金曜日, 3月 27, 2009

もらう。与える。

ウチのかーちゃんは、誕生日1ヶ月違いで
給付金の金額が8000円安くなってしまったらしい。
時々そういう事がある人なのよ。ウチのかーちゃん。
つくづく惜しい人だー(笑)。

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私の知り合いで、落語への興味が高じて
自分で落語を習いはじめちゃった人がいまして、
その発表会寄席(?)を観に行ってきました。
時間の都合であまり長居できなかったんだけども。


元々バンドもやっていて舞台度胸があるし、
「しゃべる」事に関しては場慣れしている人なので、
習い始めとは思えない上手さでした。すごいなー。


なにより私がすごく元気をもらった。

私よりずっと年上の人なんだけど、
とてもアクティブな人で多趣味。

たぶん色んな事を「まず自分でやってみたい」
タイプで、そういうところは私と似てるかも。

何かに一生懸命になってる人を見るのは、
本当に本当に楽しいよなあ~。大好きっ!

なんだか「元気の素」を分けてもらえる感じ?っていうの?

山に登った時にもそういう「元気をもらえた感じ」ってあるけど、
人から受けるパワーは、それとはまたちょっと違うイメージ。


色んな人が、色んなところで、色んな事をしている。。。

私もがんばらなくちゃ!って気分になれる。


世の中、とっても悲しい出来事がたくさんあるし、
腹の立つことも、感じ悪い輩に傷付けられる事もあるけど、
こういう小さなひとつひとつの「良い事」が、
自分にパワーを与えてくれるのを、最近ヒシヒシと感じます。

「大きな良い事」がひとつあるのもいいけど、
「小さな良い事」でも、考え方次第で、人はとても
いい気持ちになれたりするね。

私も、人からパワーをもらうだけでなく、
「パワーをもらった」って言われる人に
なれればいいなー。


*発表会の会場が都内の廃校 っていうのもイカス。
 ちなみに発表会は「1-3」の教室でしたよ(笑)。

水曜日, 3月 25, 2009

パワーをくれるもの

WBC、本気で感動した。
最後のイチローの1本なんて神だよね。神。
あのプレッシャーで打てるか?ふつー。

やっぱり「神様に選ばれた人」っていうのはいるんだー。


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人と会うって元気が出るよね。

最近、どうにも気持ち的に「落ち」のサイクルが多いので、
意識的に予定を作ってるってトコもあるんだけど、
それにしても、いろんなところに顔を出してる。

ま、元気があろーがなかろーが
好きなんだけど。そういう事が。

だんだんとあったかくなってきて、
それが気持ちを上げてるっていうのもあるみたい。

気持ちが落ちてると、
季節にもとても敏感になるんだなーと思った。

そんなわけで。


生まれて初めて対面の占いを経験してみたり
 ⇒自分を客観的に見られるって面白いね。

母親の誕生日で、ちょっと変わったサプライズをやってみたり、
 ⇒変身体験! 我ながらいいプレゼントだったなーと思う。

友達のバンドのライブに行ったり、
 ⇒やってる音楽は趣味じゃないけど、頑張ってる友人の様子にちょっとインプレス。

いつもの仲間と、普段見ない落語会に足を運んでみたり
 ⇒世の中にはまだまだ見るべき噺家がたくさんいるなあ~

・・・・した週末。


あ、月曜日はこんなのにも行ったよ。
ユルくて楽しかったー。
「ショーモナイ事を真剣に」っていうのは、
私が意識してることでもあるんだよね~。


私が好きな某ミュージシャン兼悩み相談家兼作家・・
の人がいるんだけど(音楽が好きというより、その人の文章が好き)、
その人が前に落ち込んでいる人へのアドバイスとして、


 読んだことがない小説を10作品。観たことがない文芸映画を10本。
 聴いたことがないアルバムを10枚。全部図書館で借りられるものばかりです。
 空いた時間でいいので、すべて一度自分で味わってみてください。
 これは不思議な現象なのですが、力をもって生きようとした人たちの力が、
 あなたのなかにもぐいぐい入ってくるのです。

という文章を書いていた事があって、思わず、

 「そ、そうなんだよ!」

と思ってしまった。

エネルギーのある人たちの産み落とした作品に触れるのって
落ちてる気分を上げるどんなアドバイスよりも、
具体的かつ有効な事だと思う。

これからもいろんなところに行きたい。

そしてみなさん、あっちこっち声かけてください。
食わず嫌いせずに、なんでも一度は触れますよお~(笑)。

*これは日曜に観た、笑福亭たま さん。
 んー。上方滅多にみないけど、これも面白いな。

水曜日, 3月 18, 2009

「夢」の解釈は世界共通なのかも。

「広告批評」廃刊だって。
フェイバリットな雑誌が次々と・・・(泣

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イヤッホーぅ! 「キンシノ ~Vol.3」@代官山。
この方と行ってきました。

私が現在定点観測中の落語家、立川志の吉君と、
イラストレーターのキンシオタニさんのコラボライブ。

Vol.3で、私は今回3回目。
つまり皆勤賞なのさ!

