水曜日, 8月 03, 2011

敗退も、登山 ~北ア・笠ケ岳

とある人に「シロクマみたいな顔だ」って言われた。
シロクマ~~ぁ?? そんな事言われたの初めてだ。
どこら辺がシロクマなんだろ?分からない・・(笑。

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久々に「フツーの登山」をしてきました。

・・・や、違うな。「フツーの登山を“するつもり”でした」。

だってぇー。大雨だったんですものー。

このところ岩だー沢だーと、ピークを踏まない山行が
続いていたわけですが、登山をしている以上、やっぱり
山頂には行きたいわけですよ。タマには。

そんなわけで、今年の夏、もしかしたら最初で最後に
なってしまう“かも”しれない北アルプス笠が岳、
楽しみにしてました。

ところが、天気予報は週末が近づくにつれ悪くなる一方。
今回はバス移動だったので、企画そのものの中止は難しく、
少しでも天気が回復することを祈るのみでした。

金曜日夜、都内を出発した直後から既に雨はポツポツと・・・。

土曜早朝、現地に到着するも既に結構な雨足・・・・。
気温も低く、周囲の山もまったく見えず(ションボリ)。
上流はかなり雨が降っているらしく、川もかなりの水量がありました。





笠が岳は後半の笠新道がかなり厳しくこの天気では難しいという事になり、
結局、西穂高に変更してとりあえずロープウエイに乗ってみることに。

上高地の観光ツアーと思われる集団に紛れ、
テント装備のデカザックを背負ってロープウエイに乗る雨ガッパな一団。

うーん。なんか浮いてるぞ(笑)。

ロープウエイ着後、西穂山荘まで1時間強の道のりを黙々と歩く。
雨が降って湿度が高いので、カッパの中は汗だく。
景色も見えず、時間以上の疲労感。。。

西穂山荘到着後に、テントの予約をしようと受付にいくものの、
今日はヘリの荷揚げがあるかもしれないそうで、それが確定する
まではテントは張れないとのお達し(そんなことあるのね)。

しかも雨はますます強くなり、雷も鳴り始め、
テレビでは新潟・福島の豪雨のニュースが映り続ける。

ん~~~
んん~~~

これはテン泊自体厳しいのではないのか?

・・・と、そんなわけで、西穂も諦め、
豚汁をいただいて身体を温めたのちにとっとと下山。

・・・実は私、「穂高」と名の付く山に登ったことがないのです。
今回期せずして、西穂を“かすった”わけですが、
かなり残念な結果になっちまいました。

さすがキングオブ北ア。
簡単には登らせてくれないのね。

結局その日はふもとのキャンプ場を探し、臨時のテン泊。

翌日も天候の回復はあまり期待できなかったため、
キャンプ場併設の温泉にゆっくり漬かり、夜は酒盛り。

・・・はい。
もうこの辺りで完全に企画の方向性がズれてきました(笑)。


結局、翌朝はやや回復したものの、午後に向けて降水確率がグングン
上がることや、そこから最も近い焼岳でも往復は時間的に厳しいため
登山は完全に中止。

朝風呂に漬かったり、閑散としたテン場でバドミントンやったり、
北アルプスにいるのに、何故か別の山行話で盛り上がったりして
ウダウダしてるうちにまたもや雨が降り始め、それを合図に撤収タイム。

バスの待ち時間でまたもや風呂に入り、
お昼にビールとカレーを頂いて、一路東京へ。


・・・・あ、なんか間違ってる。「それは登山じゃないよ!」と、
思ったそこのアナタ。

それは違います。これも登山です(笑)。

しょせんは自然相手。こーゆーこともあります。

・・まー このところ予定が立て込んでいて疲労もたまっていたので、
いい休暇になったと言えばなったかも(負け惜しみではなくね)。


この週末は、山・岩・沢に行った知り合いはことごとく敗退。
私達もご多分にもれず完璧なまでの敗退だったわけですが、
ココで「そんな事もあるさ~」と言えるかどうかが、登山を
やれるかどうかの分かれ目って気がします。

いい意味で、「長いものに巻かれる」ことができるようになるっていうか。

夏はまだ長い。

そして山は逃げない。

いつかまたきっと、あの山に登ろう。





*写真もほとんどない。せめてもの「喫茶・笠が岳」

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

天気には勝てないですよね。
そんなもんですよ。

いちろー さんのコメント...

匿名にしてしまいました。。。