木曜日, 1月 29, 2009

やっぱ偉大だわ。

こないだ実家で母親に、
「え? あなたの会社って1人1台パソコンがあるの?
 すごいわねー」って言われました。

・・・・そんなコト驚かれたの、何年振りかしら(笑)

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「アクロス・ザ・ユニバース」を観た。


タイトルを観れば分かる人は分かると思うが、
つまりまぁビートルズの映画です。

といっても、ビートルズ自体の映画ではなくて、
ビートルズの歌を何十曲も挿入して、
その歌詞をストーリー化した、いわばミュージカル。

映画のストーリー自体はよくある話で、
「自分にも社会にも不満を抱える若い男女」の
出会いとか葛藤とかを描いたロードムービーで、
(ビートルズだけど)アメリカの映画なので最後は当然ハッピーです。

話のキーにベトナム戦争の要素がふんだんに
含まれているので、かなりえぐいシーンもあるんだけど、
ミュージカル調になってるからそんなに暗くない。


・・・こういう映画って、結局「映画に何を求めるのか」
によって全然感想が違うと思うんだけど、
これはこれでアリだなと私は思った。

映画っていうよりは、100分以上のミュージックビデオを
観ていると思ったほうがいいかも。
MTVがMCなしでビートルズ特集組んだら、こんな感じかもね。

改めて、やっぱりビートルズはいろんな意味で、
絶対外せないわ、と思える映画です。
なんでビートルズの歌って、あんなにいつまでも
古臭くならないんだろう。

60年代の若者の音楽は、極端な話、ビートルズ以外
いらないんじゃないか?と思うくらい、ビートルズって
あらゆる「スタイル」を作ってきたバンドなんだよね。

・・・って言ったら、他のバンドのファンに叱られそうだけど。

あとはやっぱし、あの時代のカルチャーって
かなりの部分でベトナム戦争の影響が大きい。

ヒッピーだって反戦運動のひとつだし、
サイケデリックも、徴兵される兵士の中の精神安定の
ひとつとしてLSDが出回った事がそもそもじゃん?

ベトナム戦争は、どっちかっていうと「お国のために」
というより、ベトナムをスケープゴートにした
資本主義VS共産主義っていう代理戦争の側面が大きいから、
それだけに、関わる人の閉塞感てすごかったんだと思う。


現代でもそうだけど、例えば「仕事を頑張る人」っていう
カテゴリーはたぶんなくて、それは

・仕事を頑張る“目的”がある人
・仕事を頑張る“目的”がない人

って分類なんだと思う。
「その人自身」がそういう性格なんじゃなくて、
そこに「理由」や「目的」があって初めて、
人って頑張るモンだからね。

  *ちなみにウチのアホ上司も、「自分の上司に睨まれた時だけ、
  “頑張るふり”を頑張る」 という意味においては、この例に当てはまる。


そういう意味で、ベトナム戦争の無意味さって際立つ。
もちろん、戦争はどんな戦争でも私はNO!だけど。。。

時々私は、「映画館で観たほうがいい映画」「ビデオかTVでいい映画」
っていう区分けをするけど、これは絶対映画館で見たほうがいいと思う。

映像やストーリーはどっちでもいいけど、
音楽を大きな場所で大音量で聴いたほうがいいから。

・・・・まーつまり、「ビートルズって偉大!」ってことであって、
「じゃあこの映画じゃなくてイイじゃん」て話なんだけどもね(笑)。


*黒人ギタリスト・ジョジョの後半のファッションは
 超ジミヘン。デビューするライブハウスも、架空の設定だけど
 完璧にジミヘン(笑)。
 英米のカルチャーが微妙に混ざってて不思議。
 まあ要はフィクションだからOKなんだけれども。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ミュージカル映画って、結構好きだな☆
最近見たのは、マンマミーア。
ABBAの曲にのせてね~!
それから、ちょっと前の映画だけど、
Miros FormanのHairって知ってる?
これもヒッピー世代の映画で、なかなか良いよ~。Miros Formanって、ちなみにチェコ人。
ビートルズは本当に偉大だよね。
日本の優先で1チャンネルあることで感動したもん。
私も最近ベストアルバム2枚組み買ったところだよん☆

ヨヨ さんのコメント...

げんまみ さん>

よく「音楽は世界の共通語」なんて言うけど、
ビートルズを聴くと「ホントそうだなー」って思う。
ベスト盤とか聴いても、知らない曲がなくない?
それってスゴイよね。

> Miros FormanのHairって知ってる?
> これもヒッピー世代の映画で、なかなか良いよ~。
> Miros Formanって、ちなみにチェコ人。

おお。知らない。。
さっそく観てみるー(ツタヤにあるかな?)