火曜日, 3月 13, 2012

「バージン」いただき!@かぐらBC

2週間前スキーに行った時、だましだまし履いていた
スキーブーツがついに崩壊。
まあ10年履いてたので諦めはつくんだけど、さぁここでハタと悩んだ。

今シーズン、バックカントリースキーに行く予定が数回あり、
ただBCの道具は高価なので気軽に買うわけにもいかず
今シーズンは「我慢」と思っていた。

ただ、いま普通のゲレンデ用ブーツを買うと絶対後悔しそう。
シーズン終盤に入り、スキー用具はかなり値が下がっていることは確か。
買うべきか、買わざるべきか・・・・

う うううううううう~~~ん。。。


結局、丸2日、知恵熱が出そうなくらい悩んだ末に
ゲレンデと兼用で板以外の道具をそろえちゃいました。。。

「今シーズンはこれで買い物終わり!」と、カモシカのセール初日に
買い物した直後の出来事。シーズン終盤に痛すぎる出費(涙)。パトロン募集中w

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とマアそんなわけで、これはカミサマの思し召しなので、
BCやらなきゃ駄目だ!と、使命感にかられた・・・わけではないですが、
初心者向けコース、神楽が峰でBCをしてきました。


今回のメンバーには、私を含め初心者&ほぼ初心者が
4名いたので、初日は先輩にご指導いただきながら
まずはゲレンデでハイクアップ(登り)とシールを貼る練習。

・・・・いや~~ ナメてました!

私はスキーを延べ15年以上やっているので、
「まあスキーの技術と、あとは登りの体力でしょ」
くらいに考えていたんですけど、全然違います。

そもそも、滑るための道具であるスキーの板で「登る」という事は、
道具も、歩き方も様々なコツがあるわけです。
しかも、今回はたまたまおだやかな天気でしたが、
雪山の気象条件は実に様々。強風や吹雪の中で手際よく準備を
しなくてはならない時もたくさんあるわけで。

ん~ このままじゃ死ぬね。わたしw

運動量としてはさほどではなかったんだけど、
手際の悪さと、新しいブーツに若干痛みがあったことも
相まって、この日はヘロヘロで終了。。。


そして翌日。

窓からの景色はドンヨリガスの気配。
もともと天気予報もさほど良くなかったので
テンション下がりめで朝食をとっていると、
窓の外がみるみるウチに明るく・・・!

準備を終えて飛び出すと・・・・

おおおー! 文句のつけようがないピーカン!!


宿泊先の和田小屋は、かぐらスキー場のコース中腹にあるので、
そもそもリフト運転前は下から人が上がってこられない。

だから窓から見える朝のゲレンデには誰もおらず、
圧雪車の付けた筋だけが、ただキラキラと・・・。





この日の朝。
思いっきり飛ばして滑った1本目を、
なんて例えればいいんですかね。。。

正直、「これで私のスキー人生、終わりでいいよ」
と思ってしまうほどの天にも昇る充実感でした。

「エクスタシー」 ってヤツですかw

もーなんか、満足しきって思わず帰り支度をしてしまおうかと思ったんですが・・・
待て待て。今回の本題はBCでした。


というわけで、リフトの運転開始とともに、
まずはリフトで行けるところまで進み、その後は非圧雪の道をハイクアップ。

青空に向かって1本だけ付いたラッセルの跡を、ゆっくりたどります。
雪に埋まる静かな山の中を歩いているだけで・・・・・あ~ なんだろ。シヤワセ。この感じ。





条件もよく、1時間かからず山頂に到着。
といっても、山頂の標識はどうやら雪に埋まっているらしく
何もないんですけどネ。





目の前には、穏やかな山容の苗場山がクッキリ。





さて、そしていよいよ新雪を滑降!


よく、ふっかふかのパウダースノーを滑降している
スキーやボードの写真がポスターなんかに出ていますが、
パウダーの滑降ってあんな優雅なモノじゃないよね。

雪の反動を上手く利用して滑らないと、
ただただ足が疲れるばかり・・・。かなりコツが必要です。

でも。
確かに「パウダーマニア」というか、パウダーばかりを
追いかけて滑る人の気持ちは分かるな~。

誰も傷付けていない一面の新雪に、たった1本、自分シュプールだけを
付けていく快感は、ちょっと他のスポーツでは味わえないかも。。。


登りの1/4以下の早さで降りてきた後は、
ランチ&ゲレンデで残り時間を軽く滑って終了。


・・BCというと、雪崩の危険とか遭難とか、
そういう危険なことばっかり考えてたけど、
私のレベルじゃ「それ以前」の問題。

まずは、どんな条件下においてもつつがなく準備して、
手際よく工程を進められるようにするところからだな。

かなり勉強になった・・・けど、勉強だけじゃなくて、
素直に充実した楽しい2日間でした!

せっかく道具買ったんだし、こりゃバリバリ行かなきゃね~

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