月曜日, 4月 19, 2010

あやゆる意味で、健康にいい。

まさか雪が降るなんてねー。

武蔵小金井在住の友人は、
屋根に積もったそうで。

-----
定期的に落語を観に行くメンツで
今年も春興行へ。

「よってたかった春らくご」@練馬


これは、「よってたかって~」という
季節に応じて定期的に開催される興行で、
以前これの「秋らくご」を観に行った事があります。
今回は、

 柳家禄君(前座。花禄の弟子) :たらちね
 柳家喬太郎 :道灌
 柳亭市馬 :七段目
   - 仲入り -
 春風亭百栄 :新・生徒の作文(新作)
 三遊亭白鳥 :ラーメン千本桜(新作)

という顔ぶれ&番組。

この会は基本4人会で、今回は秋の時と3人同じ。
前、柳家三三だったところに今回は市馬師匠。

 
・・・分かる人は分かると思いますが、
素直に「落語聴いた」と言えるのは仲入り前までです(笑)。

前半の三人はすべて柳家小さん門下なので、
いわゆる「キホン的な噺」はしっかりやるタイプです。

一方、後半の二人は・・・ねえ~。

上手いとか下手とかではなくて、
彼らは新作専門で、常に「チャレンジ」する事に存在意義がある
噺家なので、エンターテイメントと落語の狭間を行ったり来たり・・・。

でも、以前東西の落語家が混ざった
興行を見た時も思ったんだけど、
こういう一貫性のない顔ぶれというのは
普段とは違った面白さがあるからね。
コラボっつーの?ケミストリーっつーの?(笑)


喬太郎の道灌は圧巻でしたねー。
「道灌」は、小さん一門が入門後最初に教わる噺と
言われていて、柳家一門の中では基本中の基本なんだけど、
いわゆる前座噺だから最近はあんまりやらないのか、
この日の喬太郎は、ま~ 噛みまくる噛みまくる(笑)。

しかも肝心のサゲの導線で間違えて、
さすがは喬太郎の咄嗟のフォローだったけど、
本人も少々ビックリしてたんではないかと。

最近、落語の感想をブログに書く人が多いせいか、
「ブログに書かないよーに」としきりにネタで言ってましたが、
・・・書かれちゃいますよね~。そりゃ(笑)。

喬太郎の次に出てきた市馬が、
「小さんも天国で泣いてますよ」と
自分のマクラで喬太郎をいじって(冗談でね)、
喬太郎が舞台袖に飛び出して土下座、
なんていうファンサービスもありました。


まあでも、喬太郎ファンの中にはああいう
「ココにいる人しか聴けないライブ感」
みたいなものに期待している人も多いので、
それはそれで「さすが!」と思ったなー。


高座にいると惚れ惚れする居住まいの市馬
(この人は元気な頃の志ん朝みたいな所作があるから、
 あと10年たったらすごい人になるんだろうなー・・)、
ヤル気があるんだかないんだかで、面白い事やっちゃう百栄、
汗だっくだくの体育会系落語の白鳥と、
とにかくバラエティーパックな興行でした。


帰りは、私の希望でバッティングセンター
でちょっと時間つぶしをしまして(久々!)、
その後は例のとおりグダグダな打ち上げ。

池袋の「アジアの裏通り」風なコ汚い四川料理屋で、
日本人の味覚に合わせない本格派な感じが超~おいしかった!

ああいうお店は当たりが多いな~。


笑って、打って、食べて、飲んで、しゃべって・・・。

酒はいっぱい飲んだものの、
わりと(心も体も)健康にはよいんではないかと
いう気がする一日でした。

2 件のコメント:

立丸 さんのコメント...

この会は行きませんでしたが西武池袋線沿線に住んでいるので、もし何かあったら声を掛けて下さい。いつも行けるとは限りませんがご案内しますよ。

ヨヨ さんのコメント...

立丸さん>

どうもどうも。

> 西武池袋線沿線に住んでいるので、
> もし何かあったら声を掛けて下さい。

ぜひぜひ。
今回の会も、市馬が七段目をやったせいか、
喬太郎と白鳥が豊島区在住のせいか、
「池袋演芸場=歌舞伎座(=娯楽の殿堂)」のラインで、
池袋がやたらマクラでいじられていました(笑)。

独特のカルチャーがあるエリアですもんね。