火曜日, 5月 01, 2012

富士山はミナナロー@三つ峠岩トレ

たまに原稿を頼まれる友人運営のサイトに久々に寄稿しました。
よろしければ。

EPSTEINS「通勤の音楽(2)」 by:弥生
http://epstein-s.net/archives/7157
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ああ・・・・GWの前半が終わってしまった。。
休みって、どうしてこうも時間が経つのが早いのかしら。

とまあそんなわけで、好天に恵まれた前半は
6名で三つ峠へ。富士山くっきり!



河口湖から乗った、運手手さん自慢の
6人乗り別注タクシーのナンバーが「富士山37-76」。
ん~ なんかイイコトありそう☆



とにかく富士山の眺めが最高の山ですが、
岩が目的なので、歩き中は富士山に足を止めることもなく黙々とw

久々のテン泊装備にやや足腰やられつつ・・・・
2日間で以下のような戦績。今回はすべてマルチ。懸垂下降です。

・巨人ルート(4P:4+/4+/5+/3+) ※2Pリード
・地蔵ルート~草溝ルート経由(3P:5/4/3+) ※2Pリード
・中央カンテ(4P:3/4+/4/3+) ※1・3Pリード
・一般ルート~クーロワール経由(3P:4+/5/3+) ※1・3Pリード

【備忘録メモ】

・「巨人ルート」、2P目の黒っぽい壁が核心。でも右のカチがわりといい。
  3P目、無理ならスリングに足をかけても。
・「草溝ルート」、左のクラックから早めに右に出るべし。
・「中央カンテ」、3Pの抜け出しのマントルは左にガバあり。
  4P目は2つのカンテの左側を左上。
・「クーロワール」、最後のチムニーっぽい乗越はキョンぽく。
 右壁に尻を滑らす感じがラク。



以前「亀ルート」を登っているので、
これで三つ峠の代表的なマルチはコンプリート!…って、
全部リードしたわけじゃないけどさw

しかも最初の「巨人ルート」に至っては、3P目がエライ難しくて
スーパーA0しまくりなんすけどね(苦笑)。
でも自分で言うのもなんだけど、ずいぶん「こなれた感」は出てきた。
なにより、初めて三つ峠に来た時はTRだけだったのが、
マルチで、しかも一部リードで登ることができるようになったのは素直にうれしい。

特に今回は2日間とも会長と組んだので、非常にスピーディな登攀
ができたことは大きな収穫。本チャンに「スピード」は欠かせませんから。
「中央カンテ」と「一般ルート」は完全にツルベで登れたので、
いつもの倍のスピードで登ることができました。

ただ、精神的な余裕が出てくると、それだけ課題も明確になるんだよね。。

大きい意味での「ルートファインディング」、
ハーケンの位置や数を見極めたり、ルートの先の難易度を瞬時に
判断したり、下降点を考えながら登ったり・・・、そういう技術は、
安全面ではとても重要だけどそれがなかなか身に付かない。

あと、苦手だったのは「クーロワール」。
チムニーのように体全体を突っ張る動きとか、
マントル系で乗越していく系って、
インドアでは練習できないのでどうしても苦手になりがち。。
そういうムーブってどこで練習すればいいんだろ??


久々に外岩でガッツリ登って疲労しましたが、
その分、頭をカラッポ&フル回転させて登ったので
かなり充実感のあった2日間でした。

ちなみにこちら↓は、2日目に「中央カンテ」下降後に
ちょいと“やらかした”新婚約2名w



本人談によると、ロープの回収に失敗して停滞(ちゃんと事情があるんだけど)。
他パーティのヘルプを待つ間、岩場を通るハイカーから何度も質問され、
その都度クライミングの仕組みを説明するガイド役に徹していた と。

クライミングの普及に尽力しておるねー。ご苦労サマでしたw


で。今回も例のごとく帰りの車中でプチ宴会。
周辺の乗客にスゲーやな顔されましたw

でも、山ヤだから別にいいや。


ヒールの高い靴、フレアなスカート、
手入れされた爪、白いワンピ。。。
明らかに富士急ハイランド目的のシャレオツカップル。

そんな観光客に混じって、15kg近い荷物を背負って、
フロに入ってないドロだらけの体で電車に乗る自分。

「何故“こっち側”に来ちゃったんだろ」・・・・

と、女子としてほんのちょっとだけ悩みました。7秒くらい。


ま、でも好きで来たんだし。人生そんなモンすw

富士急行の車両にあった「のれん」が
とってもカワイかったので、まーヨシとしましょう(何が?)。

あー。また早く岩場に行きたい~

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