月曜日, 8月 31, 2009

すごい人も普通の人だから。

選挙行きましたかー。
別に誰がいいとかないけど、
選挙に行かないと政治に文句言う権利もないと思うので
行ってまいりやした。

しかし自民負けすぎ。

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結局この数ヶ月、週末は全然家にいない。
今年は冷夏っていうのもあったけど、
そのおかげで今年もクーラー買わずに済んだ。エコ。

というわけで、今週末は鎌倉の友達のところで
ボディボードを教えてもらいつつ(@鵠沼)、観光&ビーチパーティ。
しかし上手くなんないな。。ボディボード。集中的に練習したい。
基本負けず嫌いなモンで。

たぶん10数年ぶりに鎌倉の大仏様を見てきました。
あんなに小さかったっけねえ~。

仏教に限らず神様の目って、
眠たそうな目をしてるじゃない?
あれって、
「開いている下側で現世を、閉じている上側(というか目蓋の中)で
 あっちの世界をご覧になっている」
って事らしいんだけど、あの目って、どの位置から見ても
「見つめられてる気がする」んだよねー。私、後ろ暗いところがあるのかしら?(笑)

夜は友達主催のビーチパーティ。
ビーチフラッグ大会に飛び入り参加しました。
女子部だったけど、たぶん10以上若い女子達に圧倒されて
準決勝敗退。残念~。

基本負けず嫌いなモンで(笑)。


久々に夏らしい日差しに照り付けられて、
盛りだくさんな一日でした。

*****

日曜はいつもの「落語部」メンバーで鈴本@上野へ。
この夏最後の浴衣・・・と思ってたんだけど、あいにくの天気で断念。
もっと着たかったなー。浴衣。

寄席って当たり外れが多いもんだけど、
今回は明らかに「退屈」って感じる人が全然いなくて、
個人的にはここ数年で一番の番組だったと思う。

やはり寄席も、ホール落語に負けまいと
切磋琢磨しているんじゃないかな。
「ライバルがいる」ってすごく大切な事だよね。伸びが違う。

自分用メモで、以下出演者と演目を。


(前座)歌る美・・・牛ほめ
三遊亭 ぬう生・・・新聞記事
春風亭 正朝・・・・祇園祭
橘家  半蔵・・・・代書屋
古今亭 志ん五・・・真田小僧
柳家  さん喬・・・替り目
古今亭 菊之丞・・・天狗裁き
柳亭  市馬・・・・高砂や
桃月庵 白酒・・・・壷算
桂   藤兵衛・・・そば清


白酒の「壷算」は脅威の15分!
もともと丁寧にやると1時間近くかかる話なので、
壷算が始まった時は、隣に座ってた落語に詳しい人と
思わず目を見合わせてしまった。「終わんのか?」と。

でもちゃんと時間内に終わる。さすがプロ!!!

最近イチローが出てるなんかのCMで、
「毎日の確実な1歩からしか、遠くへは行けない」
みたいな事を言うCMがあって、あれが私大好きなんだけど、
結局各分野のプロとか偉大な人も、別にモンスターって訳じゃないのよね。

逆に、影には人並み外れた努力があるわけで、
そういう努力や経験なしに「分かったふう」な事を
言ったりやったりする人が、最近昔以上に鼻につく。

なんかすっごい「薄い人間」な感じがして。

20代の頃は自分も若いから同じ失敗をしてても
分からないんだけど、30過ぎてからの「知ったかぶり」とか
「俺が俺が」な態度って、ホントーにみっともない。アホっぽい。

世の中には、そういう「自分のアホっぽさ」に気付かずに
自分を「大人だ」と思ってる人のなんと多い事か。。

恥ずかしい。

自分も気をつけなくっちゃ。


・・・あ。なんか話ズレた。

というわけで、また次回。


*横からも見られてる気が・・・。

木曜日, 8月 27, 2009

心のバスタイム

もーいい加減いいでしょ。ノリピー。

日本がドラッグにこんなに過剰反応するのって、
「逆に興味がある裏返しなんじゃなねーの?」
っていう気がするのは私だけ?

