火曜日, 1月 31, 2012

初心に帰る場所 ~御岳-日の出

動物園のサル山を眺めていた時、
「あ、そのムーブ使えるじゃん!」と思った私の経験は、
セレンディピティと言えるのかしら。

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そこそこちゃんと山登りを始めたのが大体5年前だとすると、
最初の3年は、高尾・丹沢・奥多摩が圧倒的に多かった。

都心からのアクセスのよさに加え、初心者でも気軽に行け、
ナニヨリ駅から直接登山道に行けるのが一番の理由。

この2年位はそのエリアに足を運んだとしても
岩やバリエーションに入ることが増えちゃったけど、
今でもこのエリアに行くと「よーし。山に登るぞー」
という気分になります。

さて。先週は、東京都心でも雪。
関東近辺の低山でも、結構な雪がついてることは間違いない。
行かないテはないでしょ! 

・・・とマアそんなわけで、奥多摩に行って参りました。

積雪量が分からなかったので、久々に初心者向け、
御岳~日の出のメジャールート。
とは言え、トレース付きまくりもツマラナイので、御岳までの道は
ケーブルの横の人気薄な道を選びました。

御岳山は、どーも好きになれない山。。。
山頂付近についた瞬間、あのお土産街と宿坊が現れると
かなーり萎えるんだよね。ケーブルで来た街着の人もいっぱいいるしさ。
山に来た気がしないというか・・・。

御岳に登ると、

「大事なのは答えじゃなくて、過程で使った方程式なんだ」

と言ってた高校の数学の先生の言葉を思い出すんだよね・・・。
数学、大っ嫌いだったから、いつも友達に答えだけ聞いて
「√2」とか答えだけ書いて×もらってました・・・。

先生、ゴメン。今なら分かるよ。先生の言った言葉の意味が。


大抵は大岳山や御前山の「ついでに」通るパターンが多かったけど、
今回はまず、御岳山頂を目指して。。

※以下、毎度適当なCT


08:30 古里着
11:40 御岳山
12:10 日の出山(昼)
14:00 つるつる温泉
16:15 温泉発~(武蔵五日市へ)






天気はサイコー! 尾根に出るとやや風が強かったので寒かったけど、
終始快適な山行でした。
CTも基本的には夏山とほぼ変わらないかな。
ちょっと物足りなかったけど、マアNEWシューズを試せたし、
最後の温泉が本日のメインディッシュですので、いいでしょ。

明らかに入山者が少ない前半のほうが楽しかったかな~。
たぶんこの日はルート一番ノリ。そして山頂までは一人も会わず。
雪道を黙々と歩いていると、不思議と頭の中がカラッポになります。





全工程アイゼン不要かと思いますが、マアあったらあったで安心。
御岳からケーブルで来たであろう若者達は、コンバースで雪道を
下山してたしね(あれはムチャにしてもw)。

寒い季節に山に登ると、それだけ温泉が身体にシミますね~。
基本Mなんで、「ノドが乾いたらビールのために水はギリギリまで我慢」だし、
「温泉のためには、少々寒空で風に吹かれたい」のです。


温泉で一杯やって、心地よい疲労もあいまって
うっつらうっつらと中央線をひた走り・・・。
最終のホリデー快速に間に合ったので、あっという間に自宅着。

関東近辺に、電車で行く日帰り登山。

私の山登りの「原点」として、今後も時間があれば
どしどし登ろうと思います。いい週末でした。

金曜日, 1月 27, 2012

「生きること」はかくも滑稽 ~エッセンシャル・キリング

こないだ友達(NOTクライマー)の前で手帖を開いたら
「グレード比較表」がハラリと落ちてきて「何?」て聞かれたので
その用紙が何かを説明したところ
「なんでそんなん持ち歩いてんの?」と聞かれた。

や。持ち歩くでしょう、フツー!
女子の定番アイテムでしょう!?

