火曜日, 9月 25, 2007

武士道。

週末に波乗りに行ったらみごとに風邪引いた。

最近、週末毎に「風邪を引く→直る」をローテで
繰り返している。  ・・・年かっ!? 年なのか!?

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某雑誌で読んだ、「昨今のモテない男は武士道が好き」という
コラムが面白かった。

そのコラムの内容をかいつまんで説明すると、要は

 武士道というのは、日本の男にとってはひとつの憧れのスタイルだが、
 女からみれば、まーこんなに都合のいい話はない訳で、
 武士道には「戦う男」としての側面だけでなく、
 「女は家で、俺と家族を守れ。その見返りにそれなりの暮らしはさせてやる。
  個人的な主張はするな。いざとなったら俺と死ね(お前が死んでも俺は死なないが)」
 という対女性へのイデオロギーが含まれている事を忘れちゃーいけない。

というモノだった。

・・・・極論だけど、まー一理あるよね。
ちなみにこのコラムの「モテない」っていうのは、
「女と長続きしない」というものも含まれる。

こういうのって、言い方によっては「男らしい」というのかも
しれないけどさ。


私はどちらかというと、「日常的に人に守られる」スタンス
が好きではないので、経済面でも精神面でも、
常に「自分のケツは自分で拭きたい」タイプ。
そのうえで、互いが本当に折れそうな時には、直接のヘルプではなく
「立ち直りのヒント」を与え合える関係が、
仕事でも恋愛でも理想の関係だと思っている。

「守ってやるぜ!」という風情を振りかざされると、
萎えちゃうんだよね。。。

もちろん腕力とか、そういう所まで男性と争おうっていうんじゃないし、
男女差別がどーだとか、フェミニストぶった事をいうつもりもない。
(女と男が絶対的に違う部分があるのは当たり前で、むしろ「平等に!」って
 叫び過ぎるほうが不自然でしょ)。


ただ昨今、男女の関係に限らず、親と子とか、顧客と供給者とか、国と国民とか、
すべての人間関係において、この「武士道」な一方的な依存の
関係があまりに多い気がするんだよね・・。

人からあまりに直接的な「助け」ばかりを受けていると、
それが当たり前になってしまって、その人は「自分で悩み、考え、解決する」
能力をどんどん失ってしまう。

一生それで過ごせれば問題はないけど、この時代「一生続く関係」
なんて有り得ないんだしさ。。。


・・・結局「自立した人間」というのは、「ひとりで生きていける人」でも、
「”俺が守ってやる”と声高に主張する人」でもなくて、
「いざという時、人にいつでも手を差し伸べられる余裕を持って生きてる人」
なんじゃないかと思う。なかなか見抜くのは難しいけどね。

このまま行くと、あと10年もすると
「私を助けて!」って叫んでる人ばっかりの
日本になってしまいそうです。

なんだかコワイな~。

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