その生徒さん達のサワヤカすぎる挨拶に、
ウチの父親の中国人に対する評価がうなぎのぼり。
単純なヒトだ。しかし単純って、実はシワワセ(笑)。
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ツーリングに行ってきた。
過去、このメンツで行くと
「雨でもなく、晴れでもなく・・・なーんともビミョウ」
という天気になるというジンクスがあるのだか、
今回もご多聞に漏れずドンヨリ天気。
しかも1ヶ月前の寒さというから、ここで中止にしても
よかったのだけど、先行で伊豆方面に入ってるヒトがいて、
「こっちは薄日が差して気持ちいいよー」という声に負けて、
朝からいそいそと出かけてまいりました。
このメンツでのツーリングは、
天気も曖昧なら企画そのものもやたら曖昧、
毎回、はっきりした目的はない。
でも、ご存知の通り(笑)私はそういうのが
嫌いではないので、ガチガチの行程より
わりと気楽に行けたりします。
※だいたい、先行で伊豆に入ったリーダーが、
旅立つ木曜日に「じゃー、待ち合わせは11時に伊豆で!」
という、あまりにもザックリすぎる無謀な場所指定の言葉を残して
出かけてしまうという時点で、もう曖昧さ炸裂です。
今回は、「どこに行こうか」という話合いの段階で、何故か
「穴」
がキーワードになっており、基本「穴」中心に
攻めることに決まっていました。
穴ってねー 日本に本当にいっぱいあるんだよ。
それも、穴の成り立ちによって、噴火が原因だったり
海に侵食されたりと色々あって、その表情はかなり違う。
今回は、そんな「穴ラバー」達が愛してやまない、
富士山麓エリアを目的地としました。
待ち合わせを沼津にしたのに、ルートが悪く
海を見る事は一度もなく内陸に入ってしまい(ザ・無計画!)、
おやつタイム前には目的地直前のドライブイン着。
しかし、寒さと曇り空のせいか、ドライブインは
ヤル気のかけらすら感じられません。

「グルメソフト」という看板の「グルメ」の
部分だけを隠している意味も全然分かりません。
それでも! 富士山は裏切らないね!
私たちに素晴らしいお姿を見せてくれました。

・・・・という事はもちろんあり得なくて、
これは撮影スポットの写真。

晴天時には、この方向に写真のような
富士山が見えるらしいのですが、
まー「影も形もない」ってこういう事を言うのね。
でも、人間て不思議なもんで、
最初からダメだと分かってた事には
あまり落胆しないですよね。
この後、主目的だった「鳴沢氷穴」「富岳風穴」の、
「穴のハシゴ」を実行。
走ってる間、ずーっと「寒い寒い」を連発していたのに、
駐車場の入口で「本日の洞内温度・・・・0度」という看板を見て、
「ゼロ度だってー!」と、テンションを上げる私たち。アホか。
結論から言うとですね。
穴、いーっすよ。なんか妙に楽しい。
母体回帰の気分とでも言うんでしょうか。
鳴沢氷穴にいたっては、奥にヒトの入れない横穴があり、
そこは昔から「江ノ島に繋がってる」という伝説まであるらしい。
あり得ん!都市伝説!(笑)
しかし、今回の洞窟は、青木が原樹海のすぐ横にあるため、
「樹海で自殺しそうな人に、どうせ死ぬならこの穴で
江ノ島までいけるか試して欲しい」
だの、
「でも、本当に江ノ島にいけたら、きっと生きる気力が沸いてくる」
だの、
「樹海がよく火サスで使われてた」だの、
「火サスのタイトルは何故あんなに長いのか」
・・・・だのと話しているうちに、あっという間に
穴を歩き終えてしまい、なんだか全然内部を
鑑賞できていないのでした。
でも、昔ここで氷を切り出して
江戸の殿様に献上しただとか、
そういうあまり役立たなそうなコネタは学んだ。
帰りは中央道で、案の定八王子の手前で
雨に降られたものの、基本的には楽しく走れました。
今回の件で、ちょっと穴に興味を持ち始めております。
登山家は自分達の事を「山屋」というけれど、
穴を愛する人たちにも「穴屋」という集団がいて、
世の中の様々な穴を渡り歩いているらしい。
「作業洞窟(石炭の掘り出し跡等)」
「観光洞窟(鑑賞できるよう整備されている)」
「廃洞(今は既に入る人もいない)」
・・・などなど、洞窟にも相当数のバリエーションがあり、
上級者になると、人ひとりがやっとという太さの縦穴を
何十メメートルも下って中を探検する人もいるらしい。
そして! 素晴らしい事に、「穴屋」の多くは、
同時にクライマーだったり、沢登りのスペシャリスト
だったりするようだ。
登山関連の趣味は無数のバリエーションがあるな。。
私もいつか、険しい竪穴に入りたいぞ!