会社の研修合宿で
日~月は信州の某所へ。
会社の行事で週末が潰れることほど
悲しい事はないのではないか?
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観ちゃいました。「DMC(デトロイトメタルシティ)」
レディースデーだから当然なんだけど、
館内は女性でいっぱい。
女性に好まれる映画だと思ってなかったので意外。
三谷さんのマジックアワーの時は、
監督本人がこれでもかと各番組に出ての番宣だったけど、
DMCの場合は、企業ADとのタイアップって形で
よくプロモーションをやってたのが、なんか目新しい気がした。
で。鑑賞後の感想ですが。
いや~~ コレは分かれるね。意見が。
観に行く前にいくつかのレビューをサラっと見てて、
そこも賛否両論だったので、そうかなとは思ったんだけど。
実際私も4人で観たんだけど(もちろん全員原作愛読者)、
意見は完全まっぷつだった。
細かい笑いのところは、私も十分楽しめたんだけど、
「1本の映画」という観点で観ると、かなり厳しいのでは・・・と。
原作が超過激で、全国ロードショーでできるような
映画にできるわけがないと元々思ってはいたんだけど、
そこは「原作は原作。映画は映画」という姿勢で楽しんだつもり。
でも。にしても。 結局あの漫画って、
漫画にしかできないところに「面白さ」
が凝縮しちゃってるので、そこを外すと、なんてゆーか・・・
「肉のないハンバーグ」みたいになっちゃうんだよな。
玉ネギやパン粉のないハンバーグなら、
まあ「ちょっと物足りない」って程度で済むんだけど。
何しろ、原作は事実上「1話完結型」なので、
物事の経緯とか、時間軸で矛盾するところが結構あるんだけど、
それはギャク漫画って事で読者もスルーしちゃうじゃん?
でも映画じゃそうもいかないから、どうしても1.5時間の
「ストーリ-」を、もちろん原作を知らない人にも
伝える必要があって、それがものすごーく「無理」になってた。
結局「母子関係」とか、「ほのかな恋心」みたいな
ありがちなエッセンスを使って綺麗にまとめちゃったというか。
本当はあの漫画にオチなんかいらなくて、
「な、なんだったんだ!?」って終わり方で全然いいと思うんだけど。
今度やる「20世紀少年」もたぶんそうだろうけど、
「漫画ならでは」の世界観のものを映像(特に実写)にするのは
原作によってはかなり難しいんじゃないかなと、改めて思った次第です。
でも、頭を全く使わずに楽しめることは事実なので、
原作を知る人は、「このギャップ」を実感する意味でも
観てもいいと思います。あ、あと松山ケンイチ好きの人も。
デスレコーズの社長、松雪さんとか、
ファン代表の大倉考ニがかなりいい味出してるので、
そういうサブキャラを観るのも面白いよ。
*と、いうわけで、画像はあえて
漫画のほうを。
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