水曜日, 12月 02, 2009

形容詞は難しい

スーパーで買い物してたら、
レジのオバチャンが変なおっさんから
シツコク質問されてた。

オバチャン、おもむろに内線電話を取り
「すみません。お客さんが聞きたい事があるそうです!5番です!」。

「5番」って、「やっかいな客」っていう符牒なんだろうな~。

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人の事に腹が立つのは
心がささくれている証拠。。。(苦笑)

というわけで、穏やかになるべくこの1本。

「屋根裏のポムネンカ」 byイジー・バルタ

チェコの人形アニメです。
今年は見たなー。チェコ映画。

チェコと言えば「人形」って想像する人も多いくらい、
人形アニメが盛んな国。

ストーリーはしごく単純で、

 チェコ郊外のお家の屋根裏には、たくさんの
 古ぼけた人形やおもちゃがあって、人形達は
 夜毎楽しい毎日を送っている。
 その人形世界のアイドル、ポムネンカが、
 ある日悪の帝王にさらわれてしまう。
 ポムネンカの危機を救うため、クマのムハなど、
 個性的な仲間たちが悪に立ち向かい・・・

というお話。

もうね。

なんていうか・・・・全然カワイクないのよ! キャラが!(笑)

や、私は大好きよ。
登場する人形達が実際に売られているなら、
ぜーんぶ欲しいくらい。

でも、これってたぶんチェコの子供達が見るものだからね。
これを、小学生未満の子供達が「かわいい!」と思うのかしら?

まあ、クマさんとかカワイいんだけど、
なんていうか・・・・日本人の「かわいい」とは意味が絶対違う。
丸っこくないし、キラキラはしてないし、ピンクでもない。
声優も、日本のアニメみたいに、ニャンニャンした声の人はいないな~。

チェコって、相当シュールな国だよね。

社会主義(元も含む)の国は、得てしてそういう
シュールなカルチャーが発展する傾向にあるけど、
でも、ロシアのチェブラーシカみたいに
子供向けのものはマア可愛いじゃない?

でもこの映画のキャラって、なんだかことごとくカワイくなくて、
悪の側の手下達(おもに昆虫)なんかは、はっきり言って気持ち悪い。


・・・・や。

もしかしたら、日本人の「カワイイ」って定義が
幼稚すぎるのかもしれない。むしろ日本が異質なのかもな。

個人的には、かなり好きな映画でした。


あれだけ緻密な人形アニメを作るチェコという国が、
いかに「辛抱強い国」かがわかります(笑)。


・・・海外の子供作品(映画や本)を観ると、
日本人が、20代30代の大人になっても幼さが抜けず、
自己中心的で、自立してなくて、それでいて自分に問題意識がない
オバカさんが多い理由がなんとなく分かります。


社会の問題、学校の問題、経済的事情・・・
子供がおかしくなる理由って色々言われているけど、
やっぱり結局は親の責任なんだと思う。

犯罪を犯さないまでも、世の中で
親の教育が悪かったが故に、周りに激しく
迷惑をかけている(そして自覚がない)大人はたくさんいる。


予定はないが(笑)、もし私に子供ができたら、
子供の頃から、「オマエはどう生きたいの?」という事を
問い続け、常に子供に物事を「考えさせる」ことができる
親でありたいと思う。

少なくとも、「子供は子供として扱う」のだけはやめたい。

1歳だろうが3歳だろうが、「ひとりの人間」である以上、
精神的には、「自分の責任を自分で持てる」子供になって欲しいなあ。

頼むぜっ!
まだ見ぬ(一生見ないかもしれない)わが子よ!(笑)


*マジでこのお人形が欲しい。
 売ってないのかな?
      >Gちゃん、これを読んでたら(笑)

2 件のコメント:

ゆっきー さんのコメント...

おー これは そういった題名だっけ??

わたしは ぶっ壊しまくる
PAT & MAT
http://www.patmat.cz/?lang=e
が好きです。

ぜひ予定ができてほしい 今
子育て方針
は 頭の痛い問題。

りりか さんのコメント...

単品だと「うぇーカワイクナーイ」で片づけられそうな
チェコキャラって全部揃った状態は「アート」になるから
不思議よねwwww

> 1歳だろうが3歳だろうが、「ひとりの人間」である以上、
> 精神的には、「自分の責任を自分で持てる」子供になって欲しいなあ。

「人間を育てる責任」を持たないまま「可愛い」だけとか
「自分の好み」だけで育てる親ばかりだからじゃない??

でもヤヨイちゃんなら「子供と一緒に自分も成長している(しなきゃ)」
とゆー意識のある親になるよ。きっと♪