水曜日, 3月 28, 2007

芝居熱、再び。

今回は、興味のない人には
全然関係のない話です(笑)。スマンね。

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芝居を観てきました。

 HONOR~守り続けた痛みと共に~

「水曜どうでしょう」で有名になった大泉洋さんなんかが
所属する北海道の劇団TEAM NACSのお芝居です。
ザーックリ筋を説明すると・・まあ、「廃れゆくふるさと(北海道)の
復興を願って、村の青年達がある伝説を中心にした祭りの復活に奔走する」
・・っていう話ですね(ザックリすぎなんだけど)。

芝居を観たのも数年ぶりだけど、なんと当日券のために
5時間も6時間も並んだのは、たぶん7~8年前の第三舞台の時以来!
しかもそれだけ並んだあげく、整理券GETの後にさらにキャンセル待ち
になっちゃったっていうんだから、すごい人気なんですね
(でも結局ギリギリでチケが買えてラッキーでした。整理券の番号は
 40番でしたよ)。


あの頃は私の中で芝居ブームで、色んなお芝居を観た中の
ひとつとして第三舞台があったけど、今回のようにまた芝居熱が
ムクムクと湧き上がってきたのは、ひとえにTEAM NACSのおかげです。
ありがとう!NACS(笑)。

アイドルの追っかけとか、タレントに熱を上げた事がほとんどない私にとって、
大泉洋は久々の(芝居の世界で言えば筧利夫、落語なら志の輔以来の)
ヒットメーカーなんですよね~(笑)。


で、本題の芝居の感想なんですが・・

実はね。もしファンの方が読んだら怒るかもしれませんが、
「芝居としての完成度」っていう点で見ると、正直「すげー!」と
いう感じではなかったんですよ。。

昔、アニメの声優が中心になってる劇団の芝居を
観に行ったことがあるんだけど、その時に感じた
「みんな、別の世界で才能を発揮してるからな~」みたいな、
妙に冷静な感想が今回も出てくるんですよね。芝居を観ながら。

もちろん!私もNACSはとっても好きなので、
これは「芝居評」という視点の冷静な感想なのであって、
観ている時は楽しんだんですよ。すごく。

私は4代続く東京下町生まれの下町育ち。
私の原風景は「山と緑に囲まれた・・」という絵に描いたような
ものではないけど、そんな私みたいな人でも、本質的なテーマは
「人への愛」「土地への愛」みたいなもっと普遍的なものだったりするので、
NACSファンならずとも、泣いたり笑ったりしながらリラックスして
お芝居を観たい!という人にはゼヒオススメです。
(東京公演はもう終わっちゃいますけど・・)

それに単純に、いち地方の劇団がここまでたくさんの人に愛される
までには、たくさんの悩みや努力があったはずで、なんとなく
そんな色々を経たうえで発散される「お芝居やってて楽しい!」
みたいな気持ちを観ているほうも感じて、とてもあったかい気分になりました。


私は劇団のメンバーとほぼ同い年なんだけど、
冷静に芝居評をしちゃっうのは、そういう「同世代(団塊Jr.)」に
関する妙に辛口な判定があるのだと思います。
前にお芝居によく行ってた頃は、劇団の人も自分より年上が多くて、
ただただ「わーすごいな~。楽しいな~」って見方ができたし。

・・・ヤな大人になっちゃったな~私も(苦笑)。

とにもかくにも。
これをきっかけに、またちょこちょこ芝居に足を運んでみようと
いう気持ちになったという点で、NACSさんには本当に感謝です。
あ、あと、ヤスケンが予想以上に良くて
感激しました(って偉そうですが)。才能あるんですね~あの人。


普通っぽさが彼らの魅力だから、全国区で有名になっちゃうと
なんだか可愛そうな気もしますが、それも才能がある身の辛いところ。
その才能で、これからもみんなを楽しい気持ちにして欲しいですね~。

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