2週間前スキーに行った時、だましだまし履いていた
スキーブーツがついに崩壊。
まあ10年履いてたので諦めはつくんだけど、さぁここでハタと悩んだ。
今シーズン、バックカントリースキーに行く予定が数回あり、
ただBCの道具は高価なので気軽に買うわけにもいかず
今シーズンは「我慢」と思っていた。
ただ、いま普通のゲレンデ用ブーツを買うと絶対後悔しそう。
シーズン終盤に入り、スキー用具はかなり値が下がっていることは確か。
買うべきか、買わざるべきか・・・・
う うううううううう~~~ん。。。
結局、丸2日、知恵熱が出そうなくらい悩んだ末に
ゲレンデと兼用で板以外の道具をそろえちゃいました。。。
「今シーズンはこれで買い物終わり!」と、カモシカのセール初日に
買い物した直後の出来事。シーズン終盤に痛すぎる出費(涙)。パトロン募集中w
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とマアそんなわけで、これはカミサマの思し召しなので、
BCやらなきゃ駄目だ!と、使命感にかられた・・・わけではないですが、
初心者向けコース、神楽が峰でBCをしてきました。
今回のメンバーには、私を含め初心者&ほぼ初心者が
4名いたので、初日は先輩にご指導いただきながら
まずはゲレンデでハイクアップ(登り)とシールを貼る練習。
・・・・いや~~ ナメてました!
私はスキーを延べ15年以上やっているので、
「まあスキーの技術と、あとは登りの体力でしょ」
くらいに考えていたんですけど、全然違います。
そもそも、滑るための道具であるスキーの板で「登る」という事は、
道具も、歩き方も様々なコツがあるわけです。
しかも、今回はたまたまおだやかな天気でしたが、
雪山の気象条件は実に様々。強風や吹雪の中で手際よく準備を
しなくてはならない時もたくさんあるわけで。
ん~ このままじゃ死ぬね。わたしw
運動量としてはさほどではなかったんだけど、
手際の悪さと、新しいブーツに若干痛みがあったことも
相まって、この日はヘロヘロで終了。。。
そして翌日。
窓からの景色はドンヨリガスの気配。
もともと天気予報もさほど良くなかったので
テンション下がりめで朝食をとっていると、
窓の外がみるみるウチに明るく・・・!
準備を終えて飛び出すと・・・・
おおおー! 文句のつけようがないピーカン!!
宿泊先の和田小屋は、かぐらスキー場のコース中腹にあるので、
そもそもリフト運転前は下から人が上がってこられない。
だから窓から見える朝のゲレンデには誰もおらず、
圧雪車の付けた筋だけが、ただキラキラと・・・。
この日の朝。
思いっきり飛ばして滑った1本目を、
なんて例えればいいんですかね。。。
正直、「これで私のスキー人生、終わりでいいよ」
と思ってしまうほどの天にも昇る充実感でした。
「エクスタシー」 ってヤツですかw
もーなんか、満足しきって思わず帰り支度をしてしまおうかと思ったんですが・・・
待て待て。今回の本題はBCでした。
というわけで、リフトの運転開始とともに、
まずはリフトで行けるところまで進み、その後は非圧雪の道をハイクアップ。
青空に向かって1本だけ付いたラッセルの跡を、ゆっくりたどります。
雪に埋まる静かな山の中を歩いているだけで・・・・・あ~ なんだろ。シヤワセ。この感じ。
条件もよく、1時間かからず山頂に到着。
といっても、山頂の標識はどうやら雪に埋まっているらしく
何もないんですけどネ。
目の前には、穏やかな山容の苗場山がクッキリ。
さて、そしていよいよ新雪を滑降!
よく、ふっかふかのパウダースノーを滑降している
スキーやボードの写真がポスターなんかに出ていますが、
パウダーの滑降ってあんな優雅なモノじゃないよね。
雪の反動を上手く利用して滑らないと、
ただただ足が疲れるばかり・・・。かなりコツが必要です。
でも。
確かに「パウダーマニア」というか、パウダーばかりを
追いかけて滑る人の気持ちは分かるな~。
誰も傷付けていない一面の新雪に、たった1本、自分シュプールだけを
付けていく快感は、ちょっと他のスポーツでは味わえないかも。。。
登りの1/4以下の早さで降りてきた後は、
ランチ&ゲレンデで残り時間を軽く滑って終了。
・・BCというと、雪崩の危険とか遭難とか、
そういう危険なことばっかり考えてたけど、
私のレベルじゃ「それ以前」の問題。
まずは、どんな条件下においてもつつがなく準備して、
手際よく工程を進められるようにするところからだな。
かなり勉強になった・・・けど、勉強だけじゃなくて、
素直に充実した楽しい2日間でした!
せっかく道具買ったんだし、こりゃバリバリ行かなきゃね~
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