火曜日, 5月 15, 2007

ネットの知識は役立たず。

最近凡ミスが多い。
モチベーションが下がると
仕事のクオリティに影響が出るね。

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先週末に、友達が誘ってくれた
「すだて漁体験」なるプログラムに参加しました。

「すだて」とは、要は追い込み漁みたいなもんで、
海に、ある形に網を立てておくと、魚がどんどん狭いところに
追い込まれて、最後はそこから出られなくなってしまうという方法の漁。

今回のプログラムでは、船で沖に出て、網に追い込まれた魚を
素もぐりでつかまえて、
その後それをおかずにゴハンを食べようという企画。
といっても、企画のメインは食事ではなくて、
漁を体験して、自然のありがたさを体感しようというのが本旨です。

場所は木更津。つまり東京湾。
実際潜ってみると、前日の強風のせいもあってか
かなり水はにごってましたねー。
しかもまだまだ水は結構冷たい。ウエットを着てても唇はブルブル。

でもそんな視界の悪い海にも、魚はたくましく生きているんだよね。

獲った魚は、スタッフが慣れた手つきでさばいて
てんぷら、お刺身、アラ汁、焼き魚と様々な料理に変化していきます。

そりゃーもう、ご想像通り絶品ですよ。獲れたてだもの。
東京からわずか1時間弱の場所で、こんなに美味しい魚が
獲れるなんてなんとも意外。

道具なんかは不ぞろいだし、水道や火の設備が揃った場所ではないけど、
そんなのはおかまいなしで、ある物を使ってなんとかしようというのは
人間の本来の知恵の使い方だよね。

帰りはそこから延々と続く干潟で、カニや鳥を見つけながら
夕方までのんびり散歩。
鵜のコロニーがあったんだけど、西日に照らされたその様子は、
まるで日本じゃないみたいな圧倒的な景色で、
もう私レベルじゃどうにもできない力みたいなものがみなぎっていました。


このところ、期せずして自然とか生き物とかと触れる
イベント(?)に参加させてもらう機会が多いわたし。

東京に生まれ育ち、世に言うIT業界で「イマドキ」な仕事をしている私ですが、
そういう自然の中にいる自分は、
仕事をしている時よりも100倍生き生きしていると感じます。
私の仕事で積み重ねた知識なんて、人が本来生きてくうえでは
ナンの役にも立たない!と思ってしまう。


「ロハス」なんてカッコイイもんじゃないけど、
私はこういうもののほうが好きなのかも。

今のライフスタイルに対する閉塞感から
回避しているだけなのかもしれなけれど・・(苦笑)。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

なぜ私が誘われないのか…(;д;)
木更津で素潜りしてみたい。

匿名 さんのコメント...

人間は、土台となる自然社会の上に文明社会を築いて生きている。自然社会で生きる術と文明社会で生きる術は共通の部分もあるが異なる部分も多い。

だから、文明社会で生きる術が自然社会で役立たないからといって、必ずしも意味の無いことではなく、文明社会をサバイバルするには必要な術である事もある。

もっとも、山奥の森に住み、狩猟と採取で生活をしていこうとするなら、文明社会でのみ役立つ術は役に立たないといえるのかも知れないが・・・

自分は、そんな生活も良いかもしれないと中学時代から思っていたけどね(笑)。

ただ、文明社会が人間社会の全てであるというような幻想を打破する意味では、人間を育んでくれている土台である自然を直接感じる環境に触れる事は良いと思います。

ヨヨ さんのコメント...

やっちさん>

わ。来てくれてありがとう!
興味あり?
実は他にも何人かから「つか誘ってよ」
とのお言葉をいただきました(笑)。

年に数回は予定しているらしいので、
次回は声かけるねー。