私が読んでる仕事系メルマガの先週号
http://www.faith-h.net/tabid/84/EntryID/50065/Default.aspx
う~む。面白い。とても示唆に富んだ話だ。
リーダーの素質の話でありながら、「役割論」でもあるね。
私はさしずめフォロワータイプで決してリーダーにはなれないけど、
それが私の役割だし、そんな自分にわりと満足している。
仕事に限らず、与えられた立ち位置で最大のポテンシャルを
発揮できる生き方をしたいと思う。
-----
また山ネタですが、ちょっと前に
こんなのにもシレっと参加したりして。
机上講習
「チャレンジ!初めての冬山」by カモシカスポーツ
http://kamobaba.jugem.jp/?day=20101202
最近すっかり壁にハマってしまっているわけですが、
山のほうもちゃんとレベルアップしてゆきたいという願いを込めて(笑)。
講師はカモシカの笹原さん。
すごいユルくて、お話上手な人でした! 一発でファンになった。
こういう人に学校で授業をして欲しい~(笑)。
笹原さんのお話がうまいので、
楽しく話を聞いているうちにあっという間に2時間が過ぎた感じです。
基本的には冬山未体験、もしくは初心者の人のため講習なので、
必要な装備や歩き方など、冬山の基礎技術がメイン。
「知らなかった~」ってことはそんなに無かったけど、
改めて基礎知識を固めるという意味でとても勉強になった。
山岳会に入ってれば
この辺りはもっとクリアになるのだろうけど。
山岳会加入者がまわりにめっきり増えたことだし、
来年はちゃんと会に入ってやろっかな。。。
登山は何より経験がモノをいうので、
一般の登山書に書かれていない「本には書いてないこと」
をたくさん聞けるのがこういう講習会の醍醐味。
登山では、「テント内で煮炊きしない」とか、
「12本爪アイゼンは○○の場所で使ってはならない」とか、
そういう身を守るためのルール(主に『コレやっちゃダメ』ってのが多い)
みたいなことがたくさんあって、それはそれで大事なわけなんだけど、
一方で実際の登山シーンでは、ルールより、いかに自分の中で「生き抜く」
ための方法論を見つけるかなんだよね。
そういう絶対的な基準のない中で、自由に(それは「自由に」であっても
「勝手に」ではない)できることが登山の面白さなわけだし。
笹原さんは、そういう事を十分理解したうえで説明してくれるので、
一応通りいっぺんの説明をした後で、
「・・・と、いう事に基本はなってるけど、今は道具も良くなってるし、
全然そんなこと気にしなくていいと思いますね~」
という結論に持っていくんですよ。このユルさ!分かりやすい!(笑)
参加者の質問中も、インナーの新しい素材の話が出たりすると、
「それってなんですか?」って、笹原さんのほうが逆にお客さんに聞いちゃったりして。
すっごい好感持てる。知ったかぶりせずに素直に聞いちゃうなんて
人間のフトコロの大きさが出てるっていうか。
大体、登山用品店が主催する講習会なので、
道具に関する話が主体になるかと思いきや、開口一番、
「別に、夏山の道具で使い回せるものはたくさんあるんですよね。
だから、よっぽど厳冬期に厳しい登山するとかじゃないのなら、
ほとんど代用がきくんですよ」
と。
すごいな!
・・・でも、これぞ商売上手。だと思う。
結局、そういうお話のほうがお店のファンになって、
またカモシカで道具を買おうって思うもんね。
結局、「信頼」こそが人やモノの品格を決めるんだろうなー。
「信頼」は、転じて「尊敬」や「愛情」にもなるわけだし。
なんか「冬山」の勉強をしに行ったのに、
人間観察みたいになってしまいましたけども(笑)。
山に登る人たちが共通して持っている、
「自分の事は自分の責任」
という芯の強さを、また垣間見た気がします。
素敵だな。
これからも、強く、楽しく、山に登りたい。
*冬山もクライミングもケアする山岳保険は
いきなり金額が上がる。それだけ、死ぬぞって事なんだな(笑。
2 件のコメント:
知識も大事だし、経験も大事。特に雪山においてはリスク要因が夏山より圧倒的に増えるので、なおさら両方重要になるんですよね。
でも最終的に大事なのは、それらを統合できる力というか、自分で状況を判断して決断する力なんだよなぁ、と思います。そしてもちろんこれが一番難しい(苦笑)
雪山に限らず、ルールをうのみにして実地でのケースバイケースでの判断ができない人って結構多いなと思いますが、自分自身が本格雪山においてはまだまだ初心者なので、いくら本で知識を得ても、知恵と経験はやっぱり一朝一夕には身に付かない世界だなぁ、と思ったりします。
緑_アスパラ さん>
どーもどーも。
> 自分で状況を判断して決断する力なんだよなぁ、と思います。
そうなんですよね。
それには結局「場数」であって、「百聞は一見にしかず」なのだろうなと。
ただ冬山に関して言えば、『場数』で経験値を稼いでる最中でも
重大な失敗をすると死ぬので、そこがなんとも難しいところです(苦笑
コメントを投稿