なんかね。毎回ユルいんですよ~。
毎回イッコはテーマがあって、もちろんそれぞれの
本業であるイラストと落語のお披露目はあるけど、
後はテーマに基づいたトークをひたすらユルユルと。

でも、「無気力だけど、一旦火が付くと喋りっぱなし」な
キンさんに、終始押される常識人・志の吉君。
がんばれ!志の吉君(笑)。

しかしあそこでは、彼は「エンジンかかったキンさんの
トークを、リアルに引き戻す役割」なので、それはそれで
いいと思うぞ(笑)。


今回のテーマは「夢」。

・フロイトの提唱する「集合無意識」に関する話。
・睡眠中、90分に1度は見ている夢
・広いところに住むセマイ族のお話
・キンさんのつけてる夢日記が、習慣化するまでのお話。
・落語は「夢」つながりで「天狗裁き」という噺
 ⇒夢なんか見てないという旦那と、「超楽しい夢を見たから隠しているんだ!」
  と怒る嫁の喧嘩が、ものすごいところまで発展しちゃう、イマドキ落語でしか
  許されない(笑)ナンセンスな噺です。

なんて感じの話題。


キンさんの話し方て、全然アカデミックな感じじゃないんだけど、
言ってる事は実はすごく難解。そして個人的には毎回
すげー興味を感じて、後で関連本とか読んじゃうんだよね。

前回の「運」の時もそうだったし。

今回の「夢」も、さっそく図書館でチェックするつもり。

一番、ナルホドナーと思ったのは、

 英語でも日本語でも、睡眠中の「夢」と
 未来に抱いたりする「夢」は、同じ言葉「夢(Dream)」なのがとても不思議。
 例えば、英語なら「人生」も「生活」も「Life」みたいになったりするけど、
 何故か「夢」って言葉だけが、英語と日本語が同じ感覚で意味をなしている。

って話。

これぞ「集合無意識」じゃん!


たしかに~~! なんでだろ??
寝てる時の夢と、未来への夢は全然違うものなのにね~


ま、私は、どちらの「夢」も、
いつも見ていたいけどねー。


次回は8月。もちろん参戦予定。
楽しみだー

月曜日, 3月 16, 2009

これって「幇助」?

なんだか周りの色んな事が
少しづつだけど、いっぺんに変わっている最近。

「永遠」なんてないけれど。
春、だからかな。

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週明けからいきなり暗い話で恐縮ですが。

「自殺幇助」って罪があるよね。
つまり、自殺しようとした人を止めなかった事による罰則。

学校でいじめられている友達を助けなかったとか、
電車の中で喧嘩があっても知らん振りするとか、
そういうのも、ある種の「幇助罪」に当たるんじゃないかという気がする。

ただ、自殺幇助とその後の2つが違うのは、
自殺幇助の場合は、あまり「自分への飛び火」を恐れる事はないけど、
後の2つは、自分が巻き込まれる事による恐怖とか面倒くささが、
「知らん振り」という行為に繋がってるよね。


なんで突然そんな事を書いたかというと・・・。


実はつい先日仕事で、こんな事があったから。

 ある仕事でお客さんとかなり大きなトラブル(いわゆるシステム障害)
 になった。私はそのシステムの担当じゃないけど、
 そのトラブルの大元になった原因の一部を、
 実は私は事前に「これは後々トラブルになるかも・・・」と
 ちょっと懸念していた。
 ※私はシステムの専門家ではないけど、今の部署に長いので、
  過去の経験上「トラブるかも・・」と気付くことができた。
 
 だけど、私がそのシステムが作成されるって事を
 知ったのはゴール間近だったし、何よりそのシステムの主担当が
 本当に困った人で、私が普段避けている人なので、
 変にその人を刺激するのが嫌で何も言わなかった。

 そして結局、今回実際に大きいトラブル発生。。。



その「困った人」は、私に限らず他の何人かも手を焼いていて、

・とにかくチームで仕事ができない
 (=ので、仕事がブラックボックスになる)
・自分に絶対の自信を持っている
 (まあ、「小さい犬ほどよく吠える」的ではあるけど)
・自分の仕事に意見をされるのが大嫌いな人で、
 プライドが傷付くような事を言った人に、陰湿な「仕返し」をする。
・一旦プライドが傷付くと、ヘソを曲げて仕事に協力してくれなくなる。

