水曜日, 8月 25, 2010

戦争はどうも・・・

そーいや、1足目の登山靴がダメになった。
この靴を買ったばかりの頃は、
まさか自分がこの靴を履きつぶすまで
ヤマに目覚めるとは思いもしなかったな~・・・。

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なんか色々やるべき事ができないまま日々が過ぎていて、
映画なんか見てる場合じゃーない気もするのだけど、
どーしても観たかったので。

「ハートロッカー」
監督: キャスリン・ビグロー

 # イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、ひときわ危険な任務が多い爆発物処理班。
 # そこにやってきたジェームズは、まるで死への恐怖などないかのように
 # 生身で爆発物に向かっていく。
 # 仲間のサンボーン軍曹らは、そんなジェームズに不安を抱くようになり……。


際立って有名な俳優が出演しているわけではないですが、
賞レースを総ナメにして話題になった映画です。

個人的には「現代の戦争映画を、女性視点で撮った映画」
として興味がありました。

結果、ですが・・・・

なんかね。分からない映画だった(苦笑)。
奥歯にものが挟まったような奇妙な感じ。


「男性が、穏やかな日常になじめず、あえて死の匂いのする場所へと
向かっていってしまう性」みたいなものを映画の主題にするっていうのは
わりとよくあるじゃない?

この映画も主要なテーマはそんな感じで、軸になっているのは
主人公ジェームズの、自分でもわからない「現実への違和感」と、
「あえて死へ向かってしまう自分」なんだと思うんだ。

ただ・・・舞台となっているイラクは、「歴史」と言ってしまうには
まだあまりに生々しい出来事でしょう?
アメリカと中東の間の緊張感は、未だに続いているわけだし。

なのに、なんかアメリカ側だけの視点で、
「戦争礼賛映画」を観せられてしまったような後味の悪さがあるんだなー。

監督はそういうつもりで作ったのじゃないんだろうけど、
やっぱり間違いなく、「アメリカ人の作った映画」だと思います。


私はどちらかというと、そーでなくても
「ドンパチ系」で人がバタバタ撃たれていくような映画は好きじゃないけど、
この映画は、そういう「撃って撃たれて」な感じがよりリアルに表現されて
いるので、その分「中東への憎しみ」みたいなものが助長されているような
気がしてちょっと怖かった。

映画としての出来ウンヌンとは別に、私が個人的に
どうも受け付けなかった理由はそれもあるんだけどね。

「憎しみ」の漂う映画は、やっぱり観てるほうもいい心地がしないモンだし。

せっかく女性がメガホンを取ってるんだし、
賛否両論あるだろうけど、「あー。確かに女性の撮った映画だよねー」
ってハッキリ分かるような感じにして欲しかったな。
それは軟弱な恋愛モノを撮れってことではなく。


たくさんの戦争映画を見比べて、それぞれの表現・感性の違いを知るという意味では
いいのかもしれないけど・・・・。私はオナカいっぱいです。

1 件のコメント:

旧ヤハギ さんのコメント...

登山靴さんおつかれさん!
次は ちょっとイイのにするのか?!
画像アップ希望。

それより ネパールの飛行機事故こわいね。
無事で何よりでした。
これは レポートの催促でもあります(笑)

ハートロッカー
わたしも“戦争はどうも・・・”のため
パスしました。