火曜日, 6月 29, 2010

自由 は 責任 in Okutama

ボーナスが驚愕の金額になってた・・・。
10ウン年若返った気分だわ。

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農家の皆様にはめぐみの雨ですが、
アウトドアにすっかり魅了されてしまった人には、
梅雨のこの季節は憂鬱なのです。

でも、そんなことを言って家に閉じこもってる
性格でもないので(笑)、奥多摩に行ってまいりました。

今回は20数名の大所帯で、日本人と外国人が半々という構成。
国際交流的なノリのアウトドアチームで
登山もできて、英語も使えるならコレ幸い というわけでの参加でした。


結論からいうと・・・・ユルい。なんともユルい(笑)!

いや・・・「ユルい」というかですねー。
強烈な個人主義 とでもいうのかな。

リーダー(英)の事前の計画の立て方が強烈にユルかったので、
もうその時点でかなり危ないと思ってたんだけど(笑)、
実際行動をともにしてみて、「“自己責任”とはこういう事だ!」と、
改めて突きつけられたというか。

まず、集合がユルイ。

新宿での待ち合わせ。
車で現地に行く人とか、四谷から奥多摩まで自転車で(!)
行く人とか、色々な人がいたのにも関わらず、
リーダーが新宿集合の人を把握していたわけでもないので、
点呼するでもなく、目的の電車が来たら乗っちゃう。
いいんだ、それで(笑)。

途中、青梅下車して買い物。

夜のBBQの食材調達だったんだけど、
みんなでまとめて食事を作るというより、
適当にグループになって、何人かで何作るか決めてくれと
いPotluck式で、そこら辺の人と適当にグループを作って、
メニューもその場で決めて、個々で買い物。後で清算。
いいんだ、それで(笑)。

で、ロッジ着。

ロッジはすごいイイところで(またゼヒ使いたい!)、
1部屋4~5人を5グループに分けて泊まったんだけど、
事前の部屋割りに納得の行かない人もいて、
仏人チームにひとりだけ入ったアメリカンが部屋替えろと
言い出したり、安いならベッドじゃなくて寝袋でいいといったり、
もう収集つかないことに。
でもそんな感じでも、その横で我関せずで
BBQの火を起こし始める人がいたりして・・・なんつーか自由すぎ。
いいんだ、それで(笑)。

夜はBBQ。いろんな人と気兼ねなく
話ができるのがとても良かったし、
参加者の国籍がばらばらなので、BBQとはいっても、
インドカレーから、タイサラダ、中華炒め、お好み焼きまで、
本物の(まさに本場の)のワールドワイドな食事がいっぺんに
楽しめるのはある意味とても贅沢だった。

でも、とにかく無計画に買い物をしているので、
食材の余り方が半端ない(苦笑)。
元々バラバラで買い物しているうえに、
荷物担当で車で来てくれた横須賀のアーミー(米)がいて、
その人が、基地で調達した肉を大量に持ってきたので、
もう残り物が原始人の肉塊のように・・・。
いいんだ、それで(笑)。
(あ、でもモッタイないので、それは翌日のランチになったけど)。


初日は何もしていないので、夜、体力のあまった人たちで
ナイトウォークに。

元々リーダーが「探検志向」な人で、
道なき道を行きたがる人だと他の人から聞いてたんだけど、
そのナイトウォークも、ナゾな藪道をひたすら前進するルートで、
本人は分かってたのかもしれないけど、付いていくほうは半端なくコワイ。

・・・ていうか、途中まで行った道を、「この先は川だった」
という理由で一度引き返したので、絶対分かってなかったと思う(笑)。
実は結果として、これはチョー楽しかったんだけど・・・
いいんだ、それで(笑)。

翌日も、まあ起床時間も特に決まってないので
なんとなく集合で、小雨のなか、奥多摩湖周辺を歩くルートに
でかけるのも、チェックアウト10分前に決まり・・。


・・・・とまあ、書いてるとキリがないほど、
とにかくやることなすこと自由奔放なんですよ。これが。

なんか、NZに住んでた時、アヴォンデールという湖畔に
住んでた友達のフラットが、外人(つまり私も外人)の
たまり場になっていて、そこの雰囲気を強烈に思い出した(笑)。

イイとか悪いとかではなく、とにかく日本人とは
違いすぎるので、「前に、別の場所でロッジの使い方
などで管理人の人と揉めて出禁になったんだよね」・・・・という
エピソードも納得ですわ(苦笑)。


でも、実は私は結構学んだこともあって。

まず、無計画でもポイントポイントを抑えてさえおけば、
むしろハンドルの“遊び”のような余白があったほうが、
コトがスムーズに進むこともあるんだな とか。

今回は、山らしい山には登ってないけど、
登山はやっぱり強烈な自己責任の元に楽しむスポーツなので、
余力のあるうちに、自分判断で途中ギブアップしたりするのは
絶対必要なことだな、とか。

 # 余談だけど、スポーツクラブのスタジオに、
 # 「体調が悪いと思ったら、勇気をもって運動を辞めましょう」
 # なんて貼り紙がしてある国、日本だけだと思う。


あと、今回は当然共通語が英語なので、
意思疎通はすべて英語なわけだけども、
英米以外の、英語が公用語じゃない人(もちろん私以外の日本人も含む)は、
みんなフランクな会話も含めてまったく困ってない人が多かった。

難しい単語は一切使ってなくても、ちゃんと英語を
「ツール」として使ってるんだよね。

こういう事があると、
自分の英語のハンパさ加減に絶望するし、
相手の言ってるコトが半分も分からなかった時は
恥ずかしいをとおり越してもう開き直るしかないんだよ(苦笑)。

でも今回、「だからイヤだった」んじゃなくて、
こういう風に自分を定期的に鼓舞することで、
もっと英語を身に付けたい!という欲求が出てくるって分かった。

やっぱり生活において
適度なストレスというか、刺激は必要です。


・・・・私はどんなスタイルの登山もアリだと思ってはいるけど、
正直、難易度の高い山を、性質的にまったく違う
このチームで登るのはちょっとコワイ(苦笑)。

でも、「使い分け」というと言葉は悪いけど、
簡単なハイキングなんかには、また参加したいと思う。

なにしろこの自由さは、
捨てがたいものがあるね(笑)。

*2日目は、小雨降る中ではピッタリの
 湖畔ウォーク12km。なかなかいい。

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