最近、塩麹がマイブーム。
かけてヨシ、混ぜてヨシ、漬けてヨシの最強調味料~
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最近なんだか慌しいので、そういう時こそ
心安らぐ深夜の本の一気読み。
『アーロン・ラルストン 奇跡の6日間』
6月に公開される「127hours」という映画の原作です。
この映画、当初日本では公開されないと言われていて、
英語版のラッシュを観たものの、やはり全部観たいから
じゃー原作を読もうと思ったわけなんだけど、
そーこーしているうちにあっという間に日本での公開も決まり(笑)。
でも読んで良かった。原作も。面白かった!
# 登山家(というか冒険家)のアーロンは、渓谷探検の途中
# 落石に右腕を挟まれ身動きがとれなくなる。
# ほとんど人の訪れない場所、そして昼夜の寒暖の差で
# 急激に体力を奪われる中、強靭な精神力と生き残るための
# 様々な技術で自らで右腕を切り落とし、生還を果たす。
たぶんストーリー云々が見所ではない作品なので、
ネタバレも入ってますよ。
何がすごいって、基本ノンフィクションです。
もちろん、事故の直後に腕を切り落としたわけではなくて、
そこにいたるまで、自分が挟まれたわずかな隙間の中で
彼は行き抜くための様々な技術を駆使し、そして生と死の
狭間で約6日間の壮絶な葛藤があったわけです。
クライミングやサバイバル術に長けた人なので、
登山やクライミングの知識があると、(特に本では)より想像が
膨らむことは間違いないです。
映画を全部観てないのでなんとも言えないけど、
たぶん映画と本とは、見所が違う気がする。
映画だと、やっぱり広大な大地で腕を挟まれてからの
様々な生き残り術や、自分で腕を切るという壮絶なシーン
(本国では映画館で嘔吐した人もいるとか・・)が見せ場に
なるんじゃないかと思うんだ。
だけど原作は、どっちかっていうと
腕を挟まれてから、アーロンが何を考え、どういう葛藤を経て
死を覚悟し、また脱出に至ったかという「心の中」のほうが
圧倒的に迫ってくるものがあるし、読み応えがある。
だから私は、原作・映画の両方を見るのがいいと思うなー。
(もちろん私も、公開されたら映画も観るっす!)
・・・・この作品を読んでると、結局は人間の「なんとしても生きてやる!」
っていう情熱が、人を生きながらえさせるんじゃないかと思うんだよね。
それは、家族や友達など「自分以外の愛すべき人たち」の存在が
あって初めて、生まれてくる感情なのかも。
「なんとしても生きて、○○を実現してやる!」という自分の欲求だけでは、
極限状態では案外折れちゃうのかもしれない。。
あとは、生きるための“技術の引き出し”がたくさんあって、
それらを忍耐強く、冷静にひとつずつトライしてゆくことができる精神力。
人にとって生きるために必要な事は、結局この2つに尽きる
と言っちゃってもいいくらいかもしれないね。・・・と、読んでいて思った。
私がもし同じ状況になったら、
発狂もせずに、冷静に生きて帰る気力と行動力を持ち続けられるかな・・・。
・・・うーん、無理かも。
もちろん死にたくはないけど、
私はそこまで「命」に執着できてないかもしれない(苦笑)。
困ったものだわ。
*実際の映像として、写真や動画で、自らが痩せ衰える姿や、
切り落とした腕の様子を残しているアーロン。
その強靭な精神力に感嘆するのと同時に、「レンズ」という
他者の目が自分に向けらる事で、自分が冷静でいられるように
したのかもしんないなーと思った。
3 件のコメント:
前に話していた映画の話ですね。。。
ん~何かいろいろ考えちゃいました。
ていうか、本買っちゃいましたよ。
Amazonの店員かい(^^;
イケメンですね。<これって死語ですか?
へー さん>
> ていうか、本買っちゃいましたよ。
お。アマゾンからバックもらわなくっちゃっだわ~(笑)。
それ読み終わって面白かったら、「Into the wild」(「空へ」を書いた
ジョンクラカワーが著者)の映画or本を読むといいよ(もう読んだかも?)
主人公の青年の思考は、たぶんアーロンと全く同じ発想の持ち主だと思うよ。
ゆっきー さん>
写真は映画のキャストだけど、
実際のアーロン君もわりとイケメンです。
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