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たぶんこの夏最後になる、3000m峰登山。
南アルプスの甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳に登ってきた。

7月はお天気に泣かされたけど、
今回は2日間サワヤカな晴天で、もうそれだけで
半分は成功だね。登山って。

南アルプスは、北アに比べると玄人向けの山が多いんだってさ。
だからなんとなく地味っつーか、
山小屋とかも華がない(笑)。

でもそこが、レジャー化してないというか、
むしろ私が昔から思っていた「山」に近くて好きかも。

1日7~8時間×2日間の山行なので、
さすがに体も疲労溜めまくり。

でも、ちょうど登山を始めて3年位で、
できるだけ体力を温存する歩き方とか、
分かりずらい道の探し方とかのコツが
ようやく分かってきた感じ。

スポーツでも仕事でも、なんなら恋愛も、自分が急速に成長している感じが
実感できる時期っていうのがあって、その時が一番面白いよね。
その時期より前は、コツが分からないから案外ツライ事が多いけど(笑)。

逆に言うと、それを実感する前に辞めちゃったものっていうのは、
その本質を分かってないって事のような気がする。
だから私は、あまり深入りせずに終わってしまった事に関しては、
仮に経験した事であっても、なるべく知ったふうな
感想を言わないようにしてる。
2~3回の経験で、訳知り顔に話す人っているけど、
そういうのってなんか見苦しいじゃん?

・・・おっと。閑話休題。

で。高い山に登ると、2500m前後から景色がジャンジャン変わるので、
とにかく飽きない(晴れてたら、だけどね)。
だからやっぱり3000m級の山が圧倒的に楽しい。

道も、樹林帯から徐々に木々が低くなってきて、
最後は岩場だとか壁みたいなところになって・・・って感じで
すごく変化に富んでるしね。
今回は、甲斐駒のラストの直登ルートが超楽しくて、
ああいう岩登りみたいのって、なんつーか子供の頃の
ジャングルジムとか、そういう遊びに通じるものがある。


・・・これまでいろーんなスポーツとか芸能とか遊びとかに
首を突っ込んで来た自負があるけど、登山ほど
「魅力を言葉で説明する術がない」趣味に
出会ったのは初めてかも。

それは、キムタクのかっこよさは説明いらずだけど、
阿部慎之介が超カッコイイと思う私の感覚を
他人に説明する難しさに似ている(そうか?)。


山って「何が楽しいのか」と聞かれると本当に難しい。
大体外から見ても「ただ歩いてるだけ」だから
別に面白そうでもないし、
中高年の健康維持手段ってイメージ強いし、
やたら早起きだし、トイレとかキレイじゃないし、
歩くだけだから特別な技術は必要なさそうに見えるし。

10年前なら絶対にハマらないスポーツだね。
だいいち、山って午前3時半起床とか平気であるけど、
3時半って、20代ならまだ外で飲むか踊るかしてた時間だよ(笑)。


自然に親しむだけならただのトレッキングでいいわけなんだけど、
きっと私が登り下り合わせて7時間とか8時間もかけて頂上へ行くのは、
あのピークに着いた時の独特の達成感とか、
細かい事なんかどーでもよくなっちゃうような、
いっぱい付いてた小さなゴミがサーッと流れていくような、
あの爽快な感じが理由なんだよね。

・・・あーそうか。

登山て「心のバスタイム」なのかも。


百名山がどーだとか、記録がどーだとか、
そういうことには私はあまり興味がないので、
これからも「なんかイイな」と、インスピレーションを感じた山に
ひとつずつ気長に登れたらいいなと思います。


*私の携帯の古さばかりが際立つ
 ボケボケの御来光(甲斐駒行き、仙水峠より)。
 カメラマンの技術では決してない。はず。

火曜日, 8月 25, 2009

ダメな男の描いたものが。

ゴーギャン展、ようやく行ってきました。

ゴーギャンの絵は、なんと言っても人間が持っている
荒々しいまでの生命力みたいなものを
絵に表現しているって事が魅力だと思うけど、
私が最初にゴーギャンに興味を持ったのは、
彼が一度ビジネスマン(株売買の仲介人)として成功して、
その後絵画の世界に入ったって事だったんだよね。

