最近、どうもネット系のトレンドに
付いていけてない。仕事なのに・・・。勉強せねばな。
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最高の天気だった週末、
北アルプスの鹿島槍ヶ岳~五竜岳縦走登山に
行ってまいりました。
・・・正直、強烈な達成感でした。
なんなんだ!この「やりきった!!」感覚は。
登山中のシンドさ、登山からもらうエネルギーは
言葉ではなかなか説明できないものなので、今回はどちらかというと
「行程の記録」という事で書いていこうかと思います。
(例のごとくカメラを持ってないため(笑)、同行者の写真を拝借)
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◆金曜 22:30 新宿発 バスにて扇沢へ
◆土曜 05:00 扇沢着 朝食
天気最高で、夜行バスでの寝不足にも関わらずやる気十分です。
初日で一気に高度を上げていきます。
◆土曜 06:00 登山開始
◆土曜 09:50 種池山荘着
んー。快調快調。山荘の横には、名前の由来となった
「種池」がありましたが、「・・・・コレ?」という、
ささやかすぎる“池”だった。ていうか、水たまり?
早くもビールの誘惑に負けてる人もいましたが(笑)、
ここはがんばってもうひといき。
◆土曜 13:00 冷池山荘着
ここで本日のゴール。トータル7時間弱。
コースタイムをややショートで到着。
最近、だいぶ自分のペースが分かってきました。
ここの幕営地は小屋から8分も上がったところにあって、トイレや
ビールの買出しはそこを往復する必要があるので、ある意味登山以上に
厳しい「トイレへの旅」。
隣のテントになったおじさん達が「目的は登山ですか?酒ですか?」
てな感じの豊富な酒グッズを持っており、すっかりその場で宴会モードに。
これ、山の醍醐味ですね。夕飯はカレーパスタ。まあアリだ(笑)
◆日曜 03:30 起床
◆日曜 05:00 出発
◆日曜 06:45 鹿島槍ヶ岳山頂
今回の1つ目の目標、鹿島槍のピーク到着。やったね!
鹿島槍は双耳峰なので、この後北峰へも登ります。まだまだココまでは元気。
◆日曜 07:30 北峰分岐発
ここからがこの日のメインディッシュ。
鹿島槍と五竜の間には、日本三大キレット(山と山の間のV字状に切れ込んだ場所)
といわれる八峰キレットという難所がありまして、縦走するためにはココを超える
必要があります。
正直、「道」と言えるような場所はほとんどなくて、
岩壁にへばりついての激しいアップダウンが続きます。
大げさな意味ではなく「命がけ」なので、自然に手足に緊張感が。
◆日曜 08:55 キレット小屋着
ここがキレットの中間。肉体というより精神力がヘトヘトで、
500円のポカリスウェットを、躊躇なく購入です(笑)。
◆日曜 11:05 北尾根の頭
ようやくキレットを抜けたものの、次は五竜の山頂まで
強烈なアップダウンが続きます。
どんどん足に力が入らなくなって、もはや満身創痍。
写真を撮るときだけ、「カラ元気」を振り絞っております(笑)。
◆日曜 13:30頃 五竜岳山頂
山頂からは鮮やかなテントの“お花畑”が一一望。
先発隊は、いちはやくテント場の確保に向かってくれましたが、
私はもー絶対そんな気力はない!
最後のくだりはまったく足に力が入らず、
3~4回ズルズルとコケました。使っているのはほぼ重力のみ。
◆日曜 14:15 五竜山荘着
ようやくこの日の幕営地に着! トータル9時間強。
これでもかなりのコースタイムショートです。
「足が棒」という表現を誰が最初にしたのか知りませんが、
この言葉を発明した人を表彰してあげたいくらい、
まさに「棒」になった私の使えない足。
至極の一杯を飲んでようやく元気になったので、
五竜山荘名物(?)のTシャツをゲット。
いい大人がハシャギスギなショットです。
これはいい! このコピー、嘘がないもの。
「山が好き 酒が好き」
もーーー その通りだ!(笑)
夕飯は、私が食担だったのでパスタにしてみました。
「2日連続パスタかよ!」の怒声に負けず・・・(笑)。
ま、全部レトルトで別に私はなんもしてないんだけどね。
そしてこの日も、20時前にはシュラフに
潜り込むのでありました。。。
◆月曜 03:30 起床
◆月曜 05:00 出発
この日は基本下りなので、まあ「流した感じで・・」なんて
思っていましたが、昨日の足の疲れが全然取れておらず、
引きずるように下山。
この日も照りつける日差しが強烈で、高度が下がる毎に
暑くなっていくので、ある意味かなりシンドイ行程ではありました。
◆月曜 09:00前 下山!
