月曜日, 9月 22, 2008

偏るとアホになる。

また母親が子供を殺める事件が(@福岡)。

もう、はっきり言って日本はおかしい。
どこか他の国にでも合併されちゃえばいいのに。

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ナベアツみたいなタイトルですが、
そういうお笑いネタの話ではありません。


 “あるジャンルにだけ特化した読書
  を続けるのは危険なんじゃないか?”

と、いう話題。


何故そんな話をするかと言うと・・・

先日会社で、派遣社員の友人(仲良し)が、
ぷりぷり怒っていた。「どうしたの?」と聞くと、

 上司が打ち合わせ中に、私があまりに
 広告(マーケティング)の事を知らないので
 レクチャーしてくれたんだけど、いちいち
 「え?そんな事も知らないの?」と言うのでヤな感じだった。

というのです。

その上司、いわゆる「ビジネス書」が大好きな人で、
私にもそのテの本をいっぱい薦めてくる。

私はそういう本が嫌いではないので、特にマーケティングに
関する本はよく読むほうだと思うが、それは「日々の仕事の中で
実践している事を、本を使って論理的になぞる」作業であって、
本から実践スキルやマーケの専門用語を学ぼうとはあまり思っていない。
ある意味「復習」として読んでいるといえると思う。

その点上司は元々営業畑の人で、統括長である一方
今でも自分で担当するクライアントがいるが、
そういった本の知識を「実践して」上手く
やっているようにはあまり見えない。


だいたい私の目から見て、その上司より
派遣の彼女のほうが、よっぽど「実践的なマーケスキル」は
あると思う。彼女は年齢は私より上でキャリアも人生経験もあるし、
クリエイターなので、「どんな広告がいいか」
を肌で知っている。専門用語や、それを人に説明する言語がないだけで。

上司のスキルは耳学問で、人に説明する時に専門用語を多用するので
とても「それっぽく」聞こえるが、
中味はなんにも言ってない・・・という事がよくある。何より心に響かない。

それでもその上司から見て派遣の彼女は、

  「え?そんな事も知らないの?」

な、人なわけだ。


・・・これって、欧州の文化が急速に発展した18~19世紀に、
アジアやアフリカなどの(当時でいう)後進国を、
「文化的に遅れた国」と、欧州人が馬鹿にしたのにちょっと似ている。


 科学的な発展だけが「進んだ文化」なのか。
 物が豊富にある事が「豊かな社会」なのか。


今、その答えは多くの人が知っているけれど、
これと似たような事が、結構日常的にあるような気がする。

世の中は、「正」か「否」かが比較的はっきりしている事より、
「これは○○だけど、別の側面から見ると△△だ。
 さらに別の側面から見れば◇◇だ。」という事柄のほうが圧倒的に多い。

どんなことでも、そういう多面的な捉え方を
するよう、ひとりひとりが日々心がけていないと、
世の中はどんどん偏っていくのだと思う。

バランスのいい社会というのは、
結局、社会の最小単位である「個人」が
バランスのよい人生を心がける事なんだと思います、


 【お知らせ ~私が遊びに行くブログをお持ちの皆様へ】
  いくつかのブログへのコメント書き込みが、
  会社のPCからできなくなってしまいました。
  嗚呼ー。言論の自由が~~~!


*これぞ究極のバランス

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