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冬って映画を観るのにいい季節だと思う。
身も心も乾燥してて、物悲しくて、そして映画館が暖かい(笑)。


『エッセンシャル・キリング』 
監督:イエジー・スコリモフスキ
出演:ヴィンセント・ギャロ 他


 # アフガニスタンの渓谷をアメリカ軍の追跡から逃げようとする
 # アラブ人テロリストのムハンマド。
 # 一度は捕まったものの、移送の途中車が道から転落し。
 # ムハンマドは事故に紛れて雪に覆われた山の中へ逃げ込み、
 # 孤独な逃亡が始まる


「ムハンマド」って・・・ギャロ、アラブ人じゃないじゃん。
というツッコミはこの際置いといて。

ギャロさんといえば、「バッファロー66」ですよ。
以降、音楽や芸術など、相当多方面に彷徨いつつも、
俳優業も引き続き行っております。

「バッファロー66」では、「ああいう役」なんだという認識
だったけど、どうも彼は正真正銘の「ダメボクちゃん系」なんじゃないかと思う。

 自分の才能を信じていろんな事やってみちゃったりして、
 でもどれもわり中途半端になっちゃったりして、
 で、「どうせ俺には才能がないんだーー!」とか言って、
 女の胸に飛び込んで、「ヨシヨシ」って頭なでなでしてもらう・・・

みたいなねw 

ダメんず系女子(←私だ)にとって、
「腹が立つのにほっとけない系」とでもいうか。

以前フジで、グリーン(メインステージ)の前を通ったら
ステージでなんだか微妙に音がずれるギターをかき鳴らしてる人がいて、
「なに?音声テスト中?」と思ったら、ギャロ@本番中だった、という事があり。

・・味があるよねー。ギャロさん。


そんなギャロさんが、ただただ逃げる・・・今回の映画はそんなお話です。

込み入ったストーリーは一切ないし、
逃げている場所もよく分からず、
本当にただただ逃げてるだけなんです。

なのに、中盤少々退屈なところがあったものの
わりと最後まで観れたのは、「人って“生きる”という欲望があれば
なんでもできるんだぜ!」っていう気迫が伝わってきたからかも。

映画のタイトルが「エッセンシャル・キリング=不可欠な殺人」
であるように、ムハンマドは生きるために人殺しもいとわないわけなんだけど、
それよりも、ある時は木の皮を喰い、ある時は赤ん坊のいる女性を襲い
母乳を啜って(!)でも“生き抜く”ことにこだわる姿は、
なんていうか「滑稽」ですらある。

結局、生きることって、かなり「滑稽」な事なんだよね~
そのある種の滑稽さを出すのに、ギャロはベストキャスティングだったなとは思うw

人間の人生において、「いらん事」をぜーんぶ削ぎ落とすと
ああなるんだろうな。

ただ「生きる」って、「呼吸して食べること」ではなくて、
趣味とか人間関係とか仕事とか、「文化的な営み」ってやっぱり不可欠で、
社会学的な「生きる」と、今回の映画のような生物としての
「生きる」とは全然意味が違うんだよね。

映画は、最後ちょっとモヤモヤした感じで終わるんだけど、
今思えばあれは、生物としての「生きる」と、
文化的人間としての「生きる」の境界線みたいなものを
見せたかったのかもしれないな~ なんて思ったりもした。


「バカと天才は紙一重」っていうけど、
「笑いと慟哭も紙一重」だなって、最近本当によく思う。

それが分かるだけ、私はいろんな事を積み重ねてきちゃった
(=要は年をとった)ってことなんだろうねえ(笑

よろしければ。

木曜日, 1月 19, 2012

夢と現実の最強タッグ ~サヴァイヴィング・ライフ

昨日、朝の車内で前に立っている女性の携帯画面を
なんの気ナシに見たら、ちょうどメールを打ってる最中で、

 『そういうことばっかり言ってるから死にたくなるんだよ。
  どうして分からないの? こういうのって不毛だと・・・・云々』


なんてことを書いてて驚愕。 ・・・朝から重っ!

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最近なかなか映画を観に行けないんですが、
今回ばかりは逃せない! 強引に会社を出て行ってきました。

「サヴァイヴィング・ライフ ‐夢は第二の人生‐」
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル

 # 中年の男エフジェンは、夢の中で見知らぬ美しい女性、
 # エフジェニエと出会い恋をする。
 # 何度も同じ世界の夢を見るエフジェンは、
 # 夢の操作法に興味を持ち、ある日、自由に夢に入る方法を見つけ、
 # 毎日夢の世界に没入。やがて、何が現実で何が夢だか分からなくなり・・・


私の大好きなチェコの映画監督の最新作です。

彼の描く世界観はとにかくシュール。人形アニメなんかも
たくさん撮っているんだけど、決して子供向けではなくて、
大人のある意味「イタイ部分」とか「潜在的な感情」を
むき出しにした作品も多い。

