金曜日, 2月 06, 2009

正直に生きてる?本当に??

おいおい。大丈夫かよ・・・・。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090205-00000002-diamond-bus_all

闘争心ゼロ。別に出世に興味なくたっていいけどさ~
タネナシ君なんじゃないの?(侮辱)

------
あんな前編でブツっと終わられたら
観るしかないでしょう。

で、行きました。「チェ 39歳別れの手紙」

前も書いたけど、基本は史実なわけですよ。
盛り上げの音楽とか、言葉の飾りつけ(「衝撃の!」みたいな)
は一切ないわけで、それはつまり、延々とゲリラ戦で
ジャングルの中をさまようシーンが続くわけです。

観ているほうは、最終的にゲバラがボリビアで死ぬことは
分かっているので、変な言い方かもしれないけど
「いつ死ぬのかな?」と思いながら観てる感じ。


でも、こういう「何もしない」という演出が、
結局はゲバラの心中を一番正しく描くための「演出」
って事なのかもと、後編を観ててようやく分かったりしました。

テレビなんかで、普段過剰なまでの飾りつけ(音楽から、映像から、
最近はテロップまで)を見慣れてると、本当に想像力が
どんどんなくなっていくからね。


それにしても、やっぱり凄い人だった。ゲバラ。

最終的に、国をまとめる役割を担ったのはカストロだけど、
人間って結局ひとりが「パーフェクト」になる事は不可能で、
それぞれの持つ「智」を、最大源発揮できる組み合わせの人と
出会えるかどうかが、人生を充実して生きれるかのキーなのかもね。

ある意味、ゲバラ云々よりも、

「なんか面白いことないか」といつも人に楽しませてもらおうとしてる人、

「あいつのせいで○○だよ」と、いつも人のせいにしてる人、

「あの店員ムカツク」と、いつも手厚いサービスを当然と思ってる人

が、観るといい映画だと思う。反省するよ。

ゲバラのような偉人でさえ、
ゲバラのように波乱の人生を送った人でさえ、
現実はこの映画のように、
淡々と、粛々と、過酷に、流れてゆくのだと思います。

世の中って最終的には、

 誰かが守ってくれたり、
 誰かが分かってくれたり、

する場所ではないんじゃないかと。

・・・・って、ドライかな?

でも一方で、終盤ゲバラが政府軍に捕獲され処刑される間際に、
見張りの若者とキューバの宗教の話になって、
「おまえは神を信じるのか?」と聞かれたゲバラが、

 「俺が信じるのは 人間だ。」

と答えたのが、とても印象的でした。

ボリビアの革命は、ボリビアの民が外国人であるゲバラを信用せず、
「みじめな生活を変えよう!」という気概もなかったために
失敗したといわれているので、
そのうえで吐かれたこのゲバラの言葉は、本当に重い。。


まーつまり、

 自分の「精神」にいかに正直に生きているか?
 という事を、常に“芯”にしておかないといけないナ

って事が言いたいわけですよ。私は。


分かりやすい映画ではないけど、
きっと得るもののある映画だと思います。

ぜひ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

昨日観たけど



まだ 全然消化できません。
初めて 上機嫌じゃない酒でした。

ヨヨ さんのコメント...

ゆっきーさん>

ホント、消化の難しい映画だったね。
それだけ、ゲバラという人が
あらゆる意味で非凡な人
だったって事なんだと思う。