木曜日, 9月 08, 2011

色々あるから、リアルなのにー。

結論。

「おはようございます」
「ごめんなさい」
「ありがとう」

・・・どんなに聡明でも、どんなに仕事がデキても、
どんなにイケメンでも、
きちんと挨拶ができない人になっちゃイカンよ。

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最近ツイッターやブログで、
軽率に情報を流して大きなニュースになるケースが多いよね。

「職場のホテルに有名人が泊まりに来た!」
「某合コンで有名スポーツ選手と話した」
「バーで、モデルの○○と俳優の××カップルに遭遇」

などなど・・・枚挙にいとまがない。

昔から著名な人はプライベートがなくて大変だけど、
最近はさらに素人が「パパラッチ化」してるわけだもんね・・・。
ホント、可愛そうだ。

私は個人的に、自分が今どこにいるのかに
関心を持たれたくないし、誰が今どこにいるかも
特に知りたくないので、電話で開口一番「今どこ?」と
聞かれるのがとても苦手だし、「なう」も使わない。

ただ、そういうカルチャーを否定しているわけでは全然なくて、
感覚というのは人間の数だけバリエーションがあるわけなので、
使う人と使わない人が、それぞれの好みを認識しながら
上手くやってゆけばよいと思う。

大体、どんなジャンルでも「色々な意見がある」のは当たり前の事だしねー。


でも・・・、それが自分の身近な事となると
ムキになってしまうのも分からないでもないよ。

先日も、ある人気ラーメン店の店主が、
「食べログ」のコメントに自分の麺を「イマイチ」と書いた客に対し、
自身のブログでブチギレしたってニュースが出てました。

ん~~。気持ちは分かる。

分かるけどさー(苦笑)。

私はむしろ、たくさんの高評価の中に
そのマイナスコメントがイッコある事で、
店に取ってはかなりプラスなんじゃないかと思うんだけどね。

それってとてもリアルなことじゃない?

私だったら、その1つのマイナスコメントがあるからこそ、
そのラーメンをより食べたくなる気がするなー。

マイナス評価ばっかりだったらアレだけど。


脳の専門家・茂木さん曰く、
人間の脳は「違和感」や「変化」にとても敏感(かつそれが好き)で、
例えば、「赤・青・黄」と同じルールで並んでいるボールの中に、
ひとつだけ「赤・青・青」があったりすると、そこばかりが気になって
ついつい他の事に注意が向かなくなってしまうんだそうで。

私は広告絡みの仕事をしてるので、こういう「違和感のアテンション」を、
自分の作るモノに意図的に取り込んだりもします。

デザインで言えば、シンメトリーとか同じ配列の繰り返しって、美しいんだけど、
「ウツクシサ」は「ツマラナサ」と表裏一体なところがあるんだよね。

脳科学的に、特にこれは女性に顕著な傾向だというのも納得。
確かに、女性は色々なコスメを次々に試したがったりするけど、
男性って、なじみの店で、「いつもの」っていうのが好きな人が多いよねー。
(もちろん、すべての男性・女性がそうなわけではないけど)

・・・・これは私の勝手な想像だけど、生物の遺伝子って
できるだけ多種多様な混じり方をして「より強い種」を
作り出したいわけでしょう? 無意識ではあるけど。
男性は「種を増やす」ことが仕事で、
女性は「種を強める」ことが仕事、みたいなところがある。

そういう時に、例えば「自分にない遺伝子(つまり、自分には違和感があるが
混ぜたら良さそうな遺伝子)」とか、「突然変異した強い遺伝子」を感じ取る力が
女性には必要だから、「違和感好き」の傾向は女性により強く出るんじゃないかしらねー。


人生、多様だからこそ、リアル。

人間、色々だから、面白い。


・・・でもマ、私も、自分の作ったデザインを
周りの人が「いいじゃんいいじゃん」と言ってくれてる中で、
ひとりだけ「・・・でもなんか、つまらなくない?」
なーんて言われたら、思わずイラっとしちゃったりするからね。

ま、そんなモンすね(笑)。人って勝手です(笑)。

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