という性質のある人なんだけど、
システム担当としての専門知識は確かにある優秀な人だし、
サラリーマンとして「企業の勢力図(=どこにおもねるか)」
を見る能力があるので、
上司にはそこまで問題扱いされていない。


私はその人とはこれまでに何度か衝突して
本当にとても嫌な思いをしているので、
最低限のやりとり以外は、できるだけ軋轢のない距離で
仕事をするようにしてきた
(それでも仕事上、連携しなきゃならない事もあるけど)。

・・・そんな経緯もあって、今回のトラブルの件も、
当初(昨年の秋ごろ)「仕返し」がイヤで、
問題点に気が付いていても私は何も言わなかったんんだよね。。。


大げさな言い方なんだけど、
今回のこの一件があって以降、これって一種の「幇助罪」
なんじゃないかという良心の呵責がずっと自分の中にあって、
それって、どうなのかと。。。

“別に自分が絡んでない仕事なんだし、担当者に指摘してあげたのに
 逆に自分が気分を害すのも嫌だし、いーんじゃね?”

という考え方もあるし、

“知ってて言わなかった のは、やっぱりビジネスマンとして
 責任の一端はあるんじゃね?”

という考え方もある。と思う。


前述した「子供のいじめ」や「電車の喧嘩」とはケースも違うし、
それは状況次第なんじゃないかというのもあるよね。


・・・・みなさんはどー思う?

木曜日, 3月 12, 2009

人生は誰だって“数奇”

大人になって、めっぽう涙腺がゆるくなった。
なぜかしらね?

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シツコイね。映画ネタ。
別にノルマないんだけども(笑)。

というわけでロードショー終了間近の
「ベンジャミン・バトン」、観てきました。


久々にハリウッドの大物が出る
大型映画を観たよ。

これはこれでいいね。
スクリプトがちゃんとしてれば、
なんだかんだ言ってハリウッド映画ってすごい。
ブラピがどんどん若返っていく様子とか、
CGどうなってるか分からないけど全然違和感ないもん。

ノンフィクションだって言われても
「あるかな」って感じの内容でした。

分かった事は・・・・
ブラッドピット、やっぱり超カッコイイ(笑)。
本当にセクシ~。
「リバーランススルーイット」の時の、純真さ満載の
彼が好きだという人は多いけど、私はここ数年の彼の
ほうが何十倍も渋くてステキだと思うなー。

「積み重ねてきた人」としての自信と柔らかさが
すごく出てきた感じがします。

あと、ケイトブランシェットがとっても良かった。
「バベル」の時は、役どころは重要だったけど
なんか「添え物の奥さん」って感じが否めなかったし
なんか幸薄そうな感じがどうも・・・・でした。

でも今回は、すごく役にマッチしてるし、
「どこにでもいそうな、でも超いい女」をすごく上手く魅せてる感じ。
ちょっと彼女の出る他の映画も見てみたくなったよ。

ご存知の通り、これは老人として生まれて、
徐々に若返って最後は赤ん坊として死んでいく主人公の
話なんだけど、その数奇な人生の周辺を彩るいわゆる
「サブキャラ」が、ある意味物語の本質だったりします。

結局・・・・・逆回転で生きたとしても、
人生の最も濃密な時間は「折り返し地点(30~50代)」であって、
その時間に出会う人が、よくも悪くも人に様々な影響を与えて
「ひとりの人間」の人格を形成していく・・・と。いう事なのよね。きっと。

「老人から徐々に若返る」というコンセプトがないと映画に
ならないけど、結局それがなかったとしても、人生は誰だって
結構「数奇な運命」なんじゃないかしら?


と、そんな事を思った映画でした。

あえて言うなら、3時間ジャストはちょっと長いかも。
2.5時間位のほうがもっとまとまった映画になるかもね。

って、評論家気取りだけど(苦笑)。


*バイクとプラピ。
 鬼に金棒の組み合わせ。

月曜日, 3月 09, 2009

なぐさめ? お叱り?

前回、有頂天のことチラっと書いたら、
緒川たまきとケラが結婚だってさ!

わたし、予知能力あるのかしら??

