【告知】
ひょんな事から、今週末9/19(土)の
下北沢「おぼん・こぼん」のお笑いライブの
チケットを頂きました(ナゼ?というのは渡す人に説明します(笑))
私は別件で行けないのですが、
ペアチケットですんで、興味のある方はご連絡おくれやす!
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最近文科系が充実しているのは積極的な自分の行動?
それとも仕事からの逃避?(笑)
・・・マ、それはいいとして。
土曜日は友人のお誘いで、
平田オリザ脚本の舞台へ。
ある時期小劇団にハマったものの、
ここ10年は年に数回お芝居を観るだけなので、
こういうお誘いがとっても嬉しい。
「演劇ぶっく」の愛読者だったというのに!
今回の「青木さん家の奥さん」は、
酒屋の配達をする若者達が、町内一の美人「青木さん家の奥さん」
宅への配達を巡って繰り広げる会話がストーリーの中心。
結論から言うと、とても面白かった!
芝居中に、実際の「青木さんの奥さん」は出てこないんだけど、
配達のオニーチャンたちの話から、観客にもどんどん想像が広がって、
自分も「なんか、青木さんの奥さんに会ってみたい!」とか思っちゃう感じは、
お芝居のひとつの定番スタイルです。
私は平田オリザのお芝居は観た事がなかったんだけど、
元々「芝居を、いかに日常との接点を持ったままで作るか」って
いうのが基本にある方らしくて、芝居が始まる前から、
既に舞台に役者が“それとなく”いたりして、芝居の始まりがとても曖昧。
この芝居でナニを伝えたいか?みたいな
根底にあるメッセージは分からなかったけど(笑)、
なんか「マ、それでいいや!」と思わせる面白さがありました。
展開がとても自然で、私個人の笑いのツボにもハマってた。
そして青年団の役者達がとても若いので、
話自体は若いバイト君達の話だからチャラ男風なんだけど、
なんかすごい「若々しいサワヤカさ」があって、
甲子園を観たときのように感動してしまったよ(笑)。
平田オリザ世代の演劇人は、唐十郎あたりを筆頭に
難解な脚本を書く人が多い(というイメージ)ので、
彼の脚本に、こんなに素直な感じのものがあるなんて
知りませんでした。またゼヒ観たい!
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日曜は、スッカリおなじみ? ハッチハッチェルライブ。
・・・といっても、とある場末(!)の喫茶店での
ハッチさん1人のワンマン。
店の(ライブの)お客も、近所のオジサンとか
子連れのおかーさんばっかりで、雰囲気は150%「寄り合い」(笑)。
私は今回一応ライブのお客として行きましたが、
なんだか店の下町然としたナイスキャラのマスターに
ビールなんか頂いちゃって(店なのにお金も払わず・・)、
いいのか? って雰囲気。
そーいや昔、ウチの実家の近所の大人たちって
こういう感じだったよなー ってーニオイがプンプンで、
ハッチさんも、まるで昔気質の流れの弾き語りよろしく
ギターをかき鳴らしてまして、
なんとも居心地のよい空間でした。
・・・・ダメだ・・・。ああいう空間、超スキ。
時々出会うんだよね。
ああいう場所に。だから酒が辞められない(笑)。
オシャレでもクールでもなくて、店には家で使うような
座布団があったり、もうメニューの紙なんて
端っこが日焼けして茶色くなっちゃってるような店なんだけど、
ああいう空間にどうしようもなくシンパシーを感じてしまう自分は、
やっぱりどうしようもなく「下町の商売人の子供」
なんだなー と思う。
ハッチさんの歌も、まさしく「ああいう店にいる人達」を
主役にしたものが多いから、すごくしっくりくる。
思わず「お父さん、元気かな・・・」とか思ってしまう(笑)、
そんな郷愁そそるライブでした。
惜しむらくは、日曜日だったので長居出来なかったこと。
ああいう空間では、知らないオジサン達と
だらだらと酒を酌み交わしたかったよ。
いつものハジけたライブもいいけど、
またああいうの、絶対やって欲しいっす!
1 件のコメント:
たった今自分のブログに悪口書いて
その後すぐにこの日記読んで文章の晴々しさに
なんかすっごい後悔&反省したよwww
君の日記は「行った気にさせる」ところが素晴らしいです。
これからも“文化部”のレポートよろしくね♪
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