木曜日, 10月 22, 2009

私のミュージックヒストリー(前編)

スポーツでも、仕事でも、
たった1つのスーパープレイが生まれるまでに
費やされた時間は、驚くほど長い。

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なんだか今週は、「仕事」というキーワードで
思うところが多かったんだけど、
あんまり面白い話じゃーない(というより、書いててヘコむ)
ので別の話にしよう。


こないだ、いいかげんCDがグチャグチャしてきたので、
実家にあるぶんもまとめて整理したら
すごい懐かしいCDとかカセット(!)が出てきた。

ノスタルジックな3時間でした。

そんな訳で、なんとなく
私の音楽遍歴を思い返してみた。
たぶん、同世代の人しか面白くない話題満載(笑)。



■第一期:邦楽興味と洋楽への移行期(80年後半~90年前半)

具体的に音楽に興味を持ち始めたのは
小学校5~6年頃だと思うけど、この時期は邦楽。
アイドル全盛期だったけど、さすがにそっちは興味なくて、
小学校時代の友達と、米米クラブやユニコーンのコンサートに
行った記憶がある(コンサートに行ったのは中学になって
からだけど)。でもベスト10とかトップ10はよく観てたな。

日清パワステのレピッシュのライブ(ゲストでアンジーの
水戸さんが出てた)が妙に印象に残ってる。ナゼだ?
誰と行ったかも覚えていないのに。
PATI-PATIとGBが愛読書だったあたり、いま思えば明るい(笑)。

ちなみに「初めて自分のお金で買ったレコードは?」ってネタ、
たまに友達とするけど、私は何故かゴダイゴの「ガンダーラ」。
多くの人が、初自腹レコードは「今となってはナゼ?」って
タイトルだったりするみたい(笑)。

当時ようやくCDが一般的になってきた時で、お小遣いが少なくて
買うのは難しかったけど、ウチの近所にできた
「YOU&I」っていうレンタルCDショップによく通ってた。
小学校の時には作れなかった会員券を、中学生になって
初めて手にできた時は、大人になった気がしたな~。

あの頃の実家のCDプレイヤーって、シングルCDはアダプターを付けないと
聴けないやつで、中学の入学祝いでシングルCDが聴ける
自分用のラジカセ買ってもらった時は最高に嬉しかった。
そのラジカセのCMってレピッシュが出てて、私が「○○がCMに出てるから」
という理由でモノを買った数少ない経験ですな。

基本的にはレンタルでCD借りたり、兄・姉のいる友達から
CD借りたりして、それをカセットに録音するってーのが多かったな。
だから、サザンとかRCサクセションなんて、みんなカセットで聴いたよね。

「イカ天」とかすごい夢中で見てたけど、イカ天の後半(「たま」が
チャンピオンになったあたり)から、邦楽に急速に興味を失いだして、
好きなバンドの人が、雑誌の取材で「好き」とか「影響を受けた」とか言ってた
海外のアーティストを聞くようになったんだよね。

だから、スペシャルズとか、プライマルスクリームとか
あの辺りはこの時代(高校生くらい)が私の中でスタートだな。

特にベトナム戦争(60s)のサイテデリックな音を好んで聴いていたので、
ビートルズも、イージーリスニングではなくて、ちゃんと聴くように
なったのは中学生の後半以降だったように思う。

思えばあの頃は、洋楽を好きになりつつあるを「大人っぽい」と
自負する気持ちと、何故か「恥ずかしい」と思う気持ちがあって、
友達とかと音楽の話をした記憶がほとんどない。

男の子は、この時期にバンドに興味を持って、
「モテたい」という原動力で楽器をやり始める人もいたけど(笑)、
何故か女子はそういう人少なかったし、私も「自分でバンドを
やろう」という方向にはベクトルが向かなかった。

プリプリが流行ってたのでコピーバンドやってる子はいたけど、
あの路線の音楽に興味がなかったのと、仲良い友達にそういう人が
いなかったので。
周りにそういう友達がいれば、また違ったかもしれないな。


私の学生時代って、本当に自分を閉じてたというか、
“らしくない”時代だったんだなー と、イマサラながら改めて思う。



■第二期:音楽無関心期(90年代後半)

10代後半から20代の前半って、ほかに楽しい事がいっぱいあるから、
音楽への興味を完全に失ってた時代。
音楽だけじゃなくて、芝居とか映画とか、そういうモノにも
あんまり時間とお金をかけてなかった時期だね。
私のこれまでの人生の中で、最も“俗っぽい”5年間(笑)。

だから今思い出しても、そういう事に関する記憶がほとんどないし、
実際その頃に買ったCDってほとんどない。

ちょうどこの頃って、日本の音楽もいわゆる「コムロ系」の
わたしが嫌いなサウンド全盛になっていて、そういうのが
すごい嫌だったっていうのもあるし。

当時付き合ってた人が、車でGroveとかかけてて
すごい嫌だったんだけど言えなかった。
・・・・今なら「人は人」だと許容できるけどさ(笑)。

今はコーネリアスも好きだけど、あの頃はいわゆる「渋谷系」
と言われたお洒落サウンドにも、どうも抵抗があったのよね。
今思えばもったいないな。


もちろん楽しかった時期だし、すごい色んな事を吸収した時代で、
アレがあるから今の自分がある とハッキリ言えるんだけど
・・・アホだったよな~。あたし(苦笑)。



・・・・あ。
なんか長くなっちゃったぞ。2回に分けよう。

というわけで、続きは後編で。


*ゴダイゴ。これぞ青春。

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