水曜日, 10月 29, 2008

同じでも、違う。

国際結婚した友人が帰国中。

ご不幸での急な帰国だったんだけど、
久々に友達に会えるのはやっぱ超嬉しい。

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知り合いのお誘いで
阿佐ヶ谷のJAZZフェスに行ってきました。

狭いエリアの複数の会場で同時多発的に
JAZZのステージが行われるイベントで、
阿佐ヶ谷以外でもちょうどこの時期、
新宿とかいろんなエリアで開催されてますよね。

都市部版プチ・フジロックというか(笑)。

こういう小さいステージを自分で
チョイスできるようなイベント大好き!
自分で「好きなバンド」とかくくらないから、
思いがけないものに出会えたりするしね。

今回は期せずして、

・フリージャズ
・女性ボーカルトリオ
・ビッグバンド

の、趣向の違う3つのステージを見ることができました。
特に女性ボーカルは、やっぱり勉強になります。

こうやって同日で色合いの違うステージを見ると、
同じJAZZでもこんなにも違うものか!と感心します。

そしてさすがJAZZというか、
どの会場でもお客さんの年齢層が高い高い(笑)。

私は大人になってJAZZの面白さに目覚めたクチだけど、
若いウチにもっと聴いとけばよかったなーとも思う。

でも私はJAZZの「正解もない。勝ち負けもない。」ところが好きなので、
これからも、ノンビリマイペースでJAZZに関わっていこうかと思います。

私にも“オトナの余裕”っつーやつが
出てきたってことか?


*会場は、小学校の校庭やら体育館やら、
 教会やら様々。どこも手作り感
 あふれる看板です(笑)。

木曜日, 10月 23, 2008

明日死んでもいい

延々会議をしたあげく、なーんにも決まらず

「・・・・じゃーそんな感じで。」

って締めて、仕事した気になってるヤツの
首を絞めたいのですが。

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こないだ観たNHKスペシャル、
思わず感動してちょっと涙ぐんでしまった。

夫婦で挑んだ 白夜の大岩壁
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080107.html

 登山家夫婦で、5年前雪崩にまきこまれ
 2人そろってほぼ全ての手足の指を凍傷で失う
 事故に遭ったにも関わらず、その後リハビリを続けて
 グリ-ンランドの大岸壁に挑む

というお話。

結構壮絶な話なんだけど、
本人たちはユルいんだ。これがまた。

指を無くした事を、まるで他人事のように淡々と語る2人。
奥さんが「登山の事以外は、本当にどうでもいいんです」
と話していたその言葉通り、まったく“かまわない”暮らしぶり。

もーね。服とか化粧とか家の中とか、
本当に どーでもいい って感じだった(笑)。

多摩のボロ家を借りて、野菜なんかは自給自足。
現金収入もギリギリっぽい。

その後、グリーンランドのほぼ90度の絶壁を登って頂上に立った時も、
わざとらしい演出もなく、ただポソリと「・・・来たね」とつぶやくのみ。
本人たちの心の中には大きな充実感があるんだと思うけど。

世間の中に入ったら、確実に「変人」扱いされる部類ですな(笑)。


私はあんな風には絶対なれないけど、
ひとつハッキリ思ったのは、
あの夫婦は、きっと 明日死んでも後悔はしないのだろうな と。

お子さんはいないみたいだったけど、
あれももしかすると、自分たちの「死と向き合っている」生活を
考えると、子供は持てないと考えた結果なのかもしれない。


「明日死んでも後悔しない暮らし」
をするのって相当大変だと思う。

本当に明日死ぬならいいけど、実際死ぬのは明日かもしれないし、
30年後かもしれないわけだし。
                        
でも、少なくとも
                ・・・
「明日死んでも後悔しない生き方を目指す」

ことだけは、私もしておこうと思いました。

今は・・・・できてないな~と思う。
正直言って。
(特に仕事に関して(苦笑))

