火曜日, 9月 02, 2008

「繋がった後」のこと。

タイトルだけ見て、
「お、エロネタ?」と思って読みにきたひとー。

残念でした~(笑)。

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仕事柄、ネットマーケティングに関する情報に
触れる機会が多いのだけれど、
先日ちょっと個人レベルで面白いなと思った記事があった。


日本で伸び悩む海外発SNSの苦悩~
FacebookとMySpaceが日本に浸透しない理由
http://markezine.jp/article/detail/4995


FacebookやMySpaceは、日本で言えば「mixi」。
要はコミュニティサイト(SNS)というカテゴリーで、
海外で成功後、日本に進出したサイトとしては
他にtwitterなんかも似たような感じかな。

FacebookやMySpaceは、そもそも日本に参入することが
決まった時点で難しいだろうという見解を出す人が多かったので、
記事の主旨自体は珍しくもないんだけど、この記事の
「海外発のサイトが何故ダメなのか」という解釈がすごく共感できた。


  記事曰く、は「ミクシイ」をはじめ、日本産のコミュニティーサイトは、
  そもそも「内なる繋がり作り」を目指すもので、海外産のサイトは、
  「外への情報発信や関係構築」をしやすくする作りになっている・・・
  という決定的な違いがあると。


日本人は、mixiを通じて知らない人と知り合いになるけれど、
その後の繋がりは結構強固で、この記事風に言えば「ある特定の枠内」での
関係性を強くできるような構造になっている。

一方海外のSNSは、例えばgeek(=日本でいうオタク)の人たちでも、
とてもニッチな趣味で一旦は繋がったとしても、「もっと情報はないか」
「もっと他の人はいないか」と、常に外に向けた情報発信・自分アピールが
しやすいような構造になっていて、コミュニティーサイトといえど、あくまで
「個人主体」で作られている・・・と、いうわけです。

 他者とつながりたい という願いは万国共通だけれど、
 「繋がった後」の行動や考え方は、日本と諸外国ではかなり考え方が違くて、
 それがそのまま、海外発SNSが日本で苦戦する理由になっている、と。


すげー 説得力ある。


コミュニティサイトって、ズバリ「人間の心理」を扱うサイトであって、
物販サイトなんかに比べて、よりその国の「国民性」「文化的地盤」
なんかが分かっていないと運営は厳しいものがある。

そう考えると、確かに米国発のFacebookやMySpaceは、
とても日本じゃやってけないだろーなー・・・・。

ま、そもそもSNSというジャンル自体が、
そろそろユーザーに飽きられていて、先行参入のミクシイも
最近苦戦という話をよく聞くんだけども。


別にどっちかいいかとか、そういうのは
個人の問題なのでアレなんですけど、
私はそういう「日本ぽさ」は嫌い。
なんか常に「よっかかれる人はいないか」って探してるみたいで。


*日本語版のFacebookができてから、日本からのアクセスは
 強制的に日本語版に飛ばされるようになってしまった。
 かつてはYoutubeなんかもそうだった。
 これも「ザ・日本流余計なお世話式サービス」。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

初めまして。素直に釣られました。
ざんねん…またお邪魔致します。