木曜日, 7月 29, 2010

想像力があったもん勝ち。

生姜が凍ると、
スポンジ状になることを発見。

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久々に野球観戦(巨-中)に行く。
ちょうどジャイアンツが首位転落したタイミングだったので、
面白い時に行けてよかったー。

今はプロ野球に熱中していませんが、
子供の頃は、「巨人戦の件で父親とけんかしてテレビのブラウン管を割る」
ほどのジャイアンツ贔屓だったわけですから、

当然、江戸っ子として当然!、「巨人びいき」なわけですよ。
ウチの父親がどうかしてるんだ(笑)。

「金にモノをいわせる心ない球団」だと言われる事にももう慣れました。

なんつーの?「金持ちケンカせず」の余裕っつーの?
ジャイアンツファンは(笑)。


今回は、目の見えない友達と一緒でした。

いつもHさんのバイタリティには脱帽だし、
そもそも、目が見えないのにスポーツ観戦を
するというのはどんな感じなのか・・・
それだけ「スポーツ」って魅力があるんだろうなーとも思うし。

でも、実際に一緒に観戦して納得したのは、
彼はラジオを聴いていたから、頭の中には彼なりの野球場が見えていて、
選手の細かな動きが描けているんだろうなー と。
地鳴りのように響く応援の響きで、現場にいるリアル感は堪能できるし。

私はもちろんグラウンドは見えているけど、
案外視覚情報に頼りすぎて、
球種がなんだったかなんて分かってなかったりするしね。


・・・・前に「BECK」(漫画)の作者、ハロルド作石のインタビューを
読んだときに、

 * 音楽漫画の最大の弱点は、「“背筋がゾクっとするようなギターフレーズ”」
 * って文字で書いてもそれが絶対に読者に伝わらないことだけど、
 * それは同時に最強の強みでもあって、誰もがそれぞれ持っている
 * 「背筋がゾクっとするフレーズ」を勝手に想像してくれるから、
 * 作者の意図とは関係なく、みんながそこで感動してくれる。


っていうようなことを言っていて、
すごく納得した記憶がある。

「想像する」というのはタダだし(笑)、
何より、自分の「想像力のキャパシティ」が大きければ大きいほど、
より楽しんだり、感動したりできるでしょう? オトク。

きっとHさんは、視覚という五感がひとつないぶん、
私達が想像もできないようなサイズの「想像力キャパシティ」
を持ってるんだと思う。すごいよね。


・・・あとは、実際そういう友達と一緒に行ってみると、
東京ドームというのはハンディのある人に
そこまで親切には作られてないなーと実感するので、
もう少し世の中が、そういう部分にまで手が届くようになれば
一番よいんだけどね。


ちなみに試合のほうは、
延長11回裏、坂本の胸のすくようなパーフェクトな本塁打で
ジャイアンツの逆転サヨナラ!
彼は本当にラッキーボーイだ。“持ってる人”だなー。

私は、阿部慎之助ファンを公言しているので、
この日は6番だった慎之助が打席に立つたびに、
まるでお姉さんの気分で「しっかりねー」と、声援を送っておりました(笑)。

・・・私、野球を観に行って応援してるチームが負けた記憶がほとんどないなー。

私ってば、勝利の女神だね!
(イヤな事は忘れてる、というだけの気もするが・・・(笑))。



*前に、九段下の駅で「俺はジャイアンツが 大嫌いだあー!」という
 メッセージ入りのTシャツを着た青年がいて、線路に突き落とされはしないかと
 ヒヤヒヤした記憶があるのですが(笑)、同じこと考える人は他にも
 たくさんいるようで。
 http://store.upsold.com/umizuki/id/15595/product_id/2981606

 英訳は「I hate orange rabbit.」ですって。どーすか。これ。

 あーそうさ。 嫌われ者ですともさ。
 いいんです。巨人は嫌われて実力を発揮するチームなんで。
 松田聖子が、「嫌いな女」でも「好きな女」でも、ランキングの
 上位に入るのと同じ という認識です。個人的に。

1 件のコメント:

旧ヤハギ さんのコメント...

テレビのブラウン管を割る


衝撃です。