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このところ週末タップリ遊んでるせいか、
どうも金使いが荒い傾向がある(笑)。

土曜日はいつもの山仲間と、山梨は高川山へ登ってきました。

久々のお天気で、頂上はとにかく目の前にドーンと富士山がかまえる絶景!
コースはかなり厳しいところもあるんだけど、2時間位で頂上に
いけるし、何より頂上で「眼前の富士山」というご褒美があるので
かなりお勧めの山です。

富士山てすごいよね。

あの大きさ、あの雄大さ、あの美しさ。

なんか富士山を見てると、ジメジメと悩んでるのが
バカバカしくなる。

「何そんなにささいな事でクサってるわけ!?」

と、富士サン に叱られた気分です。ちょっと泣けました。

自然に教えられることって本当にたくさんあるよね。














*帰りはトーマス列車に当たった。
 かなりラッキー。














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日曜日はJAZZの発表会ライブ@新宿。
山友達とその彼氏(←で、いいよね?(笑))が
遊びに来てくれました。

「発表会」だから、バンドの方と先生以外は素人、
つまりヘタクソなわけなんですが、みんな一生懸命なのでご愛嬌。

大人になるとこういう機会ってあまりないので、
年に一度くらい、こういう緊張感にさらされるのも
いいかもナなんて思います。

私の課題曲は「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」。


 コートを掴んで帽子をかぶり

 悩みごとは戸口に投げ捨てて

 ただ足を向けよう

 通りの陽の当たるところへと

 --(中略)--

 僕はいつも日陰を歩いてきた

 憂鬱が行列作ってやって来る

 でももう恐れはしない

 この放浪の旅は終わったんだ


 1セントも持ってなくたって

 ロックフェラーの様にリッチ

 足下に黄金の光が舞う

 通りの陽の当たるところでは


という感じの内容の、いわば人生の応援歌です。


なんだか富士山だとか、歌だとか
いろんなものに叱られたり、元気をもらったりした週末でした。

何より、そういう場所へ一緒に出向いていける友達に
感謝 感謝 ですね。

*こちらはプロですが。
 右下のハゲオヤジはご愛嬌。

水曜日, 3月 04, 2009

辛い事から逃れない。

週末、先月付けで会社を辞めた友達のオウチで
ホームパーティやってきました。
お泊り会、超ナゴム。翌日の多摩ズーも超ナゴム。

・・・そういや、ナゴムレコードってまだあるのかしら?
有頂天、今ならもっとカッコよいと思う。

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「ゆきゆきて、神軍」を観ました。
もう映画マイブーム終わるって言ったのに。

もう10年以上前、前職で仲の良かった
アングラ系の趣味をお持ちの(笑)先輩から、
音楽や映画の話をたくさん聞いたんだけど、
この映画と、「追悼のざわめき」という2本の映画だけが
やけに心の端っこに残ってました。

「追悼のざわめき」はそもそもビデオがないので観る機会がないまま、
昨年夏ようやく中野のレイトショーで観る機会を得、
そして今回「ゆきゆきて、神軍」もリバイバル上映。

大げさじゃなく、はっきり言ってこれまで観た
どんな映画よりも「後味の悪い」映画でした。

面白いとかつまらないとか、そういう感想は
この映画にはまったく無意味で、とにかく見ていてずうーっと気分が悪い。
私はこのところちょっと心がすさんでるので、
もうとにかく映画を観ている間、嫌で嫌でしょうがなくて
何度か映画館を出ようかと思ったくらい。。。


 映画は、奥崎謙三という反体制運動者(アナキスト)を追った
 ドキュメンタリーです(すでに故人)。
 天皇にパチンコ玉を打ったり、実際殺人もやっていて
 とにかく過激な活動家なんだけど、この映画では
 戦時中、自分のいた部隊で起こった部隊内での制裁(射殺)
 の真実を究明するため、当時の軍曹や衛生兵を訪ね歩いて
 いくというところが話の核になっています。


映画の冒頭、田舎の結婚式のシーンから始まるんだけど、
媒酌人の奥崎がスピーチで

「新郎の○○君は、反体制活動に身を投じて前科1犯、
 わたくしは・・・・などで、前科3犯であります」

とか言っちゃってるわけです。
ノッケからもうハチャメチャ。

制裁事件の究明のために様々な家を訊ねた時も、
もう老齢の人たちは、戦争の記憶は抹消したいわけだから
とにかく口は重い。それでも奥崎氏は、暴力も辞さない態度で
相手に徹底的な解を求めるわけです。


・・・・なんというか、これは「戦争映画」なんだ。
と、観ていて思った。

普通戦争映画っていうと、むごたらしい殺戮のシーンだとか
負傷し逃げ惑う人々とか、そういうシーンがあるけど、
そんな凄惨なシーンよりも ずっとずっとずっと「戦争のむごさ」を
説明している映画なんだって思いました。


人が人を殺し、果ては人が人を食って生き延びたという事実は
変えようのない事実としてあって、生き残った人々は、
「殺人」「見殺し」「生き残るための嘘」という罪に苦しめられ、
色々な形で「心が壊れ」てゆく。。。


観る必要のない映画です。

でも、みんなが観なくちゃいけない
映画なのかもしれません。


*とにかくあまりに気分の悪い映画なので、
 今日の画像は週末の多摩ズーで撮った
 「フリーダム孔雀」にしよう。
 檻なしで、園内を自由に徘徊する孔雀。ストレスないな。