月曜日, 1月 19, 2009

“メンドクサイ”が生み出す利益

久々に某代理店さんの接待を受けた。

代理店の方はとても丁寧な対応なのに、
ウチのほうの人間(=私達がクライアント側)の
あまりにクライアント面したアホな態度に
マジで死にそうになりました。

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仕事としてセミナーをやったり、
イベントをやったりすることがたまにあるんだけど、
ドタキャン率が結構あるのにいつも驚く。
イベント業界では、「(特に無料の)イベントの参加者は
最高でも予約人数の7掛けを想定」は、常識と言ってもいい。

バイトの面接なんかでも、ドタキャンする人は
相当いるという話をよく聞く。

あと私は仕事柄、他社から「広告表現(コピーとか原稿とか)」
に関する相談を受けることが多いけど、そういう仕事を担当する
窓口の人が、驚くほど「自社の売り」とか「広告に、どうエッジを
効かせるか」を分かっていないことが多い。

例えばタレントの世界で「カワイイ」なんて言うのは
全然ウリじゃなくて、そんなの当然。
「おっぱい大きい」とか「バラエティーもできる」とか、
そういう際立った特徴があって初めて存在価値がある。

会社もまったく同じ事なのに、そういう事に全然無頓着で、
しまいにゃ広告原稿の作成とかを、外部の会社に丸投げ
しちゃったりする。ヒアリングも満足にさせてもらえなくて
丸投げされた側はたまんないよね。

それって、そんな会った事ない、全然興味のない男子に
「ねえねえ。俺ってどこが素敵だと思う?」って
言われてるのと一緒。 知らねーよ。そんなの。


・・・・私、そこら辺の価値観て本当に分からないんだよね・・。

例えばセミナーの話で言うと、突然行けなくなる事は普通にあり得るし、
私もどっちかっていうと約束の時間守れないほうだけど、
でもドタキャンの場合でも、必ず相手に連絡は入れるよ。
それが親しい相手かとか、相手が格下かとか、重要な約束かとか
そういう事とは関係なく、それって大大大前提のマナーでしょ。

世の中ってそういうモンなんじゃないの?

そりゃ誰だって、面倒な事は避けたいよ。
だけど、自分の成長や他人への迷惑を考えて、
「超えなくちゃならない面倒」もたくさんあるよね。

そうやって世の中にある たくさーんの
“メンドクサイ”を長い時間避け続けてきた人って、
仕事とかでちょっとやりとりするとスグ分かる。

人間に深みが全然なくて 底が浅い。

30分も話していると、面白みのない
ツマラナイ人だとバレちゃう。

そして、これが最も哀れだと思うけど、
当の本人が、そういう自分の底の浅さに気付いていない。

むしろ挫折がなく、順調に今までやってこれた自分を
誇らしく思っちゃったりしてる。


彼らはいつも、私にとって「反面教師」です。

「ああはなりたくナイ」し、
「そういう人が、できるだけ少ない社会」であって欲しいな。。


*とある登山家が、ある本に「危険な山にチャレンジすると
 周りの人に“なんでわざわざ死にに行くのか”と言われたりするけど、
 登山家は、山に死にに行くんじゃなくて、生死ギリギリの状況で
 むしろ「生きてる!」と心から実感したいから登るんだ」
 みたいな話を書いてて、ナルホドな~と思った。

 それだけ、生きることにわざわざ「意味」を
 探さなきゃいけない時代ってことなのかも。
 生きるって、戦時中とかとは別の次元で、わりと大変。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

わたしは 
仕事ではあまり他者と関わりがないのでわからないんだけど
プライベートでは約束を滅多に破らないので
周りにも破る人がそんなにいない。
7割しか来ないなんて 
ちょっとショックだね。