火曜日, 10月 21, 2008

ようこそNIPPON

焼き鳥屋で、カワイイ鶏が「おいしいよ!」
って言ってる絵。
ラーメン屋で「チャーシューたっぷり!」
って言ってる豚の看板。

「美味いよ!(僕の肉が)」って言われもなあ~。

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飽きずに山に登っております。

先週は宿泊企画で、箱根明星ガ岳から尾根沿いを縦走。
ちょうど箱根登山鉄道の強羅駅から箱根湯本駅までの上のほうを
歩く感じのコースです。

健脚だと4時間強のコースらしいですが(ホンマかいな?)、
私達は6時間近くかけております。

人気のないコースらしく(笑)整備がされていない林道も
結構ありましたが、個人的には「山登りらしい気分」になれて
嫌いではないコースでした。
さすがにグッタリしたけど、そのぶん下山後の
温泉とビールが心地よいからオッケー。


それにしても・・・
箱根も高尾山も、紅葉にはまだちと早いというこの時期でも
観光客でいっぱい(本格的な登山装備の人はほとんどいませんが(笑))。

そして昔と大きく違うのは、外国人観光客の多さ。
電車の中でも、英語はもちろん「英語ではないどこかの言語」が飛び交っていました。

外国人観光客が増えれば、その人たちが快適に過ごすための色々が必要で、
日本人がそれをまかないきれなければ、外国人の雇用でまかなう事になる。
事実、観光インフォメーションには流暢に英語を話す
中国の方がいたし(私は最初中国人て分からなかったけど)。

いい事だよね。

とあるアナリストの算出では、2015年には
日本のあらゆる産業(特にサービス業界)で、
合計400万人弱の人材不足が生まれるそうです。

たとえ今いきなり「産めよ増やせよ」と言ったって
生まれた子達が戦力になるのは20年以上先なわけで、
足りないなら外国籍の人の雇用を積極的にするしかない。

もっともっとグローバル化すればいいよ。と私は思う。
国境なんて、今は随分ハードルが下がってきてるわけだし、
国と関係なく優秀な人材が「その能力を活かせる場所」で
働けるのがいいと思う。

もちろん犯罪とか、文化的衝突とか副作用も絶対出てくるだろうけど、
それで、ウチの上司みたいな性根の腐ったダメサラリーマンが、
優秀な外国人に負けて排他されていくならそれもまた良し。

・・・・って、結局ソコかよ(苦笑)。




*「・・・・・・これ?」 って感じの
あっけなさだった明星ガ岳の山頂。
 明星も平凡も、今や懐しの雑誌だしね って関係ないけど。

金曜日, 10月 17, 2008

たまには「打ちのめされ」よう

あるきっかけで、社内の若手女性陣の間に流れる、
人間事情(要は噂話)を耳にした。

個人的にはコトの真偽はどーでもよくて、
そういう複雑な噂が横行している事にゾっとした。
だって、「Aさんがあっちでは○○って言ってて、
それをBさんが△△さんに聞いて気にしていて、
私は××さんからは、別の話も聞いていて・・・」みたいな、
複数の情報ソースがいないと絶対に成立しない話になってるんだもん。

会社ってみんなそうなの? コエー・・・・。
絶対その輪に入りたくないんですけど。

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友達のお誘いで、English cafeなるものに
初めて行ってきました。

その友達のお父さんがオーナーさんと知り合いで、
開店時に色々財務関係のケアをした繋がりがあるそうです。

その名前から、「外国人がたくさん集まる、例えば
モータウンの喫茶店バージョンみたいなもの」かと
思っていたのですが、そうではなくどちらかというと
システムはネットカフェや漫画喫茶に近い。

お店にいる外国人はすべてスタッフで、
30分いくらで、ドリンクなどは飲み放題。という料金体系。

あくまでも「勉強主体」ではなく、「外国人と英語で
気軽にコミュニケーションする」事を趣旨にしているそうなので、
時間が決まっているわけでもなければ、特定のプログラムがある
わけでもない。日本語は話さないけど、限りなくエクスチェンジに近いかも。

私の日本在住の外国人の友達はみんな日本語を
結構流暢に話すので、会話は日本語が中心。
「友達」になってしまうと、彼らを先生にするのは憚られるので
(=日本在住の外国人は、大抵日本人と「英語を教えてくれる人」と
 いう視点で仲良しになる事を嫌うので)、このcafeみたいに
明確な役割分担があったうえで英語を話せたほうが双方にとっていいと思う。


