月曜日, 2月 16, 2009

It's now or never!

たまたま英語の調べ物してたら
このタイトルが急に出てきた。

「今じゃなきゃ、いつやるの!」って意味です。

・・・・ホントそうだよね。

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友達のブログにこういう書き方されちゃーねー。
もうね。私にしては最近ちょっと映画観すぎな気がしましたが
観に行ったさ。

「Into the wild」

 アメリカのある裕福な若者が、
 自分の出生(両親の不仲)や、物にあふれた暮らしに辟易し、
 ヒッチハイクや狩猟・短期労働で食いつなぎながら
 アラスカへ向けて進んでいく。


もう手垢がつきまくった言葉なので好きじゃないけど、
まあ「自分探し」の映画なんだろうね。コレは。
しかしノンフィクションっていうのはまず凄い。

共感できるところもいっぱいあるし、
逆に「現実問題そりゃー無理だろ」って事もいっぱいある。

ただ、この原作の著者がエベレストの大量遭難事件を書いた
「空へ」っていう本と同じ著者だと知って、ナルホドなーと思った。
※この本、とっても面白いです。ぜひ。

この大量遭難は、登山史の大きなトピックだったと同時に、
観光感覚(?)で世界最高峰に臨もうとした人たちを非難する人たちと、
既に亡くなった人を非難するのは、彼らのチャレンジ精神に対する冒涜だ
という、両極の考えの人たちの議論を呼んだんだそうで。

今回の「Into the wild」の主人公クリスも全く同じ。

「そんな無謀な事をしたうえで死んでしまったなら自業自得だ」
「自分を見つめ、自分の限界に向かったクリスは尊い」

本国で封切られた時は、両方の意見がかなり対立したそうです。

でもさー。
きっと当の本人はそんな事どうでもいいのよね。

もしも。もしもだよ。
彼が実は死ぬ前に、「ああ~・・・。こんな無謀な事しなきゃよかった!」と
悔やんで死んでいったとしても、それは彼の人生だもの。
誰にも、文句はもちろん、感想を言う権利すらないじゃん。

家族を巻き込んで翻弄してしまった事とか
確かに問題なのかもしれないけど、
そしたら世の中に、「家族の問題に“子供”を巻き込んでしまう親」が
どれほどいることか・・・・。


泣かせようとか、感動させようとかじゃなくて、

「こんな人がいました」

って事を実直に描いた映画だったので、
私は素直に見てよかったなと思いました。

個人的には、彼のように生きたいよ。私も(笑)。

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