火曜日, 11月 29, 2011

クライマーはお金にならないから ~@大沢ボルダー

談志師匠が亡くなられたことで
たくさんの記事を読みましたが、
某ニュースサイトコラムの文末、

 あの世で【談志・志ん朝二人会】をやっているのかと思うと
 胸が熱くなる。

という一文で思わず涙腺が。
きっと、【小さん・談志親子会】もやるんだろう。

「死んででも行きたい!」と思わせる落語会だなーw。

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さて。珍しく外ボルダなぞ。

ま、ユルいメンバーと行ったので
メインは夜のBBQだったんですけどね。

いつも前を通るだけの奥多摩の氷川キャンプ場を初めて使いました。
姑息にバンガロー。テン場は河原なのでかなり寒いんだけど、
結構な数のテントがあった。

初日テン場でスラックをやってたんだけど、
仲間内のスラックの持ち主でもあるO君が上手くて、それを見て
テン場でヒマになった人たちが好奇心でわらわら集まってきたらしい
(その時は私はいなかった)。

*ご存知ない方のために↓。要は綱渡り。





ギャラリーの中の血気盛んな若者が、まるで「そんなのチョロイぜ」
と言わんばかりの態度で「ちょっとやらせてみ」と言ってきたそうな。

もちろん・・・・激落ち(笑)。


あれはねー 見た目の何倍も難しいんスよ。
そんな簡単にヒョイっと出来る人なんてそうそういないって。
私も数回やってるけど、今だに3歩だもんな~(←これはヒドい)。

スラックに限らず、熟練者のやってる事ってすごく簡単そうに見えるけど、
「簡単にできる事」なんてそうそうナイんだぞー。
ベテランだって、多くの練習と失敗を積み重ねてソコに至ってるんだ
・・・という事を、その若者は学んだのではなかろーかとw

晩秋の奥多摩の夜は、ユルーいBBQでバカ話しているうちに
あっという間に更けていき、翌日は初・大沢ボルダーなのでした。

て言っても、
私は外ボルダは川井と御岳でしか経験ないけどね。





私のボルダリングなんてへっぽこもいいトコなんで、
なんとか触れる課題をフラフラと。私のレベルだと
ちゃんとルート名がついてるような課題がなかったんですが、
成果としては・・・


I岩 9級 OS(・・って言うの?ボルダって)
I岩 9級 OS
J岩 7級 OS
A岩 6級 2便
V岩 6級 3~5便(忘れた・・)
A岩 5級 ×
S岩 3級 ×


・・と、マアこんなもんス。








5級3級は単なる「おたわむれ」なんでイイとして、
6級の2本を落とした時はやっぱり嬉しかったね~。

特に後半、上流付近のV岩でやった6級は、
ムーブこそ難しくないものの前半の核心が意外と姑息で、
しかもわりとハイボルダーで高度感があったので、
ちょっとルートっぽい課題だったんだよね。

なので、達成感もなんかルートっぽかった。
(要はルート好きじゃん て話なんだけど)。

私はあまりOSにこだわってないので(それがダメって話も)、
やっぱり3~4便くらいでRPできるルートが一番気分いいね。
達成感が違う。



大沢ボルダーはあくまで釣客がメインのエリアにあるので、
利用料がかかるし、飲食の持ち込みや車なんかの制限がとても多いです。

それでも、多くの登攀禁止になった岩場に比べれば、
通年利用が可能になっているという点で有難いと思う。

クライミングをはじめてから思ったのは、
とにかくクライマーは、地元の人にとって「不要な存在」だと(笑)。

そりゃそーだよね。知らん連中がやってきて、
勝手に壁登って、勝手に飲み食いして、
勝手に排泄して、勝手に車止めて、勝手に怪我するわけで。一銭にもならない。

それでも、私の知らないクライミングの世界の諸先輩方が、地元の人と
地道に交渉したり、良好な関係を築く努力をしてくださって、
今があるわけです。

クライマーは、そういった事を踏まえて、
明確にルール化されていない「暗黙の了解」レベルのお約束
だったとしても、きちんとそれを守るのは当然のことなんだと。

ボルダは年齢層も若い人が多いので、
「規則=ルール=縛られる」と考えるかもしれないけど、
その規則は、誰よりもその岩場を使いたい「クライマー」
のためにあるのだって事を忘れないで欲しいな~ と切に思います。


ともあれ、あったかい一日で、日差しも適度に降り注ぎ、
最高のボルダ日和でした~。たまにはボルダもいいですな。

・・・・ま、日没せまる帰り際の河原で、小川山に続き
2回目の「川ボチャ」をやったことは、
この際なかったこととして抹殺しよう。。。。

てゆーか、落ちた事実にではなく、これが2度目であることを踏まえると、
私のバランス力はかなりヒドい(=要はクライミングセンスなし)のでは、
て事のほうに落ち込んでます。

つま先の冷たさに耐え切れず、シャレオツな山ガールが
点在する青梅線の車内で何度も足を拭く女は、
あらゆる意味で 終わってるな って思いました♪


*↓このエリアで(たぶん)一番有名な課題「にら」。3段。
  ・・・・・・・・・ふぅ~~~~ん。

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