ゴールのゴンドラ駅までの道のりはトータル約4時間。
・・・長いような短いような、あっという間の3日間でした。
山の魅力を(得意な恋愛に(笑))たとえて言うなら、
「ツンデレ」でしょうねー。
無口で「ただそこにいるだけ」なのに、時に優しく、
時に厳しく接してくれる。
何をしてくれるわけでもないけど、こちらが胸襟を開けば、
色々教えてくれるし、たくさん幸せ気分にもしてくれる。
私は自他共に認めるダメんズですが(笑)、
山はダメんズ女子をメロメロにする、サイコーにいい男 です。
10 件のコメント:
お疲れ様でした~
ナガハさんとご一緒できず残念。
これも、自分の体力・技術・経験の少なさのせいなので、仕方のないことですが。
今度の天狗岳、すごぉーく楽しみにしています。
お疲れさまでしたー!!!
わたしも山に行ってましたが
天気サイコーでしたねー。
わたしは コースタイム1.5倍もあやしいのですが
2倍にはならないようにしたいと思います。
ところで うちのテントの張綱 持ってないよね??
しかし、すばらしい景色!!
私も挑戦したいなぁ~!
登りより、下りのほうがきつくない??
私は、下りのほうがひざがガクガクで(登って疲れてるからなおさらのこと)、転びそうになって怖い。
去年、アルプスでハイキングしてね、6時間かけて歩いて、ロープウェイで降りようと思ったら、もう終わっていて、ガッカリ。。
仕方なく、スキーの中級くらいの斜面をジグサグに降りていくしかなくて、半泣きだった。。
次の日は筋肉痛で歩く気がしなかったよ。。
でも山はいいよねぇ~!!
お疲れ様でした~!!
私もめちゃくちゃ達成感でいっぱい。
何なんでしょうね~。
今までのんびり登山派でしたが、こんな気分を味わえるんならがっつり登山もいいなぁと思うようになりました・・。
大変だからこそ仲間との結束も強まったし、強烈な思い出になったのかなぁ・・。
がっつりまたぜひご一緒したいです~。
あっつさん>
一緒に行きたかったよー。あっちゃんの技術なら絶対行けてたと思うよ。
でも、あっちゃんも行ってたんだよね。あの連休。
天気よくて本当によかった!
天狗岳、よろしくお願いします!
旧ヤハギ さん>
> うちのテントの張綱 持ってないよね
うーん・・。記憶ないな。張綱。
あの時、そもそもペグと張綱は持ってってないのよ。現地に。
だからあるとしたら家かな。
とりあえず探してみます!
げんまみ さん>
ここで言う「アルプス」はホンモノでしょう?
スケールが違うわ(笑)。
私も実は下りのが苦手。下りは目的を達成した後だから
精神的にもキツイんだよね。
でも、やっぱ山はスバラスィ~!
のの さん>
おおおー! どうもどうも。
> 大変だからこそ仲間との結束も強まったし、
> 強烈な思い出になったのかなぁ・・。
確かにそれはあるよね。
ののちゃんとも、すっかり登った気分だもん(笑)。
ぜひご一緒しましょ!
八峰越えたんだ!?お疲れ様!!
しかし、よく行ったねぇ(笑)
種池とかつべた池とか走召ー懐かしい。
つか池どこよ?へ?この水溜り?みたいなw
他にも不帰ノ嶮(かえらずのけん…確かこんな字)ってのもあるから行ってみて。白馬鑓と唐沢の間です。入口の小屋で札を買って出口の小屋でチェックしてもらうと、それが踏破の証になるの。
ちなみに遠見尾根ってさ、なにげにアップダウンばかりでキツくね?あそこ下った時はゴンドラ駅でバテバテになった記憶がある。あの辺だと八方尾根が歩きやすい気がする。
おお~
絶景ですな!!
北アルプスいいなぁ。。。
キレット怖そう。。。
白馬、谷川に振られて、あれから
一度も踏めてないの。。。
8月ネパった後、
9月一本一緒にどっかやらない??
先生!登山がしたいです!!
かつ さん>
師匠の遺言に則って
弟子達もがんばっておりますよー。
> ちなみに遠見尾根ってさ、
> なにげにアップダウンばかりでキツくね?
アップダウン云々以前に、
前日の疲労が取れずスタート時から既に足がバテバテでした(笑)。
でも、ゴンドラ駅の前で放心してたことは確か(笑)
みえきち さん>
> 8月ネパった後、
> 9月一本一緒にどっかやらない??
やるやるっ!
9月11-12辺り、仮押さえといてよ。
詳しくは来週ねー☆
え?9月に石鎚?(笑)
つか9月って長雨の時期ですよ。
山スケジュールは自分の予定ではなく、自然の予定に合わせないと。
梅雨明け直後が一番いい時期で、8月初旬までが最高。盆を過ぎると台風と雷のリスクが高くなります。
9月は雨が多いので、長期登山より天候とにらめっこして単発登山がお勧め。
10月~11月初旬もいい時期ですが、高い山は冬山と一緒。標高は2000~2500mくらいに抑えましょう。北アでテント泊するとテントが凍ります。寒くて眠れませんw
あ…でも、身をもって体験するのが一番かも知れない(笑) 是非お試しあれ~。
かつ さん>
> つか9月って長雨の時期ですよ。
そーか。
となると・・・
んー。年内はちょっと厳しいかもな。
(それはつまり、来春以降ってことじゃんか)。
ま、山はいつでもそこにあるので、
登れそうな時にオジャマしますわー。
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