木曜日, 10月 01, 2009

人前に出る練習

仏にワーホリしていた知り合いが
帰国したので、一緒に飲んだ。

一度“外”に出ると、変わるもの、変わらないものがあって、
似たような経験をした私は、なんとなく彼女の気持ちが分かる気がした。

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そーいやこないだ、
ジャズセッションに参加してきました。

存在そのものを知らない人もいると思うので
簡単に説明しますと・・・

・ジャズをやりたい素人がお店に行って、
 その場で知らない人たちと即席バンドを組む。
 またはバンドの一部はプロで、サックスだけ、ヴォーカルだけが
 素人・・・という混成のケースも多い。

・一部のジャズバーやジャズ喫茶が開催しているケースが多い。

・ヴォーカル、サックス、ピアノなど、
 ジャズをやる人なら誰でもオッケー。

・参加者は演者でもあり、聴き手でもある。

と、いったようなシステムです。


これはポピュラー音楽にはたぶんできないシステムだね。
なにせ曲が無数にあるわけだから。

ジャズは「定番」と呼ばれている曲が数百曲あって、
その「なにが定番か」という価値観がジャズマンの間の
共通概念としてあるので、こういう遊びが可能なわけです。

そもそもジャズという音楽そのものが
「即興」を基本としているっていう成り立ちもあるしね。


今回私が行ったのはバッキングのトリオ(=p/Dr/b)は
全員プロの方で、ヴォーカルのみ店のお客。
(もちろんレベルはいろいろなんだけど)

自分が歌いたい曲、練習したい曲を、
順番に唄っていくわけです。

分かりやすく言ってしまえば
「贅沢な生演奏カラオケ(ただし選曲はジャズのみ)」と
いう事になるのだけど(笑)。


ジャズって元々決まったメロディがあってないようなもので、
コード進行に沿ってどんどんいじれちゃう。

だから、同じ曲でもみんな
全く違う歌い方をする人わけです
(極端なものになると、もはや原曲がなんだか分からないほど
 崩す人もいる)

そういう意味で、他人の歌を聞いている時間もとても勉強になります。
「あ、その崩し方かっこいいー」っていうのがあるからね。

人間(つか私だけ?)って勝手なもので、
たとえ好きな事をやっていても、やはり定期的に
それなりの目標や緊張感(刺激)がないと、
続けられないし、上達しない。

今春から先生の事情でレッスンの回数が減ってしまったので、
なかなかヴォーカルも先に進めなくて、なんとなく停滞気味だったのですが、
これからも自ら定期的にこういうセッションとかに出向いてやっていこうと。

音楽って「人に聴かせて上達させる」方法もあるので、
例えばロックギターだと、練習といっても、
どうしても自宅で1人でつま弾くって事が多くなっちゃうので、
そういう意味ではジャズっていうのは、練習環境には恵まれた
音楽なのかもしれない。


自分のキーの譜面を起こさないとならないので、
それがわたくし苦手なんですけどね。。。(苦笑)

まーそれもまた修行。

大変な事、面倒な事を乗り越えながら
覚えていく過程って、とても楽しい(Mなモンで)。


*セッションはジャズバーの定番イベント

1 件のコメント:

ゆっきー さんのコメント...

Sだと思ってたー。