もちろん「月と六ペンス」で
彼のダメっぷりを読んで、より思い入れを深めた(笑)。

だってさー。
確かに彼は多くの芸術的作品を残してるけど、
現代の尺度で見ると、

・急に脱サラして「絵描きになる!」とか言い出した。
・嫁と子供を捨てて勝手に海外へ移住。
・友人(ゴッホ)と同居して、相手が錯乱して耳切っちゃうとか、事件多発。
・愛人に子供を孕ませたあげく、責任持たず


・・・ってな具合で、要は

 ダメ男じゃん!

って事なわけですよ。

でもさ。時が過ぎると、そういう人でも
絶対的な才能で「すばらしい作品を残した偉人」とか
言われちゃうわけよ。
人間がいかに勝手か・・・というのがよく分かります(笑)。

結局、最終的には「自分の 心の声 に従って生きる」
のが一番イイんじゃないか、って思うよ。彼の生き方をみると。

今回の展示の目玉、

「我々はどこから来たのか。我々は何者か。我々はどこへ行くのか。」

って作品は、掛け値なしに絶対見ておいたほうがいい作品です。

絵を見に行って、久々に1つの作品の前に
20分近く居続けるという経験をしちゃった。

題名の付け方も秀逸だよね。
ボブディランの「ライク・ア・ローリングストーンズ」ばりの、
ものすごい広がりのある世界観。


タヒチの大地のエネルギーみたいなものは、
NZに住んでた頃、先住民のマオリ族に感じたそれと
通じるものがあって、それもなんだか親近感がありました
(というより、タヒチとマオリはルーツが一緒なのよね。
 言語もマオリ語。ゴーギャンの作品にも、マオリ語でタイトルが
 付いたものがたくさんあります)

会期が結構長いので、お時間ある方はぜひ!


*ゴーギャンと言えば、豊満な裸婦像だけど、
 実は端っこにチョロっと描いてある動物がナニゲに好き。
 すべての動物はなんらかのメタファーになっていて、
 一説によると、犬はゴーギャン自身を現してるんだとか。

水曜日, 8月 19, 2009

空いた時間を埋めるべく。

イチローの盗塁とドカベンの盗塁の成功率は
さほど変わらない。と思う。
「警戒されているか否か」による結果の違いは大きい。

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あちーね。

・・・すっかりご無沙汰してしまいました。
見たら2ヶ月以上空いたのか~。

まー何も書かなくても結構・・・というか、むしろいつもより
精力的にアッチコッチへ動いてはいたんだけど、
色々ありまして、なんとなく文章を書く気にならず、
気がつけばこんなに間が空いてしまってました。

私の場合、気力のないときに文章書くと
客観性に欠ける文章になりがちなので、
そういう時は沈黙に限る と思ってさ。

でも、なんか最近たまたま読んだ雑誌やメールなんかで、
立て続けに

「文章を書くという行為が、人間にとって
 非常にリハビリというかリラクゼーションになる」

という記事を読みまして、安直ながら
「まー確かにその通りだな」なんて思ったので、
再会しよーかなと。

でも改まって仕切り直すときって、
何を書いたらいいもんかと逆に迷ってしまうので、
とりあえずは自分の備忘録で、
この期間に行った事とかやった事を
覚えてる範囲でメモっとこうかな。

なので、今回はあんまり
人に読ませるためのものじゃなくてごめんなさい。


◆6月

気力・体力が一番消耗してた時期なんだけど、
なぜかアメリカに旅をした。かなり思いつきで。

LAからラスベガス~グランドキャニオンを回る旅。

私はアメリカって全然興味のない国だったけど、
つくづく旅って、「どこへ行くか」ではなくて
「何をしたか」が重要なんだなーと思った。

グランドキャニオンの吸い込まれるような大きさに
エネルギーをもらえた旅でした。
旅がもたらす、説明できない「スカッと感」、本当に旅はやめられない!
私がハリウッドにいた時に、ちょーどマイケルがお亡くなりに
なったので、時期的にも記憶に残る旅だった。

