろんなスポーツをやってきたほうだと
思うけど、クライミングはそのどのスポーツよりも

「脳でするスポーツ」

だと感じています。頭を使うのはもちろんだけど、
それ以上に「思い切りと慎重さのバランス」とか「判断力」とか、
人間が生きるためにそもそも必要な「生命維持力」を高めないと
上手くならないスポーツなんじゃないのかなと。

でもって、前述のとおり、
脳は「全体」を重視するものなんだとすると・・・

「ムーブがどうだ」とか「あの道具が必要だ」
ということは、大切なことではあるけど、根本的な
クライミング上達のためには、実は瑣末なことなんじゃないか、と。

つまり、これは極論なんですけど、

 たとえば、あるルートでどうしても抜けられない
 核心があったとして、そのためにやる気が落ちたり、
 似たムーブのあるルートをガムシャラにトライするくらいなら、
 いっそ、その時はたとえ1本しか登ってなくてもクライミングはやめて
 美味しいモンでも食べに行ったほうが、その次にフト登れてしまったりする

んだろうな と。


まあ、正直あるレベル以上の人にはこのロジックは通用しない気がするし、
実感として、日常でこういう事(=根詰めた時は気分転換したほうが
上手くいったりする)って誰でも体験してるので、
当たり前といえば当たり前のことなんですが、

・・・・なんというか、「脳化学」の視点から説明されると、
すごい腑に落ちたんスよね~。

私も今度は根詰めたら、登るのやめちゃおw

クライミングが上手くなると、「精神的なバランス力」も
高まるんだとしたら、それってとってもオトクなオマケだなw


脳って本当に不思議で興味深いな。


※この人の「脳」シリーズ、超オモシロイ。

月曜日, 2月 13, 2012

デビューはできませんでしたが。 @鋸山~大岳~御岳

んー。出だしはサマソニ優性かな。
フジの目玉はレディヘですが、サマソニはなんせNEW ORDER。
さりげにNEW ORDERとかDepeche Modeとか、
「懐かしテクノ」(そんなのあるのか?)に目がない(耳がない?)ワタシ。

今はNEW ORDERとPassion Pitが同日になることを祈る日々
(でも時間がかぶらないように)

-----

山岳会で予定していた谷川岳山域の会山行が、
雪による電車の不通と雪崩の危険により中止。

関東地方はドピーカンなのにね~。
積雪も多すぎても少なすぎてもダメ。
何事も「ちょうどイイ」って難しいね。

このまま私の本格的な冬山は、
永遠にデビューの機会を失うのかしらw

と。
まあそんなわけで、残念ながら中止になったお山の
代わりに、奥多摩にトレーニング的登山に行って参りました。

以下、毎度よろしくテキトー記録。


奥多摩駅着 09:10
登山口   09:30
鋸山    10:50
大岳山   12:20
(昼食25分)
御岳山   ※(神社に行かず)
登山道出口 15:20
古里駅   15:35
       (CT計 5h50min)






・・・もうサスガというほかないです。

CT通りだと、休憩を除いて7時間30分かかるルート。
これを休憩含めこの時間でいけるんだから・・・やっぱり
ベースの身体が違うんだなー。山岳会の人って。

私もほとんど体力に余裕はなかった。。
前日にジムに行ってしまったことを軽く後悔したよ(笑
 ※しかし! 余談ですがこの日ジムで私は、あるムーブでちょっと
  開眼したんですよ。なんか壁モチ上がってきてる予感!


今回は30~60代のパーティーだったけど、
私があと20年経って、この時間で歩けるかと言われると・・・
うーん。ちょっと自信ない。
体力維持のために、相当色々頑張らないと。


期せずして後半はこないだ行ったルートと同じだったんだけど、
難しいところは一切ないし、2週間前の積雪もほぼ溶けていて、
アイゼンもマアあってもなくても、という感じでした(必携だけど)。

風もほとんどなく、終始晴天。
富士山もくっきり。






・・・このところ、どうも「ココロの元気」に問題があって、
夜に気分が塞いだりすることが多かったので、
そういう時には、こんな「黙々登山」に限るな と。

「自然に癒される」とかではなくて、ただただ黙々と
身体を動かして疲労させると、頭に余計なことを考えるスキマが作れない。

そーすると、

「ウダウダ考えてるより、毎日をただ頑張って生きるしかないな。
 そうすればおのずと道は見えてくるのかもな~」

なんて、サッパリした気持ちになったりします。

・・・・てゆーか、考えるのが面倒くさくなるんだろうな。疲れて(笑)


