木曜日, 3月 29, 2007

つながりってナンだろう?

先週は週末全く家に帰れず
3日間着た切りすずめでした。。

でもクサクないわよ! お風呂入ってたモン!

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先週末は立て続けに送別会。

そこそこの規模の会社はみんなそうなんだろうけど、
3月~4月は人の異動がとても多く、ウチの部署でも
3月に6人抜けの4月に8人入り・・みたいな状態です。

私は前職が小さな会社で部署間の人の移動はほとんどなかったし、
あったとしてもフロアで机の場所が変わる程度だったので
こういう「毎年恒例の出会いと別れ」みたいな雰囲気をダイレクトで
味わうのは初めてです。

私はまだ社歴が浅いし、今の会社にぶっちゃげ愛情ないし(笑)、
今回私の同じ課の上手くやってる人には異動がなかったので
あんまり感傷的な思いはないんですが、
こういう雰囲気を味わってみて、なんだか妙に空空しい気分になりました。

今回異動の人の中には、仕事の面でず~っと評判が悪かった人とか、
紹介予定派遣で、結局試用期間中に業績をあげられずに
不本意に会社を去る人もいます。
でも送別会では、なんだか改まった感謝の言葉とかが交わされたり、
派遣の人だって、無念の気持ちで去るのに「無理に連れ出された」
的に送別会の場にいなくちゃいけないわけでしょう?

私はそういう、物理的な距離だけ近くて中身はカラッポな
人間関係が大嫌いなので、
見ていてなんだか投げやりな気持ちになりました。

大人になるってそういう人との繋がり方を受け入れ、
「カラッポな会話を受け入れる事」なの?
だとしたら、私は「協調性のないやつ」だと言われても
大人にはなりたくないなあ~。。


そんな気持ちを抱えて飲む酒なんぞ美味いわけがなく、
早々に一次会を脱出して、気の合う数人で飲み直し。

あ~あ。
似たような事を以前にも何度か
書いた気がするわ。

なんだかやけにむなしいナ・・・。

最近ちょっと仕事では自身喪失気味です。

(あ、でも時間に余裕ができ、反比例してプライベートは
 なんだか楽しい気分なのでご心配なく~)

水曜日, 3月 28, 2007

芝居熱、再び。

今回は、興味のない人には
全然関係のない話です(笑)。スマンね。

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芝居を観てきました。

 HONOR~守り続けた痛みと共に~

「水曜どうでしょう」で有名になった大泉洋さんなんかが
所属する北海道の劇団TEAM NACSのお芝居です。
ザーックリ筋を説明すると・・まあ、「廃れゆくふるさと(北海道)の
復興を願って、村の青年達がある伝説を中心にした祭りの復活に奔走する」
・・っていう話ですね(ザックリすぎなんだけど)。

芝居を観たのも数年ぶりだけど、なんと当日券のために
5時間も6時間も並んだのは、たぶん7~8年前の第三舞台の時以来!
しかもそれだけ並んだあげく、整理券GETの後にさらにキャンセル待ち
になっちゃったっていうんだから、すごい人気なんですね
(でも結局ギリギリでチケが買えてラッキーでした。整理券の番号は
 40番でしたよ)。


あの頃は私の中で芝居ブームで、色んなお芝居を観た中の
ひとつとして第三舞台があったけど、今回のようにまた芝居熱が
ムクムクと湧き上がってきたのは、ひとえにTEAM NACSのおかげです。
ありがとう!NACS(笑)。

アイドルの追っかけとか、タレントに熱を上げた事がほとんどない私にとって、
大泉洋は久々の(芝居の世界で言えば筧利夫、落語なら志の輔以来の)
ヒットメーカーなんですよね~(笑)。


で、本題の芝居の感想なんですが・・

実はね。もしファンの方が読んだら怒るかもしれませんが、
「芝居としての完成度」っていう点で見ると、正直「すげー!」と
いう感じではなかったんですよ。。

昔、アニメの声優が中心になってる劇団の芝居を
観に行ったことがあるんだけど、その時に感じた
「みんな、別の世界で才能を発揮してるからな~」みたいな、
妙に冷静な感想が今回も出てくるんですよね。芝居を観ながら。