今回は、広告なんかでも予算がないときによくやる、
「カットアウト」(=ロケではなく、背景に写真を使い、
そこに人物などを切り絵風にコラージュする)という手法が
全編に渡って使われています。

笑っちゃうのは、作品の冒頭に監督本人が出てきて、
「今回は予算がなかったので、カットアウトで作品を作った」
と言い訳しているとこ(笑)。もちろんそれも、実際は「作品の一部」
としてちゃんと狙いがあるんだろうけど。

でもシュールレアの世界では、切り絵的というかコラージュっぽい
手法ってよく使われるので(横尾忠則のポスターなんか、ほぼそうだしね)、
予算ウンヌンと関係なく、作品をシュールに見せるためには有効な手段だなって思う。


・・・「他人の夢の話」って、「人ん家の子供の話」と並んで
「聞いてて面白くないテーマ」ってよく言われるよね(笑)。

でもこの映画は、最後にわりと衝撃のタネあかしがあって(・・・といっても
ハリウッドみたいに「ジャジャーン!」と終わるわけじゃないけど)、
「なんじゃコリャ?」って思いながらも、最後まで引っ張られる感じ。

この監督の作品には、随所にストーリーとは関係ない
気味の悪いキャラクターとか食べ物が出てきたりするんだけど、
そういうものは、みんななんらかのメタファーになっていたりする。

そういう内面世界って、大体性的なこととか世の中のタブーと連動してて、
「夢」っていうテーマととても相性がいいので、他の作品に比べると
ワケ分からなキャラが出てきても、あまり違和感がなかったな~(笑)。

たくさんの人が観る「映画」ではあっても、
「夢の世界」なんて自分だけのものだから、
何を考えようと何が出てこようと自由だもんね。


・・・・最近、思うところあって「脳化学」とか「脳研究」の本をたくさん読むんだけど、
人間の「精神世界」ほど、複雑で解明しようがないものってナイなーって思う。

でも、世の中のすべての事が「化学」や「数式」で解明されちゃったら
そんなツマラナイ世界ってないもんね。

「分からない」から悩んだり、苦しんだりするけど、
「分からない」からこそ、そこに少しだけ近づいたり、理解できたり
したときの喜びも大きくなる。・・・まーもちろん、永遠に「分からない」こともあるんだけど。


映画ではおかしな夢を見る主人公が、精神分析医に通うシーンがあって、
そこでフロイトやユングの「夢」の解釈が随所に出てくるので、
「“夢”への学術的なアプローチ」に興味がある人は観ると面白いと思います。


・・・でもマ、全体としてストーリーに一貫性もないし、
「なんだか分からないけど、なんとなく面白いシュールな映画が好き」
って人じゃないと、面白いと思えないんだとは思うけどネ。

変なモノ好きな方はどうぞ(笑。

水曜日, 1月 18, 2012

1st. Anniversary @湯河原

「漢」と書いて「おとこ」と読む。
「本気」と書いて「マジ」と読む。
「仕事」と書いて・・・・「レスト」と読む。

・・・・そう思っているクライマーのなんと多いことかw

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今週も中だったり外だったり。

***

土曜は久々のベーキャン。
ホームもいいけど、たまには違うジムも楽しい。

ボルダメインの仲間とだったんだけど、
まあ「ベーキャン来たならリードもね♪」って感じだったので、
同行のメンバーはTR中心で。私は結局ボルダにはまったく触らず・・・。

リードに関してはメンバー中では私が一番やってるんだけど(!)、
でも、ボルダで3Q辺り登ってる人達だからねえ~。。
力の差は歴然です。10bとかで2テンすると本気でヘコむ。

でも、久々にベーキャン行って、最後にベーキャンに行った時
(たぶん去年の夏)よりは少し上達してる実感があって嬉しかった。

健康診断ように、半年とか1年置きに同じルートを登って、
自身の成長(または衰退)を実感するのはいいことかも。


***

日曜は湯河原幕岩。

行きにも帰りにも知り合いに会いました。
この時期は登れるエリアも限られるから、
たいていどっかに知り合いがいるねーw 

私の外岩デビューは、ちょうど1年前、1月の幕岩。
忘れもしない、まだジムでも10a登れるかどうかというタイミングで
「アボリジニ10a」をTRで登らせてもらい、「テクニック<恐怖心」
という構図でなんとか登れてしまった(引っ張り上げられた?)
というのが始まりでした。もちろん、どう登ったかなんてまったく記憶にない。

