火曜日, 5月 24, 2011

大きなスクリーンで見る、大きな北ア

クライマー仲間の誕生会やった。
岩をやる人は、ホンットに
(よく言えば)個性的な人が多い!と改めて実感。

・・・・まー自分もone of themなわけですが(苦笑)

やー いろんな人がいるから世界は面白い(笑

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迷いました。正直。
でも、観てないと何も言えないので観ときました。

『岳 -ガク-』
原作/石塚真一
出演/小栗旬、長澤まさみ 他


たまに行くシネコンの最終回で観たんですが、
10分前に着いたら私ひとり。その後も2~3人増えただけ。
この節電のご時世、なんか申し訳なくなっちゃった(苦笑)。

確かに終演が23:30とかなり遅いので、
普通に観るにはかなり厳しい時間なんだけど。。


で、作品ですが。

うーん・・・。漫画原作の映画は、(特に原作をよく知っている人にとって)
あまりイイ印象をもたれる事はない気がするんですが、今回もご多分に漏れず。。

や、それなりに面白かったんです。ですけど、
なんていうか・・・「観ても観なくてもいい」というか、
「テレビでやってたら見よう」みたいな感じかしら。

本編が始まる前、数本の映画のトレイラーが流れたんだけど、
ことごとく「興味ないな~」ってモノばかりだったので、ヤな予感は
したんですけどね(苦笑)。


内容は、原作の中ではわりと初期に出てきた、父子家庭で育って
山で父親を亡くすナオタ君の話を中心に、山での遭難のエピソードをいくつか。

主演の小栗旬ははなから三歩君のイメージと違うと思ってたけど、
個人的には、意外にも長澤まさみの久美ちゃんはシックリきた。
あと、ヘリ会社のクールガイ・牧さんが渡部 篤郎。これはピッタリだ。

でも、話が話だけにウルっと来るシーンはいくつかあって、
そういう意味では「映画で泣いてスッキリしたい」と思う人にとっては、いいと思うよー。
いわば「セカチュー」的、映画鑑賞だね。
それはそれで、映画のひとつの楽しみ方(存在意義)だと思う。


ちなみに私が一番ウルっと来たのは、主に最初と最後に出てくる、
穂高連峰の空撮映像です(笑)。大きなスクリーンに、なお収まり切らない壮大な
スケールの北アの雪山を見ていると、吸い込まれそうな、心臓が震える気分になるので、
山好きな人は、あれをスクリーンサイズで観るだけで、
ある意味劇場で見る価値はある・・・とも言えます。

まあ、エンドロールの撮影協力には「赤岳鉱泉」とか出てて、
八ヶ岳かよー 的なツッコミもできますし(笑)。

ああいう映画って、たぶん山に詳しい人であればあるほど、
きっとロープワークひとつとかが気になったりしちゃうんだろうなー。

「平山ユージはフリークライマーだから、
あのシーンで山小屋にいるのもなんか変だー」 とか思ってみたりして。
・・・なんてことはどうでもいいんですが。


このところ邦画がとても頑張っているので応援したいんですが、
どーもネタ切れっぽい気がして、「アニメ/漫画原作/ベストセラー作家」の
3つを使いまわしている感があるんだよね・・・。

純粋に「映画として」良質な脚本・作品が
出てくるといいんですけども。

2 件のコメント:

のの さんのコメント...

私も観ました~!!
ストーリーはあんまり覚えてないのですが、真っ白な北アルプスの空撮シーンには萌え~(ハート)って感じでした(笑)
そして今年雪山に行かなかったことをちょっとだけ後悔しました。
でっかいスクリーンでみるカッコイイ山々、これだけで「私、お金払ってでも見にきてよかったわ~」と思ってしまいました。
私達、やっぱりそうとう変わってますかね・・(笑)

ヨヨ さんのコメント...

のの さん>

> 私達、やっぱりそうとう変わってますかね・・(笑)

えー 変わってますともさ。
でもなあ、そんな自分が嫌いじゃなかったりするじゃん?(笑)
だから私もののちゃんも、コレでいいのだ~☆