久々に「ビールだけでしたたかに酔っ払う」という状況になる。
ちょっと嫌な事があってやさぐれていたので、
ほとんど食べ物を口にした記憶がないのに、翌朝までモノすごいお腹いっぱい。
・・・どんだけ飲んだんだって話ですね。
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夜、会社のトイレで女の子が泣いていた。
ウチの部の営業課の子だった。
傍らではひとつ年下の後輩が付き添っていた。
私は営業課の人とは私的接点が少ないし、
そもそもウチの会社は営業の平均年齢が20代半ばと猛烈に若いので、
私は普段、一定の距離を置いている。
・・・ま、世代格差といえばそれまでなんだけど(笑)、
どのみち「同じノリ」で仕事はできないので、
そこそこの距離があったほうがお互いにラクなんです。
そんな感じなので、声をかけるべきか迷いつつも、
素通りも変なので特に理由を聞くつもりではなく、
「なんだか分からないけど、気を落とすなよー」
なんて、わざと間の抜けた感じで声をかけてみた。
すると後輩のほうが説明しだした。
要は・・・・・。
私のいる会社は10月が期変わりで、
この時期に年間の営業成績などから表彰が行われる。
その受賞者に、自分ではなく、同じ課の別の人間が
選ばれたという事に彼女は納得がいかないというのだ。
悔し涙だったんだねー。
この賞はほぼ100%営業職のためのもので、
しかも、毎年かなり「天の声」の力が働いて、社長の覚えメデタイなど
純粋な数字と関係がないところでの受賞がポツポツあるので、
個人的にはほとんど関心がなかった。
それでも彼女は、「今年こそは獲れるはずだ」と思っていたそうで、
同じ課の別の人間が受賞したことを受けて、自分の数字をまとめて
上司と担当役員に、ナゼ自分ではないのか!?と直談判したんだそうだ。
・・・・情熱だな~。
何より驚いたのは、件の泣いていた彼女はウチの営業課の中ではとりわけお水系で(笑)、
仕事になるとスイッチが切り替わるタイプではあるけど、
喋り方やお化粧ひとつとっても、「イマドキっぽさ」という意味では部で一番、なタイプの
女の子なんだよね。飲んでる席でも、「専業主婦希望!」なんて普通に言うし。
でもその彼女は、仕事で表彰されずに悔し涙を流すわけだ。。。
私にも確かにそんな時代があった。
私はこれまで、仕事で人前で泣いた事がないのが誇りではあるけど
(女の涙は卑怯だとどこかで思っていた)、
それでも負けず嫌いだから、ひとりトイレで悔し涙を流したことは ある。
でも、特に今の会社に移ってから、
そういう、ピュアというより、ある意味での「野心」を持った
頑張り方をまったくしなくなったと思う。
もちろん仕事はこなしているし、
経験値が上がったという言い方もできるけどさ、
それだけで果たしていいのかな。。。?
それに私、彼女と働いてた2年間でいったい何を見てたんだろう?
てっきり彼女は、いわゆる「腰掛け」で、そのうちお嫁にでもいって
辞めようと思っているのだとばかり思っていたのに。
ホント私、人を見る目ないな。。。
この年になって、部下持つ資格ないよな。
思いがけない人の、思いがけない涙に、
深ーく考えさせられた一日でした。
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