・・・・あれから1年経つのか~・・・。
なんだか感慨深いものがあります。

1年で、多少は成長しているかね? 
・・うーん。クラのほうはあんまり成長してないけど
(そりゃそうだ。練習量少ないもの)、でも、山とか岩に対する
姿勢はかなり変わった気がする。

外岩に限らず、これまでせいぜい破線ルートだった登山が、
一気に、バリエーション、沢、岩、冬山と広がったのがこの1年。
当然ながら、それだけ時間も・お金も・体力も使ってるわけだし、
結果としてそのほかの事を随分犠牲に(我慢)してるけど、
人ってひとつintoできるものがあると、わりと他のことが
どうでもよくなるからね。自分の身辺に色々あって精神的に
すごくシンドかった時も、山と、その周辺の人たちに助けられたなって思います。


今回は、初めて湯河原の上部エリアに行きました。
ひとつひとつの岩場が小さいのでのんびりはできないけど、
桃源郷みたいに順番待ちもないので、やりたいものをやれた感じ。

そんな湯河原1周年の(ヘッポコな)戦跡は・・・


・ステンレム5.9 1テン
・ゆうきゃん5.10a 3~4テン てゆーかA0
・風の谷 5.10a 2テン


成長してねぇ~(涙

みんなトップアウトはしてるけど・・・
みっともなくてあんま書きたくない・・・。
てゆーか3本だけか!
でも、これが今の自分の実力なので、正面から向き合わないと(苦笑)。

「ステンレム」は・・・やってはみたけど、コケがモリモリで
たぶんあまり登られてないのではと。もう気が済んだ。
「風の谷」は、好き系。今度登ろう。次はなんとかなりそう。
「ゆうきゃん」はカチ連続で苦手系。足を信じられない人(←私だ)は厳しい・・


外岩は「グレード上げたい」というより、
「誰と行っても迷惑かけず、どの岩場でもある程度ルートに選択の余地を持ちたい」
という視点から、レベルアップしたい気持ちが強い。

最終的には「○○の××ってルートを落としたい」
ってなるのが理想ではあるけど、やっぱり志向がアルパインなので、
どちらかというと「いろんな種類のルートや岩質に慣れたい」って気持ちが今は強いな~。


12~13クライマーの人達と一緒にいると、
「この人たちは、オギャーと産まれた瞬間から、11aくらい登ってんじゃね???」
とか思ってしまうんだけど(笑)、当然そんなことはナイわけで。

彼らもTRで落ちたり、10a登って大喜びしてた時があったはず。
悔しい思いで枕をぬらしたり(?)、伸び悩みつつも
黙々と努力を積み重ねていった時期があるんだよねー。きっと。んー尊敬。

ジムで多少レベルアップしても外と中のグレードが
どんどん乖離していくので、やっぱり外は「場数」だ、と改めて思う。

練習と経験あるのみ。

外岩は、やっぱりいっぱい行かなきゃな~
(・・・と、暗に行く人にコッソリ連れてってアピールを(笑))

木曜日, 1月 12, 2012

①登り初め城ヶ崎~からの~②城ヶ崎⇒城山転戦

あけましておめでとうございます。

間が空いてしまいました。。
12月は本当に色々ありまして、時間的にも精神的にも
何かを書く気力もなく。。

一旦エンジンを止めるとかけ直すのがとても大変な性格なので、
どこかに行ったりやったりはしてたんですけども。

でも、それは私にとって囚われ続けていても仕方のない事だったりするので、
日常を取り戻すべく、リハビリがてら書くのを少しづつ再開。

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と、そんなわけで新年一発目は
壁の話題を2つまとめて。


まずは年末年始、7日間に渡り城ヶ崎に岩篭りしていた「壁バカ」
・・・・もとい、「壁紙」・・・じゃーなくて、
「壁神」のジム仲間、Oってぃ師匠を訪ね、
年明けに城ヶ崎に行ってまいりました。初でございます。

あったかいねー。城ヶ崎。
海風が吹くのに、薄日が差すと春先みたいにポカポカで、
このままお昼寝してもいいくらいだ。

城ヶ崎はクラックのイメージが強かったけど、
フェースも結構あるのね。・・・・って言っても、
逆にフェースはグレードの高いルートが多くて、私では逆立ちしても無理ですけど。