個人的には、非常に楽しい(というかタメになる)時間でした。
私たちに付いてくれたお兄さんが、会話の話題作りが上手
だったしね。ゲイらしいので、すごく感覚もソフトだし。

何より、「打ちのめされた」(笑)。

NZから戻って早2年半。英語力が完全に衰退した訳ではないけれど、
少なくとも「話す」ほうの能力は激減してると思う。
「話さなくっちゃ」という気持ちばかり焦って、
言いたい事がなかなか出てこないんだよね。。。

ボキャブラリーも、鼻で笑っちゃうほど貧相なので、
「感情」とかニュアンスの話になると、
とたんに雑な説明しかできなくなるし。

やー。やっぱり語学は「ツール」ですね。
使わないと、どんどん錆付いていきます。


・・・・でも、英語に限らずこうやって「打ちのめされる」機会って、
最近とみに減っていると思う。

世の中がどんどん便利になって、便利になるという事は
「イヤな事、面倒な事を避けやすくなる」という事とイコールで、
もちろん便利でラクなのは悪い事ではないけど、
最近は「体験したほうがいい不便」まで削られているように思います。

よく海外旅行の後に「やっぱり英語勉強したい!」という
気持ちになるけど、あれと同じ感覚が体験できます。

難しいのは、「勉強しに行く」訳ではなく、
あくまで「会話をしにいく」わけなので、体系的なお勉強が好きな
日本人のカルチャーで、ああいったサービスがどこまで通用するのか
という所なんだよね。。。あそこに行って、「英語が学べる」かというと、
そういうモノではないからね。
細々でも続いて欲しいな。


私も、定期的に「打ちのめされに」行こうかと思います。

みなさんも興味ありましたらぜひ。
神田駅徒歩数分です。

Speak easy cafe
*写真はイメージですよ。
http://p-sete.com/

火曜日, 10月 14, 2008

おかしいのはどっち?

昨日なんだか腰が痛くて
ヒーヒー言ってたら、峰岸徹が亡くなった
ニュースで、「腰痛からガンが発覚して・・・」。

ががが、ガンなのか!?

いえ。たぶん、金土日と飲み
続けたからだと思われます・・・・。

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「閉鎖病棟」というゲームソフトが
精神病院団体の抗議にあっているらしい。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081005/crm0810052235018-n1.htm

そういう過激ソフトが、教育・倫理面で
叩かれる話はまぁよくある話として、
驚くのはこの記事の最後↓

>■閉鎖病棟は隔離が必要と判断された精神疾患の患者を入院させる施設。
>原則として患者の自由な出入りは禁止される。
>厚生労働省によると、全国に6624棟あり、32万4335人
>(いずれも平成17年6月末)が入院している。


32万人もいるの!? そういう患者が!?
それって日本の人口の約「3/1000」だよね??

・・・・・サラっと書いてるけど、それってオソロシすぎなんですけど。

「ウチの国、病んでますから」って言ってるようなもんじゃん。


もちろん精神疾患って様々な要因があるし、
先天的な心の病で入院している人もたくさんいるんだと思う。

でも、その中の相当な人数が「後天性」なんじゃないの?
・・・・つまり、入院患者の多くは家族・社会などの環境や
他者との関係の中で心を壊してしまった人なんじゃ・・・。

そりゃ、いろんな症状の人がいるんでしょう。
軽い鬱の人程度の人もいるだろうし(それでも本人は必死だよ。分かってるよ)、
もう完全に自分で自分をコントロールできなくなってるような人もいるでしょう。

でも、いずれにしても「閉鎖病棟」への入院が
必要だと診断されたという意味では同じだよね。

これは差別で言ってるんじゃなくて、
そういう病院に入らなくちゃならない人が日本という国に
32万人もいるという事実・・・そしてそれは、たぶん
氷山の一角で、いわば予備軍はその何倍もいるだろうという想像。。

「かもしれない」話にあれこれ言う事はできないけど、
それってもう

 「何かが終わってる」

って感じがする。

もしかしたら心がおかしいのは、
閉鎖病棟に入院している人じゃなくて、
“普通にその辺を歩いてる”私達のほうなんじゃ・・・

という気さえしてきます。

私が想像している以上に、
もう世の中は驚くほど
ゆがんでいるんじゃないかと。

そんな気がする話です。


*週末に知り合いと末廣亭に行ったんだけど、
 深夜寄席に大勢の人が並んでてビックリ。
 でも・・・・、落語デビューは、そこそこのお金払って
 ちゃんとした人を観たほうが絶対いいと思う!

