金曜日, 10月 21, 2011

ツラくても、退屈じゃない。~BSジャパン・落語公開収録

mixiとブログを連動させてみた。

※個人的な趣味の問題で、画面のちっさいデバイスは
 これまで巧みに避けて来たんですが、会社でスマホサイトの仕事をせざるを得ず、
 携帯やスマホでSNSやってる人が想像以上に多い事を実感したので・・・。

アプリ自体の操作は簡単だけど、
Bloggerは連動がなんだか上手くいかず色々エラーが。。

仕事でもないのに
久々にRSS絡みのソース復習&テスト中(笑)。

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やった♪ ご招待落語です。

BSの番組の公開収録に当たったという
落語仲間が誘ってくれた落語会へ、いざ。

開口一番 「新聞記事」
三遊亭 兼好 「一分茶番(権助芝居)」
立川談笑   「金明竹」
林家彦いち  「にらみ合い」※新作
林家たい平  「干物箱」



仲入りなしのぶっ通し2時間半。

まあ番組の収録だから、その辺は観客に
気を遣わなくてもいいってことでしょう(笑)。

普段自分で選ぶ事があまりない顔付けだし、
第一このメンバーで「四人会」とか普通はあり得ないんじゃないかな。
協会もキャリアも全然違うし。

公開収録なんでタダだったわけなんですが・・・
個人的な満足度から言うと、

「いやっ!普通にお金払いますから。」

っていうくらい、すごく良かった!

TVが選ぶだけあって、知名度やキャラクターのみならず、
きっちり聴かせる実力派ばかりでした。

この中ではたい平の高座は初めてだったけど、
綺麗な落語をやる人だなー と。所作がいいよね。
「干物箱」という噺もたぶん初めて?だったんだけど、若旦那の役とかピッタリ。


今回はどの人も甲乙付け難かったんだけど、
私的には談笑がナンバーワンかなー。もう、ホント笑った笑った!

「金明竹」

 # 落語会のアホキャラ・与太郎が店番をしていると、
 # お客がやってきた。しかしその客、話している言葉の
 # 訛りがひどく、何を言ってるか全く分からない。
 # 慌てて奥からやってきた女将さんも全く聞き取れず呆然。
 # 
 # じきに旦那が帰宅し、「留守の間に誰か来たか?」と
 # 聞かれた女将さん。「はい。ことづけを受けてます」と
 # 返したが、そのことづけはほとんど聞き取れなかったため
 # 説明はトンチンカンになるばかり・・・


この噺は長くも短くもしやすいし、訪ねて来たお客さん役の
口上がそのまま面白いので、前座もよくやるし、寄席・ホール
落語問わずかなり頻繁に聴く話です。

私もこれまでに何十回聴いたか分からないな~。
今回みたいに、傘や猫を借りにくる前半部分まで聴くことは、
そう多くはないんだけど。

それでも今回、談笑の落語で爆笑させていただきました!

いや~、「金明竹」でこんなに笑えるとは。。。

「同じ噺で何度も笑える」・・・落語という芸能の真骨頂です。


「金明竹」は、訪ねて来たお客が早口の関西弁でまくし立てて、
それを与太郎のみならず、女将さんもまったく聞き取れない
というところが噺の中心で、
東西の文化(言葉)の違いを面白がる話。

だけど談笑版では、関西弁ではなく
謎の言葉(なんとなく北っぽい?)を使ってました。
間の使い方がホントにもー絶妙で、お客の話をまったく聴き取れない女将さんが、
ポカンと口を開けて座っている様子が目に浮かぶんだよね~。

いやー まさに充実の2時間半でした。

談笑だけでなく、出演者4人それぞれに味があって、
今度は全員の独演会に足を運びたいと思ったくらい。


で、帰りはお約束の一杯。

落語仲間は、落語以外にも色々ネタのある趣味人ばかりなので
帰りの飲みも相変わらず超楽しかったし、
ふらりと入ったお店には大好きな「青酎」があって堪能したし、
満足・満腹のいい1日でした。

自分の選択だけだと、ついつい贔屓の噺家さん
ばかり聴きに行っちゃうけど、たまには普段チョイスしない
落語会にフラっと行くのもいいね~。


なんでも「喰わず嫌い」はよろしくない。

30ウン年生きてきても、
まだまだ知らない事、モノ、人は無限にあるな!

こういう落語を聴くと、改めて

「人生って“つらい”と思う事はあっても、
 “退屈”って思う事は絶対ないよな~」

って思います。


・・・・お。てゆーか。
落語って「それを世の中に伝えるために」
ある芸能なのかも。

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