今回は、初心者に優しい「フナムシロック」で、
張って頂いたTRに頼りまくりで、クラックづくしの
トレーニングをして参りました。
※以下すべてクラック。


・純 5.8(×4回) だいたいノーテン~1テン
・樹氷 5.8 1テン
・鬼ころし 5.7 ○
・あとフィンガークラックの楽しいボルダをユルユルと・・・






どのルートも前回の湯川より登りやすかった・・・
つまりそれは、「面白かった」ということでもアルw

基本的にすべて登ることはできましたが、
最初からノーテンでいけたのは「鬼ころし」のみ。

「純」は、気に入って4回も登ってしまった。

なにしろ今回は、ラッキーな事にOってぃの知り合いの
スーパークラッカー・アイロンさんにご指導頂けまして、
クラックの「ク」の字の最初のひと筆の「ノ」、の部分くらいしか
分からない私にとっては、本当に勉強になった1日でした。

クラックって、本当にフェースと同じクライミングとは
思えないくらい技術が違うけど、ただ、これこそが「クライミングの原点」
であることは登っていても分かるなー。
信用度が低いプロテクションで、「原則として落ちない」ことを前提に
している点でアルパイン的だし。
(フリーのフェースは、どちらかというと「落ちる」前提で勝負していくので、
 そりゃー落ち方もド派手だもんねw)

クラックはあまりに奥が深くて、私にとっては
まだまだ(つか一生?)本格的には手を出しにくいジャンルだけど、
クラックをやると、クライミングというスポーツの
「懐の深さ」みたいなモノを実感することができるからちょっとウレシイ。

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そして翌週は、再度城ヶ崎。

・・・と言っても、今回は同行の方が12クラスの人ばっかなので(みんな変人だ・・)、
私にとっては場違い丸出しエリアのシーサイドへ。





アプローチにはそこそこの斜度の懸垂と登り返しが必要で、
それだけでも「初心者お断り」な感じです。

今回は、ジムのお知り合い・コブさんに連れて行ってもらいましたが、
実際行ってみると、同エリアにそのほかのジム仲間もウジャウジャいて、
完全に「常連率が高い時のロックランズ」状態w

すごい人の狙ってるルートって大体同じなので、
必然的にエリアも偏るんだねー。

正直私に触れるルートはないに等しいので、
あんま登られてないらしい5.8のクラック(TrはまたもOってぃが・・。ありがとう!)と、
みなさんがアップで使う「ピーターパン」5.10bをナデナデ
して帰ってきました。
や、それでも十分楽しかったし勉強になったんだけどね。

夜は大重丸にて宴会。
別隊で来ていた顔見知りも含め総勢11名でワイワイと。
普段ジムでしか話さない人と、
こういう雰囲気で話すのってとっても楽しいなー。


翌日は城山。こちらも、私がなんとかなりそうな南壁はスルーで(笑)、
みんなが狙う「↓ポコチン大魔王5.12d(すごい名前だ・・)」
がある、ワイルドボアへ。





私を含めたビギナーズは、そのルートを横目に隅っこでチョロチョロと。


・椿の森の中で  5.9 1テン
・イスタンブール 5.8 OS
・ストーンフリー 5.10c 3ピン目くらいまでお触り






大体このエリア、5.10aとか全然ないんすよ。。。選択の余地無し。
とにかく1本でもリードができてよかった。5.8ですけどもねw
なんだかんだ言って、やっぱりリードで登るのが一番楽しい。

収穫だったのは、5.10c辺りはなんというか、
「実態が全く見えない」というほど遠い感じではなかったこと。
なんとか今年中にはテン山前提でも10c位までは頑張ってみたいなー。

同行のメンバーも超楽しかったし、
帰りの「たけ」のゴハンも美味しかったし(個人的にマスターの
あの性格も大好きだ)、文句ナシの2日間でした。

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・・・しかし。

最近室内では、ようやく11台の光が見え始めて
ちょっとだけ希望を持ってましたが、
外岩に行くと思いっきりグレードが下がるので、ガッカリしまくりです。。

ま。
そう簡単に上手くなるスポーツじゃないからこそ、
やりがいや達成感も大きいんだけどネ。

次もガンバロー。