水曜日, 10月 08, 2008

「運のいい人」になる

北方謙三の「水滸伝」を読んでるんだけど、
これがまた面白くて辞められない。

まだ5巻まで。全19巻。
や~ 続きが気になる。

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代官山のライブハウスで「キンシノ Vol.2」。
落語家立川志の吉君と、イラストレーターの
キンシオタニさんのコラボライブ。
志の吉君の高座は、もはや私の月イチの定番企画です。

前回同様、「落語と絵描きで何やるの?」って事なんですが、
今回も、キンさんのイラストレーターとは思えない(?)
ステキトークを中心に、即興のドローイングと志の吉君の高座を
聴きながらの飽きさせない2時間半。

志の吉君の落語をちゃんと聴くにはもちろん独演会が
一番なんですが、ああいう「アウェイ」な感じの時もなかなか好きです

たぶん彼はとても誠実というか真面目というかなので、
「型から飛び出す」事に苦労する人なんだと思うんですよ。勝手な想像ですが。
たぶんそれは、より自由な噺が許される10年、20年、30年後には
もっと苦悩するような気もするんです。

だから逆に、いろんな・・・・ある意味落語とはなんの関係もない場所で
噺をする事は、なんか彼的にはとてもいい事のような気がします。
サラリーマンは、「型にはまる」事で快適に暮らしていける人もいますが、
落語家は、そんな「型」に生きる庶民に、夢を与える仕事ですからねえ。。


ところで今回、ゲストになんと野末陳平さんが来ていて、
トークのテーマは「運」。

いわく、人生は「3・3・4の法則」だそうで、
「3=努力、3=才能、4=運」なんだとか。

「おいおい。運が一番大きいのかよ」と、思ってしまいますが、
確かに現実問題、案外そんなもんのような気がします。

でも、昨日の話にもあったんだけど、
例えば鳥のフンが落ちてきてそれを踏んでしまった時、
 「わっ 鳥のフン踏んじゃったよ~!」と思う人か、
 「や~、フンが頭に当たらなくてラッキー!」と思う人かで、
その「運=4」の解釈は全然違うわけで、
「運のいい人」というのは、結局“そういう人の事”なんだと思います。


私は自分が運がいいかは分からないけど、
まー悪くもないと思う。特に人間運は比較的いいかな。

細かい事にクサクサ、ウジウジしている人って、
どんなにきちんと生活してようが、どんなにいい服着てようが、
なんだかしみったれてて、見るからに「運がなさそう」に見えるよね。

私も、せめて心意気だけは
「運のいい人」になるようにしよーっと。

だってそれってつまり、「こうありたいと思う自分になる事」
とニアリーイコールって感じだと思うからサ。



* こちらは「キンシノ Vol,1」の時に、その場で
 描いてくれた誕生日お祝いイラスト(左は今回のフライヤー)。
 もちろん額装して飾ってあります。
 当日会場の3名だけが描いてもらえた、名誉ある1枚なのさ。
 いいでしょ~。すっげー嬉しかった。

 ・・・・・おおお? つまり私も「運がある」って事じゃん!!!

月曜日, 10月 06, 2008

いい時代・・・・・なのかなあ~ ?

昨日は野球の試合。
久々に結構悔しい負け方をしました。

前半押してたのに
一瞬のミスが命取りに。野球って怖いなー。

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先日観た「つぐない」が良かったので、
同じ監督の作品をDVDで借りてきました。

「プライドと偏見」

英国では何度も映像化されている有名な古典なんだとか。

 貧しいが自分にプライドを持って快活に生きている女性エリザベスと、
 賢く聡明だけど、表情がなく無口、しかも資産家の貴族ゆえ
 「高慢でお高くとまっている」と思われがちな男性ダーシーの恋物語。


もちろん最初は、エリザベスもダーシーに良い印象は持たない。
おまけに、ある事件がきっかけでさらにその印象は悪化。

でも少しづつ彼の純真さや、
自分を想う気持ちに嘘がない事を知り惹かれあっていく・・・・


ん~ なつかしの少女漫画の設定よね。
「リボン」とかにありそうな。

女の子が一度は夢見るお話なのかも。

時代設定はたぶん18~19世紀?
でも、人間描写が細かいから
あんまり「古典的ストーリー」って感じはしませんでした。

しかし・・・この時代は女性にとって「結婚」がすべての時代。
より高い地位の男性と結婚することが女性の人生のすべてで、
原則として親の勧める縁談にNOは言えない。

映画でも、母親はとにかく
強引に娘の結婚に介入してくるわけです
(エリザベスは、そこを跳ね除ける訳だけど)。

女性には悲しい時代です。

ただ今に比べると、男女の出会い方は圧倒的にシンプルで、
若い二人が話せる場は、社交界(舞踏会)と相場が決まっていて、
「○○をしたら、“お付き合いしたい”のサイン」
みたいなしきたりがハッキリあった。

それはそれで、ある意味ラクだよねー。


・・・おっと。

でも、今以上に「見た目」と「お金」が
大切だから、そのどちらもない女性は、
結局オールドミス(って古い)なんだけどサ(苦笑)。


*エリザベスは5人姉妹で、
 母親と下の妹二人は世間知らずで
 リッチなイケメンの尻ばっか追いかけてる。
 今の時代にもいるわー。そういう母子。

金曜日, 10月 03, 2008

精神の自殺行為

こないだから、過去ログにタグを
付けて整理を始めました(右カラム参照)。
でも、色んな話が混じってて
カテゴライズできないものですね・・・・。

今、作ろうか迷ってるカテゴリーは「酒」。
でもコレ作ったら、ある意味ほとんど「酒席」の話だしなー。

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日曜の夜から危ない危ないと思っていたんですが、
案の定風邪を引いちまいました。

そんな訳でせっかくの歌のレッスンも
若干しおれ気味。。喉が痛いって致命的だわ。

最近のレッスンは、かなり予習復習が必要なピアノは
ギブアップしているので、もっぱら歌のみ。


私、NZで生活してよかったなーって思う事が
いっぱいあるけど、歌のレッスンしている時も
それを感じるひとつかも。

「歌」って、ある程度の感情移入が必要だと思うんだけど、
単に単語を追いかけるだけじゃなくて、
英語を感覚的・情緒的に理解できる事で、
その歌を自分のモノにできる可能性がグッと高まるから。

ブラック社会特有の貧困社会への思いとか、
そういうのはハッキリ言って歌詞の意味が分かろうが
分かりまいがどうしよーもないけど、
「他者を想う気持ち」とか、「虚しい愛」みたいな感覚は
別に 世代も、国も、時代も関係のない普遍的なものだもんね。

どんどん寒くなってきてますが、
歌を歌ってる時は、結構な量の汗をかきます。
「歌を歌う」って、とてもパワーのいる行為なんだなーと思う。

そういうパワーが出ている時って、
たとえそれが瞬間的であれ、精神状態もすごくいいのが自分でも分かる。


・・・ここんとこ、「嫌だなー。違うなー。」と思いながら
今の仕事をしているっていうのは、「精神の自殺行為」なんじゃないかと
思う事があるんだけど(=実は私は仕事でここまでイヤだと思った事が
この10数年の社会人生活で一度もナイ)、肉体の自殺と違って、
心の自殺は何度も復活ができるから、つい「まだ大丈夫だろ」と軽視しがち。

でも、これってかなりオソロシイ事だと思う。

自分の心を知っているのは自分だけ。

心のケアは、肉体の傷以上に
絶対におろそかにしてはいけませんな。


*課題曲はThe man I love
 邦題は「私の彼氏」(まんまじゃん)。
 「運命の人と出会うのは・・・ああ、きっと月曜、
  いや、火曜・・・とにかくもうすぐよ!」という
 なかなか刹那的な歌詞です(笑)。
 いっぱい歌ってる人がいますが、私はSarah Vaughan
 バージョンが好き。