もちろん!私もNACSはとっても好きなので、
これは「芝居評」という視点の冷静な感想なのであって、
観ている時は楽しんだんですよ。すごく。

私は4代続く東京下町生まれの下町育ち。
私の原風景は「山と緑に囲まれた・・」という絵に描いたような
ものではないけど、そんな私みたいな人でも、本質的なテーマは
「人への愛」「土地への愛」みたいなもっと普遍的なものだったりするので、
NACSファンならずとも、泣いたり笑ったりしながらリラックスして
お芝居を観たい!という人にはゼヒオススメです。
(東京公演はもう終わっちゃいますけど・・)

それに単純に、いち地方の劇団がここまでたくさんの人に愛される
までには、たくさんの悩みや努力があったはずで、なんとなく
そんな色々を経たうえで発散される「お芝居やってて楽しい!」
みたいな気持ちを観ているほうも感じて、とてもあったかい気分になりました。


私は劇団のメンバーとほぼ同い年なんだけど、
冷静に芝居評をしちゃっうのは、そういう「同世代(団塊Jr.)」に
関する妙に辛口な判定があるのだと思います。
前にお芝居によく行ってた頃は、劇団の人も自分より年上が多くて、
ただただ「わーすごいな~。楽しいな~」って見方ができたし。

・・・ヤな大人になっちゃったな~私も(苦笑)。

とにもかくにも。
これをきっかけに、またちょこちょこ芝居に足を運んでみようと
いう気持ちになったという点で、NACSさんには本当に感謝です。
あ、あと、ヤスケンが予想以上に良くて
感激しました(って偉そうですが)。才能あるんですね~あの人。


普通っぽさが彼らの魅力だから、全国区で有名になっちゃうと
なんだか可愛そうな気もしますが、それも才能がある身の辛いところ。
その才能で、これからもみんなを楽しい気持ちにして欲しいですね~。

火曜日, 3月 20, 2007

振り返れ。

ちょいと訳あって
北海道の稚内に行ってきました。

酷寒の大地を見ていたら、なんとか近いうちに、
バイクで北海道1周をやりたい。
・・何故か、そう強く強く思いました。


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自分で言うのもなんだが、私は昔から勉強もスポーツも
そこそこ器用にこなせて、あまり突出してダメなものが
なかった(除数学)。

でも、絵の展示会、競技会、発表会・・・いっつもいっつも
2番3番とか特別賞とか、No.1になったためしがなく、
子供心に「器用貧乏って私みたいな人の事を言うんだな」
と思っていた。
そんでもって「でも人生ってそういうモンかな」と達観してもいた。

その傾向は大人になった今も変わらなくて、
仕事でも、それなりに懸命にやると、大抵それなりの評価はついてくるが、
No.1になる事はない。本人がなりたいと思ってないから余計なんだけど。

ただ、明らかにその「2番癖」が悪い方向に出る時があって、
例えば私は、前職でも今の職場でも、親元が出版業の会社で、
そこに狙いを定めて入った会社であるにも関わらず、
結局は「その周辺」の仕事をするのみで、編集職ではあるけど、
純粋な出版業界で仕事をしたことはない。
「ま、いっか」と思ってるうちに、「その程度」のランクに
落ち着いてしまうわけだ。
本当は「なりたい自分」はもっと別のものだった事に、
ずっと後になって気付くのだけれど、後の祭り。。。


私はあまり思い入れはないが、青春時代に多くの人(主に男性?)
が影響を受けたバンド、BLUE HEARTSのボーカルのヒロトが
某雑誌ですごくいい事を言っていてよく覚えている。