そーいや行き帰りの飛行機で5本も映画を観てしまったわ。
泣ける映画ばっかりで機内で大泣きして、
スッチーに心配されたさ。

あ、あと、またイッコ年を取ったわよ。6月に。

軽井沢行ったりとかもしたな。
久々にチャリンコ飛ばして爽快だったー。
特別な事が何もなくても、
気のおけない仲間と飲んだりしゃべったりは、
それだけで嬉しい気持ちにしてくれます。

この旅にちなんで、この月のボーカルレッスンの
課題曲は「Route66」にしてもらったりした。いい歌だ。

私にしては珍しくアメリカナイズされてた6月。


◆7月

なんだか酒量が異常に多い月でした。

相変わらず映画観たりとか、落語観たりとかはよくやってた。
友達とBBQやったりとか。あ、浴衣パーティも7月だったっけね?

7月の2大イベントは、登山とフジロック!

登山は白馬の予定だったけど、麓までいくも雨で断念し
南アルプスの日本第2位の高峰、北岳に登りました。
富士山が日本一高いのは有名だけど、
「日本で2番目に高い山」って言われると、案外答えられないよね。

天気は最悪で久々にかなりシンドかったけど、
最終日だけは完璧に晴れて、
「どんな事にも“救い”ってあるんだなー」とか思ったら
ちょっと泣けました。
やっぱり好きだなー。山登り。きついけど。

フジロックは今年も3日間の通し参戦。
初日の豪雨にはさすがに参ったけど、
終わってみると不思議とイイ事しか覚えてないのが、
フジ・マジック。

個人的に一番ハジけたのは2日目のヘッドライナー、フランツだけど、
ステージ自体はsimian mobile discoとかRoyksoppが良かった。
念願のアニコレも見れたし。野外にピッタリだ!

今年もドラゴンドラ乗ってハッチさんに会えたし、
友達のチビの成長も見れたし、
「ドッカーン」という感じじゃなくて、丸1日煮込んだカレーのような
「ジックリ、濃厚」な満足感でした。

それにしても、7月は天気に泣かされる事が多かったなー。。


◆8月

6-7月で結構な散財してるので、小ぶりな感じで過ごしてます。

友達がアーティストとして参加したので、
神奈川のアンビエント系の小さいレイブに行ったり、
恒例の「キンシノ(落語家とイラストレーターのコラボライブ)」
に行ったりしました。

サマソニも1日だけ参加。
Specials、もうきっと二度と見られないなー。

あ、こないだ会社の近所のらくごカフェにも初めて行った。
いい感じのサイズのハコで、とても見やすい。
この夏は、結果として立川流ばっかりだな。

先週末は友達と河口湖にツーリング。
天気がイマイチでしたが、なんとか降られずに終了。
ほうとうとアイス食べただけって感じだけど(笑)、
大人の遊びはせかせかしてなくて、それがイイね。

平日にサクっとお休みとって
サーフィンも行ったりなんかして。
台風通過中の割には、あまり波が育ってなくて、
私はともかく同行した友達はちょっと物足りなそうでした。

ボディーボードも、いい加減なんとか上手くなりたいけど、
自然相手のスポーツはなかなか上手くならんね~。


・・・・しかしこの夏は忙しい(仕事以外が)。

自分でもナニやってんだと思うんだけど、
充実してっから、まーいいか。
一緒に遊んでくれる仲間達に感謝です。

仕事の非充実と、プライベートの充実。
人生とは、かくもバランスが取れてるものです(苦笑)。


あとは、うちのウサギが高齢でちょっと元気がないので、
この夏を乗り切れるか心配。病院の先生は大丈夫だっていうけどさ。


[NOTE]この期間に見た映画

幕末太陽傳
ラースとその彼女
愛を読む人
ワルキューレ
おくりびと
フラガール
グラントリノ
剣岳~点の記
ダウト


・・・さ。 気持ち切り替えてっと。

次回からはフツーな感じでいきます。
またよろしく。

※朝日に照らされる間ノ岳は、
ただただ、美しい。