水曜日, 9月 27, 2006

あなたはだんだん馬鹿になる

この1?2週間超バタバタしてたんだけど、
「何があったの?」と聞かれると
困っちゃう・・・そんなよくある一週間(笑)。

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最近はやってる「脳トレ」系のゲーム。

頭の活性化を望む高齢者ニーズと、
これまでの「ゲーム」に関心のない層を
ゲームの世界に取り込みたいという企業の思いの
両方があいまって、ウケてるんだろーなーと思う。

しかし脳のトレーニングをパソコンやゲームでやって、
本当に頭が活性化されんのかな??

・・・私がネットで食ってる人間のひとりとして時々思うのは、
この業界にいると自分も含め
「どんどんバカになるんじゃないか」という事。


  話はずれるが、私は基本的に
  「綺麗な企画書を作ってくる営業さん」を全然信用しない。

ネット業界に限らずだけど、今はネットで情報収集したり
PCで立派な企画書を作ることが当たり前になっている。
逆に言えば、ある程度の情報収集や企画書の作成は、机の前に
座っているだけで【誰でもできる】という事だ。

例えば最近の若手でこれを勘違いする人が結構いて、
彼らは社会人になった時から、エクセルやパワポを
ある程度動かせるので、かなり早い段階で綺麗な企画書が
作れてしまう。

そうすると彼らに、「お?あの先輩も俺も
大してスキル変わらないんじゃん?」という
とんだ勘違いが無意識に芽生えてくるときがあるのだ。

この勘違いは、その企画書を受け取ったクライアントが
ちょっと年配の人で、そのきれいな”だけの”企画書を見て
「おーすごいねえ?」などと発言した時に決定的になる。


 ・・・・するとどうなるか?


彼らは「バカになる」のだ。

物事の流れや論理を考えたり、
基本的な人間関係構築スキル、若手として多少不条理でも
「通らなきゃいけない事」などを全部通り越して、
次のステップに進んでしまうからだ。


・・仕事だけじゃなく、人間って、実際に目で見・音で聞き・経験した
事が一番脳を刺激し、その後「積み重ねられる財産」になると
いうのが私の持論。

前職のお取引先技術者で、8割手書きの企画書を出してくる人が
いたけれど、その人はとても優秀で、その企画書の内容は
大変すぐれていたので、私はその人には全幅の信頼をおいていた。


正直若いうちは、ゲームで脳を活性化させるヒマがあるんなら、
恋したり失敗したり、人に会って驚いたり喜んだり悩んだり
退屈したり笑ったりしながら、
実体験で脳を刺激しろよ!と思うんですが・・・

間違ってますかね?

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

任天堂は最近、他人の脳を活性化させることに命をかけているようですが、アレが本当に効果があるのか、あたしもかなり疑問。

今じゃ大学生がネットの記事を切り貼りして卒論を書く時代だし、情報の氾濫や、それを容易に入手できる技術の拡大は、確実にバカを作り出すと思います。
でも、外見だけじゃ能力や経験を推測しにくい時代になると、逆に"パーソナリティ"を重視しなければならない時代がやってくるかもしれません。

大丈夫。まだ希望はある。かも。