  夢がかなわなかったら、それはそいつの思い方が足りないだけ。
  「夢」っていうのは、例えば俺で言えば、ドームを一杯にしたいとか
  アメリカツアーしたいとか、そんなもん夢じゃなくて、
  「ミュージシャンになりたい」、そういうのが夢なんだ。
  ずっと「なりたい!なりたい!」って思い続けてればなれないものなんかない。
  だから俺は、同世代のヤツに「いいなあ。おまえは好きな事を仕事にできて」と
  言われると、「いいだろう。俺はお前達より思い方が強かったからなれたんだ」
  と言い返している。
  俺にとってのミュージシャンの頂点は、生まれて初めてギターを手にして、
  ジャーンと鳴らして、「うわ~スゲー!」となったあの瞬間。
  技術面のレベルアップとかスキルとか、そういう事と「夢」とは全然無関係の
  ところにあるんだ。


・・とまあ、そんな感じの話だった。

これってかなり真理だと思う。

自分にとっての「夢」とはなんなのか。
10数年、社会でそれなりのキャリアを積んだ。
世を渡り歩く処世術もそれなりにわかってきた。

でも、そういう積み重ねのキャリアは、
「キャリアアップ」には役立つけれど、
私の「夢」には全く役立っていないのではないか・・。

そんな気がしてならない、最近の私なんです。

いわゆる「自分探し」が、前を向いて歩く作業だとすれば、
今の私には、一度後ろを振り返って自分を見直す作業が
必要な気がしています。

火曜日, 3月 13, 2007

コトバのチカラ

久々に仕事を離れた話題でも。

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仕事がひと段落して、
ようやく心がちょっとホっとしました。

この半年は本当に心身ともに酷い生活だったので、
同じ部署の人の真似なんですが、3月までは「冬眠」だと割り切って
(冬眠にしちゃー死ぬほど働いたけど(笑))
4月からは、アレコレ興味のある事を覗いてみようと思っています。

春だし。月並みだけどね。

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先日友達と日本橋に行った時に、友達に付き合って
「勅使河原茜/私の花展」を見ました。

元々それが目的で行った訳ではなかったので、
なんていうか、頂きもののチケだし「見るぞ!」っていう心構えなしで
入ったんだけど、なかなかどうして、静かに感動しました。

華道なんて全然興味がなかったんだけど、
草月流ってこんなに躍動感がある生け花だったのね・・。
こういう表現手段もあるんだ。と、とても新鮮でした。

前回、大泉洋にハマり中だって書いたけど、
あれも元々「水曜どうでしょう」が面白いって話が
世に出てた数年前も知ってはいたのに、
当時「原付で旅するバラエティー」っていう言葉を聞いて、
真っ先に思い浮かんだのが猿岩石で、あんなヤッツケな企画を
地方のローカル局でやってもツマンナイでしょ。って、
勝手に思って観もしなかった。

でもちゃんと力のある人と、計算された構成があれば、
物事って面白くなるもんなんですよね~。。。


 いま、世の中はなんでも短縮傾向。

言葉はどんどん短くなっています。
「プリクラ」「コンビニ」といった単語はもちろん、
文章も、「ひとことで言うと○○だ」という簡潔さがあるほうが
喜ばれる傾向があります。

確かに私も、特に仕事の場面ではダラダラと長く説明されるのは大嫌いだし、
簡潔に説明するのは、ある種のセンスが必要です。


ただ、言葉をあまりに短くしたり、
「○○は××だ」とカテゴライズしすぎたりするのは、
案外危険だな、とも思います。
大事な事が、端折られてしまったら、その文章は全く違う表現を
することがあるからです。

もうすっかり「文章書き仕事」から離れてしまった私ですが、
会社の若い子が、とあるメルマガの仕事で書いた私の文章をとっても気に入ってくれて、
いまだにPCの中に保存してくれてる、なんていう嬉しい出来事が
あったりもして・・・

 忙しいときこそ、「言葉の力」を大切にして、きちんとした文章を書いたり
 話したりしなくちゃな・・・

と、改めて思うわたくしなんでした。


「ちゃんとした文章を書きたい熱」、上昇中です。