前を歩く3名は、ゴールが見えてきたラスト30分は、
終始下山後のビールをどうするかの話。

・・・・はいソコ。オウチに帰るまでが遠足ですからっ!(笑)


とか言いながら、私も最後は最近のサッカー界事情から
ダルビッシュのゴシップにまで話が飛ぶ女子トーク(注:30~60代)
に加わりつつ、中央線でビールをたしなんで帰路についたのでありました。


ワクワクもドキドキもキラキラもないし、
お金もかかっていませんが、
こーいうのを「いい休日」っていうんだろうな~。。。


また登ろ。

火曜日, 1月 31, 2012

初心に帰る場所 ~御岳-日の出

動物園のサル山を眺めていた時、
「あ、そのムーブ使えるじゃん!」と思った私の経験は、
セレンディピティと言えるのかしら。

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そこそこちゃんと山登りを始めたのが大体5年前だとすると、
最初の3年は、高尾・丹沢・奥多摩が圧倒的に多かった。

都心からのアクセスのよさに加え、初心者でも気軽に行け、
ナニヨリ駅から直接登山道に行けるのが一番の理由。

この2年位はそのエリアに足を運んだとしても
岩やバリエーションに入ることが増えちゃったけど、
今でもこのエリアに行くと「よーし。山に登るぞー」
という気分になります。

さて。先週は、東京都心でも雪。
関東近辺の低山でも、結構な雪がついてることは間違いない。
行かないテはないでしょ! 

・・・とマアそんなわけで、奥多摩に行って参りました。

積雪量が分からなかったので、久々に初心者向け、
御岳~日の出のメジャールート。
とは言え、トレース付きまくりもツマラナイので、御岳までの道は
ケーブルの横の人気薄な道を選びました。

御岳山は、どーも好きになれない山。。。
山頂付近についた瞬間、あのお土産街と宿坊が現れると
かなーり萎えるんだよね。ケーブルで来た街着の人もいっぱいいるしさ。
山に来た気がしないというか・・・。

御岳に登ると、

「大事なのは答えじゃなくて、過程で使った方程式なんだ」

と言ってた高校の数学の先生の言葉を思い出すんだよね・・・。
数学、大っ嫌いだったから、いつも友達に答えだけ聞いて
「√2」とか答えだけ書いて×もらってました・・・。

先生、ゴメン。今なら分かるよ。先生の言った言葉の意味が。


大抵は大岳山や御前山の「ついでに」通るパターンが多かったけど、
今回はまず、御岳山頂を目指して。。

※以下、毎度適当なCT


08:30 古里着
11:40 御岳山
12:10 日の出山(昼)
14:00 つるつる温泉
16:15 温泉発~(武蔵五日市へ)






天気はサイコー! 尾根に出るとやや風が強かったので寒かったけど、
終始快適な山行でした。
CTも基本的には夏山とほぼ変わらないかな。
ちょっと物足りなかったけど、マアNEWシューズを試せたし、
最後の温泉が本日のメインディッシュですので、いいでしょ。

明らかに入山者が少ない前半のほうが楽しかったかな~。
たぶんこの日はルート一番ノリ。そして山頂までは一人も会わず。
雪道を黙々と歩いていると、不思議と頭の中がカラッポになります。





全工程アイゼン不要かと思いますが、マアあったらあったで安心。
御岳からケーブルで来たであろう若者達は、コンバースで雪道を
下山してたしね(あれはムチャにしてもw)。

寒い季節に山に登ると、それだけ温泉が身体にシミますね~。
基本Mなんで、「ノドが乾いたらビールのために水はギリギリまで我慢」だし、
「温泉のためには、少々寒空で風に吹かれたい」のです。


温泉で一杯やって、心地よい疲労もあいまって
うっつらうっつらと中央線をひた走り・・・。
最終のホリデー快速に間に合ったので、あっという間に自宅着。

関東近辺に、電車で行く日帰り登山。

私の山登りの「原点」として、今後も時間があれば
どしどし登ろうと思います。いい週末でした。