月曜日, 6月 21, 2010

もっと「好きだー!」 と言おう

gmailで、文中に「添付」という言葉を使って
メールを送信しようとすると、
「添付と書いてあるけど、添付がないのですが
 お忘れではないですか?」
っていうメッセージが出る事を発見。

gmail、よく気が付く嫁みたいだっ!

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「家飲み」づいた週末。
金土日と、毎日誰かのウチで飲んでました。

そんな中、土曜日は先輩の家でサッカー観戦パーティ。
最近ホームパーティというともっぱら
Potluck(持ち寄り)が多かったけど、
久々に、手ぶらの“お客様状態”でのお邪魔です。


ワールドカップは、前回も前々回も
1回は人んチなりスポーツバーなりで観戦をしたけど、
私は完璧な にわかサポーター なので、
サッカーのルールらしいルールをほとんど知りません。

・・・まあ結局、私にとってサッカーは、誰かの誕生日とかと同様、
「飲み会の言い訳」になっているだけなんですが(笑)。

でもそんな私でも、こういう大会があると
突如として愛国心が芽生えるから不思議。

まあ、欧米は普段から愛国心の強い人が多いので
あれには負けるけど。
特にアメリカに至っては、辟易するほどI love USA.
正直あれはどーかと思う(笑)。


・・・少し話は飛ぶけど、昨晩NHKで、
中国残留孤児の方達が日本に帰国してからの
暮らしを追ったドキュメントをやっていた。

姉妹は、6歳・9歳の時に満州の解体とともに
大陸で悲惨な暮らしをし、
その後2人とも中国人に育てられた。
中国で中国人として中国人の名前で60年を生き、
中国人と結婚し、もはや日本語は話せない。

そんな70代の姉妹が、そろいもそろって
日本への帰国を決めた。

70代の彼女達にとっては、既に慣れ親しんで、
子供達もいる中国での暮らしのほうがラクに決まってると思う。

しかも妹は、10年前、自分の日本での身元引受人を、
復員後に自分だけ日本に戻っていた実父に頼んだところ、
「今は自分にはその余力もない」と断られたという悲しい経緯がある。

それでも彼女達は、人生の幕引きを日本でしたいという。

彼女達は言う。

「私達は既に中国に60年住み、生活に困ることはないけれど、
 その生活は、常に頭を低く下げ続け“お邪魔します。お邪魔します”
 と唱え続けている人生でした」

彼女の夫たちは言う。

「日本に戻ってきた彼女を見ると、まるで水に放された一匹の魚のようです。
 彼女の中に、こんなに抑圧されていた部分があったなんて、
 私は彼女と50年近く一緒ですが、知りませんでした」

と。


・・・結局、愛国心ってそういう事なんだと思う。

どの国がいいとか悪いとか言うことではなくて、
育った場所の水・空気・匂い・音・光。そういったモノへの郷愁。

私も、日本の「結局は責任の所在を曖昧にして
しまうような、ゆがんだ合理主義」とか大嫌いだし、
死ぬまで日本に住み続けたいとも別に思わない。

でも、やっぱり私は「日本人だー」
と実感する瞬間は、特に海外にいるときなんかは
強く感じるし、日本の事をバカにされた時は悔しいし悲しい。


日本は、戦争の歴史から「愛国心」という
言葉に抵抗がある人が多いし、確かにこの言葉には
強烈なイデオロギーがあるので、だったら「愛国心」
って言葉は辞めたっていい。

なに? 「日本愛」?「自国愛」?

ま、なんだっていいけど。


サッカーの結果はご存知のとおり残念だったけど、
最近はみんなが少しづつ、素直に「日本が好きだー」と
言えるようになっている気がして、ちょっと嬉しい。


世界中の人が自分のお国自慢ができて、
それを世界中の人が笑顔で聞ける世の中に
なればいいよねー。

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