水曜日, 12月 03, 2008

「腹で考える」日本

【2008年の目標】
 今年の忘年会では、絶対酒量を控えよう。

--------
ビジネスセミナーというか、落語というか、
なんだかよく分からない会(笑)に行ってきました。

「まぜるな危険」
 ~笑いと学びの起承転結@青山:草月ホール

落語家2人、会計士と外資系コンサルティング2人のトーク会。
それぞれ演目は独立していて、セッションというより「4人会」だね。

もちろん目当ては、志の吉君と喬太郎さんの落語だったんですが、
そのほかのトークもなかなか面白かった。

一応全員に共通するテーマみたいなものはあって、

 まあ昨今の世界的な経済不安の中で、みんなアワアワしてるけど、
 長いトレンドで見れば大した事なくて、もっと腹決めていこうぜ!

ていう感じかな。

中で、今回のイベントの主催者でもある
破天荒(?)な会計士の方が印象深い話をしてました。

 その方が外資の企業に勤めていた30代の頃、海外駐在が決まり、
 駐在先の上司にプロフィールの書類を提出するよう言われたんだって。
 そこで彼は正直に、「英語が苦手なのでちょっと心配です」という一文を
 サラっと添えたと。

 そしたら当時彼の上司だったJewishの米国人が呆れたように彼を叱り、
 赤字でこう修正したそうです。

  「英語が苦手なので心配です」 ⇒⇒ 「日本語は完璧です」

 これを見て彼は、

 「ああ……。どちらが良いとか悪いとかではなく、アメリカ人と日本人は、
 なんて根本の構造が全く違うんだ!」

 と、改めて実感したのだとか。


彼曰く、「欧米社会は“頭で考える”社会だけど、日本は“腹で考える文化”。
時には諦めて「腹決める」事も必要。それに日本は、景気が悪い悪いという声に
影響受けまくって、すぐ表情まで暗くしたり、悲しげな雰囲気になる人が多すぎ。
何かが悪い状態の時こそ、腹にたまったものを“笑い”で吐き出せるのが、
真のビジネスパーソンたる姿。だと。


もうね。思いっきり共感してしまいました!

業績が悪いために、いつも遅くまで残っている営業への
真摯な態度として、「(仕事がなくても)デスクワーク部署も残業せよ」
と私にいった、ウチのアホ上司に聞かせてやりたい。

忙しけりゃもちろん責任持って残る。やる事ないならとっとと帰る。
これ、当たり前の事じゃないの??

いつも「暗そうに、大変そうに、頑張ってるっぽく」振舞うその上司に、
本当の意味での「がんばり」を感じた事が私はありません。

仕事に限らず、「なんか私ばっかり不幸で~」とか、
「私ぐらい不幸な人はいない!」とか公言する人に限って
結局は責任転嫁してるような気がする。

結局すごいと思わせる人は、なんだかノンビリしてように見えるけど、
いつも笑顔で、余裕を感じて、でも実は頑張っててサクっといい仕事する人。

私もそうありたいな~。。。


あ。落語のほうは、もちろんバッチリ楽しませていただきましたよ。
落語って本当にすごい芸能だと改